日本工営のインターンシップの志望動機について。インターンシップに参加して得たいものは何か。(700文字以内文字)
私は現在,博士課程前期課程で地形学を専攻している。将来は,これまで自分が学んできたことや身に付けた知識・技能を活かして働きたいと思ってきた。その点で建設コンサルタントという職にはとても魅力を感じており,建設コンサルタントの職に就くことを検討している。建設コンサルタントの業務内容,人や現場の雰囲気を実際に会社の中に入って知りたいと思い,貴社のインターンシップへの参加を志望した。インターンシップでは現場や室内での業務を通して,少しでも多くのプロの技術者の思考プロセスを学びたい。そしてそれを少しでも多く自分のものに出来るようにしたい。また今回のインターンシップは,現段階で自分のどのような能力が建設コンサルタントの業務で活かすことができるものなのか,在学中に身に付けておくべきことは何かといった今後の課題を見極める機会にしたいと考えている。
大学or大学院での研究内容を記入。(350∼700文字以内文字)
学部4年次から現在まで「北上山地北部における中期更新世以降の古環境変遷と斜面形成過程」というテーマで,古環境変動(氷期-間氷期サイクル)に伴う山地斜面の地表環境の変化と地形形成の関係について,現地調査を基軸に研究している。緩やかな山地斜面が卓越する北上山地では,斜面物質や風成層の保存がよくテフロクロノロジーによって周氷河性の斜面形成過程を発達史的に論じる研究がなされてきた。北上山地中北部では最終氷期前半と最終氷期後半に周氷河性の斜面形成が進んだことが指摘されているが,最終氷期前半以前の斜面物質移動に関する資料は不足しており,山地斜面の形成過程の理解のためにはさらなる資料の蓄積が必要である。また北上山地北部では,位置的・形態的特徴の異なる斜面地形がみられ,それぞれの形成時期や形成過程は異なると考えられるが,各斜面地形間の関係性については十分に分かっていない。そこで私は,北上山地北部における山地斜面形成について,最終間氷期・最終氷期前半の斜面物質移動に関する資料をさらに蓄積し表層環境の変化と各斜面地形形成過程の関係について明らかにすることを目的として,斜面地形を位置的・形態的特徴から分類した上で,各斜面地形に関して斜面物質移動期を示す礫層と示標テフラを手がかりとして現地調査を行っている。