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なんで私がヒット商品のマーケターに!? 新卒1年目マーケターが無名商品を日本一のブランドへ

「研修やOJTを経て、独り立ちして仕事ができるのは数年後」という、よく耳にするキャリアステップを想定していないだろうか。また、これが当たり前だと思っていないか? だが実際には、「入社1年目から月1億円を超える金額を動かし、まだ世の中に知られていない商品を日本一のブランドに成長させる」という、普通ではありえないスピードでキャリアを積める環境が存在している。 それが、目覚ましいほどの急成長を続けている、ブリーチだ。圧倒的なスピードで、一流のマーケティング力が身につくブリーチは、きっとあなたのキャリアを想像以上のものにする。

想像以上のキャリアを実現するブリーチのマーケティング職

(写真左:宇野健太氏 / 写真右:御子柴由紀乃氏)

宇野 健太 Kenta Uno

マーケティング事業部 マネージャー

1996 年生まれ。東京工業大学大学院を卒業後、2020 年に株式会社ブリーチに新卒入社。

御子柴 由紀乃 Yukino Mikoshiba

マーケティング事業部

1998 年生まれ。早稲田大学卒業後、2021 年に株式会社ブリーチに新卒入社。

新卒1、2年目のタッグで、無名商品を売上日本一のブランドへ

―お二人のマーケティング施策で、無名商品を売上日本一のブランドにされたと伺いました。

御子柴:はい。ある男性向け化粧品のことですね。元々は先輩方が担当されて成果が出ていたのですが、従来のやり方だけでは伸び悩んでいたこともあり、私と宇野さんに白羽の矢が立ちました。今までになかった狙いやアプローチを開拓しよう!と、二人で役割分担をして取り組みました。

宇野:僕は、クライアントだけでなく、商品開発に携わるすべての人や情報を巻き込んで何かできないか? を考え抜きました。開発者の方に、商品に込めた思いや開発秘話などを直接インタビューしたり、工場の製造工程を観察したりするなど、徹底的なリサーチを行いました。商品の成分が、ユーザーにもたらす意味を知ろうと、専門的な論文なども読み漁りましたね。大学院時代を思い出しました(笑)。

御子柴:私はユーザー側から重点的にリサーチをしました。私が普段使わない男性向けの化粧品ですから、ユーザー理解は最重要と考え、クライアントに寄せられた数万件の「お客さまの声」を読み漁りました。文字だけではわからない〝深層心理〞を掴もうと、クライアントからユーザーを複数ご紹介いただき、直接インタビューもしました。関西や九州など、遠方の方に直接会いに行くこともありました。こうした地道な積み重ねで、ターゲットとする人たちが何を考え、どんなことに悩んでいるのか? を徐々に理解できるようになりました。

宇野:そうして、互いのリサーチ結果とそこからの仮説をもとに、従来とは違う切り口で、より多くの人に届ける方法はないか議論を重ねました。時にはクライアント、他チームのメンバーや社長をも巻き込んで、何度も話し合いました。なかなか答えが見つからず、たびたび暗礁に乗り上げかけましたが、粘り強くリサーチとミーティングを繰り返しました。

御子柴:すると、ターゲットである男性には、商品の成分や効果で買う人もいる一方、メーカー企業の「歴史」や「背景」を購入の決め手とする人も多いことが分かってきたんです。つまり、商品をつくる会社の「安心感」が大切ということ。そこで「ユーザーにとっての安心感」とは何か? を改めて考え抜き、最終的に「これだ!」というマーケティング施策に落とし込みました。

宇野:この施策が大ヒットし、商品はすごい勢いで売れていきました。結果、そのジャンルにおける日本一の商品になったんです。

御子柴:クライアントからとても感謝され、全社からも賞賛され、人生で味わったことがないほどの達成感でした。あの瞬間はいまでも鮮明に思い出せます。

新人マーケターでも「日本一」を生み出せる独自のビジネスモデル

―入社 1、2 年目の新卒マーケターだったお二人がこのような実績をあげられたのは、なぜですか?

宇野:僕らが頑張ったこともありますが(笑)、ブリーチが提供する『シェアリング型統合マーケティング』という仕組みが大きな理由です。マーケティング費用をブリーチが肩代わりし、実際に商品が売れた後に、その収益の一部をクライアントからシェアしてもらうモデルです。マーケティング費用をブリーチが負担するため、自分たちが試したい施策をどんどん試せるんです。

―試したい施策が試せるのは、一般的ではない?

宇野:一般的なマーケティング会社では、クライアントがマーケティング費用を負担するため、施策に対してクライアントの細かなチェックが入ります。費用が自己負担なら、そりゃあ慎重になりますよね。でもそれでは検証数やスピード感が落ちてしまいますし、未経験の新卒マーケターが提案する施策なんて試させてもらえないと聞きます。

御子柴:私たちブリーチが〝費用負担〞するので、新卒でも施策を数多く試せるんです。「年次関係なくいいアイデアはドンドン試そう」という文化のため、施策の PDCA が高速で回り、それがマーケターとしての成果にもつながります。

宇野:また、クライアント側に初期費用がかからないので、中小企業も取り組みやすい。商品力にこだわっている中小の会社を、私たちのマーケティング力で伸ばすことで、最初は無名のブランドが、消費者に購入されて知名度が上がり、そのジャンルで売上日本一になっていく。そんなこともできるのがこのビジネスモデルのおもしろいところなんですよね。

左脳/右脳タイプもさまざま マーケターの多様性が強さの秘密

―お二人が考えるマーケティングのおもしろさとは?

宇野:数えきれないほどありますが、絞るとしたら2点ですね。一つ目は、データをもとに仮説検証を行い、高速で PDCA が回せること。ブリーチの事業規模だと 1 日に全国何十万人のデータを反映できるので、検証スピードが異様に速いです。僕が理系の大学院で実験と研究に明け暮れていたときの感覚に近しいです。二つ目は、データからは読み取れない情報や「決まりきった答え」がなく、非常にエキサイティングなこと。一つ目と矛盾するようですが「正解がない」というのも、マーケティングのおもしろいところです。

御子柴:私は「ユーザー心理」を理解することに尽きると感じています。リサーチを重ねると、本人さえ気づいていないインサイトがある。それを特定してコンテンツに反映させ、ユーザーの心が動いて購入につながったときの喜びはすごく大きいです。大学時代から心理学に興味があり、「あの人は何を考えているのかな?」と無意識に想像したりするので、その経験が生かせています。そして、本当に必要とする人に商品が届き、ユーザーにもクライアントにも喜んでもらえることに、とてもやりがいを感じています。

―宇野さんが左脳タイプ、御子柴さんが右脳タイプのように聞こえますが、ブリーチにはどんな人が多いですか?

宇野:左脳、右脳タイプを含めて、本当にいろんな人がいます。定量データをもとに数値からマーケティング施策を考えるメンバーもいれば、深層心理を読み取って施策につなげたり、アイデア先行で考えたりするメンバーもいますね。これがブリーチのマーケティング、という決まりきったやり方はなくて、さまざまな個性を持つメンバーが、自分の資質を生かして「頭脳労働」を楽しんでいる。マーケティングは「頭脳の総合格闘技」と呼ばれるほどいろんな頭の使い方をするので、この頭脳の多様性こそ会社の強みだと思います。それを見抜いて採用する人事部もすごいですよね(笑)。

御子柴:私も宇野さんもマーケティングは未経験でしたが、頭の使い方の資質を見られていたと思います。だからこそ、自分の強みをとがらせることが、クライアントの成長につながりますし、ブリーチの成長にもつながるんだと思います。この先もたくさんのクライアントや商品と出会って、その度に一緒に成長できるように、日々頑張っていきたいです!

Talk Session ぶっちゃけ、大手に就職すると思ってた…!! 成長スピードも裁量も「想定外」な会社、見つけちゃいました

(写真左:林弘輝氏 / 写真中央:山田麻耶子氏 / 写真右:芳野剛汰氏)

林 弘輝 Hiroki Hayashi

マーケティング事業部 東京大学 大学院卒

ミーハーに大手ばかり見ていたけど…

大手 IT 企業志望➡ブリーチ入社

山田 麻耶子 Mayako Yamada

マーケティング事業部 法政大学 文学部卒

大手企業のマーケ職ばかり見ていたけど…

大手メーカー志望➡ブリーチ入社

芳野 剛汰 Gota Yoshino

マーケティング事業部 東京大学 経済学部卒

「頭脳戦=コンサル」と思っていたけど…

戦略コンサル志望➡ブリーチ入社

入社数カ月で月数千万円のお金を動かす この裁量とスピード感がたまらない

僕らが求めていた環境は”ブリーチ”にこそあった

―皆さんはどんな就活をしていましたか?

林:知名度のある大手企業を中心に見ていました。東大の土木工学の研究室ではインフラ系企業に就職する人が大半なんですが、僕は「汎用性のある仕事」×「劇的な変化がある人生」にしたくて、他業界も知ろうと就活イベントに参加しまくっていました。登壇する会社は大企業が多く、大手中心で考えていましたね。

山田:私も大手を考えていました。長期インターンで美容メディアを立ち上げてマーケティングのおもしろさを知ったのですが、マーケ職の採用情報が少なくて、まずは有名企業を中心に見ていました。

芳野:僕は「頭脳で戦いたい」と思っていて、夏は業界を絞らずに 16 社ほどインターンに参加しました。新規事業を担当できるメガベンチャーや戦略コンサルティング会社が妥当かな、と思っていましたね。

―そんな皆さんが、なぜブリーチに?

林:有名企業が並ぶ就活イベントで、ブリーチがひときわ輝いていたからです。少人数でも一人当たりの生産性がずば抜けていて、圧倒的な成長環境がある。ビジョンも明確で、「これだ!」とめちゃ刺さりました。インターン、本選考と進むにつれてその感覚が確信に変わり、ここにしよう!と入社を決めました。

山田:私はマーケ×組織文化が決め手です。インターンで「組織の成果に責任を持て」という企業文化に触れて心に刺さるものがあって。個人だけじゃなく組織の成果を皆で追いかける「本気さ」に、私もこうなりたい!と思ったんです。また、ブリーチの社員は仕事もプライベートも全力で楽しんでいて、両方を充実させたい自分にピッタリだと感じて、入社を決めました。

芳野:僕がブリーチを選んだのは「せっかち」だから。自分が取り組んだ結果をすぐ知りたいんです。コンサルで働く知り合いからは「施策から結果が出るまで数年かかる」とも聞き、それでは PDCA を回すには遅すぎる!と思って。提案して終わりではなく、結果に責任を持ちたい、という強い想いがありました。

―すごい「熱量」ですね。

芳野:でも入社したら自分と同じ「熱量」の仲間ばかりで、「結果もすぐ分かる」。正しい選択だったと思います。

―お二人はどうですか?

林:本当にいい決断でした。日々新しい発見と成長を感じますし、入社数カ月でクライアントを任され、月に数千万円のお金を動かしています。この裁量とスピード感は他ではないと思います。

山田:私も一緒です。自分の担当クライアントに施策を次々と提案しては実行しています。大手メーカーに就職した友達はまだ研修中なので、スピード感がまったく違います。また、先輩方も気軽に相談に乗ってくれて「新卒を引き上げたい」という想いを強く感じます。私も後輩ができたら、同じようにしてあげたいです。

芳野:僕も一緒で、月数千万円のお金を自分で動かしています。大きな金額ですが、「挑戦や失敗を次に生かす」社風なので、臆することなく施策を試し続けられています。あと、「全員出社」という点も結構いいんです。先輩や同僚にすぐ相談できますし、社内交流も盛んなので。あちこちでブレストがあり、爆発的な成果につながるアイデアが生まれておもしろいです。一方、漫画喫茶のような「集中ブース」もあり、一人で集中して頭脳をフル稼働できる環境があるのはありがたいです。

―ブリーチのマーケティング職の一番の魅力を教えてください。

芳野:僕が「ガチ」でやっていた陸上と共通するおもしろさがあります。施策の結果を定量化し、すぐに改善→検証できる。自分自身の成長もデータで見えるのが、すごく魅力的だと思います。

山田:自分の施策でどれくらいの人が購入してくれたかが分かるのが、すごく楽しいです。またメーカーと違い、さまざまな商品が扱えて、新しい情報が分かる点でも魅力的ですね。

林:慎重に組み立てたはずの「仮説」が通用しない点がおもしろいです。「最高傑作!」と思った施策が実施すると全然ダメで、「どうかな?」と思った施策のほうが反応がいいのも日常茶飯事。でも深掘りすると、結果が出る施策にはちゃんと理にかなったインサイトがある。そういう発見がたまらなくおもしろい。人間の数だけあるインサイトを見つけるゲームに近いかもしれません。始めたばかりですが、研究のしがいがあります。

―どんな後輩たちにブリーチをすすめたいですか?

林:「答えのないものを探究するのが好きな人」ですかね。仮説を立てて実験を繰り返す研究に近いと思います。ハマるとやみつきですが(笑)。

山田:「やりたいことがまだ見つかっていない人」でしょうか。私も模索中ですが、「やりたいことが見つかったときにできる自分でありたい」と思っています。だから何にでも通用するマーケティングに没頭しているんです。きっと、私みたいな人は多いんじゃないかな。

芳野:「出来合いのものに満足せず、つくる側にまわりたい人」かな。ブリーチはまだまだ創業フェーズで、皆で会社をつくっていくタイミングです。自分たち次第で、理想の会社をつくり上げることができる。それを楽しめる人にとっては、最高な会社だと思いますよ。

会社概要

設立:2010 年 4 月

資本金:1 億円

従業員数:63 名(2022 年 6 月時点)

事業内容

シェアリング型統合マーケティング事業