「自分の強みがわからない」「他の就活生と同じ表現になってしまう」
就活生なら誰もが一度は感じる悩みではないでしょうか。実際、en-courage利用者へのインタビューでも、この悩みは特に多く聞かれました。
でも実は、強みは「何を選ぶか」よりも「どう言い換えるか」で差がつくんです。
この記事では、元日系大手人事で、en-courageの就活サポーターとして延べ3,000名以上の学生を支援してきた成田さん監修の基、強みの選び方・伝え方を詳しく解説していきます。
「強み」とは
「自分の強みって何だろう」「長所との違いがよくわからない」と悩む就活生は多いのではないでしょうか。成田さんが学生からよく聞く相談でも、強みの定義があいまいなまま自己PRを書き始めてしまうケースが見られます。ここでは、就活における「強み」の正しい意味と、企業が強みを聞く理由を解説します。
就活における「強み」とは:仕事上の能力・スキル面の得意
強みとは、仕事上で発揮できる能力やスキルのことです。就職活動では、企業が求める人物像に合致する能力を指します。
例えば、「論理的思考力」「プレゼンテーション能力」「マネジメント能力」など、業務で活かせる具体的なスキルが強みに該当します。強みをアピールする際は、「どんな場面で・どう行動し・どんな成果につながったか」がわかるエピソードを交えながら、根拠を持って説明することが重要です。
「強み」と「長所」の違い
就活では「強み」と「長所」が混同されがちですが、実は異なる概念です。両者の違いを正しく理解しておくことで、面接やESで適切にアピールできるようになります。
簡単に言えば、強みは仕事上の能力・スキル面の得意分野を指し、長所は性格上の優れた点を指します。両者は被っても問題なく、表現を変えて使い分けることができます。
強み=仕事上の能力、長所=性格上の優れた点
強みと長所の違いを明確に理解しておきましょう。
- 強み:仕事上で発揮できる能力やスキルのことです。業務に直接活かせる能力であり、企業は入社後の活躍を予測するために強みを聞きます。
- 長所:性格上の優れた点を指します。人柄や性格の特徴を表し、職場での人間関係や社風との相性を判断する材料になります。
この違いを意識することで、面接で「強み」と「長所」を聞かれた際に、それぞれ適切な回答ができるようになります。
被ってOK、表現を変える
強みと長所は、同じ特性から派生していることも多いため、内容が被っても問題ありません。大切なのは、表現を変えて伝えることです。
例えば、「几帳面」という長所がある場合、これを強みとして言い換えると「正確性を重視した業務遂行力」や「細部まで気を配る品質管理力」といった表現になります。同じ特性でも、長所は性格面、強みは仕事で活かせる能力として表現することで、それぞれの質問に適切に答えられます。
「長所」を探している方は長所一覧の記事へ
この記事では「強み」について詳しく解説していますが、長所の具体例やアピール方法について知りたい方は、以下の長所の一覧が掲載されている記事をご覧ください。
▼長所の一覧
【言い換え例・回答例文付き】長所一覧30選言い換え方・伝え方・見つけ方を元人事が解説
企業が強みを聞く3つの理由
効果的な自己PRをするためには、まず企業側の意図を知ることが大切です。企業があなたの強みを知りたがるのには、大きく分けて3つの理由があります。
- ①入社後の活躍を予測するため:企業は、学生の強みが自社の業務で活かせるかどうかを判断したいと考えています。具体的なエピソードとともに強みを説明することで、採用担当者は入社後の活躍をイメージしやすくなります。
- ②仕事への適性を判断するため:強みを聞くことで、その学生が自社の業務や職種に適性があるかどうかを見極めます。例えば、営業職であればコミュニケーション能力、企画職であれば発想力など、職種に合った強みを持っているかがポイントになります。
- ③コミュニケーション能力を確認するため:強みを論理的かつ分かりやすく説明できるかどうかも、企業は見ています。自分の強みを客観的に分析し、相手に伝わる形で表現できることは、ビジネスの場面でも重要なスキルだからです。
【一覧100選】就活で使える強みをタイプ別に紹介
「どんな強みを選べばいいかわからない」「ありきたりな表現になってしまう」という悩みは、en-courage利用者へのインタビューでも多く聞かれました。成田さんが考える強み選びのポイントは、単なる言葉選びではなく「言い換えて解像度を上げる」ことです。ここでは、おすすめの強み6選を詳しく解説し、さらに100選をタイプ別に紹介します。
おすすめ強み6選
ここでは、就活で特に使われやすく、企業から評価されやすい強みを6つ紹介します。それぞれの強みについて、定義から具体的な言い換え例、弱みへの言い換え方、そしてES面接での回答例まで詳しく解説します。
①行動力(行動・推進系の代表)
行動力とは、目標や目的の達成に向けて、自ら考え行動を起こし、実現していく力のことです。企業が求める「行動力」とは、単に活発に動き回ることではなく、状況に応じて計画を立て、リスクを恐れずに一歩を踏み出し、成果につなげる姿勢を指します。
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具体的に言い換える例
- 主体・始動型:自らの意思で最初の一歩を踏み出して物事を動かす力、まだ誰も手をつけていない課題に対して自ら率先して取り組む姿勢
- 実行・完遂型:目標に向けて計画を立てて困難な壁にぶつかっても粘り強くやり遂げる力、計画だけで終わらせずに具体的なタスクに落とし込んで着実に実行する力
- 協働・牽引型:一人では達成できない目標に対して周囲に働きかけてチーム全体を動かす力、自らの熱意で周囲に働きかけて協力体制を築き上げる力
- 課題発見・解決型:あるべき姿と現状のギャップに気づいて改善のために自ら手を動かす力、「何が問題か」を分析して解決すべき点を見抜く
- 弱みに言い換える例:せっかち、無鉄砲になることがある、計画性に欠ける、周囲を置いて先走る
- ES・面接での回答例文:私の強みは、周囲の反対を乗り越えて改革を推進する力です。所属するテニスサークルでは、例年練習参加率が低い状態が続いていました。私は「全員が楽しめる環境作り」を掲げ、練習メニューの刷新とイベントの定期開催を提案しました。しかし、当初は幹部メンバー10名全員から「運営負担が増える」と反対を受けました。そこで私は、負担を分散させるシフト制の導入や、各メンバーの得意分野を活かした役割分担を提示し、一人ひとりと対話を重ねて説得しました。熱意を持って粘り強く交渉した結果、全員の合意を得て改革を実行。半年後には参加率が40%から80%に向上しました。貴社においても、困難な課題に対して粘り強く周囲に働きかけ、プロジェクトを完遂へと導きます。
②柔軟性(思考・適応系の代表)
柔軟性とは、予期せぬトラブルや急激な変化に直面した際、状況を冷静に把握し、その場に応じた適切な判断と行動ができる「臨機応変な対応力」のことです。また、従来のやり方や自分の考えに固執せず、新しい環境や他者の意見を受け入れ、変化を前向きに捉えて成果につなげる「適応力」や「発想力」も含まれます。
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具体的に言い換える例
- 行動・解決型:予期せぬ変更にも動じずその場に最適な判断と行動をとれる力、一つの方法に固執せずアプローチを変えながら解決へ導く力
- 適応・学習型:新しい環境やルールに素早く馴染み早期に即戦力になれる力、過去のやり方に固執せず新しい知識を素直に取り入れる力
- 対人・組織型:自分の主張だけでなく他者の多様な価値観を肯定的に受け入れる力、利害が異なる人々の間に入りそれぞれの立場を尊重してまとめる力
- 思考・発想型:固定観念にとらわれず多角的な視点で新しいアイデアを生む力、従来の方法で行き詰まった時に全く別の角度から打開策を見出す力
- 弱みに言い換える例:優柔不断、周囲に流されやすい、自分の意見を押し通せない、主体性がないと思われることがある、決断が遅い
- ES・面接での回答例文:私の強みは、多様な意見を調整し、組織を前に進める柔軟性です。100人規模のテニスサークルで代表を務めた際、例年は経験者中心の雰囲気になり、初心者の半数が夏までに退会してしまう課題がありました。そこで「全員が楽しめる居場所づくり」を目標に掲げたものの、同期や幹部から反対意見も出て方針がまとまりませんでした。私は粘り強く対話を重ね、各メンバーの思いを丁寧に汲み取りながら、経験者と初心者がペアを組む練習制度や、テニス以外の交流企画を新たに導入しました。その結果、相互理解が進んで一体感が生まれ、定着率は例年の5割から9割まで向上しました。貴社でも、多様な関係者の意見をすり合わせながら、プロジェクトを前進させる役割で貢献したいと考えています。
③責任感(責任・完遂系の代表)
責任感とは、任務を果たそうとする気持ちのことです。ただし、就職活動では「無遅刻無欠席」などの当たり前の前提条件ではなく、能動的に成果を追求する姿勢こそがアピールすべき責任感です。具体的には、役割を最後まで完遂する力、成果への執着、全体への配慮といった要素が評価されます。
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具体的に言い換える例
- 実行・完遂型:一度引き受けた任務や目標に対しいかなる障壁があっても最後まで粘り強く行動し続ける力、壁にぶつかっても諦めず試行錯誤を繰り返してゴールに到達する粘り強さ、口だけで終わらせず宣言したことを確実に形にする力
- 自律・当事者意識型:自分の担当領域にとどまらず「全体のために何ができるか」を常に考え主体的に動く力、「誰かがやるだろう」ではなく「自分が解決する」という強いオーナーシップ、与えられた仕事に対して期待以上の付加価値を出そうとする高いプロフェッショナル意識
- 誠実・献身型:他者との約束や組織のルールを重んじチームのために労を惜しまず貢献する力、納期や時間を厳守し一つひとつの業務を正確にこなして周囲の信頼を積み重ねる姿勢、チームの穴を埋めるために人がやりたがらない業務も率先して引き受ける献身性
- 弱みに言い換える例:抱え込みやすい、頼まれると断れない、完璧を求めすぎる、一人で抱え込んで周囲を頼れない、融通が利かない
- ES・面接での回答例文:私の強みは、現状に満足せず当事者意識を持って課題解決に取り組む責任感です。個別指導塾のアルバイトにて、担当生徒の志望校合格に尽力した際にこの強みを発揮しました。当時、担当生徒は模試の判定がD評価で伸び悩んでいるという課題がありました。私は、マニュアル通りの指導では生徒の苦手分野を克服できないと考え、過去3年分の答案用紙を分析しました。生徒のつまずきパターンを特定した上でオリジナルの対策プリントを自作し、授業外でも質問対応を行うなど精神面でのサポートも徹底しました。その結果、半年後の模試でA判定を獲得し、最終的に第一志望校への合格を果たしました。この経験から、相手の目標を自分事として捉え行動する大切さを学びました。貴社においても、顧客の課題に対して徹底的に向き合い、成果に貢献します。
④継続力(継続・忍耐系の代表)
継続力とは、一度始めた物事を途中で投げ出さずに、目標達成までやり抜く力のことです。継続力の本質は、ただ漫然と続けることではなく、目的や目標を持ち、それに向かって能動的に取り組み続ける姿勢を指します。企業が求めているのは、困難な状況でも目的を見失わず、変化を楽しみながら挑戦し続ける人材です。
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具体的に言い換える例
- 忍耐・再起型:逆境でも心が折れず状況を好転させるために粘り強く向き合う力、厳しい環境やプレッシャーの中でも諦めずにやり抜く力、失敗してもすぐに立ち上がり成功するまで挑み続ける力
- 習慣・規律型:当たり前のことを高い基準で維持し日々の行動を定着させる力、三日坊主にならず決めたルーチンを着実に実行し続ける力、地味な作業であっても手を抜かず誠実に役割を全うする力
- 完遂・突破型:高い目標に対して情熱を持ち続け試行錯誤して必ず結果に結びつける力、自分で決めたゴールに対し長期的な情熱を持って取り組む力、壁にぶつかっても手法を変えながら解決策が見つかるまで粘る力
- 探究・学習型:現状に満足せずより良い状態を目指して学びや改善を繰り返す力、知的好奇心を持ち常に新しい知識やスキルを吸収し続ける力、変化を前向きに捉え自身をアップデートしながら挑戦し続ける力
- 弱みに言い換える例:頑固、融通が利かない、やり方を変えられない、一つのことにこだわりすぎる、新しいことに興味が向きにくい
- ES・面接での回答例文:私の強みは、高い目標達成に向けて地道な努力を積み重ねる「完遂力」です。大学の競技ダンス部において、この強みを発揮しました。当初、チームは予選敗退が続いていましたが、私は全国大会出場という目標を掲げました。自身の課題を体幹の弱さと表現力不足にあると分析し、2つの取り組みを徹底しました。1つ目は、全体練習とは別に毎朝2時間の筋力トレーニングを3年間、1日も欠かさず継続したこと。2つ目は、表現力を磨くためにプロの動画を毎日10本分析し、動作の意味を言語化してノートにまとめたことです。スランプに陥った際も、チームへの貢献を第一に考え、仲間と励まし合いながら乗り越えました。その結果、最後の大会では悲願の全国大会出場を果たし、部内でも歴代最高順位を記録しました。この経験で培った、目標から逆算して粘り強く取り組む力を、貴社の業務でも発揮したいと考えています。
⑤協調性(連携・協働系の代表)
協調性とは、異なる価値観を持つメンバーと協力し、組織の成果を最大化する力のことです。企業が求める「協調性」は、周囲に合わせるだけの受動的なものではなく、自ら働きかけてゴールを目指す「主体的な協調性」です。異なる意見や価値観を持つ相手とも建設的に議論し、チームとしての最適解を導き出す力が求められます。
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具体的に言い換える例
- 受容・関係構築型:相手を受け入れチーム内に心理的な安全性と信頼を生み出す力、相手の背景や感情を汲み取り誰もが発言しやすい空気を作る力、立場や年齢が異なる相手とも誠実な対話で信頼関係を築く力
- 調整・橋渡し型:対立や利害の板挟みになっても逃げず組織をスムーズに機能させる力、異なる意見の間に入り双方が納得できる着地点を見出す力、バラバラな意見を集約しチームとしての「総意」をまとめ上げる力
- 主導・推進型:自ら働きかけて他者の力を引き出しチームで大きな成果を上げる力、一人では困難な目標に対し熱意を持って周囲に働きかけ協力体制を作る力、メンバー個々の適性を見極めて役割を与え組織の結束を高める力
- 支援・献身型:状況の変化に即応しチームの穴を埋めて進行を支える力、予期せぬトラブルにも固執せず臨機応変に動いてピンチを救う力、リーダーやチームの不足を察知してサポートし全体を動きやすくする力
- 弱みに言い換える例:自己主張が弱い、周りに合わせすぎる、優柔不断になりやすい、八方美人に見られることがある、意見の対立を避けがち
- ES・面接での回答例文:私の強みは、利害関係の調整を行い、組織を目標達成へ導く「合意形成力」です。大学時代、100名規模の音楽サークルの定期演奏会で責任者を務めました。当初、選曲方針を巡って「技術向上重視の上級生」と「楽しさ重視の下級生」が対立し、練習参加率が7割まで低下するという課題に直面しました。私は、双方の想いを汲み取ることが解決の鍵だと考え、各パートリーダー6名と個別に面談を実施しました。それぞれの言い分を傾聴した上で、「観客も自分たちも楽しめる最高の舞台を作る」という共通目的を再確認しました。その上で、全10曲のうち3曲は難易度別に乗り番を分ける制度を提案し、双方が納得できる練習体制を構築しました。結果、練習参加率は9割以上に回復し、演奏会は前年比120%となる過去最高の来場者数を記録しました。貴社においても、この調整力を活かし、多様な関係者を巻き込みながらプロジェクトを推進していきたいと考えています。
⑥コミュニケーション力(対話・傾聴系の代表)
コミュニケーション力とは、対人関係を通じて、組織の目標達成や課題解決を円滑に進める力のことです。単に「話し上手である」ことや「場を盛り上げる」ことではなく、相手の状況を理解し、協力関係を築きながら成果へつなげるプロセス全体を指します。
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具体的に言い換える例
- 受信型:話しやすい雰囲気を作り相手の本音や抱える課題を引き出す力、表面的な言葉だけでなく潜在的なニーズを正確にキャッチする力、言葉の裏にある背景や感情まで正しく理解し相手に安心感を与える力
- 発信・提案型:複雑な情報を整理し相手の理解度に合わせて論理的に伝える力、相手の課題を自分事として捉え的確な解決策を提示する力、自分の考えを相手に合わせて分かりやすく伝え納得と行動を引き出す力
- 調整・協調型:異なる意見や利害関係の間に入りゴールに向けて話をまとめる力、意見の対立を解消し双方が納得できる合意形成を図る力、チームの目標達成のために周囲と協力して役割を全うする力
- 関係構築型:心の距離を縮め「この人と働きたい」と思われる土台を作る力、初対面の人とも素早く打ち解け協力体制を作れる力、相手の立場や価値観を尊重し長く続く信頼関係を築く力
- 弱みに言い換える例:おしゃべりが過ぎる、話が長くなりがち、相手の話を遮ってしまうことがある、要点を絞って簡潔に伝えるのが苦手
- ES・面接での回答例文:私の強みは、立場の異なる意見を調整し、組織の合意形成を図る「調整力」です。所属するダンスサークルでは、イベント責任者として100名規模の公演を運営しました。当初、練習の方向性を巡って経験者と未経験者の間に温度差が生じ、参加率が60%まで低下するという課題に直面しました。私は、一人ひとりとの対話が必要だと考え、全メンバー50名と個別に面談を実施しました。ヒアリングの結果、経験者は「クオリティへのこだわり」、未経験者は「技術不足への不安」を持っていることが判明しました。そこで、レベル別の練習時間を設けるとともに、経験者が未経験者をサポートするペア制度を導入し、双方の納得感を醸成しました。結果、チームの一体感が高まり、公演当日は過去最高となる800名の観客動員を記録しました。貴社においても、多様なメンバーの意見を調整し、チームの成果最大化に貢献したいと考えています。
その他の強み100選(タイプ別一覧)
ここでは、おすすめ強み6選以外の、就活で使える強みを100選紹介します。それぞれの強みを6つのタイプに分類しています。自分の経験に合う強みを見つけましょう。
タイプ①:行動・推進系
- 行動力
- 主体性
- 積極性
- 実行力
- 推進力
- チャレンジ精神
- 決断力
- 先見性
- 起業家精神
- イニシアチブ
- 自発性
- 能動性
- 主導力
- 開拓力
- 革新性
- 創造性
- 企画力
- スピード感
タイプ②:思考・適応系
- 柔軟性
- 適応力
- 臨機応変
- 多様性
- 発想力
- 思考力
- 分析力
- 判断力
- 問題解決力
- 批判的思考
- 論理的思考
- 創造的思考
- 戦略的思考
- システム思考
- 学習適応力
- 環境適応力
- 情報収集力
タイプ③:責任・完遂系
- 責任感
- 完遂力
- 信頼性
- 誠実性
- 献身性
- 使命感
- 当事者意識
- 自律性
- 自己管理力
- 時間管理力
- 品質管理力
- リスク管理力
- プロジェクト管理力
- 成果志向
- 品質志向
- 効率性
タイプ④:継続・忍耐系
- 継続力
- 忍耐力
- 持久力
- 粘り強さ
- 根性
- 精神力
- 回復力
- レジリエンス
- 習慣化力
- 自己規律
- 集中力
- 没頭力
- 探究心
- 学習意欲
- 向上心
- 成長志向
タイプ⑤:連携・協働系
- 協調性
- チームワーク
- 連携力
- 調整力
- 統率力
- ファシリテーション力
- コラボレーション力
- 支援力
- 貢献意識
- 共感力
- 受容力
- 関係構築力
- ネットワーキング力
- 対人関係力
- 組織理解力
- 多様性尊重
- フォロワーシップ
タイプ⑥:対話・傾聴系
- コミュニケーション力
- 傾聴力
- 説明力
- 説得力
- 交渉力
- プレゼンテーション力
- 質問力
- フィードバック力
- 共感表現力
- 非言語コミュニケーション力
- 異文化コミュニケーション力
- 顧客対応力
- クレーム対応力
- 営業力
- ヒアリング力
- 対話力
強みを選んだら次にやること
強みを選んだだけでは、まだ自己PRとして使える状態ではありません。成田さんが実際に人事として採用面接を行ってきた経験から言えるのは、抽象的な強みのままでは他の就活生と差別化できないということです。ここでは、選んだ強みを「自分だけのもの」に磨き上げる方法と、効果的な伝え方を解説します。
解像度を上げよう
強みを選んだら、次は「解像度を上げる」作業が重要です。抽象的な言葉を具体的に言い換えることで、他の就活生と差別化でき、面接での説得力が格段に高まります。
強みは「言い換えて解像度を上げる」ことが重要
「コミュニケーション能力がある」「責任感がある」といった言葉は、多くの就活生が使うため、そのままでは採用担当者の印象に残りにくいものです。しかし、具体的な言葉に言い換えることで、あなただけのオリジナルな強みに変わります。
たとえば「責任感がある」という言葉を考えてみましょう。同じ「責任感」でも、「任されたことは最後までやり遂げる」タイプなのか、「周囲が困っていると放っておけない」タイプなのかで、伝わる人物像はまったく異なります。このように具体的な場面や行動パターンまで言語化できれば、採用担当者はあなたの人柄や働き方をイメージしやすくなりますし、面接で深掘りされたときにも自信を持って答えられるようになります。
ありふれた言葉でも、解像度を上げて具体的に表現することで、他の就活生との差別化につながります。強みは早めに選んで、この「解像度を上げる作業」に時間をかけましょう。
強みを言い換えて解像度を高める4つの方法
強みの解像度を高めるには、いくつかの効果的な方法があります。
- 就活のプロに相談する:就活エージェントに相談することで、人事の視点からあなたの経験を分析してもらえる。自分では気づかなかった表現や言い換え方を教えてもらえることも
- おすすめ強み6選の言い換え例を参考にする:本記事で紹介している各強みの言い換え例を参考に、自分に最も合う表現を選ぶ。「このタイプが一番しっくりくる」という感覚を大切に
- 具体的なエピソードから考える:エピソードの内容と、選んだ言葉の持つニュアンスが合致しているか確認する。実際の経験から逆算して言葉を選ぶことで、面接で深掘りされても自信を持って答えられる
- 志望企業の求める人物像から逆算する:たとえば同じ「責任感」でも、チームワーク重視の企業では「周囲が困っていると放っておけない」と表現し、成果重視の企業では「任されたことは最後までやり遂げる」と表現すると効果的
伝え方を学ぼう
強みを選んで解像度を上げたら、次は効果的な伝え方を学びましょう。どれだけ良い強みを持っていても、伝え方が悪ければ採用担当者に響きません。
強みを伝えるときの構成
面接で強みを伝える際は、以下の6つの順序で構成しましょう。
- 結論(あなたの強みは何か?):「私の強みは○○です」と最初に明言します。
- 背景(その強みをどのように培ったのか?):学生時代の部活動やアルバイト、サークル活動など、強みが育まれたきっかけや環境を伝えます。
- 課題(強みを発揮したとき、どんな課題に直面していたのか?):チームが目標達成に苦しんでいた、プロジェクトが停滞していたなど、具体的な状況を説明します。
- 行動(その課題に対して、強みを活かしてどう取り組んだのか?):あなたが実際に行った具体的な行動を伝えます。
- 実績(その成果はどんな数値や事実で裏付けられるのか?):売上が20%向上した、チームの満足度が9割を超えたなど、できるだけ数値で示すと説得力が増します。
- 仕事への活用(その強みを企業でどう活かし、貢献できるのか?):志望企業の業務内容と結びつけることで、採用担当者は入社後の活躍をイメージしやすくなります。
この流れで話すと、論理的でわかりやすい回答になります。
強みを効果的に伝えるためのコツ
- 伝える強みは1つに絞る:複数の強みを伝えると焦点がぼやけ、採用担当者に印象が残りにくくなる
- 数字や固有名詞を使って具体的に示す:「多くの人と関わった」よりも「50名規模のイベントを企画・運営した」の方がイメージしやすい
- 強みを的確に表すエピソードを選ぶ:強みとエピソードが一致していないと、説得力が弱くなる
- 入社後の活かし方を具体的に伝える:「営業チームの連携を強化し、顧客満足度向上に貢献します」のように、具体的な業務と結びつける
- 自分の言葉で語る:テンプレートや他人の表現をそのまま使わず、自分の経験から感じたこと、学んだことを自分の言葉で表現する
これらのコツを意識することで、強みをより効果的に伝えることができます。
強みを伝える際の注意点
- 強みを過大評価・過小評価しない:過大評価すると「本当にできるのか」と疑われ、過小評価すると「自信がなさそう」と見られる
- 強みを複数伝えない:1つに絞って、深く掘り下げて伝える方が効果的
- 仕事に関係のない強みは避ける:志望企業の業務内容と関連性の高い強みを選ぶ
- 社会人として当然のことをアピールしない:「時間を守る」「約束を守る」などは当たり前のことなので、差別化にはならない
- 自己PRや長所との整合性を取る:強みは仕事上の能力、長所は性格上の優れた点だが、両者が矛盾していると採用担当者に混乱を与える
これらの注意点を守ることで、強みをより効果的に伝えることができます。
強みが思いつかない時の見つけ方5選
「自分には強みがない」「何をアピールすればいいかわからない」と感じていませんか。成田さんが学生からよく聞く相談の中でも、強みが思いつかないという悩みは特に多いものです。実は、強みは誰にでも必ずあります。ここでは、自分の強みを発見するための具体的な方法を5つ紹介します。
▼強みの見つけ方について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
強み・弱みの見つけ方12選自己分析・言い換え方・伝え方などを元人事が解説
就活のプロに相談する
就活エージェントに相談することで、客観的な視点から自分の強みを発見できます。自分では気づかない強みを指摘してもらえる可能性があります。「自分で考えても思いつかない」という場合は、まずプロに相談することをおすすめします。
▼強みが見つからない方は、まずは就活のプロに相談してみましょう。
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過去・現在・未来の3軸で自己分析する
自分を過去・現在・未来の3つの軸で整理することで、強みを発見できます。
- 過去:これまでに成功した経験、頑張ったこと、褒められたことを振り返る
- 現在:今の自分が得意なこと、自然とできること、周囲から頼られることを整理する
- 未来:将来なりたい姿、達成したい目標から逆算して必要な能力を考える
「あの時うまくいった理由は何だろう?」と振り返ることで、自分の傾向に気づけるようになります。
▼自己分析のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。
自己分析を深める11のやり方目的・注意点・活用方法まで完全ガイド
仮で強みを選び、自分に合う言い換え方を考える
まずは本記事で紹介したおすすめ強み6選(行動力・柔軟性・責任感・継続力・協調性・コミュニケーション力)から仮で選んでみましょう。その上で、自分に合う言い換え方を考えることで、しっくりくる強みが見つかります。「完璧に自分に合う強み」を探すより、「選んでから自分に寄せていく」方が効率的です。
強みの一覧を参考にする
いくら考えても強みが思い浮かばないという場合は、一覧を参考にする方法も効果的です。本記事で紹介しているタイプ別一覧を眺めながら、自分に当てはまるものを探してみてください。「このキーワード、自分にも当てはまるかも」と思えるものがあれば、そこから具体的なエピソードを思い出してみましょう。
弱みを強みに変換する
自分の弱みを裏返すと強みが見つかります。例えば「実行力が弱い」は「慎重に計画を立てられる」、「調整力が弱い」は「自分の意見をブレずに持てる」といった具合です。弱みと強みは表裏一体なので、自分の弱みから逆算して考えると自然な強みを見つけやすくなります。ぜひ次のセクションの一覧表を参考にしてみてください。
弱みを強みに言い換える一覧表
「弱みならすぐ思いつくけど、強みが見つからない」という方におすすめなのが、弱みを強みに変換するアプローチです。実は、強みと弱みは表裏一体の関係にあります。同じ特性でも、プラスに働けば強み、マイナスに働けば弱みになるのです。以下に具体的な変換例を紹介します。
- 実行力が弱い → 目標に向けて慎重に計画を立ててから動く力
- 変化対応が苦手 → 一貫性を持って最後まで物事に取り組む力
- 巻き込み力が弱い → 周囲の意見を尊重して調和を保つ力
- やり切る力が弱い → 無理をせず適切なタイミングで周囲に頼れる力
- 調整力が弱い → 自分の意見を大切にしてブレずに主張できる力
- 伝達力が弱い → 相手の話を聴くことを優先し、本音を引き出す力
この方法を使う際に注意したいのは、弱みを都合よくごまかすのではなく、両面を自覚していることを示すことです。たとえば、「心配性で行動が遅くなることがある一方で、リスクを事前に洗い出して準備できる」のように、ネガティブ面も認めたうえでポジティブ面を伝えると、面接での説得力が増します。
強みを弱みに言い換える一覧表
反対に、強みが思いつく方は、それを弱みに変換することも可能です。強みと弱みをセットで考えることで、一貫性のある自己PRができるようになります。
- 行動力 → 慎重さに欠け、見切り発車で動いてしまうことがある
- 柔軟性 → 状況に合わせすぎて一貫性に欠けることがある
- 責任感 → 一人で抱え込みすぎて周囲に頼れないことがある
- 継続力 → コツコツできる分、一気に早く取り組むのが苦手
- 協調性 → 周囲に合わせすぎて自己主張が弱くなることがある
- コミュニケーション力 → 聞きすぎて、遠慮することがある
面接で弱みを伝える際は、弱みを言いっぱなしにせず、克服への取り組みをセットで伝えることがポイントです。企業は弱みそのものではなく、それにどう向き合っているかを見ています。
よくある質問
就活のサポーターとしてよく聞かれる質問や、en-courage利用者へのインタビューで出てきた疑問への回答をご紹介します。
Q. 強みは複数用意すべき?
1つでも十分ですが、職種に応じて使い分けられるよう2〜3個あると便利です。たとえば営業職には「コミュニケーション能力」、企画職には「創造力」など、志望先に合わせて最適な強みを選べます。ただし、強みの数より「どれだけ深く説明できるか」が重要なので、まずは1つを徹底的に磨きましょう。どの強みを選ぶべきか迷ったら、就活エージェントに相談すると客観的なアドバイスがもらえます。
Q. ESと面接で同じ強みを使っても大丈夫?
はい、むしろ一貫性があることで信頼感が高まります。ESと面接で異なる強みを伝えると、「どちらが本当の強みなのか」と疑問を持たれる可能性があります。ESでは文字数制限があるため簡潔に、面接ではより詳しいエピソードや具体的な数字を交えて説明しましょう。一貫性があるかどうか不安なら、就活エージェントにES添削を依頼すると安心です。
Q. 強みと弱みを両方聞かれたらどう答える?
強みと弱みを表裏一体として関連付けて答えると、自己理解の深さを伝えられます。たとえば「行動力がある(強み)→慎重さに欠ける(弱み)」のように関連づけると一貫性が伝わります。弱みを述べた後は必ず改善への取り組みをセットで伝えましょう。企業は完璧な人材ではなく、自己理解があり成長意欲のある人材を求めています。答え方に自信がない場合は、就活エージェントに模擬面接をお願いすると実践的なアドバイスがもらえます。
Q. ありきたりな強みでも大丈夫?
はい、具体的な表現に言い換えれば十分に差別化できます。「コミュニケーション能力がある」ではなく「異なる価値観を持つ人同士の橋渡しができる」のように具体化しましょう。企業は強みの名前ではなく、どのように発揮され、どのような成果につながったかを見ています。具体的なエピソードを添えることで、ありきたりな強みでも十分にアピールできます。言い換え方に迷ったら、就活エージェントに相談してプロの視点からフィードバックをもらうのがおすすめです。
Q. 強みと長所の違いは?
強みは「仕事上の能力」、長所は「性格上の優れた点」を指します。たとえば強みは「論理的思考力」「プレゼンテーション能力」など、長所は「明るい性格」「几帳面」などです。両方聞かれた場合は別々に答えますが、関連付けて説明すると説得力が増します。たとえば「几帳面という長所が、データ分析という強みにつながっています」のように伝えると効果的です。書き分けに自信がない場合は、就活エージェントに相談してみましょう。
Q. 面接で深掘りされたらどう答える?
具体的なエピソードと数字を用いて答えられるよう準備しておきましょう。深掘りは自分の強みをより詳しくアピールするチャンスです。「なぜその行動を取ったか」「結果どうなったか」まで整理しておくとスムーズに答えられます。発揮した場面、具体的な行動、困難や課題、成果や数値、入社後の活かし方の5点を事前に言語化しておくのがポイントです。深掘り対策に不安がある方は、就活エージェントに模擬面接を依頼して実践的なアドバイスをもらいましょう。
▼強みの伝え方に不安がある方は、まずは就活のプロに相談してみましょう。
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監修:成田 駿
元日系大手人事/就活サポーター
日系大手事業会社で最年少部長に就任し、新卒採用に5年以上従事。戦略設計からイベント企画、選考フロー、研修まで新卒採用の入口から出口までを幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。人事業務以外でも累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定実績を誇る。
協力:NPO法人en-courage
全国約120の大学に支部を展開し、就活生を対象としたキャリア教育支援を行うNPO法人。独自にイベントやメディアを多数運営し、年間2,500件以上のセミナーを開催。企業と学生の間に年間約80万回の接点を創出するなど、国内最大級の規模で活動している。すべての就活生が本質的なキャリアを通じて人生を最大化できるよう、個別支援やコミュニティづくりを通じたサポートを目指している。