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「最終面接ほぼ受かる」は危険!本当に受かるために必要な5つの準備

「最終面接まで来たからほぼ受かるだろう」と思っていませんか?実は合格率は50%であり、油断してはいけません。本記事では、元人事が「ほぼ受かる」状態を本当に作るための5つの準備と、せっかくのチャンスを落とさないための注意点を解説します。

「最終面接まで来たからほぼ受かるだろう」
en-courage利用者にインタービューをすると、こうした声をよく聞きます。

実は、最終面接の合格率は一般的に50%前後。2人に1人は落ちているのが現実です。「ほぼ受かる」という油断こそが不合格の原因になることも少なくありません。

本記事では、元日系大手人事で延べ3,000名以上の学生を支援してきた成田さん監修のもと、「ほぼ受かる」状態を本当に作る5つの準備と、合格率を落とさないための注意点を解説します。正しい対策を知れば、最終面接を自信を持って迎えられます。

最終面接に「ほぼ受かる」って本当?

「最終面接まで行けばほぼ受かる」という噂を信じていませんか。成田さんが人事だった頃、この噂を鵜呑みにして準備を怠り、不合格になる学生を何人も見てきたそうです。ここでは噂の真偽と、合格率を高めるために押さえておくべきポイントを解説します。

一般的に「ほぼ受かる」は嘘!最終面接は対策しないと落ちる

タイトルスライド。中央に大きく「一般的に『ほぼ受かる』は嘘!最終面接は対策しないと落ちる」と記載。上部には「最終面接に『ほぼ受かる』って本当?」という問いかけがある。

結論からお伝えすると、「最終面接はほぼ受かる」は嘘です。何も対策をせずに臨めば、普通に落ちます。むしろ、「ほぼ受かるだろう」という油断こそが最大の敵です。最終面接まで進んだ安心感から準備を怠り、本来なら合格できたはずの選考を落としてしまう学生は少なくありません。まずは、最終面接の実態を正しく理解することから始めましょう。

一般的な最終面接の合格率の目安は50%

最終面接の合格率は、一般的に50%前後と言われています。つまり、2人に1人は落ちているのが現実です。企業の規模や採用形態によって30〜80%まで幅がありますが、「最終面接=ほぼ内定」という認識は誤解です。

▼最終面接の合格率について、詳細は以下の記事で解説しています
元日系大手人事が教える最終面接の合格率:より正確に把握する方法と高め方を解説

「ほぼ受かる」と学生が油断する理由

「『ほぼ受かる』と学生が油断する理由」を3つ紹介。1.一部の選考で実際に存在するケースがあるから、2.「意思確認」の意味を誤解しているから、3.一次・二次を突破した安心感があるから。下部ではサポーターの成田さんが「油断してしまう学生を多く見ます」とコメントしている。

成田さん曰く、就活サポーターとして支援していると、「最終面接はほぼ受かる」と油断してしまう学生が後を絶たないと言います。その声をひも解くと、主に3つの理由があるそうです。

  • 一部の選考で「ほぼ受かる」ケースが実際に存在するから:中小企業やベンチャー企業、リファラル採用などでは、最終面接が意思確認程度で終わることもあります。その経験談がSNSや口コミで広まり、「最終面接はすべて楽に通過できる」という誤解が生まれました
  • 「意思確認」の意味を誤解しているから:「最終面接は意思確認だけ」という言葉を、「顔合わせ程度で楽に通過できる」と勘違いしている就活生が多くいます。実際の意思確認は、「本当にうちに入社する覚悟があるのか」を厳しく問う場です
  • 一次・二次を突破した安心感があるから:書類選考から複数の面接を通過してきた達成感から、「ここまで来たらほぼ大丈夫」と油断してしまいがちです。しかし最終面接は評価軸が変わるため、これまでの面接と同じ対策では通用しません

なぜ最終面接で落ちることがあるのか

「なぜ最終面接で落ちることがあるのか」を2つの要因で説明。左側に「基礎点の失点(話し方・態度・マナーでの減点)」、右側に「評価点の不足(志望動機・逆質問で加点できていない)」を配置。

こうした油断は、準備不足につながります。では、準備不足の学生は具体的にどこで失点しているのでしょうか。最終面接の評価は、「できて当然のこと(基礎点)」と「差がつくポイント(評価点)」の掛け算で決まります。

  • 話し方・態度・マナーで減点されている(基礎点の失点):社会人として基本的な部分で違和感を与えているケースです。油断から準備を怠ると、早口、声が小さい、視線が定まらないなど、どれだけ良い内容を話しても印象で損をしてしまいます
  • 志望動機・逆質問で加点できていない(評価点の不足):志望動機が浅い、逆質問で「特にありません」と答える、「第一志望ですか?」に曖昧に回答するなど、準備不足で「本当にうちに来たいのか?」と疑われてしまうケースです

▼最終面接で落ちる主な原因と対策について、詳しくは別記事で解説しています。
最終面接って落ちるの?落ちる人の8つの共通点を元人事が解説

対策次第で「ほぼ受かる」状態は作れる

切り替えスライド。「対策次第で『ほぼ受かる』状態は作れる」という前向きなメッセージを中央に配置。

ここまで「ほぼ受かるは嘘」とお伝えしてきましたが、悲観する必要はありません。正しい対策を知り、実践することで、あなたも本当の意味で「ほぼ受かる」状態を作ることができます。

全戦全勝する学生は存在する

成田さんが人事として見てきた中でも、en-courage利用者の中でも、最終面接を複数社受けて全て内定を獲得する学生は存在します。彼らは特別な才能があるわけではありません。「やるべきことをやっている」だけです。では、受かる学生と落ちる学生は何が違うのでしょうか。

合格率が高い人・低い人の違い

「合格率が高い人・低い人の違い」を比較した表。高い人は「入社意欲が明確」「経営層の視点で会話可能」「過去の発言とブレが無い」「マナーに問題が無い」。低い人はその逆で「志望動機が浅い」「具体的に回答できない」「矛盾がある」「マナーに問題がある」と対比させている。

成田さんによると、受かりやすい人と落ちやすい人には明確な違いがあると言います。

合格率が高い人の特徴

  • 入社意欲が明確で、「この会社でなければならない理由」を語れる
  • 企業研究が徹底されており、経営層の視点で会話ができる
  • 一次・二次で話した内容と一貫性があり、ブレがない
  • 基本的なマナー・身だしなみ・話し方に問題がない

合格率が低い人の特徴

  • 志望動機が浅く、「他社でもいいのでは?」と判断されてしまう
  • 企業研究が不十分で、面接官の質問に具体的に回答できない
  • 過去の面接内容と矛盾があり、一貫性がない
  • 基礎的なマナーや話し方で違和感を与えている

最終面接に合格するためにやるべき2つのこと

「最終面接に合格するためにやるべき2つのこと」を提示。左に青いボックスで「ほぼ受かる状態にする(5つの準備で合格率を最大化)」、右に赤いボックスで「ほぼ受かるケースを落とさない(注意点を押さえて取りこぼしを防ぐ)」と記載。

最終面接の合格率を最大限に高めて「ほぼ受かる」状態にするためには、以下の2つのアプローチが必要です。

  • 合格率を高める準備をして「ほぼ受かる」状態にする:まずは、事前の準備で合格率を最大化することが重要です。ポイントは、基礎対策、企業研究、情報収集、振り返り、練習の5つです。
  • 注意点を押さえて「ほぼ受かる」ケースを落とさない:準備を万全にしても、本番でのミスで台無しにしてしまうケースがあります。せっかくの好感触を自分のミスで失わないよう、注意点を事前に押さえておくことで、取りこぼしを防ぐことができます。

合格率を高める準備をして「ほぼ受かる」状態にする方法

「合格率を高める準備」として5つの項目をフロー図で紹介。1.基礎的な対策(質問・逆質問・マナー)、2.企業についての理解を深める、3.受かった人・落ちた人の特徴を調べる、4.過去の回答を振り返る、5.模擬練習をする。

延べ3,000名以上の学生を支援してきた成田さんによると、最終面接で結果を出す学生には共通点があります。それは「事前準備の質」です。ここでは、合格率を最大限に高めるための具体的な準備方法を5つのステップで紹介します。

①質問・逆質問・マナーなど基礎的な対策を行って「ほぼ受かる」状態にする

最終面接に臨む前に、よくある質問への回答・逆質問・マナーといった基礎的な対策を徹底しておきましょう。

質問・聞かれることへの対策を行う

「質問・聞かれることへの対策」を2つのカテゴリーでリストアップ。左側は「最終面接特有(入社後のやりたいこと、キャリアプラン、志望度など)」、右側は「共通質問(自己紹介、志望動機、自己PR、ガクチカなど)」。

最終面接では、一次・二次面接とは異なる質問が多く聞かれます。「入社意欲」や「マッチ度」を確認する質問が中心となるため、事前に回答を準備しておかないと、その場で考えて答えることになり、曖昧な回答になってしまいます。頻出の質問を把握し、回答を事前に考えておきましょう。

  • 最終面接特有の質問
    • 入社後にやりたいことは何ですか?
    • 3年後・5年後・10年後のキャリアプランを教えてください
    • 他社の選考状況を教えてください/当社が第一志望ですか?
    • なぜ同業他社ではなく当社なのですか?
    • 内定を出したら入社しますか?
    • 最後に何か伝えたいことはありますか?
  • 共通質問
    • 自己紹介をお願いします
    • 志望動機を教えてください
    • 自己PRをしてください
    • 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)を教えてください
    • 強み・弱みを教えてください
    • 挫折経験を教えてください

▼最終面接で聞かれることについて、詳しくは別記事で解説しています。
最終面接で聞かれることとは?頻出質問17選+変化球9選と役員に刺さる答え方を元人事が解説

逆質問への対策を行う

「逆質問への対策」を5つの切り口で紹介。1.企業の未来・ビジョン、2.経営者個人の価値観・原体験、3.入社後の活躍・貢献、4.企業理念・社風、5.面接中の話から派生する質問。

最終面接で「何か質問はありますか?」と聞かれた時に「特にありません」と答えるのは、志望度が低いと判断される致命的なNG行動です。また、1〜2個しか用意していないと面接中に全て消化されてしまい、最後に質問できなくなるリスクがあります。逆質問は5個を目安に事前に考えておきましょう。

逆質問の例

  • 企業の「未来・ビジョン」に関する質問:「5年後、10年後に御社がどのような姿になっていることを目指していますか」
  • 経営者個人の「価値観・原体験」に迫る質問:「○○さんが仕事をする上で大切にしている価値観を教えてください」
  • 入社後の「活躍・貢献」に関する質問:「御社で活躍されている方に共通する特徴はどのような点だと感じますか?」
  • 企業理念・社風に関する質問:「御社の企業理念である『○○』が社員にどのように浸透しているか教えてください」
  • 面接中の話から派生する質問:「先ほど○○についてお話しいただきましたが、経営視点ではどのようにお考えですか」

▼最終面接の逆質問について、詳しくは別記事で解説しています。
【5タイプ別】最終面接の逆質問30選:社長に刺さる逆質問の例と作り方を元人事が解説

マナーを押さえておく

最終面接は役員・社長が相手となるため、マナー違反は致命的です。「能力は高いけど、一緒に働きたくない」と判断されてしまうと、それまでの評価が台無しになります。入室・退室の挨拶、名刺の扱い、座り方や姿勢、話し始めのタイミングなど、基本的なビジネスマナーを押さえておくことで減点を防ぐことができます。また、面接終了後は、当日中にお礼メールを送ると好印象です。

②企業についての理解を深める

「企業についての理解を深める」ための3つのアクション。左から「社長・役員に関する経歴・記事を調べておく」、「企業・業界に関するニュースを調べる」、「自分の強みと事業の接点を整理しておく」。

最終面接では、「なぜ同業他社ではなく当社なのか」「企業の課題をどう考えているか」といった企業理解の深さが問われます。表面的な情報だけでは、志望度が浅いと判断されてしまいます。社長・役員の経歴やインタビュー、企業の最新ニュースを調べて対策しましょう。

  • 社長・役員に関する経歴・記事を調べておく:企業HPの役員紹介で名前・顔写真を確認し、社長インタビューやSNS発信があれば目を通しておきましょう。上場企業の場合は中期経営計画やIR資料も確認すると良いです。リサーチした情報は逆質問にも活かせます。
  • 企業・業界に関するニュースを調べる:「最近気になったニュースは?」「当社の課題は?」といった質問に備え、直近のプレスリリースや業界ニュース、競合他社の動きを把握しておきましょう。「御社の○○事業について最近のニュースで拝見しました」と話すと、志望度の高さが伝わります。
  • 自分の強みと事業の接点を整理しておく:自分の強みや経験が、その企業の事業・仕事でどう活きるかを言語化しておきましょう。「御社の○○事業では、私の○○という強みがこのように活かせると考えています」と具体的に語れると、入社後の活躍イメージが伝わります。

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③不採用になった人・合格した人の特徴を調べる

「不採用になった人・合格した人の特徴を調べる」ための3つの方法を提示。最上段に赤色で「【おすすめ】就活エージェントに相談する」を強調。その下に「人事・リクルーターに聞く」、「ネットで調べる」と続く。

「この企業の最終面接では何が評価されるのか」「どんな人が落ちやすいのか」を事前に知っておくことで、対策の精度が格段に上がります。企業ごとの内定者・不採用者の傾向を把握しておくと、自分の対策に活かせます。

【おすすめ】就活エージェント

就活エージェントは、多くの就活生の最終面接をサポートしてきた経験があり、企業ごとの内定者・不採用者の傾向を把握しています。担当のキャリアアドバイザーに「この企業の最終面接で不合格になる人の共通点は?」「評価されるポイントは?」と聞いてみましょう。

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それ以外の調べ方

  • 人事・リクルーターに聞く:企業の人事担当者やリクルーターと接点がある場合は、「最終面接で評価されるポイントは何ですか?」と聞いてみましょう。「こういう人が受かっています」というヒントをもらえることがあります。
  • ネットで調べる:就活口コミサイトで過去の体験談を確認しましょう。「どんな質問をされたか」「どんな回答が評価されたか」を参考にできます。ただし、口コミはあくまで個人の感想であり、情報の信頼性にばらつきがあるため、参考程度にとどめてください。

④一次・二次面接など過去の回答を振り返る

「一次・二次面接など過去の回答を振り返る」際の3つのステップ。1.過去の面接で話した内容をノートにまとめる、2.回答に一貫性があるか確認する、3.懸念点を払拭する回答を考えておく。

企業は面接内容を記録しており、最終面接では一次・二次面接との一貫性がチェックされます。「前回と言っていることが違う」と判断されると、信頼性を疑われて不合格になるリスクが高まります。過去の面接を振り返っておきましょう。

  • 過去の面接で話した内容をノートにまとめる:ESや過去の面接で話した内容を整理しておきましょう。例えば、「一次面接で○○と話したが、深掘りされたらどう答えるか」をシミュレーションしておくと、最終面接の対策に役立ちます。
  • 回答に一貫性があるか確認する:過去の面接で話した内容と矛盾がないか確認しましょう。「前回と言っていることが違う」は致命的な減点要因です。もし矛盾がある場合は、「選考を通じて理解が深まった」とポジティブに説明できるよう対策しておきましょう。
  • 懸念点を払拭する回答を考えておく:過去の面接で指摘された点があれば、払拭する回答を考えておきましょう。一貫性をどう保つか、懸念点をどう払拭するかを想定しておくと、最終面接で自信を持って回答できます。

⑤模擬面接など最終面接に向けた練習をする

「模擬面接など最終面接に向けた練習をする」ための3つの手段を提示。最上段に赤色で「【おすすめ】就活エージェントに模擬面接を依頼する」を強調。その下に「友人・家族に面接官役を頼む」、「自分の回答を録画してチェックする」と続く。

頭で理解しているだけでは、本番で緊張して言葉が出てこなかったり、話し方に違和感が出てしまったりします。模擬面接で本番を想定した練習を行い、万全の準備で最終面接に臨みましょう。

【おすすめ】就活エージェントに模擬面接を依頼する

最終面接の練習として最もおすすめなのは、就活エージェントに模擬面接を依頼することです。

就活エージェントは企業ごとの選考傾向を把握しているため、「この企業の最終面接では○○を重視している」といった具体的なアドバイスがもらえます。実際に模擬面接を行った後は、話し方・視線・姿勢・回答内容まで細かくフィードバックしてもらえるため、本番前に自信をつけることができます。無料で利用できるので、活用しない手はありません。

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その他の練習方法

  • 友人・家族に面接官役を頼む:友人や家族に面接官役をお願いするのも1つの手です。気軽にできるのがメリットです。「結論ファーストになっているか」をチェックしてもらいましょう。
  • 自分の回答を録画してチェックする:スマホで録画して、自分の話し方を確認するのも効果的です。自分では気づきにくい癖(早口、視線、姿勢など)を発見できます。第三者に見てもらい、指摘してもらうとさらに良いでしょう。

「ほぼ受かる」ケースを落とさないために!押さえるべき8つの注意点

「押さえておくべき最終面接の注意点」として8つの項目をリストアップ。1.逆質問で「特にありません」と言わない、2.「第一志望ですか?」に「はい」と言い切る、3.質問と回答をズレさせない、4.話し方・マナー等で違和感を与えない、5.過去の内容と矛盾させない、6.油断して「素」を出しすぎない、7.合否フラグを気にしすぎない、8.一人で対策を進めない。

en-courage利用者へのインタビューでは、「手応えがあったのに不合格だった」という声が少なくありません。好感触を自分のミスで台無しにしないために、最終面接で避けるべき注意点を押さえておきましょう。

逆質問で「特にありません」と言わない

逆質問を求められた時に「特にありません」と回答するのは絶対NGです。社長や役員と話せる貴重な機会に質問がないというのは、志望度や熱意を疑われる大きな原因になります。成田さんは人事時代、「逆質問で"特にありません"と言った学生は、どれだけ優秀でも採用を見送った」と語ります。必ず5つ以上の逆質問を事前に考えておきましょう。

▼最終面接の逆質問について、詳しくは別記事で解説しています。
【5タイプ別】最終面接の逆質問30選:社長に刺さる逆質問の例と作り方を元人事が解説

「第一志望ですか?」に「はい」と言い切る

「第一志望群です」「御社も志望度が高いです」といった曖昧な回答は、志望度が低いと判断されてしまいます。企業側は内定を出したら入社してくれる人材を選びたいと考えているため、「御社が第一志望です」と言い切る準備をしておきましょう。迷っている場合でも「御社への入社意欲は非常に高いです」と伝え、その理由を具体的に説明できるようにしておくことが大切です。

質問と回答をズレさせない

「聞かれた質問に答えていない」ケースは意外と多いです。役員や社長は限られた時間で合否を判断するため、この「Q&Aズレ」には敏感です。質問の意図が分からなかった場合は遠慮なく聞き返しましょう。すぐに答えが浮かばない場合は「少し考える時間をいただいてもよろしいでしょうか」と伝えるのも有効です。

話し方・仕草・マナー・態度で違和感を与えない

役員や社長は無意識の態度や姿勢から「一緒に働きたいか」を瞬時に判断します。視線が定まらない、猫背になっている、早口すぎる、声が小さい、フィラー(えー、あのー)が多いなど、1つでも該当すると失点リスクがあります。

目指すべき温度感は「サークルやアルバイトの2〜3年上の先輩と話すくらい」です。丁寧ではあるが堅すぎず、自分の言葉で話している感じがあることが大切です。

過去の面接内容と矛盾させない

一次・二次面接で話した志望動機やガクチカと矛盾がないか、必ず確認しておきましょう。面接官は申し送りを見ている場合があり、「前回と言っていることが違う」というのは致命的な減点要因です。履歴書・ESの内容も再確認し、一貫性のある受け答えを心がけましょう。

油断して「素」が出すぎないようにする

最終面接は和やかな雰囲気で進むことが多いですが、最後まで「面接」であることを忘れてはいけません。タメ口が混じる、若者言葉が出る、ネガティブな本音を漏らすなど、油断から出るNG行動に注意しましょう。面接官がフレンドリーに接してくれるのは、あなたの「素の姿」を見るためでもあります。

受かる・落ちるフラグを気にしすぎない

「面接官がこう言ったら合格サイン」「こういう反応は不合格フラグ」といった情報を目にしたことがある方も多いでしょう。しかし、面接中にこれらを気にしすぎると、パフォーマンスが落ちてしまいます。

合格サイン(入社後の話が出る、他社状況を深掘りされる)が出ても油断せず、不合格サイン(面接時間が短い)が出ても諦めないでください。サインはあくまで目安です。最後まで全力を尽くすことが何より大切です。

▼最終面接で落ちるフラグについて、詳細は別記事で解説
最終面接の落ちるフラグ10選:元人事が教える「勘違いフラグ」の真相

一人で対策を進めない

最終面接の対策を一人で進めていると、自分では気づかない「癖」や「弱点」を見落としがちです。客観的なフィードバックがないまま本番を迎えると、同じミスを繰り返してしまうリスクがあります。

就活エージェントを活用すれば、企業ごとの選考傾向を踏まえたアドバイスや、模擬面接でのフィードバックを受けることができます。プロの視点を借りて、見えていなかった改善点を潰しておきましょう。

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よくある質問

就活のサポーターとしてよく聞かれる質問や、en-courage利用者へのインタビューで出てきた疑問への回答をご紹介します。

Q. 面接時間が短いと不合格になりますか?

A. 「面接時間が短い=不合格」というのは都市伝説に近いです。意思確認型の最終面接であれば短時間で終わることも多いですし、逆に長引いても懸念点を深掘りされている可能性もあります。面接時間に一喜一憂するよりも、伝えたいことを伝えられたかを振り返りましょう。不安な場合は、就活エージェントに面接の振り返りを相談するのもおすすめです。

Q. 「握手」や「配属先の話」は合格のサインですか?

A. 握手を求められたり、配属先の話が出たりすると期待してしまいますよね。確かに内定の可能性が高いサインではありますが、確定ではありません。企業によってはすべての応募者に同じ説明をしている場合もあります。正式な連絡が届くまでは気を抜かず、他の企業の選考も並行して進めておきましょう。企業ごとの選考傾向は就活エージェントに聞くと詳しく教えてもらえます。

Q. 予想外の質問が来た時、考える時間をもらってもいいですか?

A. まったく問題ありません。焦って的外れな回答をするよりも、落ち着いて考えてから答える方が好印象です。「少々お時間をいただいてもよろしいでしょうか」と丁寧にお願いすれば、真剣に質問と向き合っている姿勢として好意的に受け取られます。予想外の質問への対応力を鍛えるには、就活エージェントの模擬面接で練習しておくのが効果的です。

Q. 結果連絡が遅い場合は不合格ですか?

A. 連絡が遅いからといって不合格とは限りません。社内調整や他の応募者の選考状況で時間がかかることもあります。1週間程度は待ち、それ以上かかる場合は丁寧に問い合わせましょう。企業ごとの傾向が気になる場合は、就活エージェントに相談すると過去のデータをもとに教えてもらえます。

▼最終面接の結果連絡について、詳しくは別記事で解説しています。
最終面接結果はいつ・何時頃に来る?時期・時間帯と遅れる理由を元人事が解説

Q. 結果待ちが辛い、どう過ごせばいいですか?

A. 結果を待つ間も、他社の選考準備を進めましょう。「この企業だけ」と思い詰めると辛くなります。友人や家族に話を聞いてもらったり、趣味でリフレッシュするなど、意識的に気持ちを切り替える時間を作ることが大切です。一人で抱え込まず、就活エージェントに相談するのもおすすめです。

▼結果待ちの過ごし方について、詳しくは別記事で解説しています。
最終面接の結果待ちが辛い!5つの原因と対処法を元人事が伝授


監修:成田 駿

元日系大手人事/就活サポーター

日系大手事業会社で最年少部長に就任し、新卒採用に5年以上従事。戦略設計からイベント企画、選考フロー、研修まで新卒採用の入口から出口までを幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。人事業務以外でも累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定実績を誇る。

協力:NPO法人en-courage

全国約120の大学に支部を展開し、就活生を対象としたキャリア教育支援を行うNPO法人。独自にイベントやメディアを多数運営し、年間2,500件以上のセミナーを開催。企業と学生の間に年間約80万回の接点を創出するなど、国内最大級の規模で活動している。すべての就活生が本質的なキャリアを通じて人生を最大化できるよう、個別支援やコミュニティづくりを通じたサポートを目指している。