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クボタ_ES(2020卒_本選考)

クボタ、2020卒_本選考の通過エントリーシートです。

エントリーシート概要

年度:2020卒 選考:本選考 職種:エンジニア

専攻テーマ・ 研究テーマの内容(300文字以内)

物資輸送や災害現場などへの派遣を目的とした低速で飛行する無人小型航空機の翼の空気力学的な性能に関する研究を行っています。我々が扱うNACA0012翼型では低Re数において迎角を上げるにつれ、翼前縁から剥離した流れが翼後縁で再付着することで揚力係数が回復します。しかし低迎角での流れの再付着の現象の理解は未だ不十分です。また翼の空力特性には翼周りの空気の流れ場が重要にも関わらず、従来では見た目による定性的な評価がありました。そこで私は流れ場を煙で可視化したものを高速カメラで撮影し、映像の時間変化による輝度を詳細に数値化することによって、剥離・再付着点位置を定量的に算出する研究を行っています。

大学(院)で最も力を入れて勉強している(したいと考えている)内容を記入して下さい。(400文字以内)

空気中を運動する物体への影響を扱う「空気力学」について最も力を入れて勉強しています。その中でも災害現場のような人が入ることのできない危険地域への派遣などで活躍が期待される無人小型航空機の翼の研究を行っています。 具体的には揚力(航空機が空を飛ぶための上向きの力)に大きく影響を与える翼上面の流れの乱流遷移(規則的な流れが不規則になる不安定化現象)について、模型翼を用いた実験・数値解析を行い調査しています。その為に一般的な翼型理論や流れ場の解析手法などの知識に加え、実際に空力特性(揚力や抗力)を計測するための実験技術を学んでいます。また乱流遷移の位置や発生過程を直接的に理解する為、新たに画像解析の知識・技術を学び、可視化実験(煙を用いて空気の流れを目で見えるようにするもの)の映像から流れ場を数値化するモデルの作成を行っています。

今までの人生で最大の「挑戦」は何でしたか。その中で苦労したことや工夫したことについてそれぞれ具体的に述べて下さい。(400文字以内)

ベンチャー企業でのインターンにおいて無人レジの画像認識に取り組み、未経験ながらオリジナルの認識プログラムを開発したことです。無人レジで人材不足解消ができる社会貢献性、研究への画像認識技術の応用、そして「興味を持ったものを突き詰めたい」という気持ちからインターンに参加しました。しかし参加当初は専門的な知識も当然なく、何から手を付けていいか分からない状態でした。そこで私はまず開発の方向性を決める為に、納得するまで何回も社員の方や交流がある情報系の友人に自分の考えを積極的に話しフィードバックをもらいました。そうすることで現在の課題やどんなオープンソースを参考にすべきかを明確化でき、未経験から限られた時間内で成果をあげることができました。この経験から「多方面に好奇心を抱き挑戦し続けることで大きな成長に繋がること」と「課題や方向性を明確化し、積極的に必要な知識を収集する大切さ」を実感しました。

上記で選んだ事業(製品)や職種の志望理由を記入して下さい。(400文字以内)

私は「本当に困っている人の役に立つ製品を開発したい」という思いがあります。私は高校時代から吃音という言葉を流暢に話しづらい症状があり、自分のような生き辛さを抱える人の役に立ちたいという思いが今までの行動の源でした。そして仕事でもこの思いを胸に困っているお客様に本当に必要とされる製品を開発したいと思っています。 貴社の社員交流会において研究・製品開発を行っている方々と仕事への思いについてお話をさせて頂いた際に、多くの方に共通してあったのは「人の役に立つことに誇りを持っている」という点でした。そして実際に食料分野では新たに自動運転農機やKSASなどを開発し、農業の人材不足や過酷な労働環境などの問題の解決に挑戦していることを知りました。このように「人の役に立ちたい」という同じ思いを持った方々と、農業の分野で本当に必要な新製品を開発したいという思いで、農業機械の研究・製品開発を志望します。

クボタでどのような能力・スキルを身に付けたいですか。また、その能力・スキルを生かし、どのように働き活躍したいですか。(400文字以内)

本当に困っている人の役に立つ製品を開発するには、どんな人が何が問題で困っていてどんな方法であれば解決可能なのかを常に考える必要があります。その為に3つの能力が必要であると考え、これらを身に付けたいです。①お客様に寄り添いニーズを理解し発信できるコミュニケーション力②ハード・ソフト両方の高い技術力③コストや量産性を考えられるマネジメント力です。 貴社では製品に対して、エンジニアがマーケティングから企画・設計開発・量産・アフターサービスまで幅広く携わるとお聞きしました。私はこのフローの中で、まずお客様と真摯に向き合いコミュニケーションを取ることで本当に必要とされる要素を考え、それを高いレベルで叶えられる製品を開発することで信頼されるエンジニアになりたいです。そしてより多くのお客様に製品を届けられるように、最終的なコストや量産性の観点からビジネスレベルで考えられるゼネラリストになりたいです。