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社内外、あらゆる人々の「意志の力」を最大化する、 ユナイテッドを徹底解剖。

「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」というパーパスをとことん追求し、成長し続けている会社、それがユナイテッド株式会社だ。パーパスに基づき、投資事業、教育事業、人材マッチング事業をコア事業と設定し、各事業運営を通じて人々の自己実現をサポートし、善意のサイクルが回る社会を目指している。同社の特徴は、社員の「意志の力を最大化」させることにも本気で取り組む点だ。実際、新卒2~3年目の事業責任者を続々と輩出している。果たして、パーパス実現に本気で取り組む理由とは。また、なぜそこまで社員の急速な成長が可能なのか。取締役 兼 執行役員である山下優司氏と、3年目にしてマネージャーを務め、事業リーダーとして、所属事業をけん引する中川侑紀氏に率直なお話を伺った。

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Profile

山下 優司(右) Yuji Yamashita 取締役 兼 執行役員

中川 侑紀(左) Yuki Nakagawa カソーク株式会社 マネージャー

主語は「挑戦する人々」。それがユナイテッドの真髄。

―よろしくお願いします。本日は、御社について初めて知る方にも魅力を伝えるために、パーパスから事業内容、そして強みである社員の成長環境まで、まるっとお聞きできればと思います。まずは、御社のこれまでの道のりについて簡単にご説明いただけますでしょうか。

山下:こちらこそよろしくお願いします。ユナイテッドという社名を掲げたのは2012年ですが、起源は1998年まで遡ります。インターネットが急成長した1990年代後半に誕生したネットエイジから始まり、投資事業、広告事業、アプリ・WEBメディアなどを展開し、数回の合併を経て今に至ります。時代や社会変化に合わせて柔軟に事業を変化させてきたこと、そして急成長スタートアップなどの「挑戦する人」を支え続けてきたことの2つが大きな特徴です。

中川:そして、私が入社した年の翌年、ユナイテッドの設立から10周年にあたる2022年にパーパスを制定したんですよね。

山下:そうですね。近年、インターネット市場環境が成熟する中、これまでのようにその時々のニーズに合わせて変化していくだけではいけないという危機感があったんです。中長期的に成長し続けるために一度立ち止まり、自分たちが社会に存在する意味とは何か、何を大切にすべきか考え抜く必要がある。そこで、創業期からユナイテッドを先導してきた経営陣それぞれが内省し、どんな想いで経営してきたか、どういうことに充実感を感じたか、逆にどういうことは自分たちらしくないと思うかなどを共有し、何度も議論を重ねました。その結果、人が何かを成し遂げようとチャレンジしている瞬間を応援・支援することこそが、私たちが最も熱くなれる瞬間だと気づいたのです。その想いを今後の指針とすべく「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」というパーパスを制定しました。人や事業・企業が何かを成し遂げようとする姿をサポートし、その実現に全力を尽くすという姿勢が、「意志の力を最大化」という部分に込められています。

そして、自己実現した人が今度は他者の自己実現を支えていく。この善意のサイクルが広がっていくことこそがユナイテッドの目指す社会であり、自分たちが直接社会にインパクトを与えることだけではなく、自分たちが関わった人々や事業・企業が、社会を善い方向に変えていくエネルギーをもたらす。そういった循環を促すのがユナイテッドの役割なのです。

中川:実際、パーパス制定以降、社内ではパーパスを軸に置いてすべての意思決定をしています。会議ではパーパスに照らし合わせて解決策を議論していますし、先輩・後輩との1on1でもパーパスに沿った目標を立てています。

山下:パーパス制定からまだ1年ほどしか経っていないですが、社内に急速に浸透してきていますね。経営判断をする際の最上位の判断軸としても、パーパス実現につながるかどうか。自分たちの存在意義に照らし合わせて判断できるので、企業としてブレることなく進み続けられている実感があります。

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3つの事業の有機的な連動こそが、ユナイテッドならではの強み。

―パーパスの実現に向けて、どのような事業を展開しているのでしょうか。

山下:パーパス制定と同時に、コア事業を投資事業、教育事業、人材マッチング事業に定めました。投資事業を通じて、意志ある起業家に資金とノウハウを提供する。教育事業を通じて、意志ある人に成長環境を提供する。そして人材マッチング事業を通じて、意志ある人と意志ある事業の出会いを創出する。資金とノウハウを提供するだけ、出会いを創出するだけでは「意志の力を最大化」できないですし、成長機会を提供するだけでは「社会の善進を加速」できない。パーパスを実現するためには、どれか1つではなく、この3つの事業を密接に連携させ、シナジーを生むことが重要なのです。

中川:シナジーを生む、と言葉で聞くと簡単そうですが、それぞれの事業を専門で手がける企業も多いように、どれも膨大なノウハウが必要とされます。ではなぜユナイテッドでは可能なのかというと、各事業を展開できる土壌が整っているため。20年以上の実績がある投資事業をはじめ、教育事業のキラメックス株式会社、人材マッチング事業のカソーク株式会社、株式会社リベイスなど、知見が豊富なグループ会社を有しており、強固な基盤が構築されています。

山下:たしかに、別領域であるこれらの事業をすべて手掛けられるのは、ユナイテッドならではの特徴だと思います。単に利益を追求するだけなら1つの事業に注力したり、どれかを削ったりすることもできるんです。それでもこの3つの事業にこだわるのは、やはりパーパスの実現を第一に考えているためです。なので、ブレずにやり続けていきたいと考えています。

今後は、各事業のシナジーをより強固にしていくことが目標です。例えば人材マッチング事業であれば、我々が支援すべきと考える成長企業(スタートアップ)に対して、よりノウハウの蓄積や成長が加速するような人材を紹介できる事業にしていきたいと考えています。

そのためには、事業部門ごとの社内連携も必要不可欠です。各事業で培った知見を共有し、アイデアを出し合い、ワンチームで進めていきたいです。

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お客様だけでなく、社内の意志の力も最大化する。

―ここからは、社員の成長環境についてお伺いしたいです。ユナイテッドでは、入社2~3年目で事業リーダーにアサインされるほど、早くから責任あるポジションを任せるとお聞きしたのですが、本当でしょうか?

山下:はい、その通りです。驚かれるのにも馴れてきましたね(笑)。新卒社員の場合、入社当初は主に投資事業本部、あるいは人材マッチング事業本部に所属して実務経験を積みます。その後、2~3年目からはユナイテッドグループをけん引する事業リーダーを担うようになります。なぜここまで大きな裁量権を与えているのかというと、一つは、実践を通じてでしか得られないスキルがあるため。もう一つは、早いうちから自分が進みたいキャリアを明確にしてもらいたいためです。

例えば、将来起業したい、事業を統括できる力を身につけたいと考えているのに、実際は自分に与えられたミッションをこなすことがまず第一となるため、上司の行動などを見て学ぶことしかできない。もしくは、事業リーダーを目指して入社したはいいものの、十年目にして事業リーダーを経験してみたところ、自分には合ってないと気づいた。そういった状況となってしまうことを防ぎ、早期のうちから自分が本当にやりたいことを追求してほしいという想いがあります。

中川:「意志の力を最大化する」のは、社外だけでなく、社内の一人ひとりに対しても当てはまるということ。その姿勢は、ユナイテッドの魅力の一つだと思います。

―とはいえ、早いうちから責任あるポジションを任せることは、その分リスクも大きいのではないでしょうか。

山下:そうですね。若いメンバーが事業リーダーを担えば、失敗するのは当たり前です。失敗の処理を上司がしたり、時には謝罪に行かねばならないときもある。そのリスクも承知の上で任せているんです。もちろん、経営陣による厳格なリスクマネジメント体制を整えていますし、経営リスクに直結するようなことは未然に防ぐので安心してください。失敗してみないと得られないことは多くありますし、何より大切なのは、挑戦することそのものだと考えています。

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―中川さんは、実際事業リーダーを務めているとのことですが、入社理由から現在までのキャリアを簡単に教えていただけますでしょうか。

中川:就活時は「30歳までに出産や育児を経験したい。ただ、育休が明けた後は家庭と仕事どちらも楽しめるよう、それまでに一定の経験を積んで実力を身につけておきたい」という軸で企業を探していました。そんな中ユナイテッドには、先ほど山下が言ったとおり圧倒的な成長環境があることを知り、そしてそんな環境を楽しんでいる方々がいることに惹かれ、入社を決めました。入社後は、社外向けにDXコンサルティングを提供する部門に配属され、顧客企業へ戦略から実行まで一気通貫での支援に携わりました。そして2年目に転職・副業人材のマッチングプラットフォームである「Kasooku」の事業買収検討に関わり、現在はカソーク株式会社にてマネージャーを務めています。

―2年目にして事業リーダーに抜擢されて、不安や迷いはなかったのでしょうか。

中川:実は、最初に事業リーダーの話をいただいたときはお断りしたんです。事業立ち上げに関わると、早くても3年から5年は仕事に全力を注ぐ必要がある。しかし30歳までに出産や育児を経験したいという目標を実現するならば、働く時間や場所の融通が効かなくなり、チームに迷惑をかけてしまうかもしれない。挑戦してみたいけど、迷惑はかけたくないという気持ちでいっぱいでした。ただ、その後事業リーダーの先輩たちや、当時の上司に何度も相談した結果、「確かに前例はない。だけどその前例を作るというなら、全力でサポートする。迷惑をかけるなんて心配する必要はない」と言っていただき、事業リーダーになる決意が固まりました。

山下:本人の意志を最優先する。そのためなら、徹底的に応援するというのが、ユナイテッドの特徴だと思いますね。今では中川は、事業マネジメントから組織マネジメントまで担っており、本当によくやっていると思います。

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回り道をせずに、最短距離で自分が目指すキャリアを実現できる。

―最後に、御社で働く醍醐味について教えていただけますでしょうか。

山下:成長できる環境と成長を支える風土が両方揃っていることだと思います。スタートアップで誰からもサポートを受けずに自力で事業リーダーを担う、大企業で一社員としてゆっくり成長していく、そのどちらでもなく、会社からさまざまなサポートを受けながら早期に事業リーダーとして成長していけるのが弊社の魅力です。すでに上場しており、数百名の規模で、複数の事業を持つ弊社だからこそ、若手が事業リーダーに就く席は増え続けていく。同時に、荒波に揉まれてきた先輩たちが数多くいるからこそ、的確なアドバイスがもらえる。ざっくり言えば、ユナイテッドのヒト・モノ・カネをベースに起業の疑似体験ができるということです。

中川:そうですね。「若手の裁量権が大きい」と聞くと、本人にすべて任せっぱなしでサポートしてもらえない、という印象を受けるかもしれませんが、そんなことはありません。いきなり現場に放り込まれるわけではなく、現場配属前は内定者研修や約2週間の入社後研修など、社会人としての基礎を学ぶ環境があります。また現場配属後は、先輩社員と共に成長できるよう、OJT制度を取り入れています。とはいえ、弊社ではアドバイスやサポートするのが当たり前に行われているため、OJTトレーナーに限らず、さまざまな先輩に支えられながら成長することが可能です。ここまで若手を支える風土が根付いているのは、機会を与えてもらった人たちによる連鎖が起きているからこそだと思います。与えてもらった機会を、次の世代にも渡してあげたい。そんな思いを持った人が多いのだと感じます。

山下:こうした成長環境を通じて事業リーダーを務めた後に、広がるキャリアは大きく3つ。一つは起業家として、0から1を生み出していく道。2つ目は事業家として、1から10を生み出していく道。そして3つ目は経営者として、10を数多く生み出していく道。社内外どちらでも、この3つのキャリアを歩んでいくことができます。ですので、仕事を通じて社会に自分が生きた何かしらの存在証明を残したい、意志を軸に世の中に何か価値を届けたいといった漠然とした想いを持っている方には弊社は最適だと思います。入社した後、事業経験にもとづいて目標がクリアになり、最短距離で進んでいける環境があります。

中川:私自身「実力をつけたい」という漠然とした想いを持って入社しましたが、一つの領域に閉じずにさまざまな経験を積むことができるため、「どんな実力をつけたいのか」「その実力によってどんな役割を担いたいのか」などが具体的に考えられるようになってきました。同時に、ジェネラリストとして多様なスキルが身についてきた実感があります。やりたいことができたときに経験や知識の有無で諦める必要がないのも、弊社で働く醍醐味だと思います。

だからこそ最後に就活生の皆さんに伝えたいのは、企業を選ぶ上で「変数」の部分をしっかり見極めてほしいということ。事業内容や組織体制といった「定数」の部分ばかりに目が向きがちですが、どう成長するかといった自分の力で変えられる「変数」の部分が実は大切です。この「変数」を動かすための機会をたくさん与えてくれる企業を選ぶことで、理想のキャリアを実現できるはず。その選択肢として、ユナイテッドを選んでいただけたら嬉しいです。

企業情報

ユナイテッド株式会社

所在地  東京都渋谷区渋谷1-2-5 MFPR渋谷ビル

設立   1998年2月

資本金  2,923百万円(2023年3月末時点)

従業員数 連結335名/単体51名(2023年3月末時点)

事業内容 教育事業、人材マッチング事業、投資事業、アドテク・コンテンツ事業