Naoya Fujimoto 藤本 直也
執行役員 2014年入社 大阪大学 工学部卒 マーケティング部、新規事業の責任者、経営企画を担当した後、25歳のときレバレジーズ史上最年少で執行役員に就任。人事責任者、経営企画室長、マーケティング部長を務める。2018年から2019年まで、中央大学で新規事業、マーケティングについての非常勤講師を務めた。
20代若手が圧倒的に成長する、これだけの理由
レバレジーズではなぜ20代の新卒社員が新規事業をつくれるのか? とよく驚かれますが、「やってみないと成長しないから」というのが答えだと思っています。というのも、勉強と仕事は構造が違います。勉強では、正解がある定められた範囲を効率的に勉強した人がいい大学に行けますよね。でも仕事は、誰もやっていなくてやり方すら分からない事象のやり方を見つけて、仕組み化し、みんなに教えている人が強い。なので、仕事で結果を残せるのは、粘り強くトライ&エラーを繰り返せる人だと思うんです。課題を見つけたり、外部の情報を取り入れたりしながら、うまくいく方法を仕組み化できるような実行力のある人です。
現代のように、ノウハウやテクノロジーがものすごいスピードで移り変わる時代においては、吸収力とバイタリティのある若手社員のほうがポテンシャルは高いです。だからこそ、新卒社員が業界NO.1事業をつくる可能性だって十分にあると思います。
ただ、誰もやったことがない挑戦は当然、失敗も多い。それでも私たちが次々と新しい事業を生み出すことに成功している理由は、レバレジーズならではのインハウス体制と独立資本にあります。
インハウス体制というのは、事業企画やセールス、マーケティング、デザイン、データ戦略などのスペシャリストを社内で育てて、チームを組むこと。たとえ失敗したとしても「次こそは頑張ろう」と思えるのは、同じ目標を共有するチームと優秀な仲間がいるからです。
また、僕はよく「成功するまで続ければ、失敗ではなくなる」ということを言うのですが、新規事業ですぐに黒字化できることなんて稀です。もし外部資本を入れていたら、「そんな事業は撤退しろ」とか「トップをベテランに変えろ」といった外からの意見に左右されてしまうでしょう。未上場で、外部資本を入れていないからこそ、レバレジーズでは20代のリーダーたちが腰を据えて事業開発に取り組めるのです。
「この人にどんな仕事をしてもらうか」を徹底的に考える
利益を残すためにインハウス化したいと考えている企業は多いと思いますが、人材が育たずになかなかうまくいかないケースのほうがおそらく多数なのではないでしょうか。その理由は、新卒社員の育成システムにあるのではないかと思います。
レバレジーズでは「この人にどんな仕事をしてもらうか」について、徹底的に考える仕組みをつくっています。本人にとっての「良い仕事」でなければ、成長できないからです。
例えば、人材配置においては経験や年次にこだわらず、社員個人の「ウィル(意志)」と会社の「事業戦略」、事業に合わせた「機能(職種)戦略」の3つの軸が合わさるところを緻密に考えます。それと同時に、コツコツとスキルをつけていきたいタイプなのか、変化を求めていろんなことをやってみたいタイプなのかといった、それぞれのキャラクターに応じてキャリアを選択できるようにもしています。
やりたい仕事を任される → 仕事を楽しみながら成長できる → 業績が上がり、会社が成長する → 組織が拡大してポジションが増える → 新しいポジションで若手社員がさらに成長する、といった好循環のサイクルを描けているのが今のレバレジーズであり、それこそが成長の源泉だと思っています。
「誰かがやってくれる」ではなく「誰かのために自分がやる」
環境面でいえば、自律的な集団で一つの事業を担うことが個々の成長を促すためには大切だと考えています。「誰かがやってくれるだろう」ではなく、「誰かのために自分がやる」という自律性です。
レバレジーズには今、1400人の社員に対して40 ほどの事業があります。30〜40 人の社員がいるベンチャーがたくさん集まっているような状態です。だから個人の裁量も大きく、本人の意志さえあれば若手のうちに事業全体のマネジメントに関わることができます。
こうした状況を続けていくためにも、成長し続けなければいけません。自分たちの成長が会社の成長につながっているという実感があるからこそ、「誰かのために」という自律性が自然と生まれているのだと思います。
働くことの喜びは他者との関わりから生まれる
日本は世界でも仕事に対する意欲が低い国と言われています。なぜそんなに働くことが苦痛なのか。それは仕事をする一人ひとりの「ウィル(意志)」が薄いからだと感じています。自分がどんなことをやりたいのか考えないまま、受験のときと同じように就職偏差値の高い企業に入ることをゴールにしてしまう。つまり、入る理由はあるけど、キャリアを歩む理由がない。だから、いざ社会に出たときに主体的なモチベーションが持てず、働くことがつらくなってしまうのでしょう。
レバレジーズの採用では、本人に将来どうなっていたいのか、将来何をしたいのかを人事と一緒に徹底的に考えてもらいます。明確な「ウィル(意志)」を持って入社し、事業戦略と一致した仕事を任せることができれば、自分の仕事を頑張ることで将来の夢も事業成長も同時に実現できる状態になり、仕事に夢中になってもらえると考えています。
最後に。働くことの喜びは、他者との関わりから生まれてくるものです。自分が望んだ仕事をして、お客さまが喜び、仲間たちも喜び、それが自分自身の成長につながっていく。外部の評価ばかりに左右されるのでもなく、自分の利益を追求するだけでもなく、人や社会に対して何かできることはないかと考えてみてほしいです。その先にこそ、自分らしい道が見つかるはずですから。
無鉄砲な「はみ出し者」が 20代で最強の「はみ出し者」に成長するまで
Shun Furukawa 古川 隼
レバレジーズ株式会社 メディア企画部 2020年入社 東京大学大学院 工学系研究科修了 メディア企画部で医療系プロダクトのグロースに従事後、入社2年目で立案した事業が採用され、新規事業責任者に抜擢。
リーダーとして、理想と現実のギャップに苦しんだ1年間
入社2年目で事業責任者に失敗から得られたもの
昨年から医療福祉領域における新規事業の責任者をしています。この秋のリリースに向けて、今はプロダクトづくりが佳境を迎えているところです。この事業は、スタッフの個性や企業文化といった定性的な指標を使って、企業と求職者のマッチングを実現する新しいサービス。約40名のメンバーたちと共に、サービスやプロダクトの品質確保、営業戦略など、事業全体に目を配っています。
レバレジーズに入社したのは、さまざまな社会的環境によって苦しんでいる人たちを支えられるような新しい事業をつくりたいと思ったから。そんな思いを実現するためにこの事業を立ち上げたのですが、事業責任者になってからの1年間はつらい時間のほうが多かったように感じます。自分の中の勝手な理想と現実とのギャップに苦しみ、メンバーにプレッシャーを押しつけてしまいました。そんな中で主要メンバーが抜けてしまい、組織マネジメントにおける未熟さを痛感しました。
先輩や上司からは厳しい言葉をいただきましたが、何度も相談に乗ってもらいました。レバレジーズには、失敗から学んで次に生かせたか、失敗してからどのような行動を取れたかを評価する文化があります。先輩や上司も自分と同じような失敗を経験していて、アドバイスを聞いて実践するうちに、組織人としても、個人としても多くのものを得ました。メンバーを信じて仕事を任せることで成果を出していくというリーダーとしての自覚、そして、気負うことなく等身大の自分ができることを信じるという人としての成長です。
その後、営業メンバーたちの話を聞いてプロセスを改善したら、みんなが明るくなり、パフォーマンスも上がっていきました。今は会社のミッション、事業の方向性、自分自身がさらに深いところでリンクして、より前向きに仕事に取り組めるようになったと感じています。
これからサービスが本格始動します。クライアント企業やユーザーのお役に立てるようにさらにブラッシュアップさせていきたいです。そして、メンバーの成果を最大化できる基盤をつくり、自分自身もマネージャーとしてさらに成長したいと思っています。
無謀だったチャレンジが何にも代えがたい自信に
Yurina Kano 狩野 由莉奈
レバレジーズキャリアメキシコ ジェネラルマネージャー 2017年入社 法政大学 国際教養学部卒 レバテック株式会社の営業として活躍後、メキシコ支社を立ち上げ。設立以来、5年連続黒字を達成。2021年から現職。
メキシコ支社を立ち上げ、多国籍のメンバーを率いる
「海外で新しい事業を立ち上げたい」。それが入社時に抱いていた夢でした。そのきっかけになったのが他社でのインターン経験。あるベンチャーで既存プロジェクトの一部を任されたのですが、なにか物足りなさを感じてしまって。そこから、英語力を生かして新しい事業をつくりたいという目標ができ、当時、海外進出をするタイミングだったレバレジーズに入社しました。
入社時の配属はレバテックのキャリアアドバイザー。刺激になったのはライバルたちの存在でした。入社1年目から自ら手を挙げて行動する同期たちを見て「自分も言われたことをやっているだけではダメだ」と、あるプロジェクトを立ち上げ、責任者として結果を出しました。その経験もあって、入社2年目にはメキシコ支社の立ち上げというチャンスを掴むことができました。
いざメキシコに来たものの、メンバーは女性支社長と私の2人。オフィスを探すところからのスタートでした。今振り返ると、さすがにちょっと無謀だったかなとも思いますが(笑)、このときの経験は何にも代えがたい自信になっています。営業は自分ひとりだったのでプレッシャーはとてつもなく大きかったし、朝から晩まで営業電話をかけたり、現地の広告に写真を載せて顔を覚えてもらったりと、がむしゃらに毎日を過ごしました。
少しずつ信頼してもらえる人間関係ができてくると、人から人へと仕事がつながっていき、初年度から黒字を達成。現在は、日系企業向け人材紹介事業としてはメキシコでNO.1の実績を挙げています。
このキャリアならではの経験は、多国籍のメンバーたちと一緒に仕事ができること。今はメキシコ、台湾、韓国籍のメンバーがいるので、それぞれが持つ文化的背景を大切にしながら、みんなが健全に、そして幸せに働ける場所でありたいと思っています。
レバレジーズは、自分次第で成長機会を掴み取れる会社です。私自身も、チャレンジさせてもらえたからこそ今があるし、世界が変わりました。メンバーたちと一緒にこれからもどんどんチャレンジして、さらにメキシコ支社を成長させていきたいです。
少しずつ、なりたい自分に近づけている実感がある
Airi Tsuchikawa 圡川 愛理
レバテック株式会社 ITソリューション事業部 2020年入社 立命館アジア太平洋大学 国際経営学部卒 セールスとして営業成績ランキング入賞多数。現在はチームのマネジメントのほか、新卒採用や人材開発、プロダクト開発などに幅広く従事。
メンバーと一緒にチームを成長させていきたい
「人や社会に対する自分の影響範囲を広げていきたい」。それが新卒入社時からの目標で、入社してからもそれをずっと公言してきました。
1年目に教育担当、2年目にはチームリーダーを経験。現在は法人営業の10人規模のマネジメントを任され、少しずつなりたい自分に近づけているという実感があります。
組織としての目標達成に責任を持つ立場になったほか、サービス改善など事業全体の課題解決にも取り組むようになりました。その他、新卒採用や人材開発、新規事業のプロダクト導入推進に携わるなど、業務の幅は広がっています。
特にプロダクトの導入について、社内を横断したプロジェクトを手掛けてみたいと会社に伝えていたところ、思っていたよりも早く声をかけてもらいました。セールス、マーケティング、エンジニアなど、職種ごとにコミュニケーションや必要な知識が違うため、このプロジェクトを通して多くのことを学んでいます。
これまでプレーヤーとしての成果は出せてきたという自負はありましたが、チームマネジメントには正直あまり自信がありませんでした。それでも、早いうちにマネジメントを担う立場になれたことは良かったと感じています。その立場になったからこそ、自分で意思決定をするだけではなく、メンバーのやりたいことを形にしていくこともリーダーとしての役割だということにも気付けました。
レバレジーズには「とにかく一度やってみよう」というカルチャーがあります。思い切ってやってみたことに対してまわりからフィードバックをもらう機会がたくさんあり、上司や先輩たちがいつも寄り添ってくれるので、若い社員たちも失敗を恐れることなくチャレンジできるのだと思います。
「急成長ベンチャー」というと、どこかクールで成果ばかりを追うイメージがあるかもしれませんが、レバレジーズはちょっと熱すぎるくらい人と向き合うことを大切にする会社です。そんな環境で、私自身も日々成長を感じながら仕事と向き合うことができています。今後はマネージャーとして、メンバーたちと一緒にもっと大きくチームを成長させていきたいです。
自分自身が経営者になって、社会に具体的な価値を届けたい
Takahiro Segawa 畝川 隆宏
レバレジーズ株式会社 マーケティング部 2021年入社 一橋大学 商学部卒 入社後すぐに、海外事業のマーケティング責任者に抜擢。現在は、IT領域の事業のプロモーションも兼任。
海外事業を業界NO. 1 に育て、社会課題を解決していく
学生時代から、キャリアにおいては「初速が大事」だということを意識してきました。一生懸命勉強して偏差値の高い大学に入っても、多くの学生が自分のキャリアについて真剣に考えることなく、楽な方向へと流されてしまう。それがとても不思議でした。
「どうせ働くなら、おもしろくて、価値を生み出せる仕事がしたい」。そう思って、大学2年の頃からいろいろな企業の経営者に会いに行って話を聞かせてもらいました。そこで気付いたのは、経営は自分でやってみないと分からない、ということ。自分自身が経営者になって、提案するだけではなく、社会に具体的な価値を届けられるようになりたい。新卒社員が若手のうちから事業責任者として活躍しているレバレジーズなら、それが実現できると思い、入社を決めました。
現在は、海外事業部とレバテック、二つの事業でプロモーションを担当しています。
海外事業部では、経営計画をはじめ、予算決めや目標設定、進捗管理など、事業全体を見ています。会社として進んでいる方向性を加味しながら、具体的な戦略や施策についてはメンバー自らが考えてつくっていきます。外国人労働者の就労環境や雇用条件の改善は社会的な課題の一つでもあり、レバレジーズがこの領域でNO.1になることで業界全体を改革していきたいです。
レバテックについては、より大きな組織で経験を積んでみないかと声をかけてもらって兼任しています。レバテックはすでに業界NO.1の事業なので、世の中にない戦略や施策が求められます。思考のレベルをさらに上げないと結果を出せないので、発想力や判断力が磨かれているのを実感しています。現場での経験と実績を積み重ねて、事業責任者になるのが次の目標です。
まわりを見ていて感じるのは、就職偏差値や年収、福利厚生など、定量的な基準だけで就職先を選ぶと後悔するのではないか、ということ。その会社に入ることで、自分らしいキャリアを歩めるのか、やりたいことができるのかを考えてみてください。社会に出てからの長い人生を楽しむためにも、自分の中でしっかりと納得感のある選択をすることが大切だと思います。
会社概要
設立 2005年4月 資本金 5,000万円 売上高 507億円(2020年度) 従業員数 1,125名(2020年4月時点) 事業内容 自社メディア事業、人材関連事業、システムエンジニアリング事業、M&Aコンサルティング事業、ASP/SaaS/クラウド関連事業