データ×マーケティングで、企業のNext Actionを後押しする
2000年1月、従来は郵送や訪問などで行われていた市場調査をインターネット上で行うオンライン・マーケティング・リサーチ専業企業として創業したマクロミル。その後、社会の変化にあわせたサービスを提供しながら事業を拡大し、現在では、国内のオンライン・マーケティング・リサーチ市場においてシェアNo.1*を誇るまでに成長した。その強みは、最新のテクノロジーを活用した40種類以上のソリューションを保有していること、各国にリサーチプロフェッショナルが在席していること、そして消費者行動を把握するための多彩なデータコレクションにある。
独自に構築してきた130万人の自社パネル(モニタ)に加え、国内提携会社のパネルを含めた約1千万人に上る国内リサーチ対象パネルは規模、品質、専門性のすべてにおいて群を抜いている。目的別専門パネルのほか、90カ国・1億人以上の海外調査パネルも用意。調査目的別のマーケティングデータを提供するのはもちろん、世界中で高品質のリサーチを実現している。
2010年以降は、国内外でのM&A、株式非公開化・再上場などの戦略的な取り組みによって経営基盤を強化し、事業規模を拡大。2014年からは、ネットリサーチの枠組みを超え、アンケートだけでなく、消費者のウェブ上の行動データも合わせて収集・分析が可能なデジタル・リサーチ事業を展開してきた。
さらに2020年にはデータ利活用支援(データコンサルティング)事業、2021年にはデジタル広告事業「Macromill Ads」をスタート。これまでの強みであったデータの取得・分析に加え、データを基軸として顧客のマーケティング課題をワンストップで解決する"総合マーケティング支援企業"を目指している。
データを基軸に、これまでにない文化を創造していく
こうして絶えず進化し続けるマクロミルがミッションに掲げるのは〝お客さまのより良い意思決定を支援する〞こと、そして〝社員がそれぞれの可能性に挑戦できる場所をつくる〞こと。異動を希望するオープンポジションに直接エントリーできる「公募異動制度」、自ら手を挙げて参加できる各種研修やセミナーなどをはじめ、さまざまな支援で、社員一人ひとりの挑戦や成長を後押ししている。
また、各部署から選ばれたプレゼンターが自身の業務内容や課題意識、今後のビジョンなどを社内でプレゼンテーションするイベント「わたしのしごと」、3カ月に一度、各回のテーマに当てはまる社員に、称えるコメントを送り合う「称えてミル」、クライアントの課題解決に導いたプロジェクトについて発表し、その功績を評価し表彰する社内イベント「MMー1グランプリ」など、社員が刺激を受け合い、モチベーションを高め合う場も数多い。
それらを活用し、自らの意思でさまざまな可能性に挑戦する社員たちは、切磋琢磨しながらマクロミル独自の文化を育んできた。一人ひとりの自由な発想を大切に、コミュニケーションを重ね、互いを尊重しながら称え合う。その文化の中で成長を続ける社員たちは、常に新しい視点をもって、顧客の課題解決に取り組んでいる。
ここに集う社員たちが一丸となって目指すのは「データネイティブな発想でお客さまのマーケティング課題を解決し、ビジネスに成功をもたらすData Culture構築の原動力となること」。
創業以来、データとともに歩んできたマクロミルならではの発想で顧客に寄り添い、データを基軸とする文化を共につくり上げる。マクロミルはそうして、顧客に満足と感動を届ける真のマーケティングパートナーとして、これからも進化し続けていく。
*オンライン・マーケティング・リサーチ市場シェア=当社単体および株式会社電通マクロミルインサイト、株式会社H.M. マーケティング・リサーチのオンライン・マーケティング・リサーチに係る売上高÷一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA) によって推計された日本のMR 業界市場規模・アドホック調査のうちインターネット調査分(出典:一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA))
自分から積極的に動いていれば、成果は必ずついてくる
Yume Aoyama 青山 夢
グローバルリサーチ本部 セールス営業担当 2021年入社 青山学院大学 国際政治経済学部 卒
学生の頃から、いつかは国際協力の仕事に携わりたいと考えてきました。大学では、東日本大震災の被災地で、復旧・復興のお手伝いをするボランティアサークルに在籍。現地に足を運んで被災した方々のニーズや悩みを聞き、調査をして、活動内容に反映していました。この一連の流れは、国際協力においても必要不可欠なもの。そこで、目指すキャリアのファーストステップとして、マクロミルに就職を決めました。マクロミルで経験を積むことで、調査に関わる専門性を高め、自分の強みを最大限に伸ばせると思いました。
入社後は、電子機器・エンターテインメント業界のセールス営業を担当しています。結果を出すために問われるのは、お客さまの課題をいかに〝自分ごと〞にできるか、ということ。お客さまとのコミュニケーションの中から、期待していただいていることの本質を汲み取り、先回りしてご要望にお応えする。受け身ではなく、「他にも何かできることはないか」と積極的に動いていれば、成果は必ずついてくると信じています。
調査はあくまでも手段にすぎません。そこに自分の考えをのせて、どう相手に伝え、どう生かせるか。お客さまの課題解決に自分自身がどれだけ本気で取り組んでいるかが、常に問われています。これからは調査スキルだけではなく、コンサルティングを含め、具体的な解決策を提示できるように自分を高めていきたいです。
入社1年目、大手ビールメーカーの新商品マーケティング担当に
Yuya Ogawa 小川 勇也
リサーチソリューションユニット リサーチャー 2019年入社 大阪大学大学院 人間科学研究科 修了
お客さまが抱える課題をヒアリングして調査企画・調査票を設計し、調査後にデータを分析して報告書を作成する、リサーチャーとして入社しました。若いうちから裁量権を持って仕事を任せてもらえるところに惹かれて入社を決めましたが、実際に、入社1年目で国内大手ビールメーカーの新商品を担当することができました。試行錯誤しながら、そしてもちろん先輩方の助けを借りながらではありますが、最終的にクライアントから成果を認めていただき、やりがいを感じましたし、なにより大きな自信になりました。
仕事で大切にしているのはコミュニケーション。メールよりも電話、電話よりも対面で、社内外で積極的にコミュニケーションをとるようにしています。そうすることで信頼度が高まり、認識齟齬も起こりにくくなって、お互いに仕事をしやすくなると感じています。ビールメーカーの案件でも、分析したデータについて、社内でオープンに意見交換した結果をクライアントに隠すところなく伝えたところ、新しい気づきが生まれたと、とても喜んでいただきました。この風通しの良さは、マクロミルならではの強みだと思います。
いずれはマネージャーとして、後輩を育てる立場になりたいと思っています。意識しているのは、みんなでチームとして挑戦すること。お互いの自由な発想を尊重し、称え合いながら成長していきたいと思っています。
支え合い、頼り合いながら、熱量を持って進んでいく
Kenta Ito 伊東 健汰
オンラインリサーチ部 リサーチディレクター 2017年入社 東北学院大学 経済学部 卒
アンケートの内容を整えてウェブ画面に反映し、モニタへの配信、データ納品を行うリサーチディレクターとして、仙台オフィスで勤務しています。大学を1年間休学して海外を放浪した後の就職活動では、同世代に後れをとっている焦りがありました。そんな自分を成長させたいと思い、さまざまな事業領域で挑戦をしながら進化を続けるマクロミルに就職を決めました。
当時、仙台オフィスの社員数は30名ほどでしたが、今では約100名。私もチームをまとめる立場になりました。仕事に欠かせないと感じているのは、瞬発力と持続力。思い立ったが吉日ともいうように、挑戦したいと思ったそのときこそ、力を一番発揮できるときだと思います。ただ、それが自分一人だと、熱量はなかなか長続きしません。そこで、好機を逃さずすぐ動けるよう、そして想いを持続できるよう大切にしているのが、チーム内での密なコミュニケーション。チームリーダーとして、コミュニケーションを通して一人ひとりの強みを見つけ、伸ばしていく。そうすることで、自分の強みで相手を支え、弱いところは相手に頼りながら、同じ目標に向かって一緒に進むことができるのだと思います。
かつては、リーダー=完璧な人で、だからこそなんでも一人でできなくてはいけないと思っていました。でもそうではなく、リーダーはみんなを後押しする存在。みんなで力を合わせて行動することの価値を実感する毎日です。
数手先まで考え尽くして解決策を提案する
Chiaki Ebihara 蛯原 千晶
ライフサイエンス事業本部 営業マネージャー 2015年入社 上智大学 総合人間科学部 卒
国内のリサーチ営業を経て、新規事業であるライフサイエンス事業本部に異動しました。学生時代は、自分はなんでもそつなくこなせるタイプだと思っていて、入社後も、力不足なのに難しい案件をやりたがるなど、今思えばずいぶん背伸びをしていました。そんなあるときパンクして、新規の案件を任せてもらえなくなったんです。その悔しさをばねに、凡事徹底を意識し、目の前のことに最大限の力で、それまで以上の丁寧さで取り組みました。お客さまと真摯に向き合って課題を聞き出し、新しい視点で、数手先まで考え尽くしたうえで解決策を提案する。そうして自分で考え、行動することで、仕事の流れが明確になり、いい関係性をつくれるようになってきました。
この経験は、ライフサイエンス事業本部でも役に立っています。当社が新規に参入した分野で競合も多く、お客さまは研究所や専門機関、扱うのはヒト臨床試験を含む生化学データと、リサーチ営業のときとはなにもかもが違います。当初は、マクロミルの強みをどう伝えたらよいのか悩みましたが、やはり大切なのは一つ一つの課題、そして自分自身としっかり向き合うこと。課題解決のためのお役に立ちたいという想いを、実際の行動をもってお伝えしています。臨床試験の実施やヘルスデータベースの構築だけでなく、データの利活用やマーケティング活動を含めた総合的な支援をしたい。その想いを胸に、挑戦を続けています。
会社概要
設立 2000年1月 資本金 10億9,000万円(2022年6月現在) 連結売上高 498億1,000万円(2022年6月期実績) 従業員数 連結:2,774名、単体:1,137名 ※2021年12月末時点 事業内容 マーケティング・リサーチ事業、グローバルリサーチ事業、デジタルマーケティングリサーチ事業、データベース事業、セルフ型リサーチASP事業、その他マーケティングに関するコンサルティング事業