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本田技研工業_ES(2020卒_本選考)

本田技研工業、2020卒_本選考の通過エントリーシートです。

エントリーシート概要

年度:2020卒 選考:本選考 職種:エンジニア

あなたの研究について(テーマ:100文字以内、内容:500文字以内、どのように取り組み何を得たか:300文字以内)

テーマ:鍼治療における腱障害治癒のメカニズムの解明と応用 内容: 背景:アキレス腱断裂や四十肩など、腱に原因があるケガはスポーツ選手だけでなく一般人にとっても頻繁に引き起こされる。この腱のケガの治療として、鍼治療が広く用いられていて臨床的には効果が確認されている。しかし、鍼治療による治癒のメカニズムは明らかになっておらず、そのため最適な治療法は確立されていない。 目的:現在は、腱障害治癒に貢献する因子である血液量を測定することで、①鍼治療を行ったときに血液量は増加するのか、②増加する場合どの部位への鍼治療で最も増加するのか、③どのようなメカニズムで増加するのか、を明らかにすることを目的としている。 進捗と今後:①に関して予備実験として、アキレス腱および膝の腱への鍼治療時の腱血液量を測定することにより、増加することを確認した。  ②に関して、臨床的に使われているツボと腱自体への鍼治療を行い、その時の血液量測定を行なった。現在は、最適な部位の特定のために、血液増加量・増加維持時間データの比較分析を行っている。  ➂に関して、鍼治療中のa)治療部位血液量変化、b)非治療部位血液量変化、c)心拍数変動を同時に行った。今後は測定データの分析をし、メカニズム解明を試みる。 どのように取り組み、何を得たか: この実験は鍼師の先生に治療をしていただくため、自分で自由に進めることができなかった。そのため研究を始める段階で、鍼師の先生にいつ実験に参加可能かを伺った。そして、そのためには実験前にどんなことをやっておかなければいけないのかを洗い出し、ロードマップを立ててから研究を進めていった。また、予備実験後に研究の方向性を変えなければならなくなったが、その際もゴールを想定してからロードマップを立て直した。この経験から、やみくもにできることから始めるのではなく、最終ゴールを明確にしてそのためにやるべきことを計画的にこなしていく力を得た。この力は、限られた期日の中で成果を上げるために必要であると考えられる。

最も情熱を注いで取り組んだこと:200文字以内、直面した困難とどう乗り越えたか:500文字以内、この経験から何を得たか:300文字以内)

最も情熱を注いで取り組んだこと: 学生時代は、5年間スポーツクラブにてトレーナーをしていた。その中でも最も力を入れて取り組んでいたのは、レッスンのインストラクターである。大勢の人の前で話すことにトラウマを持っていた自分は、それを克服したいという想いから、学生では過去に誰も挑戦したことがなかったインストラクターの資格を取得し、活動していた。 取り組みの過程で直面した困難とそれをどう乗り越えたか: レッスンの良さは主に集客数で評価される。資格取得半年後、少しずつ自分のレッスンにも自信を持ち始めたときに平均集客数40人という人気のクラスを引き継ぐことになった。しかし引き継ぎ後すぐに、集客数を20人に落としてしまった。さらに、参加されていたお客様から「レッスン下手くそだな」と言われてしまった。  しかしそんな中でも「あなたの笑顔からいつも元気をもらっているよ」と言ってくださるお客様がいらっしゃった。この言葉に勇気づけられた私は、レッスンを通じて、もっと多くの方の笑顔を作り出したいと強く想った。そこで、課題認識のために下手くそと言われた方に毎レッスン後にフィードバックをもらいに行った。課題はインストラクションのタイミングが悪いことと、お客様のことをしっかり見ていないことだと知った私は、お客様の表情が明るくなるようにインストラクションの改善を繰り返した。また同時に、自分の良さがレッスン中のきつい時間帯でも笑顔でやり抜けることだと知った。そこでこの強みを活かし、どのお客様よりもハードに動き、ポジティブな言葉がけでお客様をモチベートした。  結果として集客数は、満員を意味する50人まで増やすことができた。 この経験から学んだこと、それを仕事にどう活かすか: この経験から大きくわけて2つのことを学んだ。1つは臆することなく周囲の人から自分の課題を聞きだし、フラットに受け入れることの重要さである。他者からどう見られているのかは聞かないとなかなか知ることができず、これはチームで活動する場合にコミュニケーションの円滑さに関わる。したがってこの学びは、仕事において周囲の仲間との関係性構築のために活かしていきたい。 もう1つは、やり切る力やポジティブな言葉を通じて周囲の人を巻き込むことができるということである。仕事において、一人でできることには限度があるため、チーム全員で頑張ることが重要である。したがってこの学びは、メンバーの頑張りを引き出すために活かしたい。

仕事を通じて成し遂げたいこと、その想いや根底にある理由:500文字以内、実現の場として本田を選ぶ理由:300文字以内)

仕事を通じて成し遂げたいこと、その想いや根底にある理由: 私は過去の自分のケガの経験や、トレーナーとして健康を害した人と接する経験から、仕事を通じて「生活の変化を通して、人の健康づくりに貢献したい」という強い想いを持っている。  トレーナーとして、ケガや痛み、肥満などの身体の悩みを抱えている方々に寄り添い、身体がよくなっていく過程をたくさん見てきた。その中で一番やりがいを感じたのは、健康になるにつれてお客様の表情が明るくなり、これまで以上に楽しそうに日常生活を送ってくださることである。この経験から健康であるということは、日常生活を楽しく送るための土台であると感じた。  私は大学院にて研究分野を変更しているが、理由は現在の健康づくりがしたいという想いと同様で、ケガの最適な治療法を明らかにすることが健康につながると考えたからである。しかし研究をする中で、健康づくりのための一番の課題解決は治療法の解明よりも、治療しなくてもいい健康な身体を維持することではないかと感じた。現状、健康を害してしまう原因の多くは日常生活にあり、健康の実現には生活を変える必要がある。したがって私は、生活を変えることを通して、健康な状態を維持できる世の中をつくりたいと考えている。 実現の場として本田を選ぶ理由: 現在の生活の中で健康を害してしまう大きな理由の1つとして、日常での動きの少なさが挙げられる。移動手段の発達は人の動きの少なさと直接関係するため、この意味で健康に大きく影響するといえる。貴社はすべてのモビリティを扱っており、健康づくりという想いをもって人の移動の課題解決に関わるには最適であると考えられる。また、創業者である本田宗一郎さんの「人のために何かできることはないか」という想いが受け継がれているところ、さらに、熱い夢を語る方が多いところに強く共感した。これらの理由から、貴社でならお客様の健康のためにという想いを持ち、本気で世の中を変えていくことができると感じたため志望した。

入力内容に加えて伝えたいことがあれば記入してください。(200文字以内)

周囲の人から、「素直でいいやつ」とよく言われる。自分ではこれを以下のように捉えている。 素直:自己成長欲求が強いため、どんな人の話や考え方からでも学びを得ようとする。その結果、さまざまなことをフラットに受け入れることができる。 いいやつ:中学時代にいじめられていた経験があり、他者が今どう思っているのかを深く思考し、自分が何か貢献できないかと考えるようになった。