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【例文多数】採用のプロが教える! 「長所」の上手な書き方・話し方

ESや面接の定番質問である「長所と短所」。とくに長所は、いかに有用な人材かを示すために欠かせないものです。本記事では、人材業界の現役社員に監修をいただき、評価される長所の書き方、面接でのアピール方法を細かくまとめています。具体例も多く掲載しているので、長所に迷っている人はぜひ参考にしてください。

長所をアピールして面接を有利に進めよう

今回は、人材業界でキャリアアドバイザーを務めるUさんに、就活生のみなさんから集めた「長所と短所」の疑問をぶつけました。

Uさんいわく、多くの就活生が「自己PR」や「志望動機」に時間を割いており、「長所と短所」は、何となく回答してしまっている人も少なくないのだそう。

しかし、「長所と短所」は面接で掘り下げられやすく、ここで良い印象を持ってもらえると一気に評価が上がる、意外な鬼門なのです。 とくに、本記事でフォーカスしている「長所」は自分の有用さをアピールするうえで重要な要素です。

Uさんが教える「企業・人事側の目線」を押さえることで、ほかの就活生とは一線を画した120点のアピール方法を習得できます。

さらに、実際に有名企業に受かった先輩方の例文を多数掲載しているので、「いますぐ長所を考えないといけない」という人も、重宝すること間違いなし! ぜひとも最後までチェックしてください。

「短所」に焦点を当てた例文を知りたい方は、こちらの記事をチェック! 長所のみならず、短所すら強みに変えるコツを解説しています。 【例文多数】採用のプロが教える! 「短所」の上手な書き方・話し方

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長所って例えば何? 「長所と短所」で面接官が知りたいこと

●面接における「長所と短所」の意味

――そもそも、「長所と短所」って何ですか? どんなことを答えれば正解ですか?

Uさん: 国語辞典で「長所」「短所」を引くと、それぞれ「優れているところ」「劣っているところ」と出てきます。

就活では、自分の性格や価値観・行動傾向における、「優れているところ」「劣っているところ」の特徴をアピールしてください。 たとえば、「長所:好奇心旺盛、短所:せっかち」といったものです。

採用担当者がこの質問で知りたいのは人物像なので、「長所:英語、短所:PC操作」のような、スキルにまつわる回答は求められていません。

●「長所と短所」の質問意図

――面接官は、何を知るために「長所と短所」を聞くのでしょう?

Uさん: 「長所と短所」を通して、回答者の人物像を知ることで、企業や仕事に適性があるか、入社後に活躍できそうかを判断しようとしています。

このため、人柄や考え方がわかるような回答が好まれるのです。

また同時に、自分の長所・短所を客観視し、他人に伝える能力があるかも見られています。

エピソード選択やアピール方法を工夫することで、「この人はきちんと自分の性格を理解しているな」「わかりやすいな」と思ってもらえます。

――では、実際にどんな内容で構成すればいいか、具体的に教えてください。

Uさん: わかりました。まずは、ES・履歴書における、長所の書き方についてお教えしますね。

就活で評価される! 履歴書・ESにおける長所の書き方と例文

●長所の書き方のコツ

――ES・履歴書において、評価される長所の書き方はどんなものですか? Uさん: 採用担当者が、ES・履歴書を読んで評価するのは、「長所が明確に伝わってくる」ものです。 このために、内容を絞り、整理して書くことが必須となります。 具体的には、以下の3つのノウハウを使ってください。

★ポイント1:アピールする長所は1つだけ

Uさん: 「私には積極性があり、計画性があり、リーダーシップもあり......」と欲張っても、結局面接官の印象には残りません。 優柔不断で、客観性がない人に思われることも。 もっともアピールしたい長所のみを書くことで、伝えたいことがはっきりします。

★ポイント2: 「結論→エピソード→入社後にどう活かせるか」の構成にする Uさん: 冒頭で結論「私の長所は■■です」を示すだけで、わかりやすさが桁違いになります。

また、「私の長所は■■です」と書いてあるだけでは、その真偽を判断することはできません。その長所を表すエピソードを添えることで、「なるほど。たしかにこの人は■■という特徴を持っているな」と面接官を納得させましょう。

そして、最後は「入社後にどう活かせるか」で締めること。これを入れない人も多いですが、入れてあげることで「何をアピールしたいのか」がより明確になり、さらに面接官としてもその人物の入社後のイメージが湧きやすくなります。

★ポイント3:エピソードには数字や具体的成果を入れ込む Uさん: エピソードは、5W1H(だれが・いつ・どこで・なにを・なぜ・どのように)を入れることで、伝わりやすくなります。

とくに以下のような表現を使うと、長所によってどのようなことができたかがの解像度がぐんと上がるので、企業側も評価しやすくなります。

・目標数値の■割を達成 ・前年と比べて■人増となった ・満足度が■%に上がった ・同じ作業時間で■倍こなせるようになった ・処理時間が■分の1になった ・トラブルやクレームが■割減った ・■カ月連続でミスゼロを達成した ・リピーターが■人増えた ・■人に指名してもらえた ・■■の役職をもらえた など

――なるほど。これらのコツを、実際のES・履歴書に落とし込むとどのようになりますか?

Uさん: 「アピールする長所は1つだけ」「『結論→エピソード→入社後にどう活かせるか』の構成」「エピソードには数字や具体的成果を入れ込む」の3つを、実際に盛り込んだ長所の例文を見てみましょう。

●長所の書き方・例文

――――――――――――――――――――――――――――――― 私の長所は、「努力家なこと」です。 ↑冒頭に結論。長所を1つに絞っている。 私は大学の第二言語で、中国語を選択しています。中国語を話せるようになりたかったので、上級者向けのクラスの試験を受け、合格することができたのですが、はじめは授業についていくのがやっとでした。 そこで、どんなに忙しくても毎日1時間中国語を勉強することを決め、今日まで欠かさずおこなっています。また、語学アプリで中国の方と友達になり、週に1度オンラインで対話しています。 その結果、中国語を習得することができ、大学3年生のときに参加した留学プログラムでは修了時に■点をおさめることができました。 ↑エピソード。具体的な成果が数字・5W1Hを使ってわかりやすく整理されている。 中国語の知識と、コツコツ努力できる性格を活かして、貴社のさらなるグローバル化に貢献したいと思います。 ↑「入社後にどう活かせるか」で締めている。 ―――――――――――――――――――――――――――――――

●NGな長所 ――長所・短所を履歴書・ESに書くとき、避けたほうがいい内容はありますか?

Uさん: 先述のとおり長所・短所の項目では、人柄や企業や仕事への適性を見ています。 このため、「この仕事・会社に向いていない」もしくは「一緒にはたらきたくない」と思われてしまう回答はNGです。

具体的には、以下に挙げているものは適性がない・感じが悪いと思われてしまうため、避けた方が良いです。

×企業や職種に明らかに合わないもの

Uさん: 長所・短所でも、志望企業や職種で求められる性質を知るために、業界・企業研究は必ずおこないましょう。適性に合わせて自分を偽るのはNGですが、職種や社風に合った性質を持つ人ほど、評価されやすいです。

たとえば、精密さが重視される仕事で「おおらか」、言葉の裏まで読むことが必要な業務で「素直」、研究職で「コミュニケーション能力」をアピールしても、面接官には刺さりません。 自分の長所・短所で、志望企業や業種に貢献できるかを踏まえて考えてみましょう。

×単なる自慢に聞こえるもの

Uさん: 「良いところを見せたい」という気持ちが先走るあまり、単なる自慢にならないように注意しましょう。

具体的には、「私は■■ができて、他人から■■がすごいねと言われます」という内容だけでは、説得力がないばかりか、感じが悪く聞こえることも。短所として取られてしまいかねません。

「■■を達成するために、~~のように努力した」「はじめはうまくいかなかったが、■■のアドバイスを受けて~~した」「■■のおかげで~できた」など、自分なりに頑張ったことや周りに感謝する姿勢を入れることで、印象がぐんと良くなります。

×ほかの項目と矛盾があるもの

Uさん: 採用担当者は、長所・短所の項目以外も見ています。

たとえば長所で「コツコツ努力できる」と書いているのに、単位をいくつも落としていたり、「誰とでも仲良くできる」とアピールしているのに、自己PRのエピソードでチームメイトと仲間割れした話を披露してしまったりすると、不信感を持たれてしまいます。

ES・履歴書全体を通して、一貫した人物像になる長所・短所とエピソードを選択するようにしましょう。

×書かない

Uさん: 長所・短所は必ず書くようにしましょう。 とくに短所は、ないほうがいいものだと思ってしまいがち。

しかし、人間誰しも良い部分も悪い部分もあります。そこを踏まえたうえで、どう長所を活かし、どう短所を補っているのかを、企業側は知りたいのです。

「とくになし」または空欄のままにしていると、客観性がないと思われてしまうことも。いま一度自分を見つめ直し、何らかの長所・短所は記入するようにしましょう。

――履歴書・ESにおける長所・短所の書き方や内容は、把握できました! 面接で話すときも、これをそのまま伝えればいいのでしょうか?

Uさん: 面接でのアピールにも、コツがあります。多くの就活生が勘違いしているポイントを含めて、どう伝えるべきかお教えしますね。

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【長所の話し方と例文】面接で好印象を残すポイント

――面接で長所・短所をアピールするときに意識すべきポイントを教えてください。

Uさん: 面接官は、コミュニケーション能力と、話している内容が信頼できるかに注目しています。 ゆえに、まずは堂々と自信を持って明るく話すこと、そしてESや履歴書に書いてある内容を矛盾なく伝えることができるかが重要になってきます。

多くの就活生が勘違いしているのですが、ES・履歴書の文章を丸暗記する必要はありません。 内容に間違いがなければ良いので、たとえば「社交的」を「誰とでも仲良くなれる」と言っても問題ないのです。

暗記した内容を話すことだけに注力しすぎて、表情が強張っていたり、しどろもどろになってしまったり、面接官の質問意図とずれた回答をしてしまったりする人が、かなり多いです。

―― では、具体的には面接でどのように話すべきか教えてください。

★ポイント1:全文暗記ではなく、伝えたいキーワードを優先的に覚えるようにする

Uさん: 忘れずに入れ込んでほしいのは、「長所」「それを補足するエピソードの5W1Hと成果を現す具体的数字」、そして「どう活かすか」です。

ES・履歴書と同じ内容をアピールできれば、ちがう単語を使って説明してもかまいません。口頭で、自分がもっとも伝えやすい語句を選ぶようにしましょう。

何も見ない状態で自分の言葉で回答できるよう、予行演習をして行くと良いでしょう。

★ポイント2:ゆっくり話して1分程度の長さを意識する

Uさん: 長所・短所以外の回答にも言えることですが、時間制限を設けられていない場合、ゆっくり話して1分程度の回答になるように意識しましょう。

文章にすると、250〜300文字ほどです。 これが聞き手を退屈させず、また不足も感じさせないちょうど良い時間と言われています。

ただし、「●分以内で」と指定されることも多いため、30秒・3分バージョンなど短めのもの・長めのものを用意しておくと完璧です。

★ポイント3:面接官を見て、堂々と明るく話す

Uさん: 自信がないように見えてしまうと、せっかくの長所も説得力が弱まってしまいます。

また、短所を話す際も、「自分の短所を素直に話して大丈夫かな...」と思いつめずに、明るくハキハキと話すほうが好印象です。

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良い長所の例文が思いつかない? さまざまな性格向けの長所一覧

――就活では、どんな長所が定番ですか? 使える長所を教えてください。

Uさん: 以下のものは、よく使われる長所です。参考にしてみてください。

●長所一覧

協調性がある、聞き上手、臨機応変に対応できる、行動力がある、アクティブ、積極的、主体性がある、忍耐強い、調整力がある、真面目、粘り強い、責任感が強い、ポジティブ思考、慎重、堅実、計画性がある、課題解決力がある、几帳面、論理的、丁寧、愛嬌がある、おおらか、コツコツ努力できる、向上心が強い、素直、集中力がある、謙虚、誠実、チャレンジ精神がある、フットワークが軽い、思いやりがある、想像力が豊か、ストレス耐性が高い、社交的、情熱的、細やかな気遣いができる、冷静、穏やか、度胸がある、本番に強い、打たれ強い、貪欲、タフ、親しみやすい、自己管理能力が高い、巻き込む力がある、リーダーシップがある、提案力がある、コミュニケーション能力がある など。

――これらの長所を、実際のアピールに落とし込むとどうなりますか? 良いエピソードの例文を教えてください。

Uさん: では、実際に有名企業に複数内定をもらった先輩たちの長所を以下に掲載します。どういった部分が評価されたのかも解説しているので、ここも踏まえてチェックしてみてください。

※掲載している例文は個人情報保護のため、本人の希望で一部の表現を伏せ字にしています。

●具体的なエピソード・例文

――――――――――――――――――――――――――――――― <例文① リーダーシップがある> 回答者:21卒、男性、IT企業内定

私は、「リーダーシップがある」とよく言われます。 大学のラグビー部「■■」で主将を勤めており、■人のチームをまとめています。 チームメンバーが困っているときはすぐ相談に乗り、改善できることはないかをつねに考えています。小さなことでも顧問やマネージャーに相談し、意見を取り入れています。 この結果、今年の■■大会で、初めて■位に入賞することができました。 貴社でも、リーダーシップを活かして、チームの団結に貢献したいと思います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――

Uさん: 簡潔ながら、過不足のない長所の伝え方だと思います。チームで動くことが多い社風に合わせたエピソード選択も◎。

――――――――――――――――――――――――――――――― <例文② 臨機応変> 回答者:21卒、女性、食品メーカー内定

私の長所は「臨機応変なこと」です。 私は、大学1年生からエスプレッソマシーンの実演販売のアルバイトをしております。

はじめは、社員の方にいただいたマニュアル通りに実演をおこなっていたのですが、月の販売台数は平均1〜2台ほどでした。 あるとき、好成績の先輩の実演を見る機会があり、そこで先輩が客層によって話す内容を変えていることがわかりました。たとえば主婦層には「家事時間の短縮になる」、男性には「プレゼントに最適ですよ」などと話していました。

そこで私も、年齢・性別・場所別にウケの良い反応を見て自分なりの実演販売をおこなったところ、月の売上平均が30台ほどになりました。また、もっとも売上が良かったときには、月に56台の販売を達成し、社員の方から表彰していただきました。

この経験から、私は相手がもっとも興味があること・喜ぶことは何かをつねに意識するようになり、それに合わせて柔軟に対応するようにしています。 貴社でもこの長所を活かして、■■職においてお客様の要望に応えるような仕事をしていきたいと思っております。 ―――――――――――――――――――――――――――――――

Uさん: エピソードの成果が非常にわかりやすいです。臨機応変さのみならず、向上心などの長所も副次的に読み取れるのも好印象です。

――――――――――――――――――――――――――――――― <例文③ 打たれ強い> 回答者:21卒、男性、広告代理店内定

私の長所は、「打たれ強いこと」です。粘り強くアタックして、決して諦めません。 私は、和菓子店でのアルバイトをしており、周辺のスーパーマーケット20軒に営業に行くことがありました。新製品「■■」は知名度が低く、どのお店もはじめは扱ってくれませんでした。

私は諦めず、一ヶ月のあいだ20軒を欠かさず周り、休憩中の担当者の方と話したり、「■■」の美味しさやヘルシーさなどをまとめたPOPや手紙をお渡ししたりしました。

その結果、20軒すべてのお店が「■■」を置いてくださるようになり、前年比30%増の売上を達成することができました。 貴社でも、この長所を活かして営業職を志望しています。粘り強さで、どんな頑なな顧客の心も開きたいと思います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――

Uさん: 自分なりの方法で成功体験を得たエピソードがわかりやすく、人柄が伝わってくるのが良かったです。入社後にどのように活躍しそうなかイメージしやすいのも◎です。

――――――――――――――――――――――――――――――― <例文④ 課題解決力がある> 回答者:21卒、男性、シンクタンク内定

私の長所は目標に対する課題解決力だ。 私は大学の文化祭の実行委員会に所属し、広報活動および会計の仕事を行った。 当学園祭は知名度が低くいかに来場者を増やすかが課題であった。 そこでどのようなデザイン、内容にすれば知名度拡大につながるかを考えパンフレットやポスター、グッズの作成を行った。

一方で会計としては来場者増加にむけて一層の企画の充実を図りながら潤沢ではない資金の中で予算を組む必要があった。そこで周囲と積極的なコミュニケーションを図り、折衝を繰り返して予算のスリム化を果たした。

結果、予算の削減目標を達成すると同時に学園祭の来場者も過去最大を記録することができた。この経験から問題解決に必要な要素を学ぶことができた。 私がコンサルタントとして社会に出た際にも周囲と協力しながらどのように問題を解決するかという目標に取り組み、考え、達成することでクライアントおよび社会に対して貢献できると考えている。 ―――――――――――――――――――――――――――――――

Uさん: 課題解決のためにおこなった内容が社会人視点で見ても理に適っており、説得力があります。コンサルタントとして必要な能力をきちんと調べたうえでの、素晴らしい回答だと思いました。

――――――――――――――――――――――――――――――― <例文⑤ 貪欲> 回答者:21卒、男性、不動産業界内定

私の長所は貪欲さです。目的に対して決めた事を長期的に継続し、最後までやり切ることができます。

在学中に、スペインのサグラダファミリアを見にいくために、アルバイトを3つ掛け持ちし、また、2年間節約を心がけてコツコツお金を貯め、一人でヨーロッパに行き実物を観ることができました。

この長所を活かす事で、設計士としてのスキルを上げるために努力ができ、お客様のご要望に対しても最後まで責任を持って取り組むことができます。 そして将来、お客様のご要望を叶えられる設計力と提案力の高い営業設計士を目指したいと思います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――

Uさん: この長所を表すのに最適なエピソード選択だと思いました。アルバイトの詳細などをあえて省き、達成したことに焦点を当てているほか、入社後のイメージを具体的に描写するほうに字数を割いているのも好印象。面接で深掘りできる余地が残されているのも良かったです。

――――――――――――――――――――――――――――――― <例文⑥ 提案力がある> 回答者:21卒、女性、製薬会社内定

私の長所は「提案力」です。この強みを発揮した場面は、ゼミでの研究活動です。 グループ研究として、■■百貨店におけるインバウンドの消費動向の調査を行いました。そこで様々な提案を行い、中でもグループの評価に大きく貢献したのは二点です。

(1)聞き取り調査の実施:調査のため、■■百貨店の免税カウンターと周辺のホテルにアンケートを設置しました。しかし回収率が非常に低かったため、私はアンケートを設置した場所で聞き取り調査を併せて行うことを提案しました。その結果、分析に十分な数を回収することができました。

(2)インバウンドを取り込むための戦略の立案:私はインバウンド誘致に成功した日本各地のイベントや企業戦略についても調査し、その結果から■■百貨店における戦略を立てることを提案しました。

この戦略は■■百貨店に高く評価され、来年度に実施される予定です。 「提案力」という長所を活かし、患者様それぞれに最適な使用提案や情報提供をします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――

Uさん: 長所のエピソードに、何を意図して提案し、どう成果に結びつけたのかまで入れ込んでいるのが良かったです。内容も整理されており、非常に見やすいです。また、アピールしている長所が志望職種に直結するものなのも◎。

――――――――――――――――――――――――――――――― <例文⑦ 素直> 回答者:21卒、男性、広告代理店内定

私の長所は素直なことです。私はこれまで、この長所で周りを巻き込み、支えてもらいながら、成果を出してきました。

例えば、大学1年時に参加したビジネスインターンの中で、観光客50人からアンケートを集めるという課題が上手くいかなかったとき、周りからいただいたアドバイスを受け入れて実行し、試行錯誤を重ねることで課題をクリアしました。

また、大学3年時、国際定期便の岩手県民の利用率の低さに課題を感じ、アウトバウンド促進を目的とした学生団体を設立しました。その際、素直に自分のできないことを相談した結果、メンバーに支えてもらい、ひとりひとりが主体的に動くチームを作ることができました。

社会人として新しい領域にチャレンジしていく中で壁にぶつかったときは、この素直さという長所を活かしてさまざまなことを吸収し、乗り越えたいと思っています。 ―――――――――――――――――――――――――――――――

Uさん: 周りに感謝する謙虚な姿勢を見せつつ、成長性があることを示せていて◎。新入社員になったときを想定して、素直さや愛嬌、後輩力といった長所をポジティブに捉える面接官も多いです。

――――――――――――――――――――――――――――――― <例文⑧ 聞き上手> 回答者:21卒、女性、消費財メーカー内定

私の長所は「聞き上手なこと」です。 私は2年間バーでバーテンダーのアルバイトをしており、「もう一度来たい」と思えるような接客を身に着けたいと思いました。バーテンダーに話しかけられるのは苦手というお客さまも多いので、「話し上手」ではなく「聞き上手」を目指すことにしました。

具体的には、心理学や接客術の本を100冊近く読み、気持ちの良い相槌の内容やタイミング、表情や仕草を学びました。

また、一度聞いた話題は忘れないようにし、もし知らない内容なら帰ってすぐに勉強しました。そして、次にそのお客様がいらっしゃったら、好きだとおっしゃっていたものでオリジナルカクテルを作って提供したり、教えていただいた話題の感想を添えた割引券をお渡したりしました。

その結果、再来店するお客様が増え、今では私の常連だと言ってくださる方も20人ほどいらっしゃいます。また、地元店舗を紹介する「■■」というネット媒体で「聞き上手なバーテンダーがいるお店」という見出しで私のことを紹介していただきました。 この経験を通して、人の意見を聞いて相手を思いやる大切さを学びました。

貴社でもこの「聞き上手」という長所を発揮し、チームメンバーと良い関係を築きながら、お客様に喜んでもらえる提案をおこなっていきたいと思います。 ――――――――――――――――――――――――――――――― Uさん: どのような努力をして長所を得たのかがわかりやすく、アウトプットのエピソードも好感が持てます。また、他人からも聞き上手として評価されているのがきちんと伝わってくるところが良かったです。

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「長所と短所」がわからない人へ。おすすめの診断方法

――自分の長所・短所が定まらない場合、どうやって見つければいいでしょうか?

Uさん: 長所・短所は、自己分析と他己分析をしっかりおこなうことで、面接官に評価されやすいものが見つかります。客観性のあるエピソードを、自分の言葉で話すことが、もっとも説得力があるからです。 具体的な自己分析・他己分析の方法としては、「失敗経験から探す」「周りに聞く」「似たような例文を探す」がおすすめです。

★これまでの失敗から探す

Uさん: 成功したことよりも、失敗したことのほうを鮮明に覚えている人のほうが多いです。 「失敗したときにどう行動したか」を考えてみることで、行動傾向や性格が見えてきます。あえてネガティブな経験を分析することで、意外な長所・短所に気づくこともあるでしょう。

★周りに相談する

Uさん: 家族や友人、先輩など身近な人に聞いてみるのもおすすめ。自分の長所と短所と、どういう時にそれを感じるか教えてもらいましょう。 得られた内容は、そのまま書くのではなく自己分析ときちんと照らし合わせ、自分の言葉で表現することが大切です。

★似たような例文を参照する

Uさん: エピソードから探すのが難しい場合、自分に思い当たる特徴を、長所・短所に関係なくとにかく書き出していきましょう。 そして、似たような長所・短所を挙げている例文を探し、志望企業ではどんなエピソードだと評価されやすいか参考にしましょう。

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印象に残る長所をアピールしよう

以上、長所・短所のアピール方法と、長所の具体的な例文・ポイントをUさんに教えていただきました。

長所・短所は比較的自己分析・他己分析しやすいものなので、就活の手始めに考えてみるのもおすすめです。

本記事で紹介したコツや例文を踏まえて、自信を持って回答できる長所・短所を見つけてください!

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