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【例文多数】受かる!エントリーシートの志望動機のコツを徹底解説

エントリーシートの定番質問である、志望動機。本記事では、企業に評価される志望動機のノウハウを紹介します。業界ごとに、有名企業に内定した先輩方の例文も多数掲載しているので、就活生のみなさんはぜひとも参考にしてください。

例文でわかる! 評価されるエントリーシートは志望動機が優れている

●なぜ志望動機は重視される? 企業側の質問意図を理解しよう

■志望度・熱意を測るため

志望動機からは、どれだけ熱意があるかが如実に読み取れます。 その企業の社員であれば、内容が適当か、きちんと調べられているかはすぐにわかるからです。 面接官は、「確実に入社してくれる人」・「長くはたらいてくれる人」を採用したいと思っています。ゆえに、本気で志望している就活生を見極めようとしているのです。

■企業への理解度を測るため

就活時点で業界・仕事内容・社風などをよく理解している人のほうが、入社後にミスマッチを感じる可能性が低く、好まれやすいです。 このため、志望動機から、企業についてどれほど理解しているのかも精査しています。

■適性を測るため

志望動機には、嗜好や性格が反映されます。また、これまでの人生経験や能力、就活の軸も垣間見えるでしょう。 面接官は「企業・仕事に適性のある人材」を採用したいと思っています。就活生の人物像を理解することで、活躍できそうかどうかを確認しているのです。

●受かる例・落ちる例で解説! 企業が好む、志望動機の3つのポイント

ポイント1:企業研究をきちんとおこなったうえで書かれている

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<落ちる例>表面的な理由で、抽象的すぎる。

「業界1位である貴社に惹かれました」

<受かる例>具体性が高く、よく調べていることがうかがえる。

「半導体を使った革新的な技術を開発したことで、40年以上業界1位に君臨しつつけている点に惹かれました」 ――――――――――――――――――――――

志望動機を書くうえで、企業研究は必須。 就活以前からなんとなく知っている情報だけ志望動機を書くのはNG。企 業の具体的な事業やプロジェクトを調べたり、その企業のOBOG訪問をおこなってさらなる情報収集をするようにしましょう。手間がかかっている分、志望度の高さをアピールできます。

就活において、「なぜうちの会社なのか? なぜこの仕事でないといけないのか?」を突っ込まれることが多々あります。 これを見越して、企業独自の特徴や、その仕事でしか実現できないことを志望動機に盛り込むと良いです。 その内容は、企業側も強みとして認識しているものにしましょう。

たとえば「業界で唯一デジタル事業に注力しているから」と志望しても、事業が成績不振で撤退が決まっているような状態では、面接官を納得させることはできません。

企業HPの「事業戦略」などを見ると、その企業が何を強みとして認識し、今後どこに注力するつもりなのかを把握できます。自分の志望ポイントがズレていないか、確認するようにしましょう。

「給料が高いから」「有名企業だから」などの、自分本位で企業の外面しか見ていない理由も好まれないので、避けるようにしてください。

ポイント2:具体的で、オリジナリティのあるエピソードがある

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<落ちる例>独自性がなく、曖昧な内容。

「海外で日本の漫画はすごいと言われ、自分も携わりたいと思いました」

<受かる例>具体的なので人柄や状況がよく伝わってきて、印象に残りやすい。

「イギリス留学では、はじめまったく現地の友人ができず、漫画『■■』だけが心の支えでした。あるとき教室の片隅で『■■』を読んでいたら、「それ面白いよね。日本の漫画はすごい」とクラスメイトが話しかけてきてくれ、それをきっかけに、いまでも交流のある20人以上の友人ができました。そんな漫画を、今度は自分が世界中に広めたいと思い、貴社を志望しました」 ――――――――――――――――――――――

面接官は1日に多くの就活生を相手にするので、似たような志望動機が続くと、「またこの内容か...」と評価に結びつきづらくなってしまいます。

これを避けるために、志望動機には必ず具体的エピソードを盛り込むようにしましょう。 コピペでもしないかぎり、エピソードがまったく同じになることはありえません。 また、エピソードで人柄や能力もアピールすることもできるので、面接官の印象に残りやすくなります。

「その企業に興味を持ったきっかけ」「やりたい職種・仕事内容」「入社後、どんな風に活躍したいか」などは、内容が具体的であればあるほど評価されやすいです。

とくに、商品・プロジェクト・事業内容・社員名などに触れ、なぜ影響を受けたのかについて書くと、オリジナリティを出しやすいでしょう。

また、以下の2点を意識すると、エピソードがより魅力的になります。

<具体性を上げる方法> ・5W1H(いつ・どこで・だれが・なぜ・どうした・どのように)を入れ込む。 ・具体的な数字(人数、期間、パーセンテージなど)を出す。

ポイント3:論理的でわかりやすい

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<落ちる例>文章が整理されておらず、何が伝えたいことなのかわからない。

「私は学生時代に◯◯といった活動に取り組んでおり、その経験を通じて△△という思いが芽生え、□□にも挑戦してみたく、また将来は××に携わりたいと考えています。貴社の■■が魅力的だと思い、▲▲についても調べましたが、●●ができることもわかりました。」

<受かる例>内容に一貫性があり、論理的で読みやすい。

「私が貴社を志望する理由は2つあります。1つめは学生時代に◯◯という活動に取り組んでおり、その経験を通じて△△という思いが芽生えたからです。2つめは貴社では▲▲で●●ができるからです。将来は××に携わり、貴社に貢献したいです」

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どんなに内容が良くても、企業側に伝わらなければ意味がありません。 思ったままを書くのではなく、伝わる文章になっているか意識しましょう。

<伝わる文章のポイント> ・一文は短く、簡潔に(長くなりそうなら、「〜は●点あります」などとまとめる)。 ・結論を先に出し、理由を後から補足する。 ・文章全体に、一貫性を持たせる(余談や、横道に逸れる内容を挟まない)。

やる気を見せようとするあまり、だらだらと書いてしまう就活生も多いです。 とくに字数の限られるエントリーシートでは、ポイントを踏まえて、まずは「伝える書き方」を優先すると良いでしょう。

伝わる志望動機にするためにーーエントリーシートの書き方と例文

●これでばっちり! 志望動機の基本的な構成と内容

志望動機で企業に好まれる内容・ポイントを理解したところで、実際のエントリーシートの書き方を見ていきましょう。 志望動機は、次のような構成にすると良いでしょう。

①書き出し:簡潔な結論から始める

「私が貴社を志望しているのは■■だからです」「私は▲▲に魅力を感じ、貴社を志望しています」などの結論を冒頭に持ってきましょう。

志望理由が複数ある場合は、「私が貴社を志望する理由は●点あります」と始めると良いです。

②理由・根拠:エピソードを交えて説明する

次に、冒頭で示した結論を具体的に補足します。ここにもっともボリュームを割くようにしましょう。

興味を持ったきっかけ、能力や知識を活かせると思った理由、企業や仕事が持つ独自の特徴、就活の軸としていることなどを入れると良いです。

ゼミでの研究内容、アルバイト、サークル、部活動での経験、留学などの経験談や、企業説明会、インターンシップ、OBOG訪問など就活で得た情報をもとに、自分だけのエピソードを入れるようにしましょう。

③総括:入社後のビジョンなどを添える

最後に、入社後にどのように活躍したいか、どんなことを成し遂げたいかで締めるようにしましょう。「■■を活かして、▲▲に貢献したいです」「●●を達成できるような社会人になりたいです」など。 自己PRにもなり、自分を採用したときの具体的なメリットを、企業側にイメージさせられるからです。

この構成案の書き方に沿って作られた、実際の志望動機を見てみましょう。 ――――――――――――――――――――――

私は仲間と共に限界に挑戦し続け、世界の発展の一翼を担いたいと考え、その中でも日本、世界のものづくりを支えることを目標に貴社を志望します。←①書き出し

私は小中高10年間に渡り野球部に所属していました。高校時代には野球部主将として、仲間と共にあらゆる課題、限界を乗り越えたことに大きな達成感を感じました。350年もの歴史があるにもかかわらず、既存の枠にとらわれず常に革新を求め続けている貴社に大変魅力を感じました。また市場の分析から回収まで一貫して一営業が担当するスタイルは、責任、個人の裁量も大きく限界に挑戦できる環境があると考えています。また人と人の関わりを通じてニーズに合った提案をする過程では様々な価値観を持った人々と共に取り組むことが必須だと考えています。←②理由・根拠

私の野球の経験が限界への挑戦と周りの調整、団結にかならず活かせると考え貴社を志望します。←③総括

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有名企業に受かった実際のエントリーシートに学ぶ! よくある志望動機×人気業界別・例文集

志望動機の書き方のポイント・構成を把握したところで、実際に有名・人気企業に内定した先輩たちがどんなエントリーシートを提出したか、見ていきましょう。 業界ごとに、定番の理由で書かれたものを挙げているので、就活生のみなさんはぜひとも参考にしてください!

●「企業理念」で志望×電機メーカー

―――――――――――――――――――――― <21卒、富士ゼロックス内定、400字程度>

私が貴社で実現したいことは、ICTを用いたソリューション提案により地方創生に貢献することです。 地方創生を考えるようになったのは、大学生活の中で47都道府県全てを旅行したことがきっかけです。旅行する中で観光地以外活気が無いということを感じました。私は観光地以外の地方の人と触れ合う中で人口不足など厳しい現状を知り、地方を活性化させたいと思うようになりました。地方活性化のためには、私は人と人がつながるICT技術が今後必要になってくると考えています。 その中で、貴社はICTを用いた地方創生を推進しています。また、貴社は「より良いコミュニケーションを通じて人間社会のより良い理解」を大事にしています。そのような貴社で、ICTを用いたコミュニケーション技術で地方創生に貢献したいです。 そのために、将来貴社のジョブローテーションを利用してSEコンサルの職種も経験することで提案の幅を広げたいと考えています。

――――――――――――――――――――――

評価ポイント:企業の取り組みや理念についてよく調べられており、興味を持ったきっかけからも人柄が伝わってきます。具体的な志望職種にも触れられているのも◎。

●「商品・事業内容」で志望×マスコミ業界

―――――――――――――――――――――― <21卒、毎日新聞社内定、400字程度>

私は貴社のビジネス部門美術事業局に所属し、展覧会の企画・運営の仕事に取り組み、最終的には自分の考えた展覧会を成功させたいと考えるため、貴社を志望する。 きっかけは、美術作品を「生」で体験することの重要性を強く感じているからだ。これは2つの経験に由来する。1つ目は高校2年生の頃に1週間、イタリアへのアート旅行に行った経験だ。そこで「天地創造」、「最後の審判」などの芸術作品に触れ、それらの荘厳さ、偉大さに衝撃を受けた。2つ目は貴社が2017年に京都国立博物館で主催された国宝展での経験だ。日本美術史を本格的に学ぶため京都に進学した私は、もちろん国宝展へ足を運んだ。そこで予想以上に巨大な伝源頼朝像を鑑賞し、また強い衝撃を受けた。 こうした経験から私は芸術作品の展覧会を企画・運営する仕事を目指すようになり、そのきっかけとなった貴社で、この仕事に生涯携わりたい。

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評価ポイント:新聞社を志望する場合、就活生の大半が新聞業務についての志望動機を提出するはず。そのなかで、企画運営事業にフォーカスしているところも秀逸で、きっかけの具体性も十分。

●「社会貢献」で志望×IT業界

―――――――――――――――――――――― <21卒、富士通内定、600字程度>

私は、「ICT技術を用いて、企業の抱える課題を解決し、人々の暮らしを便利かつ豊かにしたい。」と考えている。 これには2つの経験が関係している。 1高校時代にサッカー部で、選手のメンタルサポートに努めた経験から、周りの活躍を支えることや相手の役に立つことがやりがいであるからだ。 2アルバイトで最新の売上予測システムが導入された時の影響力を実感し、ICT技術の有用性に気づいたからだ。 よって、影響力の高いICTソリューションを企業に提供することで、エンドユーザーである人々に恩恵を与えられると考える。 特に、貴社で「営業社員として医療・ヘルスケア分野に携わり、人々の健康寿命の延伸に貢献したい。」 これは、私の祖母が最先端医療技術で膵臓がんの治療をした経験が関連している。また、近年は高齢化社会が進んでいるので、医療ソリューションの提供を通じて、人々の生活の質の向上や健康寿命の延伸を支えたい。これを貴社で取り組む理由としては、 1貴社は様々な企業でトップシェアであり、高い信頼関係が構築されている。よって、企業の垣根を超えた取り組みをすることができ、社会課題に取り組む上では重要なポイントとなるからだ。 2成長意欲が高く、常に目標を持って行動されている社員の方と働きたいと感じたからだ。 そして、サークルで培ってきた周りを巻き込む方法や観察力の強みを活かし、営業として活躍することで、上記の目標に貢献できると確信している。

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評価ポイント:長い文字数をわかりやすくまとめる書き方ができています。志望動機も、複数の観点から独自の考察がなされていて良いです。

●「社風・人の魅力」で志望×エンタメ業界

―――――――――――――――――――――― <21卒、内定、400字程度>

私は貴社の事業が持つ世界観と人の力の2点に魅力を感じている。 1点目の世界観とは「セカイにコドモゴコロを」という経営理念に代表されるように、新しい楽しみを多くの人に届けることを会社全体で目指している点だ。 2点目の人の力とはクリエイターに限らず、スタッフやファン、クライアントを含むUUUMを取り巻く人すべてを指す。彼らが各々の専門性や背景を持ちながら「新たな価値」「楽しい体験」を生み出すという一つの目標に向けて協働する点にUUUMの強みがあると考えている。私は自分の目指す世界がUUUMの目指す世界と重なっており、UUUMにはそれを実現するための人の力があると考えているからこそUUUMの事業に魅力を感じている。

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評価ポイント:企業の強みを独自の視点で解釈しており◎。人の魅力や自身の理想については面接で具体例を補足しつつ、アピールをおこなったそうです。

●「グローバルな活躍」で志望×インフラ業界

―――――――――――――――――――――― <21卒、中部電力内定、600字程度>

私は、国内外問わず広いビジネスフィールドで安定した電力供給と社会インフラの拡充を達成し続けている点に魅力を感じ、御社を志望しました。 御社は世界に比べエネルギー自給率が低く、燃料の調達が不安定である日本で、3E+Sの実現に向け適切なエネルギーミックスを行ない、再生可能エネルギーの主力電源化と原子力の活用に取り組んでいます。さらに海外事業としても安定したLNGの調達や、世界の電力需要が増加する中で各地に発電所を作るなど社会インフラの拡充を行なっています。私は人や社会に大きく影響を与えることができ、人々の当たり前の生活を守り、挑戦を後押しできるような仕事がしたいと考えており、御社のような先進性のある総合エネルギー企業で、世界という広大なスケールを対象に高い目標と責任感をもって働きたいと考えました。 私は御社への入社後、安定供給という観点を軸に働きたいと考えています。電力小売り自由化により販売という観点が重要視されつつありますが、私は御社の強みを調達から配電まですべてグループ会社で行なっていることだと考えています。また私自身も人々の生活や社会発展を根底から支えることがモチベーションに繋がるため、安定供給を軸に調達から配電までのサプライチェーン全体に関われる仕事がしたいと考えています。そこで現在は電力ネットワークカンパニーとしての送配電事業か、国内外の電力供給に関われるJERAに興味を持っています。

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評価ポイント:ただ「海外ではたらきたい」のではなく、問題意識やそれに対する解決方法を絡めて志望動機を構成しているので、非常に説得力が高くなっています。就活の軸が定まっているのも良いところです。

●「自分の強み・適性」で志望×製薬業界

―――――――――――――――――――――― <21卒、第一三共内定、200字程度>

貴社で最適で最速な新薬創出を達成したいです。 私は現在、機能を向上させた核酸医薬品の開発を行っています。この研究を通じて医薬品の候補化合物を見つける難しさを実感しました。だからこそ見つかった候補化合物を適切な機能を有した医薬品にしなければならないと思い、開発職を志望しました。 世界中の患者様のために全社一丸となって新薬創出に取り組んでいる貴社で、私の強みを活かして最適で最速な新薬創出を達成したいです。

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評価ポイント:自己PRを含めた志望動機を、短い文字数のなかで上手くまとめる書き方になっており◎。

●「成長できる環境」で志望×コンサル業界

―――――――――――――――――――――― <21卒、PwCコンサルティング合同会社内定、400字程度>

(「コンサルティングファームを志望する理由を教えてください」)

コンサルティングファームを志望する理由は二つある。 一つは、当事者意識に対しての成長ができる環境であるということ。私は将来、人の人生に影響を与えることのできる人材になりたいと考えている。そうした人材には、他の人生に寄り添うことのできる圧倒的な当事者意識が必要であると考えている。クライアントの抱える経営課題の解決を目的とするコンサルティング業務は、当事者意識が必要不可欠であり、最もその一面を成長させることができると確信している。 二つ目は、他者のために行動するときに、私自身が最もやりがいを感じ、力を発揮できるためである。これは、アルバイトで新人スタッフの教育を担当した経験で実感しており、コンサルティング業務はクライアントの課題解決のために行動するため、尽力できると考えた。 以上のことからコンサルティングファームを志望した。

――――――――――――――――――――――

評価ポイント:コンサル就活においては、企業ではなく業界を志望した理由を聞かれることが多め。コンサルタントという仕事をよく理解し、将来のビジョンも具体的でGOOD。

●「将来のビジョン」で志望×金融業界

―――――――――――――――――――――― <21卒、日本銀行内定、450字程度>

私は経済をより豊かにしたい。それにより、人々がお金によって制限される事なく、自身のやりたいと事に挑戦して欲しいと思っている。 私自身家庭の経済環境より、学びたい事を諦めざるを得ない事が多々あった。熱量を持って本気で取り組んでいる人が、お金により制限させてしまう事に不甲斐なさを覚える。そのため、私は日本をもっと豊かにして個々人がより挑戦しやすい環境を整えたい。そして、それが自身の使命でもあると考えている。 貴行は、パブリックマインドを兼ね備えている上、他がやらない事でも日本の成長に繋がる事業に率先的に取り組んできた。また、取り組みが不可能なと思われる場合でも諦めるのではなく、如何にして成功できるのかを努力を惜しまずに考え出し、常に革新的な発想で日本の金融市場をリードしてきた。 だからこそ貴行で、様々な仕事を経験する中で自身の視野を広げ、現状抱えている様々な課題を見い出す力を身に付けたい。また、金融知識を拡充し、革新的な解決策を生み出し、世の中に広く影響を与える仕事に取り組んできたい。

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評価ポイント:成し遂げたいことが明確で、エピソードからも本人の価値観がよく伝わってきてすばらしい。なぜこの銀行なのか、の答えもスマート。

おわりにーー例文を見ても、エントリーシートの志望動機が上手く書けない場合の対策は?

●第一志望でない企業の志望動機はどうすべき?

実際の例文や書き方のポイントから、志望動機の作り方がわかってきたのではないでしょうか。 しかしながら、志望動機を作るうえでもっとも困るのが、志望度の高くない企業のエントリーシートです。なんとなくエントリーした企業や、就活の滑り止めとして受ける企業の場合、書き方はわかっていても筆が乗らないのが正直なところでしょう。

この場合も、ほかのエントリーシートの志望動機をコピペすることは避けましょう。 さまざまな企業を研究し、志望動機を整理することは、第一志望の選考でも必ず役立ちます。

とはいえ、少しでも効率のよい書き方をするために、同じ企業を受けた先輩たちのエントリーシート・選考体験記から、どんな内容が好まれるかチェックしておきましょう。そこから逆算して考えると、志望動機が作りやすくなるはずです。

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●書き出しは特に重要! 社会人から見て納得できるか、添削してもらおう

最後に、本記事を参照して、志望動機をはじめとしたエントリーシートを書き終わったら、なるべく第三者にチェックしてもらうようにしましょう。 見てもらうのは社会人、できれば志望先企業の社員が望ましいです。 「ここを押したほうが良い」・「ここには触れないほうが良い」など、やはり社内にいる人間でないとわからない情報も多いからです。

エントリーシートをチェックしてもらう場合、とくに書き出しが魅力的になっているかは必ず確認してもらいましょう。 面接官の目にまず留まるのは、回答のはじめの部分です。ここが曖昧だったり、わかりづらい書き方をしていたりすると、その後の内容がよくても魅力を伝えきれないからです。

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