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出会うべき人が出会いかつてない価値を生み出すビジネスインフラへ

驚異的スピードで年間経常収益10億円を達成したインボイス管理サービス「Bill One」など、画期的なプロダクト力で成長を続けるSansan。“出会い”をキーワードに人や企業の可能性を引き出してビジネスシーンを変えていく、Sansanの次なる挑戦。

Yuta Ohma 大間 祐太

取締役/CHRO(Chief Human Resource Officer) 人事本部 部長 人材系企業で採用コンサルティング事業の立ち上げを経験し、その後独立。役員として採用領域のベンチャー企業立ち上げに携わる。2010年にSansan株式会社へ入社し、営業部門のマネジャー、人事部長を務める。現在はCHROとして、人材価値を高めるための人事戦略を指揮する。

人や企業の出会いをビジネスチャンスにつなげる 働き方を変えるDXサービス

あらゆる「接点」をデータベースに

Sansanは創業以来「出会いからイノベーションを生み出す」というミッションを掲げてきました。イノベーションや新しいビジネスが生まれるとき、そこには必ず人と人、企業と企業の"出会い"があります。人やビジネスの接点情報をネットワークデータとして可視化し、一元管理することで、そこから最適な出会いやチャンスを生み出していきたい。この領域でSansanと同じような価値をつくろうとしている企業は、他にはないと思います。クラウド名刺管理サービスで市場を開拓し、シェア*NO.1企業へと成長したのも、私たちにとっては一つの通過点にすぎません。

Sansanは「ビジネスインフラになる」というビジョンを打ち立て、ビジネスのバリューチェーンに寄り添う形で、プロダクト群を展開しています。まず、キャリアデータベースとなる「Eight」は、個人と企業の最適な出会いを創出します。就職後は、ビジネスIDとなる名刺を「名刺メーカー」で作成し、そのIDを「Sansan」に登録すると、人と人、企業と企業の接点データベースが可視化・蓄積され、活用することができるようになります。また、企業も個別のIDを持っており、企業と企業が出会ってビジネスが始まると「Contract One」によって契約書業務をオンライン上で完結しながらデータベース化します。そこで金流が発生すれば、請求書のやりとりを「Bill One」で行い、データベースを構築することができます。このようにビジネスの入口から出口までを支える多彩なプラットフォームを、Sansanのプロダクトで提供しています。

私たちが掲げる「ビジネスインフラ」が目指すものとは、単なる業務効率の向上ではありません。今はまだプロダクトのデータはそれぞれ独立していますが、将来的にビジネスのバリューチェーンを網羅したデータベースとして連携・統合できれば、そこから生みだせる価値は想像を超えるものになるでしょう。膨大なビジネスデータから、さらなる新しい出会いやビジネスチャンスを導き出すことで、ビジネスシーンを一変させることが可能だと考えています。

*営業支援DXにおける名刺管理サービスの最新動向2022(2021年12月 シード・プランニング調査)

次の「出会い」を導き出す

この春からは事業内容のコンセプトを「働き方を変えるDX」と刷新し、プロダクトをさらに進化させています。「Eight」はビジネスパーソンのキャリア形成を支えるキャリアプロフィールとして、企業からのスカウトやキャリアアップに向けた情報などのレコメンド機能を備えました。また、「Sansan」では企業情報を提供し、顧客企業が蓄積してきた接点データベースと組み合わせることで、どこに対して営業活動すべきかを可視化できるようになりました。

今後、企業間のつながりを示す「Contract One」や「Bill One」でも、検索やリコメンド機能などを強化していく予定です。特に、「Bill One」は働き方改革や法改正の後押しもあり、サービス提供開始2年でクラウド請求書受領サービスマーケットシェア*NO. 1を獲得するほど急成長しています。「どのような商流で、どの企業の誰と取引をして、どのような価値が生まれたのか」をデータベース化し、「あなたが次に出会うべき人は誰なのか」、「どの企業に会いに行けば、あなたの望む価値が生まれる可能性が高いのか」をアルゴリズムから導きだすことを目指しています。創業時は、「出会いからイノベーションを生み出す」なんて夢のような話でしたが、今は確かな目標として見据えられるまでになりました。

*デロイト トーマツ ミック経済研究所「驚異的な成長が見込まれるクラウド請求書受領サービス市場の現状と将来」ミックITリポート2022年7月号

意思あるところに道は拓ける

壮大なビジョンを描いてはいますが、現段階ではまず、泥臭い作業を重ねてユーザーを増やしていかなければなりません。また、新しい領域でのプロダクト開発も必要となってくるでしょう。私たちの現在があるのは、常に何になりたいかを問い、そのための戦略を立て、一つひとつの課題に対峙し続けてきたからです。これからも壁は立ちはだかるでしょうが、逃げずにやり切っていけると確信しています。

若いみなさんには、どんな目標でもいいので、何がやりたいのか、どうなりたいのかを描いてもらいたい。そして、理想ばかりを掲げて行動が伴わない評論家のような姿勢ではなく、課題を自分ごとと考え、アクションを起こすことを大切にしてほしいです。意思と意図がある方にとって、Sansanは挑戦しがいがあり、非常におもしろい会社だと思います。

売上最下位からの逆転 最年少マネジャーへ

Yurina Sugiyama 杉山 友里奈

ビジネス統轄本部 セールスディベロップメント部 SDR2 アシスタントグループマネジャー 2021年入社 名古屋大学 教育学部卒

ビジョンからの逆算思考

就職活動の軸となったのは"日本で働く人の満足度を向上させたい"という想い。Sansanのミッション(出会いからイノベーションを生み出す)や、ビジョン(ビジネスインフラになる)に運命を感じて入社しました。ミッションやビジョンに、プロダクトや社内制度などがしっかりと紐づいて仕組み化されていることも決め手になりました。

入社以来インサイドセールスを担当しており、2年目の今はアシスタントグループマネジャーとしてチームを率いています。入社してしばらくはまったく結果が出せず、新人時代の営業成績は最下位でした。当時は名刺のデジタル化など目先の価値しかお客さまに伝えられず、また泥臭い面のある営業活動にもなかなか意義を見出せませんでした。ターニングポイントは、求められた業務内容だけを短期的に捉えてしまっている自分に気付いたこと。ビジネスインフラになるために顧客をどのように開拓するのか、Sansanを強い企業にするためには何ができるのか、高い目標から逆算的にやるべきことを設定し、コミットするようにしました。人や企業の出会いを蓄積したネットワークデータが、営業強化や事業承継、ビジネスチャンス創出に役立つことを言語化できるようになると成果を出せるようになってきました。

働く世界をより創造的に

マネジメント職に抜擢された現在は、チーム全体でのハイパフォーマンスを目指しています。130%のグロースを達成していくためには高度で複雑なアプローチが必要です。試練を乗り越えてきた、メンバー個々の中にあるナレッジをメンバー全員で共有し、強い組織づくりに役立てています。

近年はプロダクトが増え、顧客企業のさまざまな部門へ価値を提供できるようになり、お客さまの課題をダイレクトに解決できるという手ごたえがあります。帝国データバンク等との連携で、企業に関するさまざまな情報の検索・閲覧機能も加わりました。プロダクトの進化でムダな業務を減らし、お客さまがより創造的な仕事に注力できる環境をサポートしています。自分の軸にある"働く人の満足度向上"につながる課題解決に携われていることが嬉しいです。

社会に出て感じるのは、コミット力、やり切る力が一番大切だということ。学生時代のうちに一つでもいいから自分で決めたことを成し遂げた経験があれば、必ず社会でも生きると思います。

プロダクトづくりの真ん中で 新しいスタンダードを目指す

Manato Kasaba 笠場 愛翔

Bill One Unit プロダクトマーケティングマネジャー 2020年入社 東京大学 教育学部卒

垣根を超えた働き方

現在、インボイス管理サービス「Bill One」のユニットに所属しています。「Bill One」は、これまで煩雑な処理業務が必要だった請求書のやりとりをオンラインで行うもの。2020年にローンチされた新しいプロダクトですが、コロナ禍や「インボイス制度(適格請求書等保存方式)」の法改正などの社会背景もあって、右肩上がりで売上が伸びています。時代の追い風を実感しているところです。

私はこのプロダクトの企画・開発やセールス・マーケティング戦略等を考える、プロダクトマーケティングマネジャーの役割を担っています。技術本部や営業、マーケティングなど各部署に方向性を示し、プロダクトの価値そのものを生み出す仕事です。裁量や自由度はとても大きく、部門を超えて動き、自分のアイデアを仮説検証して形にしていきます。一方、実際にセールスにつなげていくというシビアな面もあり、入社3年目にして非常に重要な仕事を任せてもらっていると感じています。

突き抜ける価値とは

Sansanに入社したのは「世の中に、新しい当たり前をつくりたい」という想いを実現できると感じたから。そして今は、オンライン請求書と言えば、世の中の人々が当たり前のように「Bill One」を選ぶ世界を目指しています。市場そのものを生み出してシェアNO.1となった営業DXサービス「Sansan」とは違い、「Bill One」の市場はレッドオーシャン。競合から突き抜けるために「Bill One」ならではの付加価値をどう生み出していけばいいのか、難しい問いと向きあっています。

新機能を実装させるのか、ブランディング戦略を変えていくのかなど、ユーザーニーズを満たす最適解を探している過程です。また近い将来、請求書という企業と企業の出会いのデータを他のプロダクトと連携させることができたら、新しいビジネスインフラが実現できるのではないかと考えています。

正解のない未知の領域を歩むためには、目標にしがみつく力が必要です。目標に向かって柔軟に実行し続けていけば、自ずと機会は増えていく。難しい局面でも諦めていない上司や同僚を見ると「この会社らしいな」と感じます。そんな仲間たちと共に働けることがありがたいです。

会社概要

設立   2007年6月 資本金  64億2,600万円(2022年5月31日時点) 従業員数 1,166名(単体 2022年5月31日時点) 売上高  204億2,000万円(2022年5月期) 事業内容 働き方を変えるDXサービスの企画・開発・販売