アーキテックス株式会社

総合不動産・デベロッパー

アーキテックスグループとは?

愛知県岡崎市において1998年に創業した住宅リフォーム・リノベーション事業、新築住宅事業、不動産関連事業に携わる『住まい方』の総合デベロッパー企業です。

東海エリアに商圏を定め、複数のブランドを展開することで「住まい」に関する多岐にわたるニーズに対応できる体制をとり、顧客との接点を多く用意する「地域密着×マルチチャネル」の独自のビジネスモデルにより成長し続けてきました。

また、レガシー産業と呼ばれる建設/不動産事業において、顧客や現場管理にはSaaSを導入、タブレット機器によるペーパーレス商談、オンライン商談、さらには基幹システムをスクラッチ開発する等、テクノロジー導入も積極的に行い新たな価値創造を顧客サービスはもちろん、業界変革への取り組みを積極的に行っています。

日本でもトップクラスのBtoBリフォームやエリアトップシェアの事業体

アーキテックスグループは現代表の近藤が高校の同級生3人と自宅ガレージをオフィスとしてスタートしました。現在で7つの事業ドメインを持ち、一代で売上143.3億円、メンバー400人まで成長を続けてきました。小さなガレージからスタートした創業事業である『アテイン(賃貸住宅総合サービス事業)』は愛知県を中心に東海エリアだけでの事業展開ながら、年間約12,000件のリフォーム、リノベーションを手掛けています。見積や受発注、顧客管理までワンストップで実行可能な基幹システム『REBASE』をスクラッチ開発し業務の効率化や生産性の向上を続けてきました。BtoBの賃貸住宅リフォームにおいて、東海エリアはもちろん国内においてもトップクラスの事業に成長しています。

また、新築注文住宅を手掛ける新築事業や一般消費者向けのリフォーム事業等のBtoC領域は商圏を岡崎市を中心に愛知県の西三河エリアに集中しています。それは『住まい』という人生で利用頻度が極めて少ない事業特性から、いたずらにエリアを広げるのではなく地域で発生するニーズのすべてをアーキテックスがカバーするという戦略を選択し、注文住宅の多ブランド化やキッチン、外壁塗装等リフォームの専門店化等、顧客の多様なニーズに応える『マルチチャネル化』を実現しました。現在では新築注文住宅は年間約300棟、リフォームは年間約1,500件と共に岡崎市においてはトップシェアを誇ります。

市場と業界の課題

住宅も包括する建設業界は50兆円以上の市場規模があり日本でも自動車産業に次いで大きな市場規模を誇ります。少子高齢化、人口減少、より厳しくなっていく日本経済において、業界の担う役割は決して小さくありません。どんなに経済状況が悪くなったとしても『住宅』は人々の生活から切っても切り離すことができません。ただ、ウッドショックを皮切りに、コロナ渦の影響による住宅建材や設備の不足、値上げが加速しています。今年は歴史的な円安相場の影響もあり、より輸入建材の高騰は避けて通れないと我々は考えています。ゼロ金利政策により住宅ローンも低金利が続いていますが、為替の調整を目的に金利の上昇も懸念され、日本の住宅市場は重大な局面に立たされています。また、建設業界には3Kと呼ばれるマイナスイメージもあり、現に他業種と比べて若い世代の働き手不足も顕著です。

岡崎の会社だからこそできる地方創生のモデルケース『住まい方文化』への挑戦

アーキテックスグループは"Win-Win-Win"というフィロソフィーを掲げています。これは顧客、我々自身、地域やパートナー企業等事業のバリューチェーンに関わる全ての人が幸せであり続けるという創業者である近藤の強い想いが込められています。顧客が幸せで喜んでもらえるサービスはもちろんですが、我々が組織としても働くメンバー自身も幸せでなければ事業の継続やより良いサービス創出はできません。また、我々の事業は協力会社と呼ばれる多くのパートナー企業と共に成り立っています。また、エリアに商圏を絞った地域密着企業として地域にとってプラスとなる事業を行わなければ市場は縮小してしまいます。幸い岡崎市は直近10年人口が減少していない地方都市ではありますが、首都圏一局集中の日本において近藤は常に地方都市の持続的な在り方について思考し、実現を目指してきました。

住まいや住宅という身近な存在でありながらも、購入やリフォーム、住み替えの機会が極めて少ないからこそ、住まいに関わる多様なサービス展開をすることで最初の接触は新築戸建でありながらも、リフォームの機会にも住み替えで売却の機会にもアーキテックスを利用してもらえる。すべての事業が高いサービスレベルにより、顧客に安心と満足を届けることで別の事業においても『住まいに関わることはアーキテックスに』というブランドを作り上げることができます。認知が高まることで集客のためのコストを抑えることや、複数の建設に関わる事業を持つことでスケールメリットを活かした資材の購入、または専門工事を行う協力会社への安定的な仕事の創出等、市場の抱える課題への1つの解になると我々は考えています。

地図に残る仕事とよく形容される事業ですが、これからのアーキテックスは単にハード面での『住まい』を提供する会社にとどまりません。第三成長フェーズと位置付ける今期は住まいを中心とした『住まい方文化』までつくり上げる住まいベンチャーとして更なる挑戦をします。新築とリフォーム、両事業部で取り入れているSaaSを使ったシームレスな顧客データ共有により、より適正な価格や安心/安全な工事の実現による、顧客の価値体験向上や、住宅購入、リフォーム実施をしたOB顧客を会員化し普段の生活やアクティビティ等の優遇サービスにより住まいというハードだけではなく暮らしというソフト面でのサービス提供等様々な仕掛けを行うことでライフタイムバリュー(人生の機会点における価値)の最大化に幅広く取り組んで行きます。

2022年3月には新社屋【Architex Lifestyle Center】が竣工