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【強み別・例文多数】就活で受かる!自己PRの書き方、話し方

就活の定番、自己PR。どんな強みをどのようにアピールすれば、内定につながるのでしょうか。本記事では、自己PRのノウハウを、有名企業に受かった先輩たちの多数の例文から紹介していきます。

就活生は絶対知っておくべき!自己PRの基礎知識<例文あり>

●自己PRでは何をアピールすべきか?

自己PRでは、自分の強みを企業にアピールしましょう。 強みは、長所・特技・能力などどんなものでもかまいません。強みを身につけた・発揮したエピソードと、入社後にどう活かしていくかを答えればOKです。

自己PRは、企業に「自分はこういう有能な人材なので、採用メリットがありますよ」とアピールするためのものなのです。

なかでも、自己PRは頻出の質問なので、自分の強みのなかでもっとも伝えたいこと(自信があり、企業・仕事の適性にも合うもの)をアピールすると評価されやすいです。

では、就活の定番の質問で、よく混同されがちな「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」「長所」「特技」などとのちがいは何でしょうか。

<ガクチカとのちがい>

「学生時代もっとも力を入れたことはなんですか?」の質問のとおり、ガクチカの回答はエピソードが主軸です。 また、もっとも印象深いエピソードを1つに絞る必要があります。あくまで経験を主軸として、学んだことや活かせた能力を企業にアピールするのはOKです。 回答も、「私が学生時代に注力したのは〜」「■■が一番頑張ったことです」などとエピソードから答えるようにします。

いっぽう、自己PRでは特長・能力が主軸で、エピソードはその根拠を補足する位置づけです。必要であれば、エピソードは複数盛り込んでもかまいません。 回答も、「私の強みは〜」「■■が私の長所です」など強みからアピールするのがポイントです。

<長所、特技とのちがい>

長所は、性格や行動傾向における強み(真面目、リーダーシップがある、粘り強く努力できるなど)です。特技は、それ以外の能力にまつわる強み(イタリア語、人の顔と名前をすぐ覚えられる、プログラミングができるなど)です。

自己PRでは長所・特技どちらでもアピール可能ですが、エピソードを構築しやすい長所寄りの内容を選択する人が多いです。

自己PRを問う場合、長所や特技は問われない企業が多いです。もしも、同時に問われた場合は、自己PRで1番にアピールしたい強みを、長所や特技では次点でアピールしたい強みを伝えると良いでしょう。限られた時間で、いろいろな強みがあることをアピールできるように、内容はかぶらないものにすることがポイントです。

●企業が自己PRを問う意図とは? 自己PRで意識すべき6つの要素

企業としては、自己PRから以下のポイントを見極めようとしています。

・自己分析ができているか? ・客観性があるか? ・企業(業界・仕事・職種)研究ができているか? ・本当にその企業を志望しているか? ・強みや人柄が、企業に適性があるか? ・コミュニケーション能力はあるか?

どれも、企業が採用するうえで重視しているポイントです。自己PRのアピールからは、これらが如実に伝わってきます。いずれかが欠けても、評価に結びつきません。 では、企業側に「6つの要素を完璧に満たしている!」と好印象を与えるような自己PRのノウハウを、以下でくわしく見ていきましょう。

例文でわかる! 就活で評価される、自己PRの作り方

●自己PRを考える前に、必ずすべき3つのこと

□自己分析

自分の強みを企業にきちんと知るためには、自己分析が不可欠。きちんと自己分析をしたうえで自己PRをしているかどうかは、エピソードのオリジナリティや整合性から一目瞭然です。

自己分析をするのにおすすめの方法の一つは、自分の思う特長・能力をできるだけたくさん紙に記し、それを感じた経験についても書き出してみるというものです。紙に書いたものを見ることで、思考を整理し、自分を俯瞰しやすくなります。 または、これまでの人生を年齢ごとに振り返って、印象的だった出来事を思い返し、その経験で発揮できたと思う特長・能力を分析する方法もあります。

よりくわしい自己分析の方法が知りたい方は、こちらの記事を参照してください。

□他己分析

自己PRの内容に客観性を持たせるためには、他己分析をおこなうと確実です。 家族や友達など身近な人に、自分の特長・能力とそれを感じた経験を尋ねてみましょう。 他己分析で得られた内容を、さらに自己分析することによって精度の高い自己PRが作れます。

□企業研究

面接官は、企業についてきちんと調べたうえで選考に臨んでいるかも重視しています。 企業をしっかり理解しているほど、入社後にギャップを感じることが少なく、仕事で活躍してくれる可能性が高いからです。 企業研究は手間のかかるものなので、準備してきていることが伝わるだけで志望度が高いこともアピールできます。 具体的には、自己PRでは、企業が求める適性と自分の特長・能力が合致していることをアピールすると良いでしょう。

企業研究の仕方については、こちらの記事がおすすめです。

●評価される自己PRの内容と構成

上述の準備をおこなうことで、自己PRでアピールすべき大体の内容が見えてくるはずです。 せっかくのアピール内容を確実に企業に伝えるためには、わかりやすい構成で自己PRを組み立てることが必須です。自己PRは、以下のポイントを参考に組み立てると良いです。

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1.アピールしたい強み

自己PRでは、まずアピールしたい特長・能力を簡潔に伝えます。 結論から伝えるのは、就活における鉄則です。

2.具体的なエピソード

続いて、特長・能力を発揮したエピソードを伝えます。 エピソードは、あまり昔のものだと現在の人柄が企業側に伝わらないので、大学時代のものを1つは入れるのがポイントです。 留学、サークル、インターン、ゼミ、アルバイトなど、どんな経験でもOKです。

アピールに使うエピソードは、できるだけ具体的にしましょう。そのために、5W1H(いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ・どのように)や数字を入れる(例:50人規模、2ヶ月間、120%増など)と良いです。 また、必ず成果(例:2位に入賞した、売上15%増を達成した、合格したなど)も盛り込むようにしましょう。エピソードの信頼性が高くなります。

3.入社後にどう活かせるか

最後に、特長・能力を志望企業でどのように活かせるかで締めるようにします。 強みが具体的にどう活きるか提示することで、企業側も採用メリットを想像しやすくなるからです。 できれば、志望企業・業界・仕事ならではの特徴を挙げ、それと絡めてアピールするとよく企業研究をおこなっていることが伝わります(例:「コツコツ努力する」が理念の企業なら、「コツコツ努力できる長所を活かし、仕事においても貴社の理念を体現するような活躍がしたいです」など)。

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構成の各分量は、2>3≧1となるようにすると、ちょうど良いです。

この構成・ポイントを意識してアピールしている、実際の自己PRを見てみましょう。

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<21卒、内定企業:近鉄不動産>

私の長所は、逆境や困難な状況でも、粘り強く努力できることです。←自分の強み

私が高校生の時、部活に明け暮れる日々を送り、勉強を疎かにした結果、1年生終わりの実力テストで360人いる学年の中で下から5番目の順位となりました。私はその結果に絶望せず、「ここから努力してごぼう抜きしてやる」と、逆境に燃えました。そして、「学年順位100位以内」「志望校現役合格」を目標として勉強に取り組みました。部活や体育祭にも励みつつ、毎週ノルマを決めてコツコツ勉強し、友達や部活の仲間と切磋琢磨しながら努力しました。その結果、3年生の実力テストで学年80位に、そして志望校に現役合格しました。この経験から目標に向かって取り組む粘り強さと、困難なことに打ち勝つメンタルを培いました。←根拠となる具体的エピソード

社会に出れば初めての事だらけで、壁にぶつかることもあると思います。仕事で困難な状況に陥っても、私は「自分が成長できるチャンスだ」と、楽しみながら目標に向かって努力できます。←入社後にどう活かせるか

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アピールしたいポイントが、簡潔ながらよく伝わってくることがわかると思います。 ES、面接どちらのアピールでも、この基本構成を意識すると良いです。

●伝わる文章にするためには? ESや履歴書における自己PRの書き方

基本構成を理解したうえで、ES・履歴書に自己PRを書くときに意識すべきポイントをお伝えします。

□簡潔に書く

2行以上に渡る文章は、言いたいことがわかりづらくなっている可能性があります。 読点(、)でつながずに、一文は短めにするのがポイント。主語と述語が近いほどわかりやすい文章になります。長くなりそうなら、「理由は●つあります」など、先に数字を示してから詳細をアピールするとまとまりがあるように見えます。

□一貫性を重視する

自己PRでアピールする特長・能力は、基本的に一つに絞ります。どうしても複数挙げたい場合は、ひとつのエピソードでアピールできるような関連性の高いものにするのがポイントです(「リーダーシップ」と「巻き込む力」など)。 また、志望動機や長所・短所など、他の欄で挙げている内容とも一貫性があるかチェックしてください(自己PRで「チャレンジ精神旺盛」、短所で「引っ込み思案」などは矛盾しているように見える)。

□丁寧さが伝わるように書く

内容がよくても、最低限のマナーが守れていないと印象は悪くなってしまいます。 マナーとして企業側が気にしているポイントは、 ・誤字・脱字がないか ・書き漏らしがないか ・(手書きの場合)字のうまさとは関係なく丁寧に書いているか ・文字数を守れているか などです。 文字数は、指定文字数がない場合は枠の8割以上を埋めると良いでしょう。

●適切な時間やアピール方法は? 面接における自己PRの話し方

次に、面接で企業にアピールする際に押さえておきたいポイントを紹介します。

□基本的な内容はESと同じにする

就活生からよく聞かれる質問として、「ESと面接の内容は同じでいいの?」というものがあります。 結論として、ESと面接でのアピール内容は同じでOK。企業側もESを元にして質問をしているので、違う内容をアピールしてしまうと混乱を招くことになります。 どうしても違う内容をアピールしたい場合、「ESでは■■と書きましたが、■■の経験により■■と思うようになりました」などと、丁寧に理由を伝えるようにしましょう。

ただし、ESを丸暗記する必要はありません。面接の場で話しやすい言葉遣いに変えてアピールするのがポイントです(例:「老若男女どんな人の懐にも飛び込むことができます」→「どんな年齢・性別の人の心も開き、仲良くなることができます」など)。

□1分程度でまとめる

企業側から時間の指定がない場合は、1分程度でアピールするようにします。 相手の注意を引きやすく、企業側としても追加の質問をしやすい長さだからです。

文字に換算した場合、300字ほどを目標にすると良いでしょう。これは、アナウンサーが話す速度と同じで、もっとも口頭で伝わりやすいスピードの目安です。 緊張して早口になり、結局うまく伝わらないという就活生が多いので、この長さ・文字数を意識するようにしてください。

□自信をもってハキハキ話す

せっかくのアピールも、自信がなく見えてしまうと途端に信憑性が下がってしまいます。

以下を意識すると、自信があるように見せやすいです。 ・背筋を伸ばして、笑顔を心がける。 ・面接官の目を見て話す。 ・普段よりも少し声を張って、ハキハキと話す。

面接の前に、予行演習をしておくのもポイントです。できればそれを家族や友人にチェックしてもらうか、自分で録画したものを確認すると良いです。 客観的に見たときにどんな印象を受けるか知っておくことで、より上手くアピールできるようになるはずです。

●こんな自己PRはNG! 間違いやすいポイントとは

□抽象的すぎる、オリジナリティがない

無難にまとめようとするほど、抽象的でオリジナリティのないアピールになってしまいます。これでは企業の印象に残らず、魅力を伝えることができません。 5W1Hや数字を入れたうえで、感じたことや、行動の詳細などを付け足すと、エピソードの解像度が高くなります。

×「合唱サークルで部長をつとめ、バラバラだったメンバーをひとつにまとめました。この結果、出場したコンクールでは、優勝することができました」

○「合唱サークルで部長をつとめ、目標がバラバラだったメンバー18人全員と毎日対話することで、共通の目標"コンクールに出場して、3位以内に入賞すること"を作り上げました。練習は大変でしたが、共通目標があるおかげで半年間誰も欠席することなく練習が続けられました。この結果、初出場した『全国合唱コンクール』では、60校のなかで"もっとも絆を感じた"と評価してもらい、優勝することができました」

□成果・過程のどちらかしかアピールしていない

「部長を務めた」「1位になった」「留学した」など、役職や成果を示すだけでは強みを十分にアピールできません。何を考え、どう行動したかの過程を企業は重視しているからです。 反対に、頑張った過程だけで、成果がアピールできていないものもNGです。 必ず、成果とそこに至る過程の両方を盛り込むことがポイントです。

×「私は語学力が長所です。ロシアに1年間留学していました。ロシア語検定1級も取得しています」(成果のみのアピール。何をどう頑張ったかわからない) ×「私は語学力が長所です。ロシアに留学した際は、積極的に現地の生徒と交流するようにし、日本語は一切使わないことを意識しました」(過程のみのアピール。どんな成果が出たのかわからない)

○「私は語学力が強みです。ドストエフスキーに興味を持ち、原文で読めるようになりたいと思ったため、ロシアに1年間留学しました。積極的に現地の生徒と交流するようにし、日本語は一切使わないことを意識しました。その結果、『ロシア出まれなの?』とロシア人からも言ってもらえるほど、流暢に話せるようになりました。ロシア語検定では、合格率10%程度の1級を取得しています」

□当たり前のエピソードになっている

「困難なことに自ら飛び込んだ・成果を出した」ことではじめて強みになります。 誰もが経験するような当たり前のことをアピールしても、企業側を説得することはできません。 経験のなかで、どのような逆境・課題・苦労があり、どう解決・達成したかまで入れると、強みとしての納得感が出てきます。

×「私の長所はやり抜く力です。研究室の課題で、論文を提出しました」

○「私の長所はやり抜く力です。研究室の課題で、「先行研究がないから学生では困難だろう」と言われていたテーマで、8万字の論文を提出しました。私の研究内容は、『法言語学における一人称の変遷』なのですが、元となるデータがないため、面白いテーマだが完成は困難だと学部の教授たちに言われました。しかし、担当教授からデータ収集のアドバイスをいただき、諦めることなく国内外問わず2000冊以上の類似研究を調べた結果、必要データを集めることができました。その結果、レポートを最後まで書き上げることができ、レポート内容は評価され、学術誌■■にも掲載していただきました」

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長所別! 就活で人気企業に内定した先輩たちの自己PR例文集

自己PRのポイントをお伝えしてきましたが、イメージは掴めてきたでしょうか。 ここからは、実際に人気企業に内定した先輩たちの自己PRを紹介していきます。よくある強みごとに掲載しているので、自己PRの内容に迷っている場合も、参考にしてみてください。 ※掲載にあたり、個人情報保護のため一部伏せ字、または表現を変えたものがあります。

●自己PR例文:コミュニケーション能力がある

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<21卒、400字程度、内定企業:システムサポート(IT業界)>

私はコミュニケーション能力、とくに「相手に分かりやすく伝えることができる」ことが強みです。 それは、徳島大学生活協同組合の新入生サポーターのアルバイトの経験で発揮できました。新入生サポーターの仕事は、新入生だけでなく、保護者の方の不安を解消することです。私は、主に電話での対応を行っており、1年目は、言葉だけで説明することが難しく、何度もお客様から質問されることがありました。今では、相手の立場に立ってどのような言葉だと分かりやすいか考え、ゆっくり、はきはきと電話口で聞き取りやすいことを意識しております。また、他のスタッフも対応できるようにどのような内容、対応のメモを書きます。このメモも最初は伝えたいことが伝わらず、何度も他のスタッフに迷惑をかけていましたが、最近では、生協職員や先輩サポーターから「上手に書けるようになった」と言われるようになりました。 この強みをチームのコミュニケーションに生かし、社会人として活躍します。

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●自己PR例文:主体性・吸収力がある

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<21卒、400字程度、内定企業:パーソルプロセス&テクノロジー(人材業界)>

私の強みは、自主的に他人の姿勢を見て学べる吸収力です。 私は古本屋でレジ業務に加えてポイントカード入会の営業活動をする接客アルバイトをしています。始めた最初は、初めてのアルバイトで営業活動の経験も全くなかったため、先輩たちに比べて入会数が少ない状況が続きました。しかし成績が上がらないことの申し訳なさと悔しさから、先輩に追いつきたいと考えました。そこで、先輩方がどのように営業をしているかよく見て、直接アドバイスを頂き、それを実践するようにしました。また、先輩方でも毎回必ずお客様に入会を勧めているわけではないことに気づき、自分は機会を増やすため必ず営業をするようにしました。その結果、私は月の入会数で店舗内1位をとることが出来ました。 プロジェクト毎に業務内容や課題が変わる御社での仕事で、私の吸収力は業務を円滑に、効果的に進めるのに役立つと考えます。

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●自己PR例文:変革力・傾聴力がある

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<21卒、350字程度、内定企業:澁澤倉庫(物流業界)>

私の長所は変革力と傾聴力です。 この長所を発揮したのはオーケストラ部の新入生歓迎活動の代表を担当し、多くの新入生を入部に導いた経験です。年々部員数が減少傾向にある中でその解決が課題となっていました。私は例年では行われなかった工夫を凝らし経験の有無にとらわれず多くの新入生へ向けた歓迎活動を試みました。体育会の部活との合同新歓を企画したり、楽器体験会を開催したりして、多くの新入生に魅力を伝えようとしました。また入部に関して様々な悩みを持っている新入生一人ひとりに耳を傾け、新入生の入部に関しての不安を解消しました。その結果、多くの新入生にオーケストラ部の良さを理解してもらい、例年の倍ほどの人数を勧誘することができました。 私は仕事でも、この従来のやり方に捉われない変革力と、人と丁寧に接する傾聴力で貴社に貢献します。

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●自己PR例文:向上心が強い

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<21卒、350字程度、内定企業:積水ハウス(不動産業界)>

私の強みは、「常にトップを目指す向上心」です。 私は学生時代、部活動と並行して、OC(オープンキャンパス)プロジェクトに所属しておりました。私の大学のOCは企画、宣伝、運営を全て学生が主体で行っております。これまでバレーボール一筋だった私は、資料作成、プレゼンテーション、パソコン操作等全てが初めての経験で、常に劣等感を抱いていました。負けず嫌いな私は、分からないことはとにかく調べ、本を読み、人からスキルを学び取り、ということを徹底しました。とにかく自ら学び、自分のものにする意識を癖付けた結果、3年目には総勢150名の全体統括リーダーに選出されるまでになりました。 貴社ではこの私の強みである「常にトップを目指す向上心」を発揮し、営業力を磨き上げ、お客様満足度、売り上げともに貢献したいと考えております。

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●自己PR例文:想像力がある

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<21卒、400字程度、内定企業:日鉄ソリューションズ(IT業界)>

私の強みは、相手の立場に立って物事を考えられる想像力だ。 私はテニスサークルにおいて、新入生歓迎活動の指揮をとり、新入生、サークル員に寄り添った活動を実現した。例年に比べ、私たちの代は大人しい人が多く、新入生数獲得が危惧されていた。そこで、サークル員と話し合いの場を設けたところ、「例年通りの企画で活動を盛り上げ、新入生を獲得できるか不安」という声が多く挙がった。その声を元に、サークル員と新入生がともに自然と盛り上がることができるような企画を提案し実行した。しかし、運営目線の企画ばかりでは新入生を獲得できないと考え、新入生との会話の中で潜在的なニーズを引き出し、各々に合わせた企画を提案した。提案の際、目的を丁寧に伝えることで、サークル員を動かした。結果、50人の新入生が入会した。 強みに磨きをかけ、仕事においても自己本位な解決策の提示ではなく、相手の立場に立ち、対話を重ねることで、ともに問題の発見や解決を行っていきたい。 ======================

●自己PR例文:行動力がある

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<21卒、200字程度、内定企業:西日本シティ銀行(金融業界)>

私の長所は行動力があることです。 サークルでのリユース活動では回収件数が伸び悩み、イベントの開催が危ぶまれました。そこで私は新しく広報部を作り、SNSを積極的に活用したり、何回も研究室を訪ねてリユース活動の知名度をあげたりと多くの新しい取り組みを行いました。その結果、目標であった120件以上の家具回収を実現できました。 この長所を生かしてお客様のニーズに素早く対応できるバンカーになりたいと考えています。 ======================

●自己PR例文:粘り強い

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<21卒、400字程度、内定企業:厚生労働省(公務員)>

私の長所は、結果が出るまで諦めずに物事に取り組める粘り強さです。 この力を発揮した例は、オリエンテーリングという競技で同期との20分以上のタイム差を埋めた経験です。この競技は、森の中の特徴物を利用しながら進むルートを組み立て、地図に記された様々な目的地をいかに短時間で走破するかを競います。課題として、学業が忙しく練習時間の確保が難しいこと、ミスが多いことが挙げられました。そこで私は、授業後や長期休暇を利用して課題やレポートを計画的に終わらせ、週末の練習会に参加する時間を捻出しました。また、レースの結果からミスの傾向とその原因を探り、原因を克服する練習法を考え実践しました。根気強く練習した結果、同期との差を埋め、全国大会学生3位という結果を残すことができました。 鍛えた分析力と結果がでるまで諦めない粘り強さを生かして、ステイクホルダーの方との調整において、お互いが納得する着地点を見つけることに貢献していきたいと思っています。 ======================

●自己PR例文:好奇心が旺盛

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<21卒、400字程度、内定企業:クスリのアオキ(小売業界)>

私は好奇心が旺盛で、「新しい出会いや知識に触れる」ことが大好きです。 特に新たな出会いに巡り合える国内外の旅行が好きです。大学に入学するまで、新しいことに挑戦することや出会いを不安に感じていました。そのため、自分で計画を立てて旅行へ行くことができませんでした。しかし、アルバイトで様々な方とお話をする中で挑戦しようという気持ちが大きくなりました。私のアルバイト先では旅行中の方が多く来店されます。そこで出会ったイタリアから来られたお客様が、言葉も通じない未知の土地の旅をとても楽しんでいらっしゃいました。未知だからこそ多くの方や知識と出会い、ネットや本では得られない楽しみを味わっていました。その姿を見て、私も多くの人に出会い世界を見てみたいと強く感じました。今では積極的に旅行に行き、その土地に住む方々との出会いをとても大切にしています。 仕事においても、新たな知識を積極的に吸収し、成長していきたいと考えています。

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●自己PR例文:責任感が強い

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<21卒、400字程度、内定企業:東邦銀行(金融業界)>

私は置かれた立場で責任感を持って役割を全うできます。 良い成果を出すために自分には最大限何ができるかを考え、行動できます。大学時代、硬式野球部で対戦相手の記録を取るデータ班を担い、全うしました。我々のチームは守備に課題があり、強豪大学との試合は大敗が続いていました。これをデータ班として解決するにはデータをチーム内により浸透させ、根拠のある守備が必要だと考えました。そこでデータ班が主体のミーティングを提案し、データを共有する場を作りました。その際に文章や数字の羅列だけでなくグラフや表を使い、分かりやすく伝えるよう工夫しました。結果、チーム内にデータが浸透し、相手に対応した守備で強豪大学と互角の試合ができるようになりました。仲間からはデータのおかげで失点が減ったと評価されました。 この長所を働く上では話を親身に聞いたり、知識を得たりと、お客さまへ最適な提案をして全うするために活かしたいと考えます。 ======================

●自己PR例文:客観性がある・冷静である

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<21卒、400字程度、内定企業:Wiz(IT業界)>

物事を客観視し、あまり物事に動じず、淡々とやるべきことを進めることが出来る。中高で体操部の部長、高校2年生で生徒会の副会長サークルで主将を務め、主観で物事を見るより、全体を見てどう上手く運営するかを考えるようになった。サークルで一度存続を巡って内部分裂が起きた時、団体を辞めるというよりは団体を終わらせてしまえという少し過激な意見を持つ人たちに対して感情的に対応するのではなく、団体存続に積極的な人のみで今後の方向性を話し合い、それまでより盤石な体制を作ることが出来た。また、コトノハチームという福島の震災復興のために絵本や紙芝居を制作する活動をしていた時、食文化を扱うリーダーを務めることになった。授業が入り口のため、やる気に差があったが、それぞれが主体性を持って参加することで全体の活動が活発になると考えたので、何がしたいかの意見を出してもらい、やりたいことが出来るように仕事を割り振った。 入社後も、自分のやるべき仕事をつねに冷静に見極め、成果を出していきたい。 ======================

●自己PR例文:柔軟性がある

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<21卒、200字程度、内定企業:全国農業協同組合連合会(金融業界)>

私の強みは物事に柔軟に対応できるところです。 学生時代は大学祭の実行委員で広報部長を担当しました。期日までにパンフレットを作成し納品するという仕事を進める中で、完成までの計画を立てていましたが、〆切までに原稿が集まらないというトラブルがあり、納品が遅れてしまう可能性がありました。そこで私は原稿の作成者と調整しながら計画を見直し、期日までに納品をしました。 他のどんな仕事においても、現状を把握し、柔軟に対処していけると考えます。 ======================

●自己PR例文:有言実行である

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<21卒、400字程度、内定企業:近鉄グループホールディングス(インフラ業界)>

私の長所は「言葉以上に行動で示すことで、人から信頼を得る事」である。 大学の硬式テニス部でトレーニングチーフを務めた時にこの長所を発揮した。 前年度リーグ戦で惜敗し、悔しさの残る先輩方の姿を見て、その思いを繋げたいと考えた。そこで、リーグ戦突破という目標を掲げ、最も必要な要素である「体」を成長させるためチーフに立候補した。一番の挫折経験は、怪我人が増えてしまったこと。トレーニングの量が豊富であれば試合の結果が良い、この関係を鵜呑みにしていたことが原因だった。 ここで思いを無駄にしたくないと考え、再調整を図った。トレーニングの量や質を追求するより、それらのトレードオフの関係を解消すべきだと考え、選手の動機付けを2段階に分けて行った。人の「感性」へのアプローチは難しく、簡単には結果が出なかった。しかし、持ち前の行動で示す姿勢で、6人の同級生と協力し20人の部員に働きかけ、成し遂げてきた。結果、リーグ戦を突破することができた。 仕事においても、行動で示すことで人から信頼を得る姿勢を活かしたい。 ======================

おわりにーーたくさんの例文から、就活における自己PRをマスターしよう!

以上、就活における自己PRのノウハウでした。 せっかくの強みを、自信を持って企業にアピールするためにも、事前の準備はしっかりしておきましょう。 志望企業・業界・仕事内容がすでに固まっている場合、そこで好まれやすい自己PRはどんなものか知っておくとさらに良いでしょう。 エンカレッジでは、企業ごとの選考体験記や、先輩方のES全文を公開しています。

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