面接後の採用連絡/結果がわかるタイミングとは?
最終面接後の採用連絡はいつ行われるのでしょうか? 採用結果が分かるタイミングは、企業によって異なります。ここでは、主な2つのパターンをご紹介します。
1つ目は、最終面接の当日その場で結果の通達があるパターンです。2つ目は、最終面接が終わって3日後以内に結果の通達があるパターンです。それぞれのパターンについて、以下にその理由と企業側の背景をご説明します。
1つ目の、面接の当日その場で採用連絡があるパターン。 こちらをとる理由は、企業側が最終面接を学生の意思確認の場として捉えているためです。 内定を出せば本当に入社するのか、学生の本気度を測る意味の最終面接ということです。
この場合では、最終面接までに既に学生の数をかなり絞っています。 最終面接では、役員クラスの社員が学生を1対1で面接し、口頭で採用通知をします。
その後、内定式などの今後のスケジュールを伝え、内定受諾に関する書類を手渡しします。 このように、企業側としては学生の意思確認を行い、その後スムーズに内定の連絡ができるので、業務の無駄がありません。
2つ目の最終面接終了後3日後以内に連絡があるパターンをとる理由は、 企業側が最終面接も選考の一部としてとらえているためです。
最終面接でもかなりの数の学生を不採用にする可能性があるということ。 この場合、学生の数が比較的多いため、その場で即決はできません。
たいていは、一通り候補者の面接を終えてから総合的に判断をするため、採用連絡まで日が空きます。役員や社長クラスの社員も、採用判断に深く関わりたいという意向の企業では、比較的多くとられる手段です。
また、この手段を採用している企業では最終面接では、複数名の社員が1人の学生を面接する場合も多く見られます。企業側としては、学生の適性を綿密に測り、丁寧な選考が可能になります。
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面接で採用連絡が来るまでの企業の事情
前項で、面接終了後連絡まで時間がかかるときは「一通り候補者の面接を終えてから総合的に判断をする」とお伝えしました。 では、ここでの総合的な判断とは何を指しているのでしょうか。
・社内調整に時間がかかっている 面接官同士の意見の割れ、次ステップに進ませるにしても、その次の回の面接官ができる社員がおらず、日程調整が難しそうなどの場合があります。 その場合、選考連絡判断が遅れることがあります。
・同じステップで選考中の学生の数が多い 大量の学生を選考に載せる企業の場合、グループ面接を順番にやるだけで2,3日すぎる計画で進むところもあります。
そんな時は同じステップの学生を全員見切ってから判断したいのが当然と思いますのでその日程全てが終わるまでは連絡を出せません。 よって、連絡が遅くなる傾向があります。
・採用人数が少なく、全選考中学生のバランスを見ている 新卒の採用人数が少ない企業は、より自社に会った優秀学生を採用しようと力を入れている可能性が高いです。
その場合判断も慎重に確実に進めていくことになります。
同じステップの学生に限らず全ステップに載っている学生について考えながら進めていきます。 この場合も連絡が遅くなります。
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面接後の採用連絡は電話・メールどちらで来る?
一般的に採用連絡は、電話で来ることが多いです。その理由は、3点あります。
1点目は、採用連絡をする学生の人数は多くなく、電話で直接連絡が可能だからです。
2点目は、採用連絡は企業にとって、学生に入社してもらうための重要な仕事だからです。 学生に好印象を持たれるよう丁寧な対応が求められるということです。
3点目は、内定式など今後のスケジュールに関する重要な連絡事項を確実に伝えるためです。
結果連絡が、面接後1〜2週間経ってもこない時はどうする?
では面接後、結果連絡が1〜2週間経ってもこない場合、どのような行動を起こせばいいのでしょうか?2つのパターンをご紹介します。
1つ目は、とにかく他の企業の面接を積極的に進めることです。
2つ目は、結果の分析と対策を行うことです。
1つ目の、他の企業の面接を積極的に進める理由は、不採用の可能性が高いためです。 通常、最終面接であっても、連絡は採用の場合のみの企業が多いです。
不採用の連絡をする場合、遅い時の結果連絡は1,2か月先になることも。
結果連絡が1〜2週間経ってもこないということは、不採用の可能性が高いのです。 そのため、気持ちを早めに切り替えて、他の企業の選考や面接に進むべきです。
可能性は非常に低いですが、まれに最終面接から1,2か月経った後に、内定辞退者が出た場合の補充として、繰り上げ採用される場合があります。
しかし、この連絡を当てにすることは、大きなリスクを伴うのでお勧めしません。
2つ目の、結果の分析と対策を行う理由は、最終面接の結果を次の選考に活かすためです。
同じ失敗を繰り返さないように、どの質問に対する答えが良くないか、どうすればもっと評価を上げられるのか、細かく分析するようにします。
分析結果から、改善の方法を導き出し、次回以降他社の面接につなげましょう。
このように、最終面接後、選考の結果連絡が1〜2週間経ってもこない場合は、不採用の可能性が高いため、いかに早く気持ちの切り替えができるかが最も重要です。
また、1〜2週間たっても選考の結果連絡が来ない場合、どうしても結果を知りたい時は、こちらからメールまたは電話で聞いてみるのもありです。
選考参加者が結果を知ることは当然の権利ですし、禁止の会社は聞いたことがありません。
もしあなたにその勇気があればですが、ぜひお試しください。
採用連絡がメールで送られてきた時の対応方法と例文
実際に、採用連絡がメールで送られて来た時は、どのように対応すれば良いでしょうか? 以下に、内定を速やかに受諾するケースで、その対応方法と例文をご紹介します。
採用連絡がメールで来た場合は、同じくメールで返事をすることがマナーです。 面接後通知が来たら、可能な限り迅速に返信の対応をしましょう。 メールの書き方の文例として、例を1つ挙げます。
採用連絡への返信メール例文
『○○株式会社 人事部 ご担当者様
こんにちは。内定のご連絡をいただきました、○○大学○○科の〇〇〇〇(フルネーム)と申します。
この度は、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。 貴社で働けることは、非常に嬉しく光栄に思います。 入社の日まで、気を抜くことなく、お役に立てますようさらに精進して参ります。
まだまだ未熟ですが、精一杯努力して参りますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
○○大学○○科〇〇〇〇(フルネーム)』
上記のメール文例のポイントが、4点あります。簡潔さ、挨拶、御礼、今後の抱負です。
1点目のポイントである簡潔さは、メール文の長さを短くすることを指します。 相手が読みやすくなるよう、要件に簡潔に応えるような短いメールを打つよう心がけましょう。
2点目のポイントである挨拶は、文頭の名乗りを指します。 企業の担当者は、たくさんの学生を相手にしています。 また学生だけでなく、社内外の関係者ともメールのやり取りをしています。
そのため、一見して誰がどんな用件でメールをしたのか、即座に判断できるような内容が求められます。メールの文頭で、内定をもらったこと、出身大学と名前など、基本情報を明記するようにしてください。
3点目のポイントである御礼は、内定の連絡に対する感謝の気持ちを指します。 メールの文頭で挨拶をしたら、続けて御礼を必ず添えるようにしましょう。
内定をもらったことに対する感謝の気持ちを示すことで、礼儀正しさをアピールできます。
4点目のポイントである今後の抱負は、入社までどのように過ごすか報告することを指します。企業は、内定から入社までの期間、学生に気を抜かず研鑽を続けて欲しいと考えています。
内定受諾の返信メールで、やる気をアピールして、企業の評価を上げるようにしましょう。
採用連絡が電話で送られて来た時の対応方法と例文
では実際に、採用連絡が電話であった時は、どのように対応すれば良いのでしょうか?
以下に、内定を速やかに受諾するケースで、その対応方法とトークスクリプトをご紹介します。
面接後採用連絡が電話で来た場合は、同じく電話で返事をすることがマナーです。
通知が来たら、可能な限り迅速に電話の対応をしましょう。
3コール目までに応答することが望ましいです。
以下に、トークスクリプトを記載するので参考にしてください。
『こんにちは。○○大学○○科の〇〇〇〇(フルネーム)と申します。
この度は、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。喜んでお受けいたします。
御社で働けることは、非常に嬉しく光栄です。 入社の日まで、気を抜くことなく、お役に立てますようさらに精進して参ります。
まだまだ未熟ですが、精一杯努力して参りますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。』
上記のトークスクリプトのポイントが、4点あります。 音量、挨拶、御礼、今後の抱負です。1点目のポイントである音量とは、話す声の大きさと電話を受ける場所のことを指します。相手が快適に聞くことができるよう、はきはきと大きな声で話すようにしてください。
また、雑音が入らないよう、静かな場所に移動して話すこと。移動に時間がかかる場合は、先方に一言断ってから移動するようにしましょう。
2点目のポイントである挨拶は、第一声の名乗りのことを指します。話を始める前に必ず名乗るようにしましょう。
かかって来た電話を受けた場合、最初に先方が名前を確認した時でも、重ねて自分から名前をフルネームで名乗るようにしてください。そうすることで、より丁寧さが伝わります。
3点目のポイントである御礼は、内定をもらったことに対する感謝の気持ちを表すことを指します。先方から内定を告げられたら、すかさず「ありがとうございます」と感謝の言葉を返すようにしてください。
メールとは異なり、電話の場合は、相手が話した言葉に対していかに素早くタイミングを見計らって適切な反応を返すことができるかが重要です。
4点目のポイントである今後の抱負は、内定から入社までの期間に対する意欲をアピールすることを指します。企業に対してやる気の高さをアピールし、今後の評価を上げる努力をしましょう。
採用連絡が来ても、内定を保留したい際の伝え方
面接後、採用連絡が来ても、内定を保留したい際は、どのように対応すれば良いのでしょうか?注意点と、メール・電話それぞれの場合での文例を以下に記載します。
メール文例
『○○株式会社 人事部 ご担当者様
こんにちは。内定のご連絡をいただきました、○○大学○○科の〇〇〇〇(フルネーム)と申します。
この度は、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。 貴社より高く評価いただけましたことを、大変嬉しく思います。
入社のお返事に関して、大変恐縮ですが、○月○日までお待ちいただけませんでしょうか。
現在受けております他の選考が、○月○日に終了する予定でございます。
貴社への入社を前向きに考えておりますが、人生を左右する重大なことなので、慎重に判断をしたいと考えております。
お忙しい中、ご迷惑をおかけし大変申し訳ありませんが、ご理解いただければ幸いです。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
○○大学○○科〇〇〇〇(フルネーム)』
電話時のトークスクリプト
『こんにちは。○○大学○○科の〇〇〇〇(フルネーム)と申します。
この度は、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。 御社より高く評価いただけましたことを、大変嬉しく思います。
入社のお返事に関して、大変恐縮ですが、○月○日までお待ちいただけませんでしょうか。
現在受けております他の選考が、○月○日に終了する予定でございます。
貴社への入社を前向きに考えておりますが、人生を左右する重大なことなので、慎重に判断をしたいと考えております。
お忙しい中、ご迷惑をおかけし大変申し訳ありませんが、ご理解いただければ幸いです。
何卒、よろしくお願い申し上げます。』
簡潔さ、声の大きさ、挨拶、御礼に関しては、内定受託の場合の注意点と同じです。内定保留を伝える際に加えて注意したい点が、1点あります。
それは、今後の日程と理由を具体的に伝えることです。他の企業の面接が終わる日付を明確に示しましょう。また、その理由も隠すことなく伝えてください。
あいまいな表現にすると、企業側は、いつまで待てば良いのか、なぜ待たなければならないのか、分かりません。内定を保留する際は、必ず具体的な日付とその理由を示すようにしましょう。
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