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二次面接で聞かれることとは?質問14選と面接官に刺さる答え方を元人事が解説

二次面接で聞かれることを質問14選としてご紹介。それぞれの質問に対する答え方や例文、評価点を稼ぐコツと基礎点を失わない注意点を元人事が解説します。

「二次面接ではどんな質問をされるの?」「一次面接と同じ質問をされたらどう答えればいい?」と不安に感じていませんか。一次面接を通過したからこそ、「ここで落ちたくない」と思うのは当然のことです。

二次面接では「入社後に活躍できるか」と「志望度の高さ」が重視されるため、深掘り質問への準備が合否を大きく左右します。

本記事では、元日系大手人事で、en-courageの就活サポーターとして延べ3,000名以上の学生を支援してきた成田さん監修のもと、二次面接で聞かれる頻出質問と回答例、通過するためのポイントを解説します。

二次面接の概要:通過率・評価軸・一次面接との違い

「一次面接を通過したから大丈夫」と思っていませんか。成田さんが人事として採用に携わった経験では、一次面接を通過したものの二次面接で準備不足により不合格になる学生を何度も見てきたそうです。ここでは、二次面接の基本情報から通過率、面接官が見ている評価ポイント、一次・最終面接との違いを解説します。

二次面接とは

二次面接とは、一次面接を通過した後に行われる面接のことです。配属予定部署のマネージャーや現場責任者が面接官を務めることが多く、「一緒に働きたいか」「入社後に活躍できるか」という実務的な視点で評価されます。二次面接を通過すると、最終面接へ進みます。

二次面接の通過率

二次面接の通過率は約30〜50%といわれています。一次面接を通過した応募者同士の競争となるため、「一次を通過したから大丈夫」「二次まで進んだらほぼ内定」と油断していると足元をすくわれます。成田さんも人事時代、準備不足で不合格になる学生を何度も見てきたそうです。

▼二次面接の通過率について、詳細は以下の記事で解説しています
二次面接の通過率は30〜50%!自分のケースを見極めて通過率を上げる対策を元人事が解説

▼「二次面接はほぼ内定」と油断してはいけない理由について、以下の記事に記載しています
「二次面接ほぼ内定」は嘘!高評価で突破して内定に近づくための対策と注意点

二次面接で不合格になる主な原因

二次面接で不合格になる主な原因。1. 一次面接との一貫性がない、2. 企業研究が浅い、3. 深掘り質問に答えられない、4. 入社後の活躍イメージが見えない。

二次面接で落ちる学生には、共通するパターンがあります。

  • 一次面接との一貫性がない:企業は面接内容を記録しており、一次面接での発言と矛盾があると「信用できない」と判断されます。
  • 企業研究が浅い:なぜこの会社なのかを事業内容や特徴を踏まえて説明できないと、「本当にこの会社で働きたいのか」と疑問を持たれます。
  • 深掘り質問に答えられない:「なぜそう考えたのか」「具体的にどう行動したのか」といった質問に、具体的なエピソードを交えて答えられないと評価が下がります。
  • 入社後の活躍イメージが見えない:経験やスキルを業務にどう活かせるか説明できないと、「即戦力にならない」と判断されます。

特に二次面接では、一次面接との一貫性を保ちつつ、より深い企業理解と具体的なエピソードを準備しておくことが重要です。

二次面接で評価される4つのポイント

二次面接で評価される4つのポイント。1. 即戦力になれるか、2. 志望度は高いか、3. 職場に合うか、4. 長く働いてくれるか。

成田さんは人事時代、二次面接では「この人と一緒に働きたいか」「入社後に活躍できるか」を見極めていたと言います。以下の4つの評価ポイントを意識して準備しましょう。

  • ①即戦力になれるか:これまでの経験やスキルが配属予定の業務にどう活かせるか、具体的に説明できるかを見ています。
  • ②志望度は高いか:なぜこの会社なのか、同業他社ではなくなぜ当社なのかを、事業内容や特徴を踏まえて説明できるかが問われます。
  • ③職場に合うか:コミュニケーションの取り方や価値観の相性から、チームに馴染めるかを判断しています。
  • ④長く働いてくれるか:入社後のキャリアプランが企業の方向性と合致しているかも確認されます。

二次面接は減点されないことも大事(基礎点×評価点)

二次面接における評価の仕組み。「基礎点(話し方・態度・マナーなど)」と「評価点(良い質問回答・逆質問など)」の両方が大事であることを示す図解。

二次面接の評価は、できて当然のこと(基礎点)と差がつくポイント(評価点)の掛け合わせで決まります。どちらか一方が欠けていると、通過には届きません。

  • 基礎点(できて当然のこと):一次面接との一貫性・話し方・態度・マナーなど。できていないと減点される
  • 評価点(差がつくポイント):企業理解の深さ・入社後の貢献イメージ・深掘り質問への対応など。他の学生と差がつく加点要素

基礎点がゼロでは、評価点がいくら高くても結果はゼロです。まずは「一次面接との一貫性を保つ」「質問に的確に答える」など基礎点で失点しないことを徹底したうえで、評価点を高めるための回答内容や伝え方を磨いていきましょう。

一次面接・最終面接との違い

一次面接・二次面接・最終面接の違い。二次面接は「スキル・経験・配属先との相性」が主な評価軸であることを示し、一次(対話力・第一印象)と最終(意欲・マッチ度)の中間に位置づけている。

二次面接と一次面接・最終面接では、面接の目的や評価軸が異なります。それぞれの違いを理解しておくことで、適切な準備ができます。

  • 一次面接
    • 面接官:人事担当者・若手社員
    • 目的:応募者のふるい分け
    • 評価軸:基本的なコミュニケーション能力、第一印象
    • 通過率:30〜40%
  • 二次面接
    • 面接官:現場マネージャー・部門責任者
    • 目的:スキル・経験の確認、配属先との相性確認
    • 評価軸:職種への適性、学生時代の取り組みが仕事にどう活かせるか
    • 通過率:30〜50%
  • 最終面接
    • 面接官:役員・社長(経営層)
    • 目的:入社意欲・マッチ度の確認
    • 評価軸:熱意・覚悟・マッチ度、経営視点でのマッチ度
    • 通過率:約50%

このように、二次面接は一次面接で確認した基本的な素養をベースに、「入社後に活躍できるか」を実務的な視点で確認する場です。一次面接よりも深掘りされることを前提に準備しましょう。

▼一次面接・最終面接で聞かれることについては、以下の記事で解説しています。

対策は「質問への回答」「逆質問」「マナー」の3つ

二次面接を通過するには、以下の3つの対策が必要です。

  • 対策①:頻出質問への回答準備(特に深掘り対応)
  • 対策②:現場責任者に刺さる逆質問の用意
  • 対策③:一次面接との一貫性を保つ準備

特に重要なのは「深掘り質問への準備」です。現場責任者は「本当に活躍できるか」を見極めるため、回答に対して「なぜ?」「具体的には?」と深掘りしてきます。一次面接で話した内容について「なぜそう思ったのか」を3回掘り下げても答えられるよう、事前に準備しておきましょう。

二次面接で聞かれること

「二次面接では何を聞かれるんだろう」と不安を感じていませんか。成田さんが人事として採用を担当していた経験によると、二次面接では一次面接よりも深掘りされるため、「なぜ?」「具体的には?」に答えられる準備が鍵になるとのこと。ここでは、二次面接で頻出する質問と、それぞれの回答例・対策ポイントを詳しく解説していきます。

【前提】回答は1〜2分で端的に、全部話そうとしない

面接はスピーチではなく会話のラリーです。「結論ファースト+最低限の補足」で1〜2分程度にまとめ、細かい背景は深掘り質問で補足すれば十分です。すべてを完璧に伝えようとせず、「結論→理由→区切る」の流れを意識しましょう。

よく聞かれる質問

自己紹介

二次面接でよく聞かれる質問:自己紹介。

この質問では、第一印象を決める簡潔なプレゼン力と人柄が求められています。二次面接では一次面接との接続を意識し、「本日伝えたい方向性」を示すことがポイントです。

  • 質問例:「自己紹介をお願いします」
  • 構成
    • ①初めの挨拶(感謝の言葉)
    • ②基本情報(大学・学部・氏名)
    • ③一次面接からの接続
    • ④本日伝えたい方向性
    • ⑤締めの挨拶
  • ポイント
    • 明るくハキハキと話す
    • 30秒〜1分で簡潔にまとめる
  • 一次面接との接続を意識する
  • 注意点
    • 長すぎない(30秒〜1分程度)
    • 暗記した感じを出さない
    • 自己PRと混同しない
  • 回答例文:「本日はお時間をいただきありがとうございます。○○大学○○学部の○○と申します。一次面接では私のサークル活動についてお話しさせていただきましたが、本日はより詳しく、その経験を御社の業務でどう活かせるかについてお伝えできればと思っています。本日はよろしくお願いいたします。」

自己PR

二次面接でよく聞かれる質問:自己PR。

この質問では、強みの再現性と入社後の貢献イメージを具体的に示すことが求められています。二次面接では、入社後の具体的な活躍シーンを想起させることがポイントです。

  • 質問例:「自己PRをお願いします」
  • 構成
    • ①結論(強み)
    • ②背景・状況(STAR法のSituation)
    • ③課題(STAR法のTask)
    • ④行動(STAR法のAction)
    • ⑤実績(STAR法のResult)
    • ⑥仕事への活用(御社での貢献イメージ)
  • ポイント
    • STAR法でエピソードを構成する
    • 具体的な数値や事実で裏付ける
    • 入社後の具体的な活躍シーンを想起させる
  • 注意点
    • エピソードを長々と話しすぎない
    • 抽象的な強み(「コミュ力があります」等)だけで終わらせない
    • 謙遜しすぎない(「大したことないですが」等はNG)
  • 回答例文:「私の強みは『相手のニーズを引き出す傾聴力』です。サークルでイベント参加率の低下という課題に直面した際、メンバー50人と個別面談を行い、一人ひとりの要望を聞いてイベント企画に反映した結果、参加率が30%向上しました。この強みを御社の営業職で活かし、お客様の潜在的な課題を引き出して最適な提案を行いたいと考えています。」

志望動機

二次面接でよく聞かれる質問:志望動機。

この質問では、御社への深い理解と「なぜこの会社なのか」の明確な理由が求められています。二次面接では「共感」だけでなく、「企業が求める人物像」と「自分の強み」の接続、「その企業でどう成長したいか」まで語ることがポイントです。

  • 質問例:「志望動機を教えてください」
  • 構成
    • ①書き出し(結論)
    • ②将来像(ビジョン)
    • ③原体験(背景)
    • ④この業界を選んだ理由
    • ⑤この企業を選んだ理由
    • ⑥締めくくり(結論の強調)
  • ポイント
    • 企業理念や事業内容と接続させる
    • 「御社だからこそ」を具体的に言語化する
    • 一次面接より深い企業理解を示す
  • 注意点
    • 抽象的な表現だけで終わらせない(「成長したい」だけはNG)
    • 競合他社を否定する言い方は避ける
    • 一次面接での発言と矛盾しないようにする
  • 回答例文:「私が御社を志望する理由は、お客様の課題解決に真摯に向き合う姿勢に共感したからです。私は将来、お客様から『あなたに相談してよかった』と言っていただける営業になりたいと考えています。大学時代のアルバイトで、お客様の要望を丁寧にヒアリングし提案することにやりがいを感じた経験から、この業界に興味を持ちました。その中でも御社は『顧客第一主義』を掲げ、長期的な関係構築を重視している点に魅力を感じています。入社後は、私の強みである傾聴力を活かして、お客様の潜在的なニーズを引き出すことで御社の成長に貢献したいと考えています。」

ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)

二次面接でよく聞かれる質問:ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)。

この質問では、経験から得た学びと成長プロセスを示すことが求められています。二次面接では成果だけでなく、「どう考え、どう行動したか」のプロセスまで説明できるようにしておきましょう。

  • 質問例:「学生時代に力を入れたことを教えてください」
  • 構成
    • ①結論
    • ②目標
    • ③課題
    • ④行動
    • ⑤成果と教訓
    • ⑥仕事への活用
  • ポイント
    • 経験の「深さ」と「再現性」を示す
    • 入社後の活躍イメージに接続する
    • 深掘り質問への対応を意識した準備をする
  • 注意点
    • 一次面接と内容がブレないようにする
    • 成果を盛りすぎない
    • 御社との接続なしで終わらせない
  • 回答例文:「学生時代に最も力を入れたのは、サークルでのイベント企画です。参加率向上を目標に掲げていましたが、参加率が低迷しているという課題に直面しました。普通であればイベント内容を変えるところですが、私はまずメンバーの声を聞くことが先だと考え、50人全員と個別面談を行いました。その結果、参加率が30%向上し、『課題の本質を見極めてから行動する』ことの大切さを学びました。御社の営業職でも、この姿勢を活かしたいと考えています。」

就活軸

二次面接でよく聞かれる質問:就活軸。

この質問では、就職活動における一貫した価値観と御社との合致が求められています。二次面接では「軸の一貫性」を確認されやすいため、なぜその軸を持つに至ったかの背景まで語れるようにしておきましょう。

  • 質問例:「就活の軸を教えてください」「企業選びで大切にしていることは?」
  • 構成
    • ①軸(一言で)
    • ②背景・原体験(なぜその軸を持つに至ったか)
    • ③御社との接続(軸と御社の合致点)
  • ポイント
    • 軸は2〜3つに絞る
    • 原体験に基づいた軸であることを示す
    • 御社がその軸に合致している理由を具体的に語る
  • 注意点
    • 抽象的すぎる軸(「成長できる環境」だけ等)は避ける
    • 御社と合わない軸を挙げない
    • 軸が多すぎると一貫性がないと判断される
  • 回答例文:「私の就活軸は『顧客との長期的な関係構築ができる仕事』です。大学時代のアルバイトで、常連のお客様と信頼関係を築き、その方の要望に応えることにやりがいを感じた経験から、この軸を持つようになりました。御社は『顧客第一主義』を掲げ、長期的な関係構築を重視している点で、私の軸と合致していると感じています。」

キャリアビジョン

二次面接でよく聞かれる質問:キャリアビジョン。

この質問では、長期的な視点と企業への定着意欲が見られています。「すぐ辞めそう」という懸念を払拭し、その企業でしか実現できないキャリアを語ることがポイントです。

  • 質問例:「5年後、10年後のキャリアプランを教えてください」「入社後にやりたいことは?」
  • 構成
    • ①時間軸ごとの目標(3年後・5年後・10年後)
    • ②企業の方向性との接続
    • ③貢献イメージ
  • ポイント
    • その企業でしか実現できないキャリアを語る
    • 成長意欲と長期的なコミットメントを示す
    • 企業の方向性との合致を意識する
  • 注意点
    • 「まだ決まっていません」はNG
    • 非現実的なプランは避ける(3年で役員になりたい等)
    • 転職前提のキャリアプランは言わない
  • 回答例文:「まず3年後には、営業として一人でお客様を担当し、月間目標を安定して達成できるレベルになりたいと考えています。5年後には後輩の育成にも関わりながらチームの売上向上に貢献したいです。10年後には、御社が中期経営計画で掲げている海外展開に携わり、新規市場の開拓に挑戦したいと考えています。」

なぜ同業他社ではなく当社か

二次面接でよく聞かれる質問:なぜ同業他社ではなく当社か。

この質問では、企業研究の深さと御社への明確な志望理由が見られています。競合との違いを理解した上で、なぜ当社なのかを説明できることが求められます。

  • 質問例:「なぜ同業他社ではなく当社なのですか?」
  • 構成
    • ①御社の強み・特徴(競合との違い)
    • ②自分の経験・価値観との接続
    • ③御社でなければならない理由
  • ポイント
    • 競合他社との違いを具体的に説明できる
    • 業界研究の深さを示す
    • 自分の強み・価値観との接続を明確にする
  • 注意点
    • 競合他社を貶める発言は避ける
    • 「なんとなく御社がいい」という曖昧さはNG
    • 業界知識が浅いと見抜かれる
  • 回答例文:「御社は顧客との長期的な関係構築を重視している点で、同業他社と一線を画していると考えています。私は『一時的な取引ではなく、信頼関係を築く仕事がしたい』という軸で就職活動をしており、その観点で御社が最も合っていると感じました。特に御社の〇〇というサービスは、まさにこの考え方を体現していると思います。」

経験やスキルをどう活かせるか

二次面接でよく聞かれる質問:経験やスキルをどう活かせるか。

この質問では、即戦力になれるかを見極めるため、これまでの経験やスキルが配属予定の業務にどう活かせるかを具体的に説明することが求められます。

  • 質問例:「これまでの経験やスキルを、当社でどう活かせますか?」
  • 構成
    • ①自分の経験・スキル(簡潔に)
    • ②配属予定の業務との接続
    • ③具体的な活かし方
  • ポイント
    • 配属予定の業務内容を理解した上で回答する
    • 具体的なエピソードを交えて説明する
    • 即戦力としてのアピールに繋げる
  • 注意点
    • 抽象的な強みだけを語らない
    • 配属予定の業務と無関係な経験を話さない
    • 「経験がありません」で終わらせない(学ぶ姿勢を示す)
  • 回答例文:「私の強みは、ゼミ活動で培った『相手のニーズを引き出す力』です。御社の営業職では、お客様の潜在的な課題を引き出して最適な提案を行うことが求められると理解しています。ゼミでメンバー50人と個別面談を行い、一人ひとりの要望を聞いてイベント企画に反映した経験を、御社の営業活動でも活かせると考えています。」

変化球質問

二次面接では、定番の質問以外にも予想外の質問が飛んでくることがあります。しかし、質問の意図を理解し適切な回答を準備しておけば、むしろ他の学生と差をつけるチャンスになります。

【前提】変化球質問への心構え

【前提】変化球質問への心構え。1. 変化球質問は「揺さぶり」が目的であり、慌てないことが大切、2. 即答できない時は「考える時間をください」と言ってOK、3. 指摘を受け止めた上で、改善行動や前向きな姿勢を伝える。

変化球質問に対応するために、まず以下の心構えを持っておきましょう。

  • 変化球質問は「揺さぶり」が目的であり、慌てないことが大切:面接官は完璧な回答を求めているのではなく、予想外の状況でのあなたの対応力や素の姿を見ています。
  • 即答できない時は「考える時間をください」と言ってOK:例えば「少しまとめる時間をいただいてもよろしいでしょうか」と伝えれば、落ち着いて考える姿勢が評価されることもあります。
  • 指摘を受け止めた上で、改善行動や前向きな姿勢を伝える:まず相手の指摘を受け止めて否定しないことが重要です。その上で、改善努力や前向きな姿勢を示します。

例えば「おっしゃる通り、〇〇は私の課題だと認識しています。そのため現在は〇〇を意識しています」という形で対応すると、誠実さと成長意欲の両方をアピールできます。

他社の選考状況 / 第一志望ですか?

二次面接の変化球質問:他社の選考状況 / 第一志望ですか?

この質問では、御社への本気度と一貫した就活の軸が求められています。明確な軸を持って就活していることを示しながら、御社を選ぶ理由を伝えましょう。

  • 質問例:「当社は第一志望ですか?」「他社の選考状況を教えてください」
  • 構成
    • ①結論(正直に)
    • ②就活の軸
    • ③御社を選ぶ理由
  • ポイント
    • 明確な軸を持って就活していることを示す
    • 他社と比較した上で御社を選んでいることを伝える
    • 嘘をつかず、前向きな姿勢を見せる
  • 注意点
    • 「第一志望群です」で逃げすぎない
    • 他社を貶める言い方はしない
    • 明らかな嘘は後でバレるリスクがある
  • 回答例文
    • 第一志望の場合:「御社が第一志望です。私は『人の成長に貢献できる仕事がしたい』という軸で就職活動を進めており、その軸に最も合致するのが御社だと考えています。他社も受けていますが、御社の『社員一人ひとりの成長を支援する』という理念に最も共感しており、ぜひ御社で働きたいと考えています。」
    • 迷いがある場合:「第一志望群の中で、御社は特に『チームで成果を出す文化』という点で魅力を感じています。私の就活の軸である『協働を大切にする環境で働きたい』という観点で、御社が最も自分に合っていると感じており、内定をいただければ入社を前向きに検討させていただきたいと考えています。」

苦手な人はどんな人?

二次面接の変化球質問:苦手な人はどんな人?

この質問では、自己理解の深さと多様な人との協働力が求められています。苦手なタイプを認めつつ、どう対処しているかを示すことが大切です。

  • 質問例:「苦手な人はどんなタイプですか?」「一緒に働きづらい人はいますか?」
  • 構成
    • ①結論(苦手な人のタイプ)
    • ②理由・エピソード(なぜ苦手と感じるか)
    • ③対処法(どう関わっているか)
    • ④入社後の活かし方
  • ポイント
    • 「社風に合うか」を確認する質問なので、企業文化を踏まえて回答する
    • 苦手な人とも協働できる柔軟性を示す(チームで成果を出せるかを見られている)
    • 対処法を具体的に語り「自分で解決できる人」という印象を与える
  • 注意点
    • 「苦手な人はいません」は自己分析の浅さを露呈する
    • 社内にいそうなタイプを挙げると「合わないのでは」と懸念される
    • 対処法なしで終わると「問題が起きた時に対応できない」と判断される
  • 回答例文:「私は約束を守らない方に対して、苦手意識を感じることがあります。チームで成果を出すには信頼関係が重要だと考えているためです。ゼミ活動でそういった方とチームを組んだ際は最初戸惑いましたが、こまめに進捗確認を行い、タスクを細かく分けて共有することで、無事にプロジェクトを完遂できました。入社後も、苦手なタイプの方とはコミュニケーションの取り方を工夫し、チームとして成果を出すことを第一に考えて行動したいです。」

残業や転勤は大丈夫?

二次面接の変化球質問:残業や転勤は大丈夫?

この質問では、仕事への覚悟が見られています。条件交渉の場ではないので、「大丈夫です」だけでなく前向きな姿勢を見せましょう。

  • 質問例:「残業は大丈夫ですか?」「転勤は可能ですか?」
  • 構成
    • ①結論(対応可能であること)
    • ②前向きな理由
  • ポイント
    • 前向きな姿勢を示す
    • 成長機会として捉える姿勢を示す
    • 条件ではなく「覚悟」を示す
  • 注意点
    • 「条件次第です」は印象が悪い
    • ネガティブな回答は避ける
    • 嫌そうな表情を見せない
  • 回答例文:「はい、対応できます。御社は全国展開されており、様々な地域でお客様と向き合う経験は営業として大きな成長に繋がると考えています。」

最近気になるニュースは?

二次面接の変化球質問:最近気になるニュースは?

この質問では、業界への関心の深さと自分なりの考えを持つ力が求められています。業界に関連するニュースを選び、自分なりの見解を添えて答えることがポイントです。

  • 質問例:「最近気になるニュースはありますか?」「最近読んだ記事で印象に残ったものは?」
  • 構成
    • ①結論(ニュースの概要を一言で)
    • ②ニュースの内容説明(30秒以内)
    • ③このニュースに興味を持った理由
    • ④ニュースに対する自分の意見・考察
  • ポイント
    • 志望業界・御社の事業に関連するニュースを選ぶ(業界への関心の深さを示す)
    • 直近1~3ヶ月のニュースを選び時事性を意識する
    • 一般論ではなく自分の言葉で意見を述べる
  • 注意点
    • 芸能ニュースは避ける
    • 政治・宗教など敏感なテーマは避ける
    • 「特にありません」は情報感度の低さと志望度の低さを露呈する
    • 信頼性の低い情報源は避ける
  • 回答例文:「〇〇業界でDX推進が加速しているというニュースが気になっています。特に、お客様との接点をデジタル化することで、より効率的なサービス提供が可能になると感じています。御社もデジタル化に取り組まれていると拝見しました。私もITスキルを活かして、御社のデジタル化推進に貢献したいと考えています。」

最近読んだ本は?

二次面接の変化球質問:最近読んだ本は?

この質問では、情報収集の姿勢と学びを仕事に活かす力が求められています。本を通じて何を学び、どう行動に移したかまで語れると評価が高まります。

  • 質問例:「最近読んだ本を教えてください」「おすすめの本はありますか?」
  • 構成
    • ①結論(本のタイトル・著者)
    • ②この本を選んだ理由・きっかけ
    • ③本の内容の要約(30秒以内で伝わる程度)
    • ④印象に残った点・学び
    • ⑤入社後・仕事への活かし方
  • ポイント
    • 結論から伝える
    • 読む前に抱えていた課題と読んだ後にどう変わったかを示す
    • 本で得た学びを実際にどう行動に移したかを伝える
    • 志望業界や企業に関連する本を選ぶ
  • 注意点
    • 本の名前だけで終わらない
    • 読んでいない本を挙げない
    • 古すぎる本は「最近」として不適切
    • 面接官受けを狙って難しい本を選ばない
  • 回答例文:「最近読んだのは『〇〇』という本です。チームで成果を出すためのコミュニケーションについて書かれた本で、サークルでリーダーを務める中でメンバーとの関わり方に悩んでいた時に読みました。『相手の話を最後まで聞くことで信頼が生まれる』という点が印象に残り、実際にメンバーとの1on1を始めたところ、チームの雰囲気が良くなりました。御社でも、この学びを活かしてチームワークを大切にしながら働きたいと考えています。」

当社の課題をどう思うか

二次面接の変化球質問:当社の課題をどう思うか。

この質問では、企業研究の深さと課題を前向きに捉える姿勢が見られています。批判ではなく、課題解決への意欲を示すことが重要です。

  • 質問例:「当社の課題をどう思いますか?」
  • 構成
    • ①課題の認識(企業研究に基づく)
    • ②前向きな捉え方
    • ③入社後どう貢献できるか
  • ポイント
    • 企業研究の深さを示す
    • 課題を前向きに捉える姿勢を示す
    • 批判ではなく、解決策を提案する視点で答える
  • 注意点
    • ネガティブな批判だけをしない
    • 「課題が分かりません」は企業研究不足と判断される
    • 課題を指摘するだけでなく貢献意欲まで語る
  • 回答例文:「御社の課題として、海外展開では競合他社に後れを取っている点があると認識しています。ただ、中期経営計画でアジア市場への進出を掲げていらっしゃると拝見しました。私も語学力を活かして、将来的には海外事業の拡大に貢献したいと考えています。」

質問への回答で評価点を稼ぐためのポイント

「質問の回答で評価を上げる4つのポイント」をまとめた画像。内容は、①企業と自分を繋げる、②入社後を具体的に描く、③定説と非定説で話す、④抽象・具体・抽象の順で話す。

二次面接で通過を勝ち取るには、基礎点を落とさないことに加えて「評価を高める」意識が重要です。ここでは、現場責任者に「この学生を採用したい」と思わせるためのポイントを解説します。

企業の事業内容と自分を接続する

「どの企業でも言えること」では現場責任者に響きません。企業HPやIR情報から事業内容を深く理解し、「御社の〇〇事業において、私の△△という経験が活かせると考えています」と具体的に触れることで、企業研究の深さをアピールできます。また、競合他社との違いを把握し「御社だからこそ」を語れるようにしておくと、志望度の高さが伝わります。

入社後の貢献イメージを具体化する

「頑張ります」だけでは伝わりません。「営業部で新規開拓に携わりたい」「マーケティング部門で商品企画に貢献したい」のように、具体的な部署名や業務内容に触れ、自分の強みと結びつけて話しましょう。入社後の業務について具体的にイメージできていると、面接官は「業務理解が深い」と感じ、入社後に活躍する姿もイメージしやすくなります。

「定説と非定説」で行動の意味を伝える

「頑張った」だけでは「何がすごいのか」が伝わりません。「普通だったらこうする」という基準を示し、それに対して自分はこう行動したと説明しましょう。このように、定説(一般的な行動)と非定説(自分の行動)を対比させることで、自分の行動の意味や価値が明確に伝わります。

「抽象→具体→抽象」で話す

面接での回答は「抽象→具体→抽象」の構成を意識すると、わかりやすく説得力のある話し方ができます。

  1. 抽象:結論や要点を一言で伝える(例:「私の強みはリーダーシップです」)
  2. 具体:エピソードや事例で補足する(例:「サークルで〇〇の企画を担当した際に…」)
  3. 抽象:伝えたいことや要点をまとめ直す(例:「このように周囲を巻き込んで目標を達成することが得意です」)

抽象的な話だけでは具体イメージがわかず、具体的な話だけでは要点が見えなくなります。両方をバランスよく盛り込むことで、面接官に伝わりやすくなります。

深掘り質問

二次面接では、自己PRやガクチカへの回答後に、面接官が深掘り質問をすることがあります。この深掘り質問こそ、面接官が学生の本質を見極めようとする重要な場面です。

多くの面接官は、深掘りの際にSTAR法というフレームワークに沿って質問をします。

【前提】面接官が深掘りで使う「STAR法」とは

【前提】面接官が深掘りで使う「STAR法」とは。S(Situation):状況・背景を聞く質問、T(Task):課題を聞く質問、A(Action):行動を聞く質問、R(Result):結果を聞く質問。
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STAR法とは、Situation(状況)・Task(課題)・Action(行動)・Result(結果)の頭文字を取ったフレームワークです。面接官はこの4つの要素に沿って深掘り質問をすることで、学生の経験を正確に評価しています。

成田さんも人事時代、STAR法を意識して深掘り質問をしており、他社の人事からも同じやり方をしていると聞いたそうです。面接官がSTAR法で深掘りをする理由は、エピソードの信憑性と本人の実力を見極めるためです。用意していない角度から質問することで、「本当にこの学生が考えて行動した結果なのか」を確認しています。

状況・背景を聞く質問(Situation)

深掘り質問:状況・背景を聞く質問(Situation)。方眼紙のような背景に中央にタイトルが配置されたスライド。
  • 質問例:「その時どんな状況でしたか?」「どんな環境でしたか?」「チームは何人でしたか?」「あなたの役割は?」
  • 質問の意図:エピソードの舞台設定を確認し、話の信憑性と本人の立ち位置を把握する
  • 評価ポイント
    • エピソードが具体的で、実際に経験したものかどうか
    • 本人がどのような立場・役割で関わっていたか
    • 状況を客観的に把握・説明できる力があるか
  • 話す時のポイント
    • 時期・場所・人数・自分の役割を具体的に伝える(「大学時代」ではなく「大学2年の春」など)
    • 長々と説明せず、要点を端的にまとめる
    • 自分の立場や責任範囲を明確にする

課題を聞く質問(Task)

深掘り質問:課題を聞く質問(Task)。方眼紙のような背景に中央にタイトルが配置されたスライド。
  • 質問例:「どんな課題がありましたか?」「なぜそれが問題だったのですか?」「目標はどう設定しましたか?」
  • 質問の意図:本人が課題を自分ごととして捉えていたか、問題意識の高さを確認する
  • 評価ポイント
    • 課題を自ら発見・設定したのか、与えられたものか
    • なぜそれが課題なのかを論理的に説明できるか
    • 課題の難易度や重要性を客観的に伝えられるか
  • 話す時のポイント
    • 「誰かに言われた」ではなく「自分で気づいた」視点を示す
    • 課題を他責にしない(「環境が悪かった」等はNG)
    • 課題の背景や影響を簡潔に説明する

行動を聞く質問(Action)

深掘り質問:行動を聞く質問(Action)。方眼紙のような背景に中央にタイトルが配置されたスライド。
  • 質問例:「なぜその方法を選んだのですか?」「具体的に何をしましたか?」「他に検討した方法はありますか?」「困難にどう対処しましたか?」
  • 質問の意図:成果が本人の意図した行動によるものか、思考力と実行力を見極める
  • 評価ポイント
    • 行動が「チームの成果」ではなく「本人が主体的に取った行動」か
    • なぜその行動を選んだか、思考プロセスを説明できるか
    • 想定外の事態にどう対応したか、柔軟性があるか
  • 話す時のポイント
    • 「私たちは」ではなく「私は」で話す(自分の行動を明確に)
    • 行動の選択理由や工夫点を伝える
    • 用意していない質問にも、その場で考えて答える姿勢を見せる

結果を聞く質問(Result)

深掘り質問:結果を聞く質問(Result)。方眼紙のような背景に中央にタイトルが配置されたスライド。
  • 質問例:「結果はどうなりましたか?」「その成果は何が要因ですか?」「もう一度やるなら何を変えますか?」「そこから何を学びましたか?」
  • 質問の意図:成果と行動の因果関係を確認し、学びを次に活かせる人材かを見極める
  • 評価ポイント
    • 結果が本人の行動によるものか、偶然や外部要因ではないか
    • 成果を客観的な数値や事実で説明できるか
    • 成功・失敗から学びを得て、再現できる力があるか
  • 話す時のポイント
    • 結果を盛りすぎず、事実ベースで伝える
    • 成果と自分の行動の因果関係を説明する
    • うまくいかなかった場合も、学びや改善点を正直に伝える

質問への回答で基礎点を失わないための注意点

質問への回答で基礎点を失わないための注意点。1.話し方・仕草・態度で違和感を与えない、2.質問と回答をズレさせない、3.結論ファーストで1〜2分にまとめる、4.即答できない時は考える時間をくださいと言う、5.一次面接・ESとの一貫性を保つ。

どれだけ素晴らしい回答をしても、基礎的な部分で減点されると挽回は難しくなります。面接官は「この人を採用して大丈夫か」という視点で見ているため、話し方や態度といった基本ができていないと「社会人として不安がある」と判断されてしまうのです。ここでは、評価点を稼ぐ前に押さえておくべき注意点を解説します。

話し方・仕草・態度で違和感を与えない

面接官は話の内容だけでなく「どう話すか」も評価しています。早口すぎる、声が小さい、フィラー(えー、あのー)が多い、視線が定まらないなど、どれも自信のなさや準備不足の印象を与えてしまいます。これらの癖は自分では気づきにくいため、模擬面接を録画して確認するか、友人や家族に見てもらうことをおすすめします。

質問と回答をズレさせない

「聞かれた質問に答えていない」ケースは意外と多いです。質問の意図が分からなかった場合は「〇〇についてのご質問でしょうか」と確認し、すぐに答えが浮かばない場合は「少し考える時間をいただいてもよろしいでしょうか」と伝えましょう。

結論ファーストで1〜2分にまとめる

一つの質問に長々と話し続けると、「要点をまとめる力がない」という印象を与えてしまいます。「結論から言うと〜」で始め、理由や補足は必要最低限に。面接官が知りたいことがあれば追加で質問してくれるので、最初の回答は1〜2分程度に収めましょう。

即答できない時は「考える時間をください」と言う

想定外の質問をされると頭が真っ白になることがあります。焦って中途半端な回答をするよりも、「少しまとめる時間をいただいてもよろしいでしょうか」と伝えましょう。難しい質問に対して真剣に考えようとする姿勢は、誠実さとして評価されることもあります。

一次面接・ESとの一貫性を保つ

企業は面接内容を記録しており、一次面接・ESとの一貫性がチェックされます。ESに書いていることとまったく違うことを答えてしまうと、「価値観が定まっていないな」「自己分析が浅い」などと印象が悪くなってしまう可能性があります。面接直前には、エントリーシート(ES)に何を書いたか、一次面接で何を話したかを確認しておきましょう。

質問で上手くいくために行うべき準備

質問で上手くいくために行うべき準備。一次面接・ESの内容を振り返る、企業研究を行う、自己分析を深める、模擬面接を行う、直前の30分で最終確認を行う、の5項目。

「二次面接に向けて何を準備すればいいかわからない」という声は、en-courage利用者へのインタビューでも多く聞かれます。二次面接では深掘り質問への対応力が問われるため、準備不足は命取りです。ここでは、質問に自信を持って答えるために行うべき準備を解説します。

一次面接・ESの内容を振り返る

企業は面接内容を記録しているため、一次面接で話した内容とESに書いた内容を整理し、矛盾がないか確認しておきましょう。特に志望動機・自己PR・ガクチカのエピソードについては、深掘りされそうなポイント(成果の具体的な数字、行動の理由など)を洗い出し、「なぜそう思ったのか」「どうしてその方法を選んだのか」への回答を準備しておくことが大切です。

企業研究を深める

二次面接では「なぜ同業他社ではなく当社なのか」といった企業理解の深さが問われます。企業HPやIR情報から事業内容を確認し、競合他社との違いを調べて「御社だからこそ」を言語化しておきましょう。可能であれば、配属予定部署の業務内容についても調べ、自分の経験がどう活かせるかを考えておくとベターです。

自己分析を深める

二次面接では「なぜそう思ったのか」「具体的にはどう行動したのか」など、自己理解の深さが問われます。自分一人で考えていると主観的になりがちなので、就活エージェントなど第三者に相談しながら自己分析を進めると、客観的な視点で強みや経験を言語化できます。

模擬面接を行う

二次面接では深掘り質問が多いため、模擬面接を行って対応力を高めておくことをおすすめします。就活エージェントの模擬面接を活用すると、話し方・表情・声のトーンなど、自分では気づきにくい点のフィードバックをもらえます。本番前に一度は模擬面接を受けておくことをおすすめします。

直前の30分で最終確認を行う

二次面接の本番直前は緊張で頭が真っ白になりがちです。企業研究が十分にできていない状態で当日を迎えてしまった場合でも、面接会場に着く前の30分で以下の項目を確認しておきましょう。

  • ESと一次面接の内容を再確認する:志望動機・自己PR・ガクチカの要点を頭に入れておく
  • 一次面接で話した内容との矛盾がないか確認する:軸を変えずに深掘りに対応できるよう整理しておく
  • 「なぜ御社なのか」を一言で言えるようにする:競合との違いを踏まえて言語化しておく
  • 企業HPの最新情報をチェックする:逆質問に活用できるようにしておく
  • 逆質問を3つ以上思い出せるか確認する:用意した逆質問を振り返り、どれを使うか優先順位をつけておく

完璧な準備ができていなくても、これらのポイントを押さえておけば、最低限の基礎点を失わずに済みます。

合わせて押さえるべき逆質問の対策

二次面接では「何か質問はありますか?」と逆質問の時間が設けられることがほとんどです。元人事の成田さんによると、逆質問の内容次第で「この人を次の選考に進めるか」の判断が変わるとのこと。ここでは逆質問のポイントを簡潔に紹介します。

逆質問は最後のアピールチャンス

逆質問は形式的な確認の場ではなく、現場責任者に「この学生と働きたい」と思わせる最後の自己PRの場です。企業は逆質問を通じて「志望度の高さ」「企業理解の深さ」「入社後の活躍イメージ」を見ています。最低5つ以上を準備し、面接の流れに応じて使い分けられるようにしておきましょう。

評価される逆質問7タイプ

評価される逆質問7タイプ。1.業務内容・スキル系、2.チーム・組織系、3.活躍・貢献系、4.価値観・原体験系、5.企業理念・社風系、6.未来・ビジョン系、7.面接中派生系。

二次面接の面接官は現場責任者やマネージャーであることが多く、経営層向けの大局的な話よりも実務の話のほうが答えやすいです。以下の7タイプを準備しておけば、二次面接の逆質問は乗り切れます。

  • 【タイプ①】業務内容・スキルに関する質問
    • 代表例:「配属予定の部署では、どのような業務を担当することが多いですか」
    • ポイント:現場責任者は具体的な業務内容について詳しく答えられる。最初の質問として使うと会話が弾みやすい
  • 【タイプ②】チーム・組織に関する質問
    • 代表例:「チームの雰囲気や、メンバー構成を教えてください」
    • ポイント:「どのような方と一緒に働くのか知りたく」と前置きすると、入社意欲が伝わる
  • 【タイプ③】活躍・貢献に関する質問
    • 代表例:「活躍している若手社員に共通する特徴はありますか」
    • ポイント:入社後の成長意欲を示せる質問。用意した質問が使えなくなった時の万能質問
  • 【タイプ④】価値観・原体験に関する質問
    • 代表例:「○○さんが仕事をする上で大切にしている価値観を教えてください」
    • ポイント:面接官の名前を出すことで「この人と話したい」という意欲を示せる
  • 【タイプ⑤】企業理念・社風に関する質問
    • 代表例:「会社として大切にしている価値観が、日々の業務でどのように体現されていますか」
    • ポイント:採用サイトで企業理念を確認し、「○○という点に共感しましたが」と前置きすると企業研究の深さが伝わる
  • 【タイプ⑥】課題・今後の方向性に関する質問
    • 代表例:「このチームや部署が、今後特に力を入れていきたい領域はありますか」
    • ポイント:二次面接ではチームや部署単位の方向性について聞く。経営層向けの「中期経営計画」など大きすぎるビジョンの質問は最終面接まで温存する
  • 【タイプ⑦】面接中派生の質問
    • 代表例:「先ほど○○についてお話しいただきましたが、もう少し詳しく教えていただけますか」
    • ポイント:「話を聞いていた」「興味を持っている」というアピールになる。用意した質問が解消された時の救済策にも

避けるべき逆質問

避けるべき逆質問。1.特にありませんと答える、2.自信のなさが出る質問をする、3.条件面ばかりの質問をする、4.調べればわかる質問をする、5.クローズドクエスチョンをする、6.すでに説明された内容を聞く。

二次面接では「この人を次の選考に進めても良いか」を見ています。以下のような質問は評価を下げる原因になります。

  • 「特にありません」と答える
  • 「私でもついていけますか?」など自信のなさが出る質問
  • 給与・残業など「条件面」ばかりの質問
  • HPを見ればわかる「調べればわかる」質問
  • 「はい」「いいえ」で終わるクローズドクエスチョン
  • すでに説明された内容を聞く

▼二次面接の逆質問について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
二次面接の逆質問50選一次面接との違いと現場責任者に刺さる質問を解説

面接のマナーと注意点

二次面接では、回答内容だけでなく、振る舞いや態度も評価対象です。成田さんが人事だった頃、マナー面で減点されて不合格になった学生を何人も見てきました。対面・オンラインそれぞれの注意点を押さえ、好印象を残せるよう準備しておきましょう。

【前提】二次面接は対面が増える

一次面接ではオンライン形式が主流ですが、二次面接では対面形式に切り替える企業が増えます。特に「一緒に働きたいか」「職場に合うか」を見極める二次面接では、対面で直接会って雰囲気を確認したいと考える企業が多いです。

ただし、企業によってはオンラインを継続する場合もあります。面接案内のメールに「オンライン」「対面」の記載があるので、必ず確認しておきましょう。どちらの形式でも対応できるよう、両方の準備をしておくと安心です。

【対面面接】入室から退室までの流れ

【対面面接】入室から退室までの流れ。ノック3回、挨拶、着席のタイミングなどの入室マナーから、退室時の礼、建物を出るまでの注意点。

対面面接では、入室から退室までの一連の振る舞いが第一印象を左右します。

入室から着席まで

  • ノックは3回、返事を待ってから入室する:「どうぞ」と返事があってから入室。返事がない場合は、もう一度ノックする
  • 「失礼いたします」と言いながらドアを開ける:ドアを閉める際は、後ろ手で閉めずに体を向けて静かに閉める
  • 椅子の横に立ち、挨拶と名前を伝える:「本日はお時間をいただきありがとうございます。〇〇と申します」と挨拶し、お辞儀は言葉を言い終えてから行う
  • 「お座りください」と言われてから着席する:着席する際は「失礼いたします」と一言添える

退室まで

  • 面接終了後、立ち上がって一礼する:「本日はありがとうございました」と感謝の言葉を伝える
  • ドアの前で振り返り、再度一礼する:「失礼いたします」と言い、再度お辞儀をする
  • 建物を出るまで気を抜かない:廊下やエレベーター、受付での態度も見られている可能性がある

【オンライン面接】事前準備と面接中の注意点

【オンライン面接】事前準備と面接中の注意点。カメラ・照明・背景・音声の準備、目線やリアクション(1.5倍)、メモを見すぎない等の注意点。

二次面接でもオンライン形式が採用される場合があります。対面とは異なる準備が必要です。

事前準備(前日まで)

  • カメラ位置:目線の高さに近い位置に設定。下から見上げる・上から見下ろす角度にならないようにする
  • 明るさ:顔が暗く映っていないか、逆光になっていないか確認。照明は顔の前に配置する
  • 背景:散らかっていない、視線を奪うものが映っていない状態にする。バーチャル背景は使わない方が無難
  • マイク・ネット環境:声がこもっていないか、音が途切れないか事前にテストする

面接中の注意点

  • 最初に音声がクリアかを聞く:音声トラブルがあったときに早く気付けるだけでなく、「相手の立場を考えている」「丁寧にコミュニケーションを取ろうとしている」という印象を与えることも狙う
  • カメラを見て話す:画面ではなくカメラを見ることで、アイコンタクトを取っている印象になる
  • リアクションは普段の1.5倍:オンラインでは小さなリアクションが伝わりにくいため、頷きは大きめに
  • メモを見ながら話さない:視線が下に落ち続けていると、社会人から見るとすぐに分かる

【共通】面接中のマナーと注意点

【共通】面接中のマナーと注意点。視線・姿勢の安定、話し方の注意、「2〜3年上の先輩と話す温度感」を目指す、雑談面接でも油断しない、の4項目。

対面・オンライン共通で、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 視線・姿勢を安定させる:キョロキョロして視線が定まらない、猫背になっている、髪や顔を頻繁に触るなどの仕草は、自信のなさを印象づけてしまう
  • 話し方に注意する:早口すぎる、声が小さい、フィラー(えー、あのー)が多い、語尾が伸びるなどは減点対象。模擬面接を録画して確認しておく
  • 「2〜3年上の先輩と話す温度感」を目指す:丁寧でありながらも堅すぎない、自分の言葉で伝えている印象があると好印象
  • 雑談面接でも油断しない:和やかな雰囲気であっても選考中。タメ口が混じったり、ネガティブな本音を漏らしたりしない

二次面接後にやるべき行動

二次面接後にやるべき4つの行動:1.面接の振り返り、2.他社の対策、3.選択肢を増やす、4.合格メールへの返信。

面接が終わっても就活は終わりではありません。成田さんが就活サポーターとして学生を支援する中で、この「結果待ち」の期間の過ごし方がその後の就活の満足度を左右すると感じてきたそうです。どちらの結果になっても次につながるよう、二次面接後にやるべきことを確認しておきましょう。

面接を振り返って次に活かす

記憶が新しいうちに面接を振り返っておきましょう。振り返りをしておけば、次の選考や受かった場合の最終面接にすぐ活かせます。

チェックしておきたいのは、うまく答えられなかった質問はなかったか、面接官の反応が良かった点・悪かった点は何か、ESや一次面接の内容と矛盾していないか、の3点です。矛盾がある場合は「選考を通じて理解が深まった」とポジティブに説明できるよう準備しておくと安心です。

なお、落ちた場合も原因は「準備不足」「価値観のミスマッチ」「運(相対評価)」の3つに分類できますが、改善できるのは「準備不足」だけです。それ以外は相性や運の問題なので割り切りましょう。二次面接で落ちたとしても「この会社とは合わなかった」だけであり、自分の価値が否定されたわけではありません。

次の企業の対策を進めておく

結果待ち期間は「次の準備期間」と捉えて、切り替えて次の選考に向けて動きましょう。「落ちたかも」とモヤモヤする時間があるなら、その時間を対策・準備に充てる方が建設的です。定番の質問への回答準備、企業研究、自己分析の見直しなど、次の企業に向けて準備を進めておきましょう。就活エージェントに相談すれば、客観的なフィードバックをもらいながら効率的に対策できます。

選択肢を増やして心の余裕をつくる

「この1社に落ちたら終わり」という状況が、不安を最大化させます。常に3社以上の選考が進んでいる状態をつくることで、心の余裕が生まれます。就活エージェントを活用して持ち駒を増やしつつ、選考中の企業も並行して進めておきましょう。

受かったら通過メールに返信をする

二次面接に通過すると、企業から通過連絡のメールが届きます。返信は必須ではありませんが、送ることで志望度の高さや丁寧な印象を伝えられます。返信する場合は、通過への感謝と次の面接への意気込みを簡潔に伝えましょう。当日〜翌日中に返信するのがベターです。

よくある質問(FAQ)

就活のサポーターとしてよく聞かれる疑問や、en-courage利用者へのインタビューで出てきた質問への回答をご紹介します。

Q. 二次面接の通過率はどれくらい?

二次面接の通過率は一般的に30〜50%程度と言われています。一次面接を通過した応募者同士の競争となるため、通過率に関わらず、企業への理解度や志望度をしっかりアピールすることが鍵です。通過率を上げたいなら、就活エージェントに相談して企業研究や面接対策のサポートを受けると効果的です。

Q. 二次面接が最終面接の場合は?

中小企業やベンチャー企業では、二次面接が最終面接になるケースもあります。その場合でも50%程度の合格率と考えるのが安全です。配属予定部署のマネージャーや現場責任者に加え、経営層が同席することもあるため、油断せずしっかり対策をして臨みましょう。最終面接を兼ねる場合の対策は、就活エージェントに相談すると適切なアドバイスがもらえます。

Q. 合否連絡はいつ来る?遅いと落ちている?

一般的に3日〜1週間程度で届きますが、2週間以上かかる場合もあります。他の候補者の面接が終わっていない、採用担当者間での判断に時間がかかっているなど理由はさまざまで、「遅い=不合格」ではありません。期限を過ぎても連絡がなければ問い合わせてOKです。結果待ちの間に次の選考に向けた準備を進めたいなら、就活エージェントに相談して持ち駒を増やしておくと心の余裕が生まれます。

Q. 合格フラグ・不合格フラグはある?

確実なフラグは存在しません。面接時間が長かったり入社後の話をされたりすると合格の可能性が高いと言われますが、面接官のスタイルや企業文化によっても異なります。サインに一喜一憂せず、最後まで誠実に自分の想いを伝えることが大切です。面接の手応えが不安なら、就活エージェントに振り返りを相談すると客観的なフィードバックがもらえます。


監修:成田 駿

元日系大手人事/就活サポーター

日系大手事業会社で最年少部長に就任し、新卒採用に5年以上従事。戦略設計からイベント企画、選考フロー、研修まで新卒採用の入口から出口までを幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。人事業務以外でも累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定実績を誇る。

協力:NPO法人en-courage

全国約120の大学に支部を展開し、就活生を対象としたキャリア教育支援を行うNPO法人。独自にイベントやメディアを多数運営し、年間2,500件以上のセミナーを開催。企業と学生の間に年間約80万回の接点を創出するなど、国内最大級の規模で活動している。すべての就活生が本質的なキャリアを通じて人生を最大化できるよう、個別支援やコミュニティづくりを通じたサポートを目指している。