その人を理解しようとする質問が多く見られる
リクルートは2012年に分社化してから採用も各カンパニー毎に分かれていますが、面接の形式などは極めて似ているため、同時に選考対策ができます。
カンパニーにもよりますが、インターンの面接、本選考の1次面接ではほとんどが"学生時代に頑張ったこと"についてひたすら"なんで"と聞かれ続けるものです。
本選考の面接では、最終面接に近付くほど、質問が少し変わってきます。
「自分は他人からどんな人と言われるか。」「将来成し遂げたいことは何か。それを実現する手段として、なぜリクルートを選ぶのか。」など、様々な質問が飛んできます。質問事項はたくさんありますが、面接官の質問の意図はひとつなので、そこをしっかりおさえて対策しておけば対応できます。
面接官が見ているのは、端的に言うと、「その人が会社に合っているか否か。」ということです。
学生時代に頑張ったことを深堀りされるのも、何をしたかという事実を聞きたいのではなく、「どんな価値観、考え方を持った人なのか」「その経験から何を学んで、現在どのように生かしているか」など、その人の根っこにあるものを探りたいのです。
その人が入社することで、その人自身も、会社もお互いに幸せになれるかどうかを確かめています。
「その人の本質」は就活用に作り上げた言葉ではわかりにくいからこそ、直接的に志望動機について聞かれないことも、リクルートグループの特徴だといえます。
面接を突破するために、自分のことを話せるようになろう。
選考を突破するために必要なことは、「面接官を納得させるレベルでの自己理解」です。自分自身のことを深く理解し、包み隠さず相手に伝えることが必要です。ここで徹底的な自己分析が必要になってきます。自己分析に終わりはないのですが、就活においてのゴールをあえて設定するなら、「面接官を納得させること」だと言えるでしょう。
・なぜリクルートグループのなかでも志望企業を選ぶのか。
・なぜ業界のなかでも志望企業を選ぶのか。
・自分はどんな人間か
・その価値観はどういった経験によって根付いたものか
など、様々な角度から自分のことを話せるようになり、「この人となら一緒に会社の未来を創っていける!」と思わせるのことが大切です。
自己分析のポイントは「一人でやらない」こと。
自己分析のポイントは「他人に話しながら進める」ということです。自己分析は自分だけで完結することはありません。他人に話して、相対化することで自分への理解が進むことも多くあります。
特に、自分は「自分の中で当たり前にしていること」を客観的に見てもらって自覚するというのが効果的でしょう。友達はもちろん、面接や就活イベントで出会う社会人の方に自分の意見をぶつけ、感想を聞いてみるというのも効果てきめんです。
ちなみに筆者は、ひらすらリクルートの社員やリクルートOBの人々に会って自分の考えをぶつけ、甘いところを指摘してもらっていました。この繰り返しによって思考が磨かれ、面接で思わぬことを聞かれても対応できるようになるほど自己理解が進むのです。
選考を突破するためには、徹底した自己理解あるのみです。小手先の面接テクニックに飛びつかず、自己理解に全力を尽くしましょう。
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リクルートを含む人材業界の動向
リクルートは、広義で人材業界に含まれる企業です。
人材業界に興味がある方は、以下に人材業界の業界研究記事を掲載しているので、確認して見てください。
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