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「勝利への情熱」と「仲間との協業」 あなたの想像をはるかに超える環境がここにある

多様な職種のプロフェッショナルたちがそれぞれにオーナーシップを発揮。 コミュニケーションを通じてアイデアをカタチにしていく。 そこには、成長したい、市場で勝利したいという抑えきれない熱意があふれている。

ベビーケア部門の生産統括として 世界中のお母さんに喜びを届けたい

島田 実季(Miki Shimada)

プロフィール

Miki Shimada 島田 実季

2014年入社 早稲田大学大学院 先進理工学研究科 修了

明石工場勤務 ベビーケア プロセス&エンジニアリング ディレクター

多様な経験を積み重ねエンジニアリングのプロとして成長

プロダクトサプライは、原材料の調達から製品をお客さまへお届けするまでのトータルサプライチェーンを戦略的に構築・運営・最適化する部署。消費者がほしいと思う商品を具現化し、適切な価格、品質にて常に安定して供給し続けています。

私はP&Gに入社してから現在まで、兵庫県の明石工場に勤務。ベビーケア製品『パンパース』のエンジニアリングの仕事をしています。

入社して3年間は『パンパース』の新製品が出るタイミングで生産設備を変更する業務を担当しました。機械ベンダーとコミュニケーションをとりながら、機械をテスト、評価し、正しい品質のものができる設備をつくる仕事です。

入社4年目からの3年間は、プロジェクトマネージャーを務めました。プロダクトサプライ部門からは、機械担当だけでなく、電気担当、原材料や梱包材の担当、品質管理担当などのメンバーが参加。R&D(研究開発)やF&A(経営管理)、マーケティングなど他部門も巻き込んで、ベビーケアの新しい製品をつくるプロジェクトで、私は全体の進捗管理やリスク管理、予算管理を行いました。

現在は、明石工場のエンジニアリングチームのディレクターとして組織をけん引。人をどう配置するのか、その人の能力をどうやって育てていくのかマネジメントしつつ、より良い組織づくりを目指しています。

世界初の極小「紙おむつ」の開発プロジェクトを成功へと導く

ベビーケア製品は、ファブリーズやシャンプー、洗剤などの製品に比べて生産工程がとても複雑です。新しい製品をつくるときに「技術的につくることができるかどうか」が重要な要素になります。他のブランドチームのプロジェクトは、R&Dやマーケティングが主体になって進めることが多いのですが、『パンパース』に関しては、生産統括を担うプロダクトサプライ部門が中心になります。

もっと効率的につくることはできないか、品質をさらに高めるためにはどうすればいいか、投資や原価を抑える方法はないかなど、さまざまな視点から検討して、つくり方を提案。最適解を探していくのが私たちの役割です。

この仕事のおもしろさは、ものづくりを具現化できること。「こういうものがつくれるといいよね」というアイデアを実際にリアルな製品にするのは私たちにしかできないことなので、やりがいは大きいですね。

私は産休育休を2回取得しました。2人目の子どもを産んで復帰したときに、マネージャーとして取り組んだプロジェクトのテーマが、予定より早く生まれてきた低出生体重児のための病産院向け紙おむつの開発。

製品のサイズが小さすぎて機械をコントロールするのが技術的に難しく、また、皮膚が成熟児よりもデリケートで少しでも傷つくと命の危険もあるため、求められる品質のレベルがこれまでとは段違い。

課題が多すぎて何度も何度も倒れそうになったプロジェクトでしたが、私の中には、「集中治療室に入っている赤ちゃんを見守るだけでなく、お母さんがご自身でおむつを替えることができるようにしてあげたい」という強い想いがあり、あきらめずに生産技術における課題を一つひとつ乗り越えていきました。苦労の末に、世界初、800g未満低出生体重児用紙おむつが完成したときは、本当にうれしかったですね。

海外出向で視野を広げ世界中の消費者の生活向上に貢献したい

P&Gの企業目的は、より多くの消費者の生活を少しずつ意味ある方法で日々向上させること。「なぜ働くのか、なぜ製品をより良くしていくのか。それはコンシューマーの声に応えるため」。ものづくりをしている私たちプロダクトサプライ部門だけでなく、消費財メーカーであるP&Gで働いているすべての人が共通でもっている認識です。

優れた品質と価値を備えた製品とサービスを提供することで、世界の消費者の生活を向上させることができる。これは、グローバルカンパニーで働く醍醐味です。私たち明石工場のチームで開発した小さいおむつを、世界中の低出生体重児をもつお母さんたちが使って喜んでくれている。自分の家族や身近な人だけでなく、日本中の、そして世界何十億人の生活に影響を与えることができる仕事に、誇りを感じています。

目標は、グローバルなビジネスパーソンとして成長し続けること。そのためにも、一度は海外で仕事をしたいと思っています。日本とは異なる考え方や意見に触れることで、さらに成長できると考えているからです。これからも、ものづくりの分野で、世界中の消費者に貢献できるよう、エンジニアとしての腕を磨き続けます。

小売業に対するコンサルティング営業に徹しP&Gと取引先のWin−Winを実現する

大田 裕香子(Yukako Ota)

プロフィール

Yukako Ota 大田 裕香子

2019 年入社 京都大学 工学部卒

東京オフィス勤務 マーケット・ストラテジー・アンド・プランニング 営業統括本部 シニアマネージャー

小売業のお客さまとP&G 双方の売上を伸ばす売場づくりを提案

P&Gに入社を決めた理由は3つ。1つは若いうちから大きな裁量権を持って仕事ができること。次に、グローバルで多様性のある環境で働けること。最後に、セールス部門の先輩方の人柄に惹かれたことです。仕事に対して、とてもポジティブなパッションがありながらも、気さくに話せる方が多いところが、一番の決め手となりました。

もともと化粧品などの日用品に興味があって、大学では化学の道を選択。ところが、一つの成分の分析など商品にはほど遠い研究が中心だったため、「実際にお客さまに商品が手渡される場面に近づきたい」と思い、P&Gの中でもセールスの仕事を志望しました。

入社後3年間は、神戸オフィスで営業を担当。スーパーなどの小売業のお客さまに対して、「当社の商品を使って、どうすればお店の売上が上がるか」を提案する仕事を経験しました。

あるスーパーを担当していたとき、消費財の売上の中では比較的大きい割合を占める「洗剤」の売れ行きが落ち込んでいるという状況に直面。お客さま特有のビジネスにおける機会がどこにあるのか、社内のA&I(データ分析)チームと連携して課題をクリアにしたうえで、マーケティングチームのサポートをもらいつつ、洗剤のビジネスを伸ばすためのオリジナルプランを提案。

お客さまのバイヤーの方だけでなく、上層部の方々も巻き込んだ会議で合意を得て、1年くらいかけて売上を改善していきました。

購買者の多くが店頭で購入する商品を決定していて、TVCMや雑誌などの広告宣伝だけでは商品は売れない時代になっています。当社では、消費者に対する小売業の影響力が大きくなっていることに早期から着目し、営業スタイルを一新。P&Gとお客さまがWin-Winになる協働ビジネスプランを提供しています。単に自社商品を売り込むのではなく、コンサルティングの側面が強いところが、当社の営業の仕事の特徴です。

スーパーの課題を解決する販促プランを全国展開し、市場全体に影響を与える

セールス部門では、通常の営業の仕事と並行して、いくつものプロジェクトが進行しています。私は入社2年目のとき、スーパーマーケットチームのプロジェクトリーダーを任されました。顧客の年齢層が高く、粉の洗剤が売れているスーパーに対し、当社の液体洗剤やジェルボールの販促を強化。購買単価を上げることでお店自体の売上を向上させようというものです。

リサーチにより、「慣習的に粉洗剤を使っているけど溶け残りが気になる」という消費者が多いことが分かり、液体洗剤を使うメリットを伝えるためのプロモーションを展開。販促物と、キャンペーンなど店頭でのコミュニケーションをミックスしたプロモーションを、全国の複数のスーパーマーケットチェーンで一気に展開することにより、市場全体に影響を与えることができました。

セールスの仕事のおもしろさは、自分たちのアクションが実際に売上につながるところにあります。「ビジネスを自分たちがつくっている」という実感が得られるので、やりがいは大きいですね。

常に新しい仕事にチャレンジすることで自身の成長を加速させる

4年目からは東京オフィスに異動し、『オーラルB』のブランドチームに所属。マーケティングやプロダクトサプライ、ファイナンスなど、ほかのファンクションと連携しながら担当ブランドの新製品の販売促進プランをゼロからつくる仕事をしています。自分が営業チームの代表としての意見を求められるので、ビジネスステージが一段階アップしたイメージ。責任は大きくなりましたが、新しいことにチャレンジできる楽しさも増し、充実した毎日を過ごしています。

P&Gで働くことの魅力は、飛躍的に成長できる環境があること。就職活動中に面接官の方から「当社は常にその人の実力の120〜125%の仕事を任せます」と言われたのですが、実際には「200%じゃないかな」と思うくらいのレベルの仕事を任せてもらえます。また自分が伸ばしたいスキルを明確に伝えれば、それに合った仕事をアサインしてもらえるので、自分らしいキャリアをつくっていくことができます。

もちろん、ヘルプを求めればサポートがあり、それも答えを教えてくれるのではなく道筋を示してくれるから、自分で考えて意思決定していくスキルが身についていきます。

社内には外国人の上司や役員が多数在籍していて、英語での会話は日常茶飯事。また、「絶対に成功させるぞ」というパッションと、常に上を目指し続けるポジティブなエネルギーがあふれています。評価されるのはプロセスではなく、いかに効率的に結果を出せたか。そんな環境の中で働くことで、どんどん成長している自分を実感しています。

毎日の暮らしをより良いものにするために ユーザーの声に耳を傾け、市場ニーズを正しく理解する

笹倉 愛彌(Aya Sasakura)

プロフィール

Aya Sasakura 笹倉 愛彌

2020 年入社 神戸大学 発達科学部卒

シンガポールオフィス勤務 ヘアケア A&I (Analytics & Insights/消費者市場戦略本部) シニアマネージャー

あらゆる戦略構築のスターティングポイントを担う分析&洞察の仕事

私が所属しているA&I(消費者市場戦略本部)の役割は、消費者へのヒアリングや消費者データの分析を基に、事業を成功に導くための戦略を策定することです。P&Gが大切にしているのは「Consumer is boss」という考え方。消費者と市場を正しく理解することはビジネスの根幹をなす重要な要素であり、A&Iはその中心的な役割を担う部署です。

入社後は、営業と一緒に取引先の小売店の販売促進プランを立てるセールスA&Iの仕事を担当しました。買い物をされるお客さまが、そのお店に対してどのような印象を抱いているか、例えば「たくさん製品はあるけれども本当にほしいものがない」「商品が選びにくい」といった声をリサーチ。P&Gの製品だけではなく、商品カテゴリをトータルで考え、セールスの担当者と一緒に「お客さまに満足していただける店頭づくりを提案する仕事です。また社内業務として、消費者理解のための膨大なデータを営業に活用してもらうために、ITにあまり詳しくない人でも使いやすいプラットフォームをつくる仕事も経験しました。

入社2年目からは、ヘアケアカテゴリのブランドチームに異動。現在は、シンガポールオフィスに勤務し、セールス、プロダクトサプライ、ファイナンスなど、ほかのファンクションのメンバーと一緒に、ヘアケア商品の「h&s」と「HAIR RECIPE」の新製品のプランニングを行っています。

どういう人をターゲットにするのか、世代だけでなくライフスタイルや、いま使っている製品で困っていることは何なのかなど、深掘りして分析するところからスタート。次に、そのターゲットに本当に必要とされるのか、ビジネスのインパクトも検討します。ターゲットが決まったら、どのようなコンセプトで売るのかを考えて、パッケージやメディアプランをつくっていくという流れです。

その各プロセスにおいて、客観的な評価判定をするのが私の役割。例えばパッケージを決めるときには複数のオプションをつくり、実際にお客さまの声を聞きながら修正していくなど、正しく消費者理解ができるアプローチを心がけています。

難しい仕事を任されること それは自分を成長させる絶好のチャンス

就職活動においてP&Gを志望した理由は、実体のない数字や日々の生活にほど遠いものに関する仕事をするよりも、目に見える製品や消費者が日々使う製品を扱うことができるメーカーがおもしろそうだと考えたから。また、人の行動や心理を探ることが好きだったので大学では心理学を専攻。学んだことを生かせる仕事としてA&Iの職種を希望しました。

同様の理由でマーケティングにも興味はあったのですが、いまでは、マーケティングを含むブランドチームのメンバーがプランを決めるにあたって、そのスターティングポイントとなるA&Iの仕事に、すごくやりがいを感じています。

また、当社を志望したもう一つの理由として、裁量権の大きさがあります。入社1年目のとき、当社の社長や役員が集まる戦略ミーティングで「ECサイト分野を強化していこう」という動きがあり、私はA&I担当として参加させていただきました。その場で消費者インタビューを行いながら、分析結果をまとめることが私の役割。それが今後の方向性を決めていくデータとなるため、責任の大きい仕事でしたが、入社間もない自分にとっては貴重な経験となりました。

いまのブランドチームでの仕事も同じで、消費者市場戦略の領域に関しては、私がリードしないといけない立場。しかも、新製品開発のスタートとなる領域なので、プレッシャーはありますが、自分を成長させる良い機会だと思い、日々仕事に向き合っています。

チャレンジングな環境にあえて身を置くことで自分の未来を切り拓く

P&Gにはグロースマインドセットを持つ社員が多いと思います。困難に直面したとき、「これが理由だからできない」で終わるのではなく、「どうすればできるか」を考え、挑戦していく姿勢のことです。私自身、自分の快適なゾーンから抜け出してチャレンジングな環境に身を置きたいタイプなので、このカルチャーにフィットしていると感じています。

自分自身のこれからのライフステージを見据えて、できるだけ早いうちに海外経験を積んでおきたいと考えていました。P&Gでは今後のキャリアビジョンについて上司と頻繁に面談する機会があります。その中で自分の考えを伝えたことで、シンガポールで働く機会を得ました。今後は日本市場だけではなく、アジアや世界レベルで戦っていける人材になれるよう、自分の強みを発揮していきたいです。

会社概要

設立:2006年3月(1973年にプロクター・アンド・ギャンブル・サンホーム株式会社として、日本で営業開始)

資本金:10億円

従業員数:約3,500名(グループ会社含む)

事業内容:日本における洗濯洗浄関連製品・紙製品・医薬部外品・化粧品・小型家電製品などの販売・輸出入