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【例文付き】面接で「趣味」を聞かれたら?元人事が教える正しい答え方

面接で「趣味」を聞かれた時の正しい答え方を、元日系大手人事の経験を基に解説。企業が質問する意図や評価される回答の構成、受かる例文、好印象を与える話し方の基本ポイント、深掘り質問への対策などをご紹介します。

「面接で趣味を聞かれて、ありきたりな答えしかできなかった」
「ゲームや動画視聴が趣味だけど、面接で言っていいのか分からない」

これらは、en-courage利用者からよく寄せられる悩みです。志望動機や自己PRは対策していても、こうした「変化球」の質問には不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、趣味は単なる雑談ではありません。実は面接官があなたの人柄や価値観、入社後の働き方を見極めるための重要な質問なのです。

そこで今回は、元日系大手人事でen-courageの就活サポーターとして延べ3,000名以上の学生を支援してきた成田さんの経験やen-courage利用者へのインタビューを基に、企業が質問する意図や評価される回答の構成、受かる例文、好印象を与える話し方の基本ポイント、深掘り質問への対策などをご紹介します。

面接で問われる「趣味」とは

なぜ面接官はわざわざ趣味を聞くのでしょうか。元日系大手人事として数多くの面接を行ってきた成田さんによれば、この質問には企業が重視する明確な意図があるといいます。まずは企業側の視点を理解することから始めましょう。

定義:プライベートで熱中していること・継続していること

趣味とは、プライベートで熱中していること・継続していることを問う質問です。面接官は、就活生が仕事以外の時間をどのように使い、何に情熱を注いでいるのかを知りたいと考えています。趣味を通じて、その人の人柄や興味関心、物事への取り組み方が自然と見えてくるため、面接でよく質問されるテーマの一つとなっています。

特技との違い

趣味と特技は似ているようで、面接での評価ポイントが異なります。趣味は「好きで継続的に取り組んでいること」であり、人柄や価値観を伝えるのに適しています。一方、特技は「他者よりも優れているスキルや能力」であり、即戦力としての強みをアピールするのに向いています。面接で趣味を聞かれた場合は、上手かどうかではなく「なぜ好きなのか」「どう取り組んでいるか」を伝えることが重要です。

企業が「趣味」を聞く理由

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成田さんは日系大手企業の人事として多くの面接を行う中で、「趣味」の質問には単なるアイスブレイク以上の重要な意図を込めていたといいます。実際に面接官がどのような観点で質問を投げかけているのか、現場での経験に基づいた4つの意図を紹介します。

  • 素の人柄・興味関心を知るため:仕事とは無関係な質問をすることで、リラックスした状態での本来の性格や、何に興味を持っているかを自然な形で知ろうとしています。
  • ストレス対処・セルフケア能力を確認するため:入社後のプレッシャーや環境変化に対応できるよう、自分なりのストレス解消法を持ち、オンオフの切り替えができるかを確認しています。
  • コミュニケーションの雰囲気を見るため:雑談のようなテーマでもスムーズに会話を広げ、良好な人間関係を築けるコミュニケーション能力があるかを見ています。
  • 用意していない質問での対応力を見るため:事前準備がしにくい質問を投げかけることで、想定外の事態にも柔軟かつ冷静に対応できる地頭の良さや機転を測っています。

このように、面接官は「何をしているか」という事実だけでなく、その背景にある人間性や能力を多角的に評価しているのです。

企業の評価ポイント

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では、実際に人事は何を基準に評価を下しているのでしょうか。成田さんの経験上、単に「面白そうな趣味か」ではなく、社会人としての資質に関わる以下の4点を重点的に見ていたといいます。

  • 趣味に主体的に取り組んでいるか:与えられた業務だけでなく、自ら考え行動できる人物かを見るため、趣味にも目的を持って能動的に取り組めているかを評価します。
  • 継続的に何かに打ち込む姿勢があるか:一つの物事に長く打ち込む粘り強さは、困難な業務に直面した際にも投げ出さずにやり遂げる力があると判断されます。
  • 趣味を通じた学びや成長があるか:趣味から何かを学び取ろうとする姿勢は、仕事においても常に成長し続ける人材として評価されます。
  • 想定外の質問にも対応できるか:準備していない質問に対して、動揺せず論理的かつ具体的に答えられる対応力は、ビジネス現場での臨機応変な対応力と直結します。

成田さんは「これらのポイントを押さえた学生は、入社後も活躍できる人材として高く評価していた」と振り返ります。単なる趣味の話を、入社後の活躍イメージへと繋げることが内定への鍵となります。

好印象を与える回答内容の作り方

en-courage利用者の間でも、「趣味」で何を話せば評価されるのか、正解がわからず悩む声は多く聞かれます。ここでは、成田さんのアドバイスをもとに、面接官に好印象を与える回答の構成・ポイント・注意点を例文とともに紹介します。

回答の構成・テンプレート

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型に当てはめることで、誰でも論理的な「趣味」の回答ができます。

  • ①結論(趣味を一言で):まずは「私の趣味は〇〇です」と端的に伝えます。
  • ②具体的な活動内容:その趣味を「いつ・どこで・どのくらいの頻度で」行っているか、数字や具体的な内容を交えて描写し、あなたの熱中度を伝えます。
  • ③趣味を始めたきっかけ・続けている理由:なぜその趣味を始め、今も続けているのかを伝え、あなたの価値観を示します。
  • ④趣味から得た学び or 仕事への活かし方:その経験から得た学びをどう仕事に活かすか述べ、入社後の活躍イメージに繋げます。

内容で差をつけるためのポイント

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採用担当者は毎日多くの面接を行います。成田さんは人事経験から、「ありきたりな表現は記憶に残らない」と指摘します。また、en-courage利用者へのインタビューでも、内定を獲得する学生には共通して「相手を意識した工夫」があることがわかってきました。ここでは、その他大勢に埋もれないためのテクニックを紹介します。

  • 結論から伝える:冒頭で「私の趣味は〇〇です」と端的に伝えましょう。結論ファーストで話すことで、面接官に関心を持ってもらいやすくなり、話の全体像も伝わりやすくなります。
  • 継続年数や頻度を具体的な数字で伝える:「3年間続けている」「週に2回」など期間や頻度を具体的に示しましょう。数字があることで説得力が増し、継続力もアピールできます。
  • 自発的に始めて能動的に取り組んでいることを示す:「友人に勧められて」だけでなく、「興味を持って自分から始めた」「上達するために工夫している」など、主体性が伝わる表現を加えましょう。
  • 志望企業の求める人物像に合った趣味を選ぶ:企業の求める人物像(協調性、行動力など)を確認し、それに合致するエピソードを選びましょう。「御社で活躍できる素質がある」と感じさせることが重要です。
  • ストレス発散や健康維持につながり仕事のパフォーマンス向上に役立つことを伝える:「リフレッシュのために」「没頭できる時間」などと伝え、仕事のパフォーマンスを保つための自己管理能力やストレス耐性があることをアピールします。

内容で減点されないための注意点

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「趣味」の回答には評価を下げるNGパターンがあります。以下のポイントを押さえて、致命的なミスを防ぎましょう。

  • 「趣味はない」と答えない:「特にありません」で終わらせず、日常の習慣でも「読書」「料理」「散歩」など具体的な活動に言い換えて、前向きな印象を与えましょう。
  • 嘘の趣味を答えない:深掘り質問でバレるリスクがあるため、必ず実体験に基づいた内容を話しましょう。
  • 社風に合わない趣味は避ける:企業の雰囲気や価値観に合わない趣味は避けましょう。事前に企業研究を行い、どの趣味を伝えるか選ぶことが大切です。
  • 趣味を語りすぎて面接を忘れない:熱中しすぎて話が長くなると、要点がぼやけてしまいます。1分程度で簡潔にまとめることを意識しましょう。
  • ギャンブル・不健康な印象の趣味は避ける:パチンコ、競馬、夜更かしなどは、金銭管理や健康管理への懸念を抱かせるため避けましょう。

例文

ここでは、上記の構成・ポイントに沿った「趣味」の回答例を紹介します。ご自身の状況に近いものを参考にしてください。

スポーツで答える例文

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私の趣味はテニスです。大学2年生の時に友人に誘われて始め、週に2回スクールに通いながら3年間続けています。最初はサーブも打てませんでしたが、コーチのアドバイスを素直に受け入れながら練習を重ね、昨年は地域大会のダブルスで準優勝できました。テニスを通じて、目標に向かって継続的に努力する姿勢と、パートナーとの連携の大切さを学びました。御社でもこの粘り強さとチームワークを活かし、長期的な視点で業務に取り組みたいと考えています。

読書で答える例文

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私の趣味は読書です。月に5〜6冊のペースで、ビジネス書や歴史小説を中心に読んでいます。特に経営戦略やマーケティングに関する本が好きで、著者の思考プロセスを追うことで論理的に考える力が養われました。高校時代から続けており、今では読んだ本の内容をノートにまとめる習慣もできました。御社でも、この多角的な視点と継続的に学ぶ姿勢を活かして、顧客の課題を分析し最適な解決策を提案したいと考えています。

旅行で答える例文

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私の趣味は旅行です。長期休暇を利用して国内外を訪れており、これまでに15カ国を旅しました。特に印象的だったのは大学2年生の時のタイ一人旅です。現地の方との交流を通じて、日本とは異なる価値観に触れ、固定観念が覆される経験をしました。旅行の計画を立てる中で、限られた時間と予算で最大限楽しむための計画力も身につきました。御社でも、様々な顧客ニーズを柔軟に理解し対応できる人材になりたいと考えています。

料理で答える例文

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私の趣味は料理です。大学2年生で一人暮らしを始めたのをきっかけに自炊を続け、今では友人を招いて10人分のパーティー料理も作れるようになりました。材料の買い出しから調理、片付けまで効率的に進める計画性が身についたと感じています。また、友人に喜んでもらえることが何よりの楽しみで、相手の好みを聞いてメニューを考える工夫もしています。御社でも、この姿勢を活かして顧客満足度の向上に貢献したいと考えています。

音楽で答える例文

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私の趣味はギターです。中学生の時に好きなアーティストに憧れて始め、8年間続けています。週に3〜4日は練習し、大学では軽音楽サークルに所属してライブ活動も行っています。人前で演奏することで度胸がつき、またバンドメンバーと一つの曲を作り上げる過程で、協調性やコミュニケーション力も身につきました。御社でも、この経験を活かしてチームで成果を出すことに貢献したいと考えています。

趣味がない場合の見つけ方

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特別な趣味がない場合でも、視点を変えることで魅力的な「趣味」は見つかります。ここでは、自分一人では思いつかない趣味を発見する方法を紹介します。

【おすすめ】就活エージェントに相談する

自分では「大したことない」と思っている日常の行動も、客観的な視点を通せば立派なアピール材料になります。一人で悩むよりも、就活エージェントに相談し、あなたの性格や普段の行動パターンから「面接で評価される要素」を見つけ出してもらうのが最も効率的です。プロのアドバイスを受けることで、自分一人では気づけなかった強みを盛り込んだ、魅力的な「趣味」が完成します。

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休日に何をしているかを振り返る

普段の休日の過ごし方を振り返ってみましょう。動画を見る、散歩する、カフェ巡りをするなど、当たり前にやっていることも立派な趣味になります。「なんとなく」ではなく、「なぜそれをしているのか」「どんな時間が好きなのか」を言語化することがポイントです。

部活や習い事を思い出す

過去に打ち込んだ部活動や習い事は、面接で話せる趣味の宝庫です。現在は続けていなくても、「当時培った経験が今も活きている」という形で伝えれば問題ありません。例えば「小学生から高校まで野球を続け、今でも休日に草野球を楽しんでいます」のように繋げましょう。

時間を忘れて夢中になれることを考える

気づいたら何時間も経っていた、という経験はありませんか。ゲーム、動画視聴、SNSなど、一見面接で言いづらそうな活動でも、「なぜ夢中になるのか」「そこから何を学んでいるか」を言語化すれば、十分にアピール材料になります。

日常の習慣を「趣味」として言語化する

散歩、料理、掃除、筋トレなど、当たり前の習慣も立派な趣味です。「なんとなく散歩」ではなく、「リフレッシュと新しい発見のために、毎週違うルートを1時間歩いています」と目的や工夫を加えて表現しましょう。日常の些細な行動にも、あなただけの人柄や価値観は表れています。

趣味例一覧から自分に当てはまるものを探す

以下に、タイプ別の趣味50選を紹介します。自分の性格や強みに近いタイプから、ピンと来るものを探してみてください。

<5タイプ別:趣味一覧>

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  • スポーツ・運動タイプ(体を動かすことが好きな人向け)
    • テニス:ラリーを通じて反射神経と戦略的思考が磨かれる
    • ランニング・ジョギング:自分のペースで体力向上とストレス解消ができる
    • ジム通い・筋トレ:目標を設定して継続的に取り組む力が身につく
    • サッカー:チームワークと瞬時の判断力が求められる
    • 野球:チームで役割を果たしながら目標達成を目指す
    • バスケットボール:スピード感のある展開でコミュニケーション力が磨かれる
    • 水泳:全身運動で心身のリフレッシュができる
    • ヨガ:心身のバランスを整え集中力を高められる
    • ダンス:表現力とリズム感を楽しみながら体を動かせる
    • 登山:自然の中で達成感と計画力を養える
  • 文化・芸術タイプ(知識や感性を磨くことが好きな人向け)
    • 読書:多様な価値観に触れ論理的思考力が身につく
    • 映画鑑賞:様々なストーリーや価値観から学びを得られる
    • 音楽鑑賞:感性を豊かにしリラックス効果も得られる
    • 美術館巡り:芸術作品から創造性や感性を刺激される
    • 博物館巡り:歴史や文化への理解を深められる
    • 写真撮影・カメラ:観察眼と表現力が磨かれる
    • 観劇・舞台鑑賞:生のパフォーマンスから感動と学びを得られる
    • 書道:集中力と心の落ち着きを養える
    • 絵画・イラスト:創造性を発揮しながらリラックスできる
    • 華道・茶道:日本の伝統文化を通じて礼儀作法が身につく
  • レジャー・アウトドアタイプ(外出や体験が好きな人向け)
    • 旅行:計画力と異文化理解、柔軟性が身につく
    • 一人旅:自立心と決断力が養われる
    • キャンプ・アウトドア:自然の中で仲間との協力と問題解決力が磨かれる
    • ドライブ:気分転換とリフレッシュができる
    • サイクリング:体力向上と新しい発見の両方が楽しめる
    • 釣り:忍耐力と集中力が養われる
    • 温泉巡り:心身のリフレッシュと各地の文化に触れられる
    • カフェ巡り:新しい発見と自分だけの時間を楽しめる
    • 食べ歩き・グルメ巡り:食への探究心と情報収集力が磨かれる
    • スポーツ観戦:チームへの応援を通じて熱意と一体感を感じられる
  • インドア・クリエイティブタイプ(家での活動や創作が好きな人向け)
    • 料理:計画性と相手を喜ばせる工夫が身につく
    • お菓子作り・パン作り:細かな作業と創造性を発揮できる
    • ゲーム:戦略的思考やチームワークを楽しみながら学べる
    • 手芸・編み物:集中力と完成までの粘り強さが身につく
    • DIY:創意工夫と問題解決力が養われる
    • アニメ・漫画:多様なストーリーから価値観や人生観を学べる
    • コーヒー:こだわりを追求する姿勢が身につく
    • ガーデニング・家庭菜園:育てる喜びと継続力が養われる
    • ペットの世話:責任感と相手を思いやる心が育まれる
    • 将棋・パズル:論理的思考力と先を読む力が養われる
  • 音楽・パフォーマンスタイプ(表現することが好きな人向け)
    • 楽器演奏(ギター・ピアノなど):継続的な練習と表現力が身につく
    • カラオケ:ストレス発散と表現力を楽しめる
    • ライブ・音楽フェス参加:音楽を通じた一体感と感動を味わえる
    • 作曲・DTM:創造性と技術力を活かして作品を生み出せる
    • 動画編集:表現力と技術力を磨きながら作品を作れる
    • ブログ執筆・SNS発信:文章力と情報発信力が磨かれる
    • イベント企画・サークル運営:リーダーシップと調整力が身につく
    • ボランティア活動:社会貢献を通じて視野が広がる
    • 語学学習:異文化理解とコミュニケーション力が広がる
    • 瞑想・マインドフルネス:集中力と心の安定を得られる

何が評価される?面接での回答に適した趣味の選び方

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複数の趣味がある場合、どれを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。ここでは、面接で評価されやすい趣味を選ぶためのポイントを紹介します。

人柄が伝わる趣味を選ぶ

自分の人柄や性格が最も伝わる趣味を選ぶことが重要です。面接官は「趣味」を通じて、あなたがどのような人物かを知りたいと考えています。例えば、協調性をアピールしたい場合は「チームスポーツ」を、主体性をアピールしたい場合は「一人で取り組む活動」を選ぶなど、伝えたい人柄に合った趣味を選ぶことで、より効果的に自己アピールができます。

継続性がアピールできる趣味を選ぶ

長く続けている趣味を優先的に選ぶことをおすすめします。継続性は、入社後も努力を続けられる人物として評価される重要なポイントです。「3年間続けている」「中学生の頃から習慣にしている」など、具体的な期間を伝えられる趣味を選ぶことで、あなたの粘り強さや継続力がアピールできます。複数の趣味がある場合でも、最も長く続けているものを選ぶと効果的です。

仕事に活かせるスキルや価値観と結びつく趣味を選ぶ

志望職種や業界と関連づけられる趣味を選ぶことも重要です。営業職を志望している場合は「コミュニケーション能力」をアピールできる趣味、企画職を志望している場合は「創造性」をアピールできる趣味を選ぶことで、入社後の貢献イメージが明確になります。ただし、無理に関連づけるのではなく、自然に結びつけられる趣味を選ぶことが大切です。

面接での話し方

どれほど素晴らしい趣味であっても、伝え方次第で印象は大きく変わります。成田さんは人事として多くの面接を行う中で、話し方ひとつで評価が覆る場面を何度も見てきたといいます。ここでは面接官に一緒に働きたいと思わせる話し方のコツを解説します。

好印象を与える話し方の基本ポイント

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趣味を伝える際は、言語情報だけでなく「非言語情報(表情、声のトーン、姿勢)」も極めて重要です。自信を持って想いを伝えるための基本的なポイントを押さえましょう。

明るくハキハキと大きな声で話す

人の第一印象は数秒で決まると言われています。小さな声でボソボソと話すと、自信がなく本当のことを話していないと誤解される恐れがあります。普段よりも少し大きめの声を意識し、語尾まではっきりと発音しましょう。また、口角を上げ、相手の目を見て話すことで、熱意と誠実さが伝わりやすくなります。

自信を持って言い切る

弱々しい声で自信なさげに話すと「本当にこの人の趣味なのか?」と不安を抱かれてしまいます。事前に十分な準備と練習を重ねておけば、緊張が軽減し自信を持って話せるようになります。落ち着いて丁寧にハキハキ話すことを心がけましょう。

丸暗記ではなく自分の言葉で話す

原稿を一字一句丸暗記して棒読みになると、感情が乗らず熱意が伝わりません。また、途中で言葉を忘れた際にパニックになるリスクもあります。文章全体を覚えるのではなく、「伝えたいキーワード(趣味、エピソード、活かし方)」を記憶し、その場の状況に合わせて自分の言葉で構成して話すように練習しましょう。

1分程度で簡潔にまとめる

趣味の回答も、1分程度(約300字)で簡潔にまとめることが重要です。最も一般的な長さであり、標準的な構成で話すことができます。長々と話しすぎると、要点が伝わりにくくなり、面接官の集中力も途切れてしまいます。

口癖に注意する(「えーと」「あの」など)

自分の言葉で話すことは重要ですが、「えーっと」「あー」「なんか」といった口癖は、聞き手に「準備不足」や「自信がない」という印象を与え、話の内容への集中を妨げます。沈黙が怖い場合は、一呼吸置いて落ち着いて話し出すか、「少し考えさせてください」と断る勇気を持つことも時には必要です。模擬面接を録音して自分の癖を客観的に把握しましょう。

面接形式別の注意点

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対面やオンラインなど、面接の形式によって意識すべきポイントは異なります。それぞれの環境に合わせた対策を行うことが大切です。

集団面接:他の就活生と回答が被った時の対処法

集団面接で最も不安なのが「前の人と回答が被ること」ですが、無理に内容を変える必要はありません。「〇〇さんがおっしゃった点と重なりますが」と前置きし、相手の意見を尊重しつつ、自分だけの具体的なエピソードを加えて話しましょう。結論が同じでも、そこに至るプロセスや感情で差別化を図ることが重要です。

オンライン面接:画面越しでも好印象を与える3つのポイント

対面よりも情報量が減るため、視覚と聴覚の環境を整えることが最優先です。

  • カメラ目線を意識する:画面の相手を見るのではなく、カメラのレンズを見ることで「目が合っている」と感じさせます。
  • 声のトーンを上げる:普段よりワントーン高く、ハキハキと話すことで、機材を通しても熱意が伝わります。
  • 背景をシンプルに整える:生活感が出すぎないよう、シンプルな壁や整理された背景を選び、表情が明るく見える環境を作りましょう。

最終面接:一次・二次との違いと、役員への話し方

現場社員が「能力」を見る一次・二次とは異なり、最終面接では「入社への覚悟」と「企業とのマッチ度」が問われます。趣味の質問でも、最終面接では人柄や価値観がより重視されます。単なるスキルアピールではなく、あなたの趣味から見える人柄や価値観が、企業の文化や理念とどのようにマッチするかを、長期的な視点(経営視点)を交えて話すことが、役員の心を掴む鍵となります。

面接の効果的な練習方法

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練習不足は本番での過度な緊張を招きます。本番で実力を十分に発揮するために、効果的な練習方法を取り入れましょう。

【おすすめ】就活エージェントを活用する

就活エージェントを活用し、プロの視点からフィードバックをもらう方法です。客観的に「伝わりにくい部分」や「評価されるポイント」を指摘してもらえるため、修正の質が高まります。

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録音・録画を活用して一人で練習する

スマートフォンなどで自分が話している様子を録画し、客観的に確認しましょう。話すスピード、声のトーン、表情、口癖などをチェックできます。恥ずかしさを乗り越えて何度も録画することで、着実に改善できます。

友人・家族に聞いてもらう

身近な人に趣味を聞いてもらい、率直な感想をもらいましょう。「趣味が伝わったか」「話が長すぎないか」「印象に残ったか」などを確認できます。また、第三者から見た自分の人柄や価値観を教えてもらう「他己分析」も有効です。

深掘り質問への対策

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趣味を伝えた後には、必ずと言っていいほど深掘り質問が投げかけられます。成田さんは元日系大手人事としての経験から、ここで回答に詰まると準備不足と判断される可能性があると指摘します。面接対策として想定問答を事前に準備しておきましょう。

その趣味を始めたきっかけは何ですか?

  • この質問の意図:なぜその趣味を選んだのか、その背景にある動機・価値観の確認
  • 評価ポイント:行動動機の明確さ、自社文化とのマッチ度、主体性、継続意思の有無
  • 必要な事前準備:始めた理由や大切にしている価値観の言語化、きっかけとなった具体的な出来事の整理
  • 話す時のポイント:「〜を大切にしているから」「〜に興味を持ったから」と、自分の価値観を軸に説明しましょう。具体的な経験と結びつけると説得力が増します。

その趣味のどこに魅力を感じていますか?

  • この質問の意図:趣味への熱意と、どのような価値観を持っているかの確認
  • 評価ポイント:趣味への本気度、感性や価値観の豊かさ、言語化能力
  • 必要な事前準備:魅力を感じるポイントの具体的な言語化、感情や体験を交えた表現の準備
  • 話す時のポイント:「〜が面白い」だけでなく、「なぜ面白いと感じるのか」まで掘り下げて伝えましょう。自分だけの言葉で魅力を語ることで、人柄が伝わります。

趣味にどのくらい時間やお金を使っていますか?

  • この質問の意図:趣味への本気度と、時間・お金の管理能力の確認
  • 評価ポイント:計画性、優先順位付け能力、金銭感覚の健全さ
  • 必要な事前準備:具体的な頻度・時間・費用の把握、それが適切であることの説明準備
  • 話す時のポイント:具体的な数字を挙げつつ、計画的に時間やお金を使っていることを伝えましょう。「学業やアルバイトとバランスを取りながら」など、自己管理能力もアピールできます。

趣味を通じて成長したこと・得たものは何ですか?

  • この質問の意図:スキルや価値観の獲得、自己成長への意識確認
  • 評価ポイント:成長意欲の高さ、業務への再現性、学びの具体性
  • 必要な事前準備:得られたスキル・知識・価値観の言語化、仕事への活かし方の整理
  • 話す時のポイント:得たものを具体的に述べ、それを仕事でどう活かしたいかまで繋げましょう。「〜という考え方ができるようになった」と変化を明確に伝えます。

趣味を通じた仲間やコミュニティはありますか?

  • この質問の意図:協調性やコミュニケーション能力、人間関係構築力の確認
  • 評価ポイント:チームワーク力、対人関係構築能力、コミュニティでの役割
  • 必要な事前準備:趣味を通じた交流の具体例、コミュニティでの自分の役割の整理
  • 話す時のポイント:「〇〇人のメンバーと活動しています」「コミュニティでは〇〇の役割を担っています」など具体的に伝えましょう。一人で行う趣味でも「SNSで情報交換している」など繋がりを示せます。

仕事が忙しくなっても続けたいですか?

  • この質問の意図:時間管理能力、仕事とプライベートの両立意識、ストレス耐性の確認
  • 評価ポイント:オンオフの切り替え能力、時間確保の工夫、継続意思の強さ
  • 必要な事前準備:繁忙期の継続方法、優先順位付けや時間確保策の検討
  • 話す時のポイント:「続けたいです」と明確に答え、具体的な時間確保の工夫やストレス解消としての効用を説明しましょう。

よくある質問

就活サポーターとしてよく聞かれる質問や、en-courage利用者へのインタビューで出てきた疑問への回答をご紹介します。

Q:趣味がない・特技と言えるほどではない場合は?

散歩、料理、動画視聴など日常の習慣も立派な「趣味」になります。「週末は近所を散歩して新しいお店を発見するのが好きです」のように具体的に言語化すれば、人柄が伝わる回答になります。大切なのは「何をしているか」ではなく「なぜそれが好きか」「何を感じているか」です。自分一人で悩むより、就活エージェントに相談すると新しい視点が見つかることも多いです。

Q:自分の趣味が面接で評価されるか不安

ほとんどの趣味は伝え方次第でプラスにできます。ゲームでも「チームで目標達成する大切さを学んだ」と仕事に活かせる要素を見出せばOKです。ギャンブルなど明らかにネガティブなもの以外は心配不要。判断に迷う場合は、就活エージェントに相談すると客観的な評価がもらえます。

Q:趣味から強みや人柄をアピールする方法が分からない

趣味を「継続性」「主体性」「学び」「価値観」の視点で振り返ると強みが見えてきます。読書なら「継続力」「学習意欲」、スポーツなら「目標達成力」「チームワーク」などです。ただし、自己PRや志望動機との一貫性を持たせるのは難易度が高いため、就活エージェントに相談して全体の整合性をチェックしてもらうのがおすすめです。

Q:ゲームや漫画など、言いづらい趣味をどう伝えるか

ゲームや漫画も立派な趣味として伝えられます。大切なのは「何を得ているか」「なぜ好きか」を言語化すること。例えば「オンラインゲームでチームリーダーを務め、戦略を立てて目標達成する楽しさを知った」「漫画から多様な価値観や人生観を学び、視野が広がった」のように伝えれば、むしろ印象に残る回答になります。伝え方に不安がある場合は、就活エージェントに相談して、適切な表現を一緒に考えてもらいましょう。

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監修:成田 駿

元日系大手人事/就活サポーター

日系大手事業会社で最年少部長に就任し、新卒採用に5年以上従事。戦略設計からイベント企画、選考フロー、研修まで新卒採用の入口から出口までを幅広く担当し、延べ3,000名以上の学生と接点を持つ。人事業務以外でも累計2,000名以上の就活生を個別に支援し、大手・外資・メガベンチャーなど多様な企業への内定実績を誇る。

協力:NPO法人en-courage

全国約120の大学に支部を展開し、就活生を対象としたキャリア教育支援を行うNPO法人。独自にイベントやメディアを多数運営し、年間2,500件以上のセミナーを開催。企業と学生の間に年間約80万回の接点を創出するなど、国内最大級の規模で活動している。すべての就活生が本質的なキャリアを通じて人生を最大化できるよう、個別支援やコミュニティづくりを通じたサポートを目指している。