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【例文付き】面接で「最近のニュース」を聞かれたら?元人事が教える正しい答え方

面接で「最近のニュース」を聞かれた時の正しい答え方を、元日系大手人事の経験を基に解説。企業が質問する意図や評価される回答の構成、業界別の例文、好印象を与える話し方のポイント、深掘り質問への対策などをご紹介します。

「面接で最近のニュースを聞かれたけど、何を選べばいいか分からなかった」
「ニュースは見ているけど、面接で話せるレベルの意見を持てていない」

これらは、en-courage利用者からよく寄せられる悩みです。志望動機や自己PRは対策していても、こうした「最近のニュース」の質問には不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、最近のニュースは単なる時事問題のテストではありません。実は面接官があなたの情報感度や志望業界への関心度、論理的思考力を見極めるための重要な質問なのです。

そこで今回は、元日系大手人事でen-courageの就活サポーターとして延べ3,000名以上の学生を支援してきた成田さんの経験やen-courage利用者へのインタビューを基に、企業が質問する意図や評価される回答の構成、業界別の例文、好印象を与える話し方のポイント、深掘り質問への対策などをご紹介します。

面接で問われる「最近のニュース」とは

なぜ面接官はわざわざ最近のニュースについて聞くのでしょうか。元日系大手人事として数多くの面接を行ってきた成田さんによれば、この質問には企業が重視する明確な意図があるといいます。まずは企業側の視点を理解することから始めましょう。

定義:直近で関心を持ったニュースと自分の意見を問う質問

最近のニュースとは、直近で関心を持ったニュースと、それに対する自分の意見を問う質問です。面接官は、就活生が日頃からどのような情報にアンテナを張っているのか、社会や業界の動きにどれほど関心を持っているのかを知りたいと考えています。ニュースの選び方や意見の述べ方を通じて、その人の情報感度や思考力、価値観が自然と見えてくるため、面接でよく質問されるテーマの一つとなっています。

企業が「最近のニュース」を聞く理由

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成田さんは日系大手企業の人事として多くの面接を行う中で、「最近のニュース」の質問には単なる時事問題の知識確認以上の重要な意図を込めていたといいます。実際に面接官がどのような観点で質問を投げかけているのか、現場での経験に基づいた4つの意図を紹介します。

  • 情報感度・社会への関心を確認するため:日頃からニュースをチェックし、社会の動きに関心を持っている人物かを確認しています。情報感度の高さは、ビジネス環境の変化に敏感に対応できる素質に直結します。
  • 志望業界への理解度を測るため:選ぶニュースの内容から、志望業界への関心や理解度を測っています。業界に関連するニュースを把握しているかどうかで、入社意欲の本気度も見えてきます。
  • 自分の意見を論理的に伝える力を見るため:ニュースを知っているだけでなく、それに対して自分なりの意見を持ち、論理的に説明できるかを見ています。この力は、入社後のビジネスコミュニケーションにおいて不可欠です。
  • 用意していない質問での対応力を見るため:事前に完璧な準備がしにくい質問を投げかけることで、想定外の事態にも柔軟かつ冷静に対応できる地頭の良さや機転を測っています。

このように、面接官は「どんなニュースを知っているか」という知識だけでなく、その背景にある情報収集力や思考力を多角的に評価しているのです。

企業の評価ポイント

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では、実際に人事は何を基準に評価を下しているのでしょうか。成田さんの経験上、単に「話題のニュースを知っているか」ではなく、社会人としての資質に関わる以下の4点を重点的に見ていたといいます。

  • 志望業界に関連するニュースを選んでいるか:志望業界に関するニュースを選んでいれば、業界への関心の高さと入社意欲の本気度が伝わります。無関係なニュースを選ぶと「本当に志望しているのか」と疑問を持たれる可能性があります。
  • 自分なりの視点で意見を述べられるか:ニュースの内容を説明するだけでなく、自分なりの視点で意見を述べられるかが重要です。一般論の繰り返しではなく、独自の考察ができる人物かを確認しています。
  • 情報を整理して伝えられるか:複雑なニュースでも要点を整理し、相手に分かりやすく伝える力は、ビジネス現場での報告・連絡・相談能力と直結します。
  • 想定外の質問にも対応できるか:準備していない質問に対して、動揺せず論理的かつ具体的に答えられる対応力は、ビジネス現場での臨機応変な対応力と直結します。

成田さんは「これらのポイントを押さえた学生は、入社後も活躍できる人材として高く評価していた」と振り返ります。単なるニュースの紹介を、入社後の活躍イメージへと繋げることが内定への鍵となります。

好印象を与える回答内容の作り方

en-courage利用者の間でも、「最近のニュース」で何を話せば評価されるのか、正解がわからず悩む声は多く聞かれます。ここでは、成田さんのアドバイスをもとに、面接官に好印象を与える回答の構成・ポイント・注意点を例文とともに紹介します。

回答の構成・テンプレート

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型に当てはめることで、誰でも論理的な「最近のニュース」の回答ができます。

  • ①結論(ニュースの概要を一言で):まずは「私が最近注目しているニュースは〇〇です」と端的に伝えます。
  • ②ニュースの内容説明(30秒以内):ニュースの概要を簡潔に説明します。5W1Hを意識しつつ、長くなりすぎないよう要点を絞りましょう。
  • ③このニュースに興味を持った理由:「なぜこのニュースに注目したのか」という動機を伝えます。志望業界との関連性や自身の経験と結びつけると説得力が増します。
  • ④ニュースに対する自分の意見・考察:一般論ではなく、自分なりの視点で意見を述べます。業界への影響や今後の展望など、仕事に活かせる視点を盛り込みましょう。

回答で好印象を与えるポイント

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採用担当者は毎日多くの面接を行います。成田さんは人事経験から、「ありきたりな表現は記憶に残らない」と指摘します。また、en-courage利用者へのインタビューでも、内定を獲得する学生には共通して「相手を意識した工夫」があることがわかってきました。ここでは、その他大勢に埋もれないためのテクニックを紹介します。

  • 結論から伝える:冒頭で「私が最近注目しているニュースは〇〇です」と端的に伝えましょう。結論ファーストで話すことで、面接官に関心を持ってもらいやすくなり、話の全体像も伝わりやすくなります。
  • 志望業界に関連するニュースを選び興味・関心の高さと理解度を示す:志望業界に関連するニュースを選ぶことで、業界への関心の高さをアピールできます。「御社の事業領域に関わるニュースなので注目しています」と伝えれば、志望度の高さも示せます。
  • 一般論ではなく自分の言葉で意見を述べる:「Why(なぜそう思うのか)」が伝わる自分なりの考察を述べましょう。他の就活生と同じ意見では印象に残りません。自身の経験や価値観と結びつけた独自の視点を示しましょう。
  • 志望企業が求める視点や価値観に合った分析をする:企業の経営方針やビジョンを踏まえた分析をすることで、「この学生は当社のことをよく理解している」と好印象を与えられます。企業研究と組み合わせて回答を準備しましょう。
  • 直近1〜3ヶ月のニュースを選び、時事性を意識する:古いニュースでは情報感度の低さを疑われます。面接日から1〜3ヶ月以内のニュースを選び、日頃から情報収集していることをアピールしましょう。

回答で減点されないための注意点

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「最近のニュース」の回答には評価を下げるNGパターンがあります。以下のポイントを押さえて、致命的なミスを防ぎましょう。

  • 芸能ニュースは避ける:芸能人のスキャンダルや恋愛報道などは、ビジネスとの関連性が薄く、社会への関心が低いと判断されるリスクがあります。
  • 政治・宗教に関するニュースは避ける:政治や宗教に関するニュースは、面接官と意見が対立する可能性があり、リスクが高いです。特に選挙や政党に関する話題は避けましょう。
  • 個人的すぎるニュースは避ける:「地元の商店街が閉店した」など、極めて個人的なニュースは面接官に伝わりにくく、社会的な視野の狭さを印象づける恐れがあります。
  • 「知りません」と答えない:ニュースを聞かれて「知りません」と答えると、情報感度の低さや準備不足と判断されます。日頃から複数のニュースをストックしておきましょう。
  • 信頼性の低い情報源は避ける:SNSの噂や信頼性の低いメディアの情報は避け、大手新聞社や公式発表など信頼できる情報源を参照しましょう。

例文

ここでは、上記の構成・ポイントに沿った「最近のニュース」の回答例を紹介します。ご自身の志望業界に近いものを参考にしてください。

IT業界志望の例文

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私が最近注目しているニュースは、生成AIの企業導入が加速しているというニュースです。大手企業を中心に業務効率化やカスタマーサポートの自動化にAIを導入する動きが広がっており、ある調査では導入企業の8割が業務時間の削減効果を実感しているとのことです。このニュースに注目した理由は、御社がDX支援事業を展開されており、今後のビジネス拡大に直結するテーマだと考えたからです。私は、AIはあくまでツールであり、それをいかに活用するかという人間の創造性がより重要になると考えています。御社でも、技術力だけでなく顧客課題を深く理解した提案力を磨き、AI時代に価値を発揮できる人材になりたいと考えています。

金融業界志望の例文

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私が最近注目しているニュースは、日銀のマイナス金利政策解除に関するニュースです。長年続いたマイナス金利が解除されたことで、銀行の収益環境が改善する一方、住宅ローン金利の上昇による消費者への影響も懸念されています。このニュースに注目した理由は、御社の主力事業であるリテール金融に大きな影響を与えるテーマだと考えたからです。私は、金利上昇局面こそ、お客様一人ひとりの資産状況に寄り添った提案が重要になると考えています。御社でも、金融知識を深めながらお客様の人生設計をサポートできる人材になりたいと考えています。

商社業界志望の例文

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私が最近注目しているニュースは、世界的な脱炭素の流れを受けて水素エネルギー関連の投資が活発化しているというニュースです。日本政府も水素基本戦略を改定し、2040年までに水素供給量を現在の6倍に拡大する目標を掲げています。このニュースに注目した理由は、御社がエネルギー分野で水素サプライチェーンの構築を推進されており、今後の成長領域だと考えたからです。私は、脱炭素は単なる環境対策ではなく、新たなビジネスチャンスを生む転換点だと考えています。御社でも、グローバルな視点でエネルギービジネスの最前線に携わりたいと考えています。

広告業界志望の例文

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私が最近注目しているニュースは、Cookie規制の強化によりデジタル広告のターゲティング手法が大きく変わりつつあるというニュースです。サードパーティCookieの廃止が進む中、ファーストパーティデータの活用やコンテキスト広告への注目が高まっています。このニュースに注目した理由は、御社がデジタルマーケティング領域に強みを持っておられ、業界の変革に直面しているテーマだと考えたからです。私は、規制強化はプライバシー保護と広告効果の両立という新たな価値創造の機会だと考えています。御社でも、データに頼りすぎない本質的なクリエイティブ力を磨き、時代の変化に対応できる人材になりたいと考えています。

メーカー志望の例文

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私が最近注目しているニュースは、半導体不足の影響で国内メーカーがサプライチェーンの見直しを進めているというニュースです。台湾や韓国への依存度を下げるため、国内生産の強化や複数調達先の確保に動く企業が増えています。このニュースに注目した理由は、御社が製造業としてサプライチェーンの安定化に取り組まれており、今後の経営戦略に関わるテーマだと考えたからです。私は、効率性だけを追求してきた従来のサプライチェーンから、レジリエンス(回復力)を重視した体制への転換が必要だと考えています。御社でも、グローバルな視点で調達・生産の最適化に貢献したいと考えています。

最近のニュースの見つけ方

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ニュースに興味がない、何を選べばいいかわからないという方も多いでしょう。ここでは、面接で使えるニュースを効率的に見つける方法を紹介します。

【おすすめ】就活のプロに相談する

自分では「どのニュースを選べばいいかわからない」「意見のまとめ方がわからない」という場合は、就活エージェントに相談するのが最も効率的です。プロの視点から、あなたの志望業界に合ったニュースの選び方や、面接官に響く意見の組み立て方をアドバイスしてもらえます。一人で悩むよりも、客観的なフィードバックを得ることで回答の質が格段に上がります。

▼就活のプロに「最近のニュース」の選び方・答え方を相談しましょう。
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主要ニュースサイト・アプリを活用する

日経新聞、NHKニュース、Yahoo!ニュースなどの主要メディアを毎日チェックする習慣をつけましょう。特に経済面やビジネス面を重点的に見ることで、面接で使えるニュースが見つかります。スマートフォンのアプリを活用すれば、通学時間などのスキマ時間でも情報収集ができます。

業界専門メディアを活用する

志望業界に特化した専門メディアをチェックすることで、より深い業界知識が身につきます。IT業界なら「ITmedia」「日経クロステック」、金融業界なら「金融ファクシミリ新聞」「週刊金融財政事情」など、業界ごとに専門メディアがあります。業界の最新動向を把握することで、面接での深掘り質問にも対応しやすくなります。

新聞の経済面を見る

紙の新聞、特に日本経済新聞の経済面は、ビジネスに関連するニュースが網羅されており、面接対策には最適です。大学の図書館や就活支援センターで閲覧できる場合も多いので、定期的にチェックする習慣をつけましょう。見出しだけでも目を通すことで、話題のニュースを把握できます。

RSSを活用する

RSSリーダーを使えば、複数のニュースサイトの更新情報を一括で確認できます。志望業界に関連するメディアを登録しておけば、効率的に情報収集ができます。Feedlyなどの無料ツールを活用して、自分だけのニュースフィードを作成しましょう。

面接での話し方

どれほど素晴らしいニュースを選んでも、伝え方次第で印象は大きく変わります。成田さんは人事として多くの面接を行う中で、話し方ひとつで評価が覆る場面を何度も見てきたといいます。ここでは面接官に一緒に働きたいと思わせる話し方のコツを解説します。

好印象を与える話し方の基本ポイント

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最近のニュースを伝える際は、言語情報だけでなく「非言語情報(表情、声のトーン、姿勢)」も極めて重要です。自信を持って想いを伝えるための基本的なポイントを押さえましょう。

明るくハキハキと大きな声で話す

人の第一印象は数秒で決まると言われています。小さな声でボソボソと話すと、自信がなく本当のことを話していないと誤解される恐れがあります。普段よりも少し大きめの声を意識し、語尾まではっきりと発音しましょう。また、口角を上げ、相手の目を見て話すことで、熱意と誠実さが伝わりやすくなります。

自信を持って言い切る

弱々しい声で自信なさげに話すと「本当にこのニュースに関心があるのか?」と不安を抱かれてしまいます。事前に十分な準備と練習を重ねておけば、緊張が軽減し自信を持って話せるようになります。落ち着いて丁寧にハキハキ話すことを心がけましょう。

丸暗記ではなく自分の言葉で話す

原稿を一字一句丸暗記して棒読みになると、感情が乗らず熱意が伝わりません。また、途中で言葉を忘れた際にパニックになるリスクもあります。文章全体を覚えるのではなく、「伝えたいキーワード(ニュース、理由、意見)」を記憶し、その場の状況に合わせて自分の言葉で構成して話すように練習しましょう。

1分程度で簡潔にまとめる

最近のニュースの回答も、1分程度(約300字)で簡潔にまとめることが重要です。最も一般的な長さであり、標準的な構成で話すことができます。長々と話しすぎると、要点が伝わりにくくなり、面接官の集中力も途切れてしまいます。

口癖に注意する

自分の言葉で話すことは重要ですが、「えーっと」「あー」「なんか」といった口癖は、聞き手に「準備不足」や「自信がない」という印象を与え、話の内容への集中を妨げます。沈黙が怖い場合は、一呼吸置いて落ち着いて話し出すか、「少し考えさせてください」と断る勇気を持つことも時には必要です。模擬面接を録音して自分の癖を客観的に把握しましょう。

面接形式別の注意点

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対面やオンラインなど、面接の形式によって意識すべきポイントは異なります。それぞれの環境に合わせた対策を行うことが大切です。

集団面接:他の就活生と回答が被った時の対処法

集団面接で最も不安なのが「前の人と同じニュースを選んでしまうこと」ですが、無理に内容を変える必要はありません。「〇〇さんと同じニュースに注目していますが」と前置きし、相手の意見を尊重しつつ、自分だけの視点や意見を加えて話しましょう。同じニュースでも、そこに対する考え方や着眼点で差別化を図ることが重要です。

オンライン面接:画面越しでも好印象を与える3つのポイント

対面よりも情報量が減るため、視覚と聴覚の環境を整えることが最優先です。

  • カメラ目線を意識する:画面の相手を見るのではなく、カメラのレンズを見ることで「目が合っている」と感じさせます。
  • 声のトーンを上げる:普段よりワントーン高く、ハキハキと話すことで、機材を通しても熱意が伝わります。
  • 背景をシンプルに整える:生活感が出すぎないよう、シンプルな壁や整理された背景を選び、表情が明るく見える環境を作りましょう。

最終面接:一次・二次との違いと、役員への話し方

現場社員が「能力」を見る一次・二次とは異なり、最終面接では「入社への覚悟」と「企業とのマッチ度」が問われます。最近のニュースの質問でも、最終面接では情報感度や価値観がより重視されます。単なるニュースの紹介ではなく、そのニュースに対するあなたの意見が、企業の文化や経営方針とどのようにマッチするかを、長期的な視点(経営視点)を交えて話すことが、役員の心を掴む鍵となります。

面接の効果的な練習方法

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練習不足は本番での過度な緊張を招きます。本番で実力を十分に発揮するために、効果的な練習方法を取り入れましょう。

【おすすめ】就活エージェントを活用する

就活エージェントを活用し、プロの視点からフィードバックをもらう方法です。客観的に「伝わりにくい部分」や「評価されるポイント」を指摘してもらえるため、修正の質が高まります。

▼面接練習から回答の添削まで、プロがマンツーマンでサポートします。
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録音・録画を活用して一人で練習する

スマートフォンなどで自分が話している様子を録画し、客観的に確認しましょう。話すスピード、声のトーン、表情、口癖などをチェックできます。恥ずかしさを乗り越えて何度も録画することで、着実に改善できます。

友人・家族に聞いてもらう

身近な人に最近のニュースを話してもらい、率直な感想をもらいましょう。「ニュースの内容が伝わったか」「話が長すぎないか」「意見に説得力があるか」などを確認できます。また、第三者から見た自分の話し方の癖を教えてもらう機会にもなります。

深掘り質問への対策

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最近のニュースを伝えた後には、必ずと言っていいほど深掘り質問が投げかけられます。成田さんは元日系大手人事としての経験から、ここで回答に詰まると準備不足と判断される可能性があると指摘します。面接対策として想定問答を事前に準備しておきましょう。

そのニュースをどこで知りましたか?

  • この質問の意図:日頃の情報収集習慣、情報源の信頼性の確認
  • 評価ポイント:情報収集の習慣化、信頼できる情報源の活用、主体的な情報収集姿勢
  • 必要な事前準備:普段利用している情報源の整理、なぜその情報源を選んでいるかの言語化
  • 話す時のポイント:「日経新聞で読みました」「〇〇というニュースアプリで知りました」と具体的な情報源を答えましょう。SNSで知った場合も、その後に信頼できるメディアで確認したことを伝えると印象が良くなります。

なぜそのニュースに興味を持ったのですか?

  • この質問の意図:ニュースを選んだ動機、志望業界への関心度の確認
  • 評価ポイント:志望業界との関連性、自社への興味の深さ、動機の明確さ
  • 必要な事前準備:ニュースと志望業界・企業との関連性の整理、興味を持った理由の言語化
  • 話す時のポイント:「御社の事業領域に関わるニュースだから」「志望業界の将来に影響を与えるテーマだから」と、志望動機と結びつけて説明しましょう。個人的な関心と業界への関心の両方を伝えられると説得力が増します。

そのニュースについて、あなたはどう考えますか?

  • この質問の意図:論理的思考力、独自の視点を持っているかの確認
  • 評価ポイント:意見の独自性、論理的な説明力、多角的な視点
  • 必要な事前準備:ニュースに対する自分の意見の言語化、賛成・反対の理由の整理
  • 話す時のポイント:一般論の繰り返しではなく、自分なりの視点で意見を述べましょう。「私は〇〇だと考えます。なぜなら〜」と結論から述べ、理由を添えると伝わりやすくなります。

このニュースは業界・社会にどんな影響があると思いますか?

  • この質問の意図:業界理解の深さ、社会的視野の広さの確認
  • 評価ポイント:業界知識の深さ、社会への影響を考える視野、ビジネス視点の有無
  • 必要な事前準備:ニュースが業界・社会に与える影響の分析、具体的な影響の言語化
  • 話す時のポイント:「この技術が普及すれば、〇〇業界では△△という変化が起きると考えます」と、具体的な影響を述べましょう。ポジティブな影響とネガティブな影響の両面を考えておくと、深い考察力をアピールできます。

普段どうやって情報収集していますか?

  • この質問の意図:情報収集の習慣、情報感度の高さの確認
  • 評価ポイント:情報収集の習慣化、複数の情報源の活用、主体的な学習姿勢
  • 必要な事前準備:普段の情報収集方法の整理、なぜその方法を選んでいるかの言語化
  • 話す時のポイント:「毎朝〇〇をチェックしています」「通学時間にニュースアプリで経済ニュースを読んでいます」と、具体的な習慣を伝えましょう。複数の情報源を使い分けていることをアピールすると、情報感度の高さが伝わります。

他に気になっているニュースはありますか?

  • この質問の意図:引き出しの多さ、幅広い関心の確認
  • 評価ポイント:情報収集の幅広さ、複数のニュースへの関心、志望業界以外への視野
  • 必要な事前準備:サブのニュース(2〜3個)の用意、メインとの関連性や差別化ポイントの整理
  • 話す時のポイント:メインとは異なる角度のニュースを用意しておき、幅広い関心をアピールしましょう。ただし、志望業界と全く無関係なものばかりだと一貫性がなくなるので、バランスを意識してください。

よくある質問

就活のサポーターとしてよく聞かれる質問や、en-courage利用者へのインタビューで出てきた疑問への回答をご紹介します。

Q:ニュースに興味がなく、何を選べばいいか分からない

志望業界に関連するニュースから探し始めるのがおすすめです。業界の専門メディアや日経新聞の業界面をチェックすれば、面接で使えるニュースが見つかります。それでも選べない場合は、就活エージェントに相談すると、あなたの志望業界に合ったニュースを一緒に選んでくれます。

Q:選んだニュースが適切かどうか判断できない

志望業界との関連性があり、ビジネスや社会に影響を与えるニュースであれば基本的に問題ありません。芸能・政治・宗教に関するニュースを避ければ大きな失敗はしません。判断に迷う場合は、就活エージェントに相談すると客観的な評価がもらえます。

Q:ニュースへの自分の意見を上手くまとめられない

「賛成か反対か」「なぜそう思うか」「どんな影響があるか」の3点を整理すると意見がまとまりやすくなります。一般論ではなく、自身の経験や価値観と結びつけた独自の視点を加えましょう。うまく言語化できない場合は、就活エージェントに相談すると、面接官に響く表現を一緒に考えてもらえます。

Q:業界知識が浅く、深掘りに答えられるか不安

最初から完璧な業界知識は必要ありません。選んだニュースについて、背景や影響を調べておけば深掘りにも対応できます。業界の基本情報は企業のIR資料や業界地図で把握できます。それでも不安な場合は、就活エージェントに相談して業界研究のサポートを受けるのがおすすめです。

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監修:成田 駿

元日系大手人事/就活サポーター

日系大手事業会社で最年少部長に就任し、新卒採用に5年以上従事。戦略設計からイベント企画、選考フロー、研修まで新卒採用の入口から出口までを幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。人事業務以外でも累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定実績を誇る。

協力:NPO法人en-courage

全国約120の大学に支部を展開し、就活生を対象としたキャリア教育支援を行うNPO法人。独自にイベントやメディアを多数運営し、年間2,500件以上のセミナーを開催。企業と学生の間に年間約80万回の接点を創出するなど、国内最大級の規模で活動している。すべての就活生が本質的なキャリアを通じて人生を最大化できるよう、個別支援やコミュニティづくりを通じたサポートを目指している。