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― 変わらなければ、未来はない― PwCコンサルティングが目指す「これからのコンサル」

世界155か国のグローバルネットワークと幅広い領域でのソリューション提供を強みとし、業界をけん引し続けてきたPwC。そのメンバーファームであるPwCコンサルティングが「これからのコンサル」というキーワードを掲げ、次の時代に向けた新しいコンサルタントのあり方を打ち立てている。PwCコンサルティングが目指す、これからのコンサル像とは。

新しい時代のコンサルタントとは どのようにあるべきか

コンサルティングファーム、いわゆるコンサルの仕事といえば、どんなイメージがわくだろうか? ハードワーク、企業内競争、OJT中心の教育。論理的思考人材の集まりで、人間関係が希薄な印象もある。それでもコンサルを目指す学生が多いのは、ファーストキャリアとしてコスパがいい、つまり「新卒でコンサルに入ればキャリアに箔がつき、一人のビジネスパーソンとして高い評価を得られる」と思っているからだ。とりあえずコンサルに入り、3年くらいは激務の中でもまれてみて、それから次のキャリアを考えようという学生は意外に多い。

しかし実際はどうだろう? ここに、そのイメージを根底から覆すコンサルティングファームがある。PwCコンサルティングだ。「これからのコンサル」というキーワードを掲げ、「新しい時代のコンサルタントとはどのようにあるべきか」を追求している。

企業や社会の変革を実現しながら、自らも絶えず柔軟に革新を続けてきたPwCコンサルティング。しかしながら、COVID-19の出現により世界はかつてないスピードで変化し、企業が抱える課題もこれまでとは異なるものになってきた。クライアントニーズに的確に対応するためには、自身の変革のスピードと精度を高めていかなければならない。

そこで注力しているのが「これからのコンサル」が育つ環境の整備だ。PwCコンサルティングは、「人」で成り立つコンサルティングファーム。これまで以上に人と組織の成長に真摯に取り組むことで、どんな時代でも「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」というPurpose(存在意義)を実現できるプロフェッショナル集団になることを目指している。

これまでにない顧客体験を生み出していく おもしろさがある

私たちが暮らす社会は今、大きな変化に直面している。世界が分断され、今まで有効だと考えられていたさまざまな仕組みに対する信頼が崩壊する中で、正解のない難しい課題にクライアントとともに取り組み、乗り越えていくTrusted Partnerが求められている。PwCでは、"Category of One"(他に類を見ないデジタル時代の新たなプロフェッショナルファーム)として、これからも社会の重要な課題を解決に導いていくために、Trusted Partnerたる人材の育成に余念がない。

新卒コンサルタントには、さまざまな学びと成長の場が用意されている。入社式ではPwCのカルチャーを体感、新卒集合研修ではPwCのプロフェッショナルに共通して求められるコンピテンシーを学ぶ。次は配属先で部門ごとの1年間のトレーニング。まずは研修で基礎的なスキルを効率よく身につけ、その後、実践演習、OJTを通じて徐々にスキルを高めていく。一人ひとりにコーチがつき、キャリア開発に向けて共に考え、フィードバックを求めることができる仕組みも用意。さらなる成長のための多種多様な制度やコンテンツも充実しているため、新卒で入社して経験を積み30代でパートナーとして活躍している人も少なくない。

また、意外なのはその文化だ。監査およびアシュアランス、コンサルティング、ディールアドバイザリー、税務、法務における卓越した専門性を結集し、複雑化・多様化する企業の経営課題を解決しているPwC。尖った人材がそれぞれに個人プレーで業務を進めているのかと思いきや、違っていた。多岐にわたる分野の多様な人材がスクラムを組み、最も優秀な人材と最も革新的なテクノロジーを融合させることでクライアントからの信頼を構築していく、そんなコラボレーション文化がここにはある。

そのコラボレーションを有効にしているのがオフィス環境の整備だ。最新のデジタルテクノロジーや斬新な空間デザインにより、「人」と「人」との活発な交流を促し、互いにインスパイアしながらアイデアを出し合い、新たな経験と価値を共創していくことができる。さらに、ビジネスモデルからプロダクト、サービス、ブランド開発まで、「直観的におもしろく、これまでにない顧客体験」をクライアントと一緒に創造していくエクスペリエンスコンサルティングにも注力。右脳と左脳の両方を使いプロジェクトを進める未来型のコンサルティングは、それを提供する側のワクワク感も大きい。

働き方改革の面では、休暇や休職制度を始め、出産・育児などのライフイベントに関するサポート制度が充実。私生活と仕事のバランスを取りながら、長期的視点でキャリア構築を目指す女性コンサルタントも多数存在する。男性育休取得率もPwC Japanグループ全体で61%(2021年度実績)ということを考えると、それらの制度が実際に活用されていることもうかがえる。

働きやすい環境の中で、専門家同士がスクラムを組み、これまでにない顧客体験を右脳と左脳で生み出していく。PwCコンサルティングの「これからのコンサル」は、かなりおもしろそうだ。

「とりあえずコンサル」で本当にいい?

PwCコンサルティングで、一流のプロとして世界と渡り合える本物のキャリアを手に入れる

Chisa Nakamura 中村 千紗

アソシエイト 2020年入社 北海道大学大学院 国際食資源経済学専攻 修了 営業・マーケティングに関するコンサルティングでクライアントを支援している。学生時代から「食」「農業」「貧困」などのキーワードに関心がありプロボノ活動にも参画。社会課題起点での発想力など新たなケイパビリティ獲得を目指す。

できることが増えるたびに視野が広がっていく

私はカスタマートランスフォーメーション部に所属し、クライアント企業の営業やマーケティング部門を対象に、営業改革、エリア戦略立案、消費者セグメントの活用支援、インサイドセールスを使った新規ビジネス立案などのソリューション提供を行っています。

新卒入社で、マーケティングに関する知識はほとんどない状態からのスタートでしたが、育成の土壌が整っているため段階的にスキルアップできました。ロジカルシンキング、ファシリテーションなどのコアスキルを学ぶ研修に加え、PwCのカルチャーや方法論、デジタル活用を理解するための研修、チームで企業の課題解決を議論する実践的なケース研修などが充実。また、一人ひとりにコーチがつき、いつでも相談できる環境があったことが安心につながりました。

ついていくことに精いっぱいという状態から、先輩のプロジェクトにジョインして仕事の進め方を学び取っていく段階を経て、今では自分の考えで動く意識を持てるようになりました。1年目、2年目、3年目と、できることが増えるにつれて、見えてくる世界が変わってきます。これから先もPwCで多彩な経験を積み、視野を広げていくと同時に、自分の得意分野を見つけて伸ばしていきたいですね。

自分から発信すればチャンスがやってくる

高校時代に食料問題に興味を持ち、北海道大学農学部に進学。大学院では国際食資源経済学を学びました。在学中は、ミャンマー農村部の母親の教育年数・エンパワーメントと子どもの健康の関係など人的資本に関する研究に没頭。ザンビアで行われた国際協力のインターンシップに参加したときは「支援を受ける人たちの意識を変革しなければ何も変わらない」ことに気付き、さらに日本の農家を訪問した際には「生産者と消費者の距離が遠い」ことに課題を感じました。人の意識を変えたい、消費者の購買行動を変えたい、というところからマーケティングに興味を持ち、コンサルティングファームを志望。学生に対しても一人の人としてきちんと真摯に向かい合ってくれるPwCコンサルティングに入社を決めました。

地方からの就職でネックとなるのは、働く人の生の声という貴重な情報を手に入れづらいこと。それでも自分がやりたいことを周囲に公言していたら、友人の先輩から「PwCに知り合いがいるから紹介してあげるよ」と言われ、OB・OGにつないでいただけました。考えているだけでは何も始まりません。「こんなこと言って大丈夫かな?」「人にどう思われるだろう?」と躊躇するのではなく、自分の考えをどんどん発信していくことが大事。頭の中も整理されるし、チャンスをつかむことができるからです。

私は今、社内のプロボノ活動に参加しています。メリットは、社会で何が課題とされていて、自分に何ができるのかを常に客観視できること。また、普段のジョブではなかなかご一緒する機会のないメンバーと意見を交わして知見を得ることもできます。興味があることがあれば、まず言ってみる、行動してみる。それが自分のケイパビリティ向上につながるのだと実感しています。

Akiko Yoshida 吉田 亜希子

シニアマネージャー 2008年入社 MBA(経営学)修了 大阪大学卒業後、事業会社を経てビジネスコンサルティング会社に転職しMBAを取得。その後、PwC Japanグループのメンバーファームにジョインし、現在はPwCコンサルティングにて戦略立案から改革実行・定着化まで幅広いコンサルティング業務に携わる。

組織や人事に関わる分野で幅広い支援を展開

新卒で事業会社に入社。働いていくうちに物足りなさを感じるようになり、「自分の行動が成果につながっていくことを実感できる仕事に就きたい」とビジネスコンサルティング会社に転職しました。顧客企業の業務改革に携わっていく中で、「仕組みやツール、プロセスを変えることは一つの方法ではあるけれど、最終的には人と組織が変わらないとうまくいかない」と感じるようになり、業務コンサルから人事組織コンサルへの転身を決意。「やるならインパクトの大きい仕事がしたい」と考え、PwCを選択しました。

現在は組織コンサルティング部門に所属し、組織や人事に関わる分野において、戦略立案からシステム導入に至るまで幅広い支援を行っています。働き方改革やダイバーシティといった領域から、直近では、グローバル人事制度、グローバル人材マネジメントなど大規模なプロジェクトまで、多岐にわたる業務に携わっています。

また社内のI&D(インクルージョン&ダイバーシティ)活動にも参画。お互いを尊重し、一人ひとりが生き生きと働くことができるインクルーシブなカルチャーづくりのために奔走しています。多様なスキルとバックグラウンド、異なる考えや視点を持ったプロフェッショナルが協働して社会課題を解決していくところがPwCの特長。I&Dにおいて最も革新的・先進的な企業となることで、その強みをさらに強化して、ビジネスチャンスにもつながると思います。

I&D活動で組織全体のパフォーマンスを高める

私の中にI&Dを重要視する意識が芽生えたのは、ライフイベントの経験から。それまではI&Dにあまり関心はなく、実現しなければという強い思いもありませんでしたが、育休期間を終えて職場復帰したとき、子どもが双子だったこともあり育児と仕事の両立は想像した以上に大変で。「慣れるまでは」と、柔軟な働き方ができるバックオフィス業務をアサインしていただくなど、業務量を調整しながら仕事を続けてきました。そんなとき、ちょうどクライアント企業のI&D戦略策定の支援の案件に入る機会があり、お客さまにアドバイスしていく中で知見がたまってきて、「これを会社に還元したい」と思ったことが、I&D活動に取り組むようになった理由です。

当社には、子育てやさまざまなライフスタイルに合わせて柔軟に働けるよう各種制度が整っています。現在、私は週4日の短日勤務で、勤務日数に応じて報酬やKPIが設定されているという納得感のある働き方。深夜のグローバルミーティングなども発生しないようアサインメントを調整してもらうなど周囲の配慮もあり、とても助かっています。

産休に入った時点で、私はマネージャーでした。復帰したあと、すぐには「さあ、シニアマネージャー、ディレクターを目指そう」という気持ちはなれず、「子育てが落ち着いてからかな」と思っていたところ、コーチや上司から「時間がかかってもいいので、チャレンジしたほうがいい」と勧められ、限られた時間の中でできる限り努力して成果を出し、シニアマネージャーになることができました。働き方に制約がある人でも、パフォーマンスを発揮でき、キャリアアップできる環境があることが、ありがたいですね。

会社概要

設立      1983年1月 資本金/売上高 非公開 従業員数    約3,250 名(2021年6月現在) 事業内容    ストラテジーコンサルティング、マネジメントコンサルティング、テクノロジーコンサルティング、エクスペリエンスコンサルティング