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【就職先決め方】新卒就活における就職先の決め方徹底解説!

これから就活を始める人も、内定が出はじめた人も、人によっては就職先の決め方に悩むことがあると思います。今回は就職先の決め方のポイント、注意点について解説していきます。

就職先決め方/ポイントは自己分析・企業分析にあり

就活生のみなさんの中には「どこに就職すべきか......」と悩む方もいるかと思います。

「やりたいことのイメージがつかない」「仕事のイメージがつかない」 「なんとなく内定が出てしまったけれど本当にここでいいのか不安......」など、 悩む理由は人それぞれです。

どうすれば自分にとって納得のいく就職先を決めることができるのでしょうか?

はじめに、結論からお伝えすると これから就活を始める人も、内定がで始めた人も 就職先の決め方のポイントは自己分析と企業分析に立ち返ることが全てです。

今回は自己分析・企業分析の解説を含めた就職先の決め方について解説していきます。

■自己分析とは? 企業分析とは? 手順は?

自己分析とは、自分のこれまでの経験を振り返り、自分の強み・弱み・特徴を理解した上で、どんな環境で働きたいか? を整理することです。

企業分析は、自分がマッチしそうな環境がある企業を探す作業のことです。

言葉だけではやり方のイメージがつきづらいと思うので、以下に手順と具体例を挙げていきます。

自己分析と企業分析の手順は以下の通りです。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1、自己分析/自分の人となりを知り、そこから推察されるマッチしそうな環境を考える 2、企業分析/自分がマッチしそうな企業を探す ________________________

1、自己分析/自分の人となりを知り、そこから推察されるマッチしそうな環境を考える

自己分析で自分の過去を振り返り、特徴、強み・弱みを整理することで、

自分の強みや"らしさ"が発揮される時はどんな時なのか、どんな環境なのかを特定していきます。

この作業を行うことで、自分がマッチする会社を見つけやすくすることができるのです。

自己分析において具体的にはこんなことを考えていきます。 ・自分はどんなことが得意/苦手か ・どんな人との関わり方を好むか/苦手とするか ・何をしている時に成果を発揮できるか/できないか

一例をあげてみましょう。 以下は小中高大とサッカーを一貫してやってきたとある就活生のお話です。

〜とある就活生の自己分析結果〜

<得意・苦手> リーダー気質でよくキャプテンを任されてきたこともあり、自他共に人をまとめるのが得意。 一方で人の感情には気づくのが苦手。サッカー部のトラブルがあった時は、そういったことが得意な副キャプテンに支えてもらってきていた

<人との関わり方> 相手のこと深く知り、チームで何か1つのことを成し遂げる関わり方が好き。 一方で誰とも関わりなく1人で黙々と何かをするのは苦手。

<成果を発揮できた時> エリア内でどうしても勝てないチームがあったが、幹部で戦略を立て、みんなで戦術を考え繰り返し練習した結果、なんとか勝つことができた経験

<成果を発揮できなかった時> 中学時代にサッカー部のリーダーをしていた時に、メンバーがついてこなかった経験。自分の介在価値を感じられず辛かったし、その時はチームも負けっぱなしだった。 今振り返ると自分の熱意をメンバーに押し付けているだけで、他人の気持ちを引き出せていなかった。

〜自分の特徴から学生が考えた、マッチしそうな環境〜

・人をまとめるのが得意で、若手のうちからリーダーになれる環境があっていそう ・1人で黙々と分析などをするより、チームで目標に向かって働ける仕事がいい ・戦略を立てることがどうやら好き、できればそういう仕事がしたい ・お客さんや同僚など誰でもいいが、役に立っている実感が持ちやすい仕事がいい。

このように、自分の強み・弱み・特徴から、求める環境を見つけていきます。

2、企業分析/自分がマッチしそうな企業を探す

1の自己分析で自分の特徴踏まえたマッチしそうな環境を特定したら、今度は企業分析です。 どの会社なら自分の求めている環境がありそうなのか? を探していきます。

この作業を行うことで、より具体的に自分が受けたい会社を見つけることができるのです。

企業分析において具体的にはこんなことを行います。 ・業界地図などの本を用いて、どんな業界・仕事・職種があるのかを調べる ・その上で興味を持った会社や、自分の求めている環境がありそうな会社に対して、  実際はどうなのかを、企業のWebページ、説明会、OBOG訪問、インターンシップ等で確認する

こちらも先ほどと同じ就活生を例にあげてみます。

〜自分の特徴から学生が考えた、マッチしそうな環境(再掲)〜

・人をまとめるのが得意で、若手のうちからリーダーになれる環境があっていそう ・1人で黙々と分析などをするより、チームで目標に向かって働ける仕事がいい ・戦略を立てることがどうやら好き、できればそういう仕事がしたい ・お客さんや同僚など誰でもいいが、役に立っている実感が持ちやすい仕事がいい。

〜この学生が上記の「環境」と照らし合わせて業界地図を調べた結果〜

・若手のうちからリーダーになれる環境がありそうなのは「ITベンチャー」。 ・チームで目標に向かって働く仕事は多そうで、その会社の中の職種によりそうだ。 ・戦略を立てられそうなのは「戦略コンサル」か企業の「経営企画職」。 ・役に立っている実感が持ちやすいのは「営業職」「販売職」あたりだろう。

この後、この学生は企業のWebページやインターンシップに参加して、実際に自分の立てた仮説が正しいのかを確認し、自分とマッチしそうな会社がどこなのか? の考えを磨いていきます。

■就職先に迷ったら自己分析と企業分析に立ち返って決めよう

さて、ここまでで自己分析・企業分析の目的や方法について理解いただけたかと思います。 ここからは、迷った時にどうすればいいか? について解説していきます。

例えばあなたが3社から内定をもらい、どこに行くか迷った場合どのように決めますか?

会社の将来性? 年収? 仕事内容? 採用担当の人柄? 

このように判断する材料は挙げていくとキリがありません。

そこで自己分析と企業分析に立ち返り 「自分の強みやらしさが発揮できる環境はどこか?」 「自分が求めている環境がこの会社にあるのか?」 という考えに基づいて判断するようにしましょう。

例えば先ほど例に挙げた就活生が、「ITベンチャーの営業職」「商社の総合職」「ITコンサルのシステム導入職」に内定をもらったとします。

この時、改めて自分の求めていることを思い出してみます。

〜自分の特徴から学生が考えた、マッチしそうな環境(再掲)〜

・人をまとめるのが得意で、若手のうちからリーダーになれる環境があっていそう ・1人で黙々と分析などをするより、チームで目標に向かって働ける仕事がいい ・戦略を立てることがどうやら好き、できればそういう仕事がしたい ・お客さんや同僚など誰でもいいが、役に立っている実感が持ちやすい仕事がいい。

〜この軸と照らし合わせた時の就職先の判断の仕方〜

・ITベンチャーの営業職は、選考官全員が2〜3年目でリーダーを経験していたし、お客さんの役に立っている実感が持ちやすい職種なので、自分らしく働けそうだ! ・商社の総合職は、チームで仕事を進められそうだが、若手のうちからリーダーになるという環境はなさそうなのが惜しい ・ITコンサルのシステム導入職は、1年目は先輩の資料作成業務のサポートが多く、仕事で関わる人も少なそうなので、自分と合っていなさそうだ。

上記より、この学生は1番自分らしく強みを活かして働けそうな「ITベンチャーの営業職」に決めました。

なお就職先を判断するにあたってもう少し会社の情報が欲しい......と思ったら、採用担当に問い合わせてみましょう。

問い合わせてみるといい内容は以下です。 ・就職先の判断に悩んでいること ・どんなポイントで悩んでおり、どんなことを知りたいと思っているか (例:若手のうちからリーダーになれる環境があるかわからず悩んでおり、2〜3年目でリーダーになっている人がいるか、そして彼らがどんな人かを知りたい)

このようなことを企業側に伝えると、採用担当が相談に乗ってくれたり、企業によっては現場社員に何人か会わせてもらえることもあります。

最善の就職先が選べるよう、こんな動きをとってみるのもおすすめです。

就職先決め方/これから就活を始める人向け企業の選び方

さて、この章ではこれから就活を始める人向けの企業の選び方を解説していきます。

■企業説明会やインターンシップに参加しよう

前述の通り自己分析を行ったら、企業選びのために企業説明会やインターンシップなどに積極的に参加していきましょう。

企業理解を通して自分が求めているもの・環境がその企業にあるのかを確かめることが重要です。

また、ここで大切なのは、好き嫌いやその企業への興味の有無に関係なく一定数参加してみること。

興味がない企業も、受けてみたら面白かった! と言う新たな気づきを得たり、内省が深まる一助になったりすることがあるため、ぜひ様々な企業に赴いてみましょう。

以下に、とある就活生の自己分析結果とインターンの選び方、インターンに参加した結果を挙げておきます。

<自己分析結果>

強み:人が困っていることによく気づき、手助けすることが得意・好き 弱み:人前に出て発表するのは苦手

1番嬉しかったこと:英語サークルの発表題材を何にするかで議論が紛糾した時に、副代表として全員のメンバーの意見を聞いて回り、情報を整理してみんなに発表したところ、題材をうまく決めることができたこと

1番の挫折:高校の吹奏楽部時代、発表当日にいい演奏ができなかったこと。副部長として全員の士気を同じ方向に向けられず、当日はメンバーの息が会わない演奏になってしまった。

<インターンの選び方>

・人をサポートする仕事 ・情報を整理する仕事 ・チームワークが求められそうな仕事

→結果、 元から興味のあった銀行の一般職のインターン、証券企業の営業事務のインターン あまり興味はないが情報を整理することが好きなのでそういった業務を体感できるリサーチ企業のインターン、シンクタンクのインターンに参加することに。

<インターンに参加した結果>

・銀行の一般職のインターン、証券企業の事務のインターンは思っていた通り「人をサポートする点」「チームワークで働く点」が自分の性格とマッチしそうだった。

・意外だったのは、リサーチ企業のインターンはとても面白く、自分に合いそうだった。 情報を整理して示唆出しする業務は自分の得意が活かせそうな上にチームワークで働くことをしれたので、意向が上がった。

・一方で、シンクタンクは情報を整理する仕事には携われるが、1人で黙々と進める仕事が多そうな印象で自分の求める環境とマッチしなさそうだった。

就職先決め方/内定が出始めている人向け企業の選び方

さて、こちらの章では内定が出始めている人に向けた就職先の決め方を解説していきます。

選考の合格が出始めると、本当にここの企業がベストなんだろうか......、と思う方もいるかと思います。 そんな時は勢いで適当に決めず、また悩みすぎることもせず、冷静に考えていきましょう。

就活で悩むケースは主に3つです。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1、なんとなく内定が出てしまって、選ぶ軸や拠り所がない 2、内定が出たはいいものの、ネットの情報や他人の意見が多すぎて決められない 3、内定先になんとなくしっくりきていない ________________________

それぞれのケース別に解説していきます。

1、なんとなく内定が出てしまって、選ぶ軸や拠り所がない

就活生の中には、なんとなく企業を複数社受けたら、何社も内定をもらえてしまった! という猛者もいます。

そのような人がこのような悩みに陥りがちです。 そんな時は1から自己分析を行ってみることをおすすめします。

合格したんだから、今更そんなことしなくても......、と思うかもしれませんが、筆者の友人の実話で、こんなケースが存在します。

なんとなく就活していたら内定を3社もらえた。 なんとなくそのうちの1社に入社してみたものの、 実はその企業は土日も働くことが当たり前で、給料も残業代は出ず、上司が部下をよく怒鳴りつける環境だった。 ついには友人も身体を壊し、退職へ。

せっかく就活して入った企業がこんな環境だったら嫌ですよね。

自己分析を行うと、自分がどんな人間で、どんな環境を求めているか(就活の軸)がクリアになります。 その軸に企業がマッチするのか? を照らし合わせてみましょう。

2、内定が出たはいいものの、ネットの情報や他人の意見が多すぎて決められない

最近は就活口コミサイトやTwitterなどで様々な就活情報、企業の噂が流れてきますよね。 そのような情報がたくさんあるがゆえに1つの企業に決められない人もいるかと思います。

何かを決断する時に、様々な情報を収集してじっくり比較検討したいタイプが陥りがちな悩みです。

そんな時は、「最終的には自分が就職先を決めるのだ!」という気持ちを持って情報収集に動くことをおすすめします。

ネットの情報や他人の意見に流されてしまいがちですが、その情報だけで決めてしまうと、入社後その企業に対する不満があった時にきっとあなたは言い訳してしまいます。 (補足:どんなに行きたい企業に行けたとしても何年も勤めていれば不満は出てくるものです)

「ネットの情報を信じて決めたんだから、私がこの仕事を頑張れないのは当たり前」 「母がこの企業がいいって言って決めたんだから、私がこの企業で頑張れなくてもしょうがない」 「私が決めたわけじゃないから、仕事から逃げたっていいよね」

せっかくその企業に自分の求めている環境があったとしても、 嫌なこと、納得いかないことがあったらその都度他人や環境のせいにして、 自ら成長機会を奪う逃げ腰の社会人になってしまうのはもったいないです。

現役で人事をしている筆者もこのタイプの就活生や転職希望の社会人にたくさん会ってきましたが、入社後に活躍している人はいないと言っても過言ではないです。

なので、自分が責任を持って就職先を決めることがとても重要。 その時におすすめなのは、ネットの情報でも親の進言でもなく、やはりリアルな情報を取得することです。

選考に合格した後、社員座談会・懇親会を開く企業もあります。 そういった場合は積極的に参加するようにしましょう! 参加して、自分が求めている環境や仕事がそこにありそうなのか? を自分で見定めていきましょう。

また、企業によっては依頼したら複数の社員に会わせてもらえることもあります。 「内定」という武器を使って積極的に1次情報を取りに行くことをおすすめします。

3、内定先になんとなくしっくりきていない

人によっては合格したものの、全然しっくりこない......という人もいるかもしれません。

そんな場合は、まずはしっくりきていない理由を考えてみましょう。 たいてい、「自分の就活の軸に合致していない」ことが多いです。

そんな時は納得いくまで就活を続けるのも1つの手です。

苦労して就活したのに、これ以上続けるのは嫌かもしれませんが、入社前から自分の求める環境が無いとわかりきっている環境に飛び込んでも、きっと自分が求める経験やスキルは得られません。

就活を終了させた友人を横目に自分だけ就活を続けるのは辛いかもしれませんが、将来の自分のためと思って卒業までもうひと頑張りしてみましょう!

また、卒業まで就活を続けてみたけど最後まで納得のいく結果が得られなかった場合の進路についても記載しておきます。

①もう1度就活してみる

もう1度就活をしてみるのも選択肢としてはあるかと思います。

実際、筆者の友人にもテレビ局を志望していたものの1回目の就活では落ちてしまったので、もう1年就活を頑張り、見事2年目に受かったケースもあります。

また「1年目からどんどん仕事を任せてもらえる成長産業の企業」という軸で就活をしていたものの、 1回目の就活で某通信企業しか受からず納得できなかったので、もう1年就活をし2回目の就活ではサイバーエージェントに入社したケースもあります。

どちらの友人も今本人が納得いくキャリアを歩めているので、そんな選択をすることもおすすめです。

②一旦入って力をつけて早い段階で転職する

事情によってはもう1回就活できない場合だってたくさんあるかと思います。 そんな場合は、内定先に納得がいっていなかったとしても一旦入社してみて、早い段階で転職することも手です。

ここ数年は転職市場はずっと求職者が強い状況にあります。 つまり、非常に転職しやすいのです。 第二新卒の求人もたくさん出ており、経験の少ない若手であっても転職チャンスが転がっています。

そのため、1社目の選択が納得いかなかったとしても諦めず、 その企業で得られる経験を最大限に積みスキルをつけて 自分の納得いく転職を実現しましょう!

就職先決め方/注意点は偏った意思決定をしないこと

この章では就職先を決めるに当たっての注意点について述べておきます。 ポイントは「偏った意思決定をしないこと」。これにつきます。

おもに3つの注意点を述べておきます。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1、社員の人柄だけで決めないこと 2、企業の知名度・規模だけで選ばないこと 3、給与・制度・福利厚生だけで決めないこと ________________________

1、社員の人柄だけで決めないこと

その企業の社員の人柄に惹かれたからと行って、それだけで承諾先の企業を決めるのはおすすめしません。

みなさんの前に出てくる社員は人事が厳選した「就活生に魅力的に映る社員」です。

彼らが魅力的だからと言って企業全体の社風や人柄も全員魅力的とは限らないので、注意しましょう。

また、「人事の〇〇さんと一緒に働きたいから」「事業開発部の〇〇さんと一緒に働きたいから」という理由で意思決定するのはもっと危険です。

配属が確定していないため、彼らと一緒に仕事をする確約はどこにもありません。 また、その人たちが企業をやめた時、あなたのモチベーションが保てなくなる可能性があります。

受かった企業に惹かれている理由が「社員の人柄」の時は一旦冷静になりましょう。

例えば、 「仮にこの企業で仕事内容も扱う商材も興味がない部署に配属されても、自分はこの企業の人たちの人柄の良さだけで頑張れるか?」 と想像してみてください。

他にも大切にしたい軸が出てくるはずです。

そういったことを考えた上で、やはり一緒に働く人が大切だ! と思えたのなら、より多くの社員に会わせてもらい、本当にこの企業の人たちとマッチするのかを確認していきましょう!

2、企業の知名度・規模だけで選ばないこと

企業の知名度・規模だけで選ぶことも要注意です。

電通、三菱商事、マッキンゼー...... そんな企業にもし受かったらきっと嬉しいはずです。

が、この場合でさえ何も考えず承諾をする前に一旦冷静になりましょう。

仮にとある就活生が自己分析・企業分析の結果、 ・同期で圧倒的に1番の成績をあげて成果を出したい ・1年目からビッグクライアントの仕事を主担当として回したい こういったことを考えていたとします。

このような大企業で、この就活生のやりたいことは本当に実現できるでしょうか?

私の知っている限り、こういった大きい企業で同期同士で競える職種はそんなに無いですし、1年目は先輩社員のサポートが主です。

むしろ、この就活生の場合もう少し規模の小さいベンチャー企業の方がマッチする可能性が高いです。

筆者の周りにも、 知名度に惹かれて大きな企業に入社したものの、

本人の求めていたものと実際の職場環境にギャップがありすぎて 休職に入ったり、早期退職に至ったりする人がいます。 知名度だけで決めるのも控えましょう。

改めて、自分の就活の軸と照らし合わせて、本当に自分が求めている企業か? を再度考えることをおすすめします!

3、給与・制度・福利厚生だけで決めないこと

給与・制度・福利厚生といった待遇面だけで決めることも要注意です。

手取り35万、週休3日制、研修制度充実......

このような条件が揃っている企業に合格をもらった場合も、 人によってはかなり惹かれるのではないでしょうか。

仮にとある就活生が自己分析・企業分析の結果、 ・土日は自己研鑽のために課外活動や副業もしたい ・1年目から様々な実務を通して失敗や成功体験を積みたい こういった環境を求めていたとします。

にも関わらず、例えば「手取り35万」に惹かれて就職先を決めてしまうと、 実際は残業が多くて土日も働いているから手取りが多かっただけで、 土日の自己研鑽の時間は取れない、なんてこともあります。

また、研修制度が充実していることに惹かれて入社してしまったら、 実際は2年間ずっと座学の研修で実践が全くないことが判明し、 求めていた「1年目から様々な実務ができる環境」が無かった なんてことも発生するのです。

制度・福利厚生だけで決めてしまうと、あなたの求める成長環境が人間関係にギャップがありすぎて居心地が悪く満足な社会人生活を送れないケースもあるため、注意しましょう。

繰り返しになりますが、自分が求めている環境は何か? この企業はその環境があるか? を必ず考えるようにしましょう!

就職先決め方/より後悔しない就活をするために

今回は就職先の決め方についての解説をしました。

<就活先を決める上での重要ポイント>

・複数者内定が出て迷ったら自己分析と企業分析に立ち返ること ・就活を始めたばかりでどの企業にいけばいいかわからない人は、  様々な企業説明会やインターンシップに積極的に参加してみること

・なんとなく複数社合格が出てしまった人は、  もう一度自己分析をしっかり行うこと

・選考に合格したものの、他人の意見に流されそうになって就職先を決められない人は、 「自分で決める」という意識を持つこと

・内定先企業がしっくりきていない人はもう少し粘って就活をしてみること。 ・偏った意思決定をしないこと

といったことを理解いただけたかと思います。

けれど文章で自己分析や企業分析、就職先の決め方について理解するのと、実際に取り組んでみるのとでは難易度も異なってきますよね。 人によってはどのようにやればいいかわからない......といった方もいるかと思います。

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