会社説明会の服装マナー
一部の企業は会社説明会の参加条件を服装自由としています。
しかし、服装自由で参加できるとはいえ普段着のようなラフさが求められていません。
「服装自由」とは就活用の黒スーツではない、オフィスカジュアルと捉えましょう。
企業が見ているポイントは、就活生が「TPOとマナーをわきまえているか」「身だしなみがきちんとしていて、清潔感があるか」といった点を見ます。
会社説明会に限らず、面接を通じて内定をとるに当たっても基本的な点として、以下のポイントに気を付けて下さい。
服装の色合い 色は全体的に落ち着いたトーンで揃えます。
黒、グレー、ネイビー、などの服装で参加することが無難です。
シャツ、ジャケット シャツは無地か太すぎないストライプで、第一ボタン以外はきちんと絞めましょう。
ネクタイは必ずしも着用しなくてもマナー違反ではありません。
セットアップのスーツでなくとも、ジャケットを合わせるのが良いでしょう。
ボトムス 男性はスラックスかチノパンがいいです。
女性はパンツ、スカートいずれの場合もストッキング着用のうえ、スカートは座った時に膝が出ない丈のものにしましょう。
靴 靴は革靴か、ローファーが良いでしょう。
紐がついてない、スリッポンタイプのものでも構いません。
カバン 書類を受け取る場合があるのでカバンは必須です。
ただ、華美なものや、カジュアルなリュックはやめましょう。
就活用のA4サイズが入る黒い手さげかばんが無難です。
腕時計 就活生は基本的に腕時計着用が望ましいです。
社会人としてのマナーでもあります。
いずれ必要になるものですので、スーツやジャケットに合うシンプルなデザインのものを買っておくとよいでしょう。
受付時のマナー
会社説明会では、会場受付で企業の担当者に氏名と大学名等を述べてチェックインするのが通常です。
ごく当たり前の作業ですが、会社説明会でも気を付けるべきマナーがあります。
会社説明会では、大学・氏名を名乗る はっきりと名乗ることは就活の最低限のマナーです。
受付では○○大学の○○です、と名乗りましょう。
もしマスクをしている場合は外して話すのがマナーです。
また、挨拶の際にはしっかりと相手の目を見ましょう。
ある大手企業は、就活生が挨拶の際に受付の社員の目をしっかりと見ているかチェックし、そうでない場合はその時点で選考から除外することもあるそうです。
受け渡しは両手で 会社説明会の資料などを手渡される際は両手で受け取るのがマナーです。
「頂戴致します」と言いながら会釈するのがいいでしょう。
何かしら提出物がある場合も同様に、「こちら宜しくお願い致します」と言いながら両手で渡しましょう。
その際、底がしっかりしていて自立するカバンの場合は一旦下に置きましょう。
ショルダーバッグはかけたままでもマナー違反ではありません。
コートはあらかじめ脱ぐ 冬場に開かれることが多い会社説明会。
多くの就活生がコートを着ているかと思いますが、これは会社の敷地に入る前か、受付に来る前に脱いでおきましょう。
コートは防寒着であり、着たまま企業の方と話すのはマナー違反と捉えられるためです。
手袋、マフラーなども同様です。
コートは裏返して二つ折りにし、カバンと逆の手にかけるのがスマートです。
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会社説明会中のマナー
会社説明会で企業の説明を聞く際にも、やはり最低限のマナーがあり、就活生としてふさわしい振る舞いをすることが重要です。
会社説明会前に携帯電話の電源を切る 会社説明会で企業の説明を妨害しては、非常に印象を損ないます。
ここは参加前に当然のマナーとして電源を切るか、音と振動を発しないように設定しましょう。
会社説明会で開始まで時間がある場合にスマホを使うのも、できれば避けたほうが良いです。
スマホを使っているからといってゲームやブラウジングをしているとは限らないのですが、その会社に興味がない就活生だと思われるかもしれません。
会社説明会の資料を読むことが無難です。
落ち着いて座る きょろきょろとあたりを見渡したり、偶然会った友人と大声で話すのはよくありません。
落ち着きのない学生だと思われかねません。
足組み、腕組みをしない 言うまでもないことですが、話を聞くときに足を組むのは大変なマナー違反です。
腕組みも同様です。
頭をふらふらさせるのもよくないです。
こういった基本的なことは守れて当然であって、もしこうしたマナー違反を企業に見とがめられたらその後の選考にも響きます。
座席は詰めて座る 座席が自由の場合は前の方から詰めて座りましょう。
空いているにも関わらず後ろの座席に座っていると、企業からみると積極性がない就活生だと思われてしまいます。
また、前の方が質問する際に緊張しづらいという利点もあります。
会社説明会の質問マナー
会社説明会で質問をすると、企業の人事担当者などがその就活生をチェックし記録に残される可能性があります。
マナーを守り、企業に聞きたいことを質問しましょう。
氏名を必ず名乗る 名を名乗り自己紹介をすることは社会人の最低限のマナーです。
先に述べたとおり企業側も質問した就活生の氏名をチェックしていますので、はっきりとした声で名乗りましょう。
基本的には大学名も加え「〇〇大学の○○と申します」と言います。
ただ、一部「大学名を名乗る必要はない」と指定する企業もあります。
その場合は大抵、企業から事前にアナウンスがあります。
質問は簡潔に、自明なことは聞かない 事前に頭をまとめ、ポイントを絞って質問しましょう。
また、事前に調べればわかる情報を聞くのは印象を悪くします。
例えば、上場企業の売上高などは質問するまでもなく、企業のIR情報を調べれば公にされています。
説明会でお礼を述べる 質問後はすぐにマイクを返すのではなく、一言「ありがとうございました」と述べましょう。
これも社会人として最低限のマナーです。
会社説明会では、質問を終えてすぐに企業側がマイクを回収することもありますが、その場合でもマイクなしで一言、お礼を述べましょう。
会社説明会に遅刻する時のマナー
当然ながら社会人として時間厳守は最低限のマナーです。
とはいっても、体調不良や電車の遅延など、やむを得ない遅刻もあります。
会社説明会に遅刻する時のマナーを解説します。
電話で人事担当者に連絡する 面接とは違い大勢が参加する会社説明会ですが、遅刻の場合に連絡すらしないのは大変なマナー違反です。
電話で連絡しましょう。
担当部署は採用マイページや企業HPに記載があるので、焦らず探しましょう。
名乗ったうえで謝罪する 大学、氏名を述べた上で遅刻することを謝罪しましょう。
「お世話になっております。わたくし、○○大学の○○と申します。本日~時から○○(場所)で行われます御社の説明会に参加予定なのですが、ご担当者様お願いできますでしょうか」
といった風に述べるのが良いです。
メールしたほうが良いかも質問しましょう。
記録に残るメールでの連絡は、その後の処理を簡略化でき、企業側の手間を省いてくれます。
遅刻しないための事前準備 会社説明会の事前準備を行い、遅刻しないようすることが第一です。
1.会場の確認 その企業の本社が会社説明会の会場とは限りません。
資料に記載されている情報を確認し、事前にネットで乗り継ぎ方法や所要時間を調べましょう。
2.持参物の確認 必須の提出書類がある場合は必ず家を出る前に確認しましょう。
オンラインでアクセスできるようにしておけば、忘れてもコンビニで印刷できる場合もあります。
3.体調を整える 社会人には必須のスキルです。
もちろん避けられない体調悪化はあり得ますし、より大切なのは就活よりあなたの健康です。
しかし、寝坊などを防ぐためにも会社説明会前日は早く寝るようにしましょう。
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