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ソフトバンク(地方創生インターンTURE-TECH)_通信業界_通過エントリーシート (22卒)

ソフトバンク(地方創生インターンTURE-TECH)、22卒_の通過エントリーシートです。

【必須】設問①:あなたが行った(もしくは行っている)最も大きな課題解決について、 背景も交えて教えてください。(600文字)

宮城県石巻市の街づくり会社で1ヶ月インターンをし、人通りが少なくなりつつある駅近商店街にある空き店舗の活用施策に取り組んだことです。 現地では、空き店舗の貸し出しがなかなか進まない現状のボトルネックがどこにあるか短期間で探るため、「思考と行動」のサイクルを、スピードを持って回すことを意識しました。1ヶ月の間で20人以上の方を訪問してヒアリングする一方で、日にちごとに仮説設定・仮説検証を繰り返しました。そして、日々の活動の中で、店主の方が自分の物件を次世代に渡すにあたり、自店舗の歴史に完全に幕を下ろすことに抵抗感を持っていたことがわかったのです。この抵抗感を払拭するために何をすべきかを考え、店舗の今までの歴史やこだわりを漫画で残してみるという提案をしたところ、店主方は貸し出しを前向きに捉えてもらえるようになり、会社としてもそれを事業として取り入れていただくことが決まりました。そして、この事業を通して、商店街の1件の空き店舗が実際に貸しに出されるにも至りました。 この経験を通じて学んだことは、言葉にならない気持ちを汲み取るための対話を心がけ、相手の立場でも「ぜひやってみたい」と思ってもらえるような提案をすること。そして、様々な提案をするときも、相手の心を動かすため、ただの論理的な説得だけにとどまらず、熱意を持って自分の意見を伝えるのが重要だということです。

【必須】 設問②:地方が抱える下記5つの課題から1つ、あなたが解決したいものを選択し、 その理由を教えてください。(600文字)

土地や施設の有効活用 この課題を選んだ理由は、石巻で1ヶ月間滞在する中で、地域の物件資源を有効活用して、地域内外の人と人を繋ぐ拠点を作ることこそ、街が抱える多くの問題を解決する鍵になると学んだからです。石巻では、震災後にできた「IRORI」というカフェが、地域で挑戦したいと思う人が集う場所になっていました。偶然その場に集まった一人ひとりの「楽しそう」「何かやってみたい」という気持ちが重なりあい、今まで多くの取り組みが生まれてきたといいます。地元の高校生が街を舞台に自分の可能性を広げていく教育事業・地域の限界物件をリフォームして新たに入居者とのマッチングを図る不動産事業など、今までに実現してきた事業数は20にも登ります。また、こうした拠点は別地域から来た人を地域に惹きつけるきっかけとなり、関係人口創出の窓口となる側面もあります。私自身が「IRORI」を訪れたときも、周りのチャレンジ精神溢れる方との出会いから、自身の価値観が変わるほどのたくさんの刺激を受け、もっと街の人と出会い、もっと街に関わりたいと思うようになりました。しかし、こうした魅力溢れる交流拠点がある街は全国で見ればほんの一部です。全国各地に「IRORI」のような拠点、挑戦的な人が集う場所を作ることこそ、地方の本質的な課題を地道に解決していくきっかけになると思っており、私もこれから地元を中心にこういった場づくりに取り組みたいと考えています。