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【自己PR例文集】受かる自己PRの書き方と例文を多数紹介!

自己PRは、志望企業に自分をアピールできるチャンスです。面接官がどんなところに着目しているかを知って、他の就活生から一歩リードできるような自己PRのアピール方法をお伝えします。有名企業に内定した先輩方の例文を、業界・強み・文字数別に多数集めているので、自己PRに迷っている人はぜひ参考にしてください。

例文集から学ぶ!自己PRでは「一番の強み」をアピールしよう

具体的な例文を見る前に、自己PRで企業が求めていることをお伝えします。 このポイントを押さえることで、企業のニーズに沿った自己PRを組み立てられるようになります。必ずチェックしてください!

●自己PRで話すべき内容

企業から自己PRを聞かれた場合、 自分の特長+特長を発揮したエピソード+入社後にどう活かすか

を答えるようにしましょう。

自己PRは、志望企業に「自分はこんな能力があるので、採用するメリットがありますよ」を簡潔にアピールする場です。

特長の内容は、長所・特技・能力どんなものでもかまいません。 自分の持つ特長のなかで、最も企業にアピールしたいことを盛り込むと良いでしょう。

●長所やガクチカなど、他の質問との違いは?

自己PRは、「長所」や「特技」、「学生時代力を入れたこと」と混同されがち。 企業が求めるアピールができるように、違いをよく理解しておきましょう。 ちなみに、「あなたの強みを教えてください」は、自己PRと同義だと理解してOKです。

<長所・特技との違い>

長所・特技は ・長所=性格・行動傾向の良いところ

(例:真面目、リーダーシップがある、社交的など) ・特技=特殊な能力・技能

(例:早起きが得意、イタリア語が話せる、節約など) をアピールするためのもの。

自己PRでは、長所・特技どちらをアピールしてもOKです。

企業からの質問で、自己PRと長所・特技を、同時に聞かれることはあまりありません。 もし聞かれたら、自己PRで最もアピールしたい内容に触れ、長所・特技は自己PRとかぶらないように答えると良いでしょう。 同じ特長ばかりだと、「他にアピールできることがないのかな...」と思われてしまうからです。

<ガクチカとの違い>

ガクチカは、エピソードが主軸です。 最も力を入れたエピソードを1つに絞って、アピールします。 あくまで経験がメインとなるように、学んだことや活かした特長は補足として入れましょう。 書き方・伝え方は、「私が学生時代に力を入れたのは■■です」「■■が最も頑張ったことです」など、エピソードの概略を冒頭に持ってきましょう。

いっぽう自己PRでは、特長が主軸です。 強みをアピールするために、それを象徴するエピソードは複数盛り込んでもOKです。 書き方・伝え方は、「私の強みは■■です」「■■が私の特長です」など、特長を冒頭に持ってきます。

●企業側が自己PRを問う理由

企業としては、自己PRのアピールを通して以下の要素を測ろうとしています。

・自己分析、企業研究がきちんとできているか ・客観的に自分を見ることができているか ・業界・企業・職種に適正があるか ・志望度は高いか ・コミュニケーション能力があるか

いずれも、採用するうえで重要な要素です。 次の項目では、有名企業に内定した先輩たちの例文集を紹介します。 どんな自己PRをすると、上記の要素を押さえられるのか、具体的に見ていきましょう。

【業界・強み・文字数別】自己PR例文集

自己PRとして使いやすい特長を集めたので、アピール内容に迷ったら参考にしてみてください。 ※引用にあたり、個人情報保護などの理由から一部の表記を修正・伏せ字などにしています。

自己PR例文集①人材業界×思いやり・柔軟性(300字程度)

私は、相手を思い柔軟性をもって行動する人間です。
大学のゼミ活動時には、相手の意見を否定せず、まず相手の意見を肯定しつつ自分の意見を主張することでチーム活動が円滑になるように行動していました。チーム活動時にトラブルが生じたときには、柔軟性を意識して相手の意見や考えを聞くことでトラブルを拡大させないように動きました。ゼミ活動が終了する頃に大会があり、その際チームとして優秀賞を受賞できました。チームとして良い結果が取れたことに対して自分が相手を思ってその場に適した行動を取れたことも入賞の要因と考えています。
相手に配慮した行動を取ることで、相手のニーズを読み解く力が身についたと感じています。このことから柔軟性をもって行動し御社のセールスプロモーションを通して、お客様の購買意欲を掻き立てる目的に寄与できると考えています。

<22卒、内定企業:マーキュリー>

評価ポイント:どう考えて行動したかがよくアピールできる書き方をしており、自己分析をきちんとしていることが伝わってきます。企業研究も十分。志望度の高さがうかがえます。

自己PR例文集②保険業界×計画性(200字程度)

私の強みは計画的に行動できることです。
大学時代、複数同時に課題が出されることが多いですが、目標を定め一か月、一週間、一日ごとの予定をノートに書いていました。また、一週間ごとに振り返りも行い予定の修正も行っていました。その結果、大学で課題を忘れたことはなく、余裕を持って提出することができていました。また、急用が入っても柔軟に対応することができました。
この計画性を活かして、貴社の仕事でも精力的に取り組んでまいります。

<22卒、内定企業:明治安田生命>

評価ポイント:短いアピールのなかでも、エピソードに具体性があり、人柄が伝わってきます。

自己PR例文集③Sler業界×分析力・行動力(500字程度)

私の長所は課題の本質を見つけ、改善できる行動力だ。
この長所は塾のアルバイトで担当した18名の生徒が主体的に計画を立て実行できるよう指導した際に発揮された。私は受験を通して計画力が目標を達成する上で重要だと学んだため、生徒が計画力を習得することを目標に指導していた。当初、担当生の大半は計画の立て方を知らず、達成が困難な目標を立ててしまい、目標を達成できていなかった。そこで、私は個人面談とグループ面談を改良することにした。生徒の計画力の醸成と実行の強度を高められると考えたためだ。月1回行う個人面談では、面談の質の向上を目指して、独自に振り返りシートを作成し、面談前に失点原因、次回の目標を達成するために行うことを記入させた。面談では生徒個人の課題や対策の認識を合わせ、1ヶ月の計画だてを行った。週1回行うグループ面談では、同じような志望校を目指す他者の視点を得て客観的に自身の計画を振り返れるよう、生徒2人1組で自身の学習実績について話す時間を設け、実行の強度を高めた。これらの結果、生徒が計画の立て方を理解し実行するようになり、達成率が75%から95%へ伸びた。
この力を活かし、課題を分析することで、幅広い業界における業務効率化やビジネス創出と言った新しい価値を創造するために行動したい。

<22卒、内定企業:伊藤忠テクノソリューションズ>

評価ポイント:エピソードが具体的でとてもわかりやすいです。志望企業・職種の適正に合った長所をアピールできているのも◎。

自己PR例文集④不動産業界×主体性(400字程度)

私は、主体的に行動できることが強みです。
この力を発揮したのは、1年間勤務しているスタートアップ起業での長期インターンシップの活動です。風評被害対策を扱う会社で、学生インターンの営業リーダーとして、月次目標アポイント獲得数及びサービス登録者数の目標40件と100件に導きました。当初、獲得数は目標値の半分しか達成できない状況でした。その原因は、新人インターンの育成法にあると考えました。組織全体の成績向上を図るため、私は毎日30分のロールプレイングを提案しました。ニッチな商材であることから、基礎知識の定着や端的で丁寧な説明が必要と考え、お客様の潜在的ニーズを引き出すトークを身につけ営業力向上を目指しました。役員の方にも協力してもらい、その日の反省点に応じて、知識の復習からテーマを設けてロープレを実施しました。その結果獲得数を倍にし、目標を達成することができました。
このように貴社でも、お客様の課題解決や潜在的ニーズを引き出し、逆境に負けず主体的に行動していきたいです。

<22卒、内定企業:野村不動産ソリューションズ>

評価ポイント:特に成果がとてもわかりやすく、出色。エピソードも仕事に関するものなので、企業側に採用後のメリットをアピールしやすいのも素晴らしいです。

自己PR例文集⑤IT業界×巻き込む力(500字程度)

私の長所は、「周囲を巻き込んで目標を達成する推進力」だ。
具体的なエピソードとして、アカペラサークル幹部の企画職として、毎年開催するライブの観客数向上に貢献した経験を挙げる。当初、サークル員約100名の過半数が、過去2回のライブでチケットが売れ残ったことを理由にライブの規模縮小を主張していた。しかし私は、サークル員が本音では現在の大きな会場で演奏したいと思っていることを知っていたため、規模を維持するために観客数を向上させることを決意した。まず現状課題は、学内を対象とした広報活動による観客層の限定だと考えた。そこで学外に目を向け、会場周辺の飲食店や小売店に協力を仰ぎ、サークルが観客に店の割引券を配布する代わりに、店には客にライブの宣伝をして頂くという施策をサークル員に提案し、了承を得た。その際、広報期間を前年より1カ月伸ばした3カ月に設定し十分な情報の拡散を図り、予定の調整が比較的容易な主婦や子どもを主な客層とする店を中心に提案した。そして15店の協力を頂いた結果、チケットは完売し、会場の規模を維持することができた。
この力を活かして、様々な人を巻き込むことで、本気で物事に取り組む組織を支援していきたい。

<22卒、内定企業:伊藤忠テクノソリューションズ>

評価ポイント:「なぜその行動をしたか」を深掘りする書き方をしているので、オリジナリティがあり、人柄や考え方が上手にアピールできています。

自己PR例文集⑥コンサル業界×サポート力(500字程度)

私の長所はサポート力だ。私をひとことで表すなら「縁の下の力持ち」だ。
象徴的なエピソードとして、高校時代の部活動での経験があげられる。私は、100 人以上が所属するサッカー部で副キャプテンの役職を務めた。所属していた学校は決して強豪校ではなかったので、大会で勝ち進むには部員全員のモチベーションを維持し、組織全体の士気を高めることが重要であった。しかし部内で複数のチームが存在している中で一体感を作りだすことは難しく、チームによって熱量に差があることが課題であった。そこで私はあえて「嫌われ役」と呼ばれるような立場を担う覚悟を決め、誰よりも厳しく、そして熱く部員に接することを心掛けた。時には嫌われ役を買った分、人一倍努力しなくてはいけないこと、自分になかなか付いてきてくれない仲間がいたことを辛く思うこともあったが、引退前の最後の大会では過去最高の成績を残すことができた。この当時の経験に限らず、私は「チームの縁の下の力持ち」と言ってもらうことが多い。
たとえ華やかな仕事でなくても、自分がチームのためにできることを実行し続け、それにより組織が一歩でも前進するのであれば、今後も喜んでその役割を引き受けたいと考えている。

<22卒、内定企業:IBM>

評価ポイント:長所と合わせて、自分の考え方もアピールできる書き方をしており好感が持てます。チームで動くことが多い企業に、適正がある長所なのもGOOD。

自己PR例文集⑦電機メーカー業界×交渉力・粘り強さ(400字程度)

私は、交渉力と諦めず挑戦することが取り柄だ。
米国での交換留学で専門外の■■学を学び、副専攻認定プログラムを修了することを目標に掲げた。そのために一年間で、現地大学が指定する全科目を履修しようと考えた。しかし単位上限のルール上、そのうち1科目が履修できず、またシステム上、その教材も閲覧できない状況だった。そこで諦めずに行ったことが2点ある。1点目は、担当教授への交渉だ。自ら教授室に足を運び、熱意を伝え続けた。自身の目標やバックグラウンドを伝わるように話すことを意識した。その結果、特別に履修が認められた。2点目は、講義資料等の情報を共有する関係性の構築だ。■■学を専攻する学生の約7割が参加する学生団体に参加して自ら話しかけた。その際、信頼関係の構築を意識して行動し、情報網を築いた。その結果、履修を修了でき、目標を達成した。
ここで学んだ「不可能と決めつけずに挑戦する姿勢」と、「多様性のある環境で人と関係性を構築して対話・交渉する力」を、仕事でも活かしていきたい。

<22卒、内定企業:三菱電機>

評価ポイント:状況をきちんと整理し、伝わりやすい書き方を心がけているところが良いです。がむしゃらに動くのではなく、きちんと分析して行動に移していることをアピールできているのも◎。

自己PR例文集⑧小売業界×チャレンジ精神(300字程度)

何事も自分の成長につながると考えて、挑戦できます。
どんなことからも必ず何か学んで成長でき、その成長が結果的に人生を豊かにすると考えています。これを最も発揮したのは大学2年生の時の学校祭実行委員会での経験です。当時の実行委員は人数不足で「1人の仕事量が膨大で辛い」と聞いていました。しかし、辛さよりも経験を通して何かを得たいという気持ちが強く所属を決めました。活動を通して、私は必要とされる存在になるために、書類の提出期限を厳守するなど当たり前のことを積み重ねて信頼を得ることが大切だと学びました。
この経験から、どんな仕事でも必ず自分の成長につながると信じて取り組みます。

<22卒、内定企業:サッポロドラッグストアー>

評価ポイント:なぜ挑戦するのかの理由に触れているのが◎。短めの字数のなかで考えたこと・学んだこともアピールできていて良いです。

自己PR例文集⑨インフラ業界×やり抜く力(500字程度)

私の強みは課題解決のために最後まであきらめずにやり抜く力です。
幼い頃から地元福島県の商店街が衰退していく状況を見ていたため、衰退した商店街を活性化することに関心がありました。学部生の時、大学があった日立市の商店街が同じ状況であることに気づき、同じ学科から仲間を集めて活性化事業を行うことを決めました。事業を行うにあたり、初めは、商店街の方々からの信頼がなく、事業説明を真面目に聞いてもらえず、事業への理解を得られませんでした。そこで、まずは信頼してもらうため、当事者意識を持って商店街の方々と交流し、お互いを知ることが大切だと考えました。何ヶ月間も商店街に通い、商店街の行事にも積極的に参加し、商店街の方々との交流を深め、信頼獲得に努めました。その結果その方の反対している理由を聞くことができ、それにアプローチをすることで地域住民の方々も巻き込んで事業を遂行することができました。最終的には商店街観光場所として賑わい、商店街全体の売上高は前年度比11%向上しました。
この経験から得た、調整力や諦めずにやり抜く力は、貴社においても活かせると確信しています。

<22卒、内定企業:首都高速道路>

評価ポイント:エピソードがよくまとまっており、課題や成果が客観的にアピールできています。

自己PR例文集⑩医療メーカー業界×努力家(150字程度)

私の強みは、現状に満足せず努力し続ける姿勢です。
所属する競技チアリーディング部では、慣例的に3、4年生が全国大会に出場していましたが、2年生でも出場したく、自主練習の徹底と外部施設にも技練習をしに行きました。結果、2年生で全国大会に出場しました。
この強みを提案営業での姿勢に活かし貢献したいです。

<22卒、内定企業:ジョンソンエンドジョンソン日本法人グループ>

評価ポイント:短い字数で、自己PRの基本構成を踏まえ、不足なくアピールできていて素晴らしいです。

自己PR例文集に学ぶ、ESでのアピールポイント

例文集、参考になったでしょうか。 それぞれのアピールには真似したくなるポイントがあったと思います。 では、自分でESに自己PRを書く際に、企業に評価される書き方のノウハウを紹介します。

●自己PRの基本構成・書き方

例文集からもわかるとおり、自己PRの基本の書き方は以下になります。 分量は、①>③≧②を意識すると良いでしょう。

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①自分の特長

アピールしたい特長・能力を、冒頭で簡潔にまとめます。 「私の強みは■■です」「■■が私の特長です」など。

②特長を発揮したエピソード

特長を活かした経験を、なるべく具体的にアピールします。 5W1H(いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ・どのように)と数字(例:50人規模、2ヶ月間、120%)を入れると、具体性を高められます。 経験は、留学、サークル、インターン、ゼミ、アルバイトなど、どんな内容でもOK。 今の自分をアピールするために、高校以前など昔すぎるエピソードは避けましょう。 また、成果を入れるするために、高校以前など昔すぎるエピソードは避けましょう。 また、成果を入れる(例:優勝した、売上30%増を達成、試験合格)と、エピソードの信頼性が高くなります。

③入社後にどう活かせるか

働くうえでどう特長を活かすかアピールすることで、企業に採用メリットを想像させます。 志望する企業・業界の特徴や仕事内容に絡めて伝えると、しっかり企業研究をおこなっており、志望動機が高いことが伝わります。

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●ESにおける自己PRの上手な書き方

書き方ポイント1:簡潔さを意識する 1文はなるべく短くします。 2行以上続くようなら、読点(、)で結ばず文章を区切るようにしましょう。 長くなりそうな場合、「理由は●つあります」「■つのエピソードをあげます」など、先に数字を示して、後から詳細をアピールする書き方も効果的。

書き方ポイント2:一貫性を保つ ESの他の欄で書いている内容と矛盾がないかチェックしましょう。 たとえば、自己PRで「チャレンジ精神旺盛」、短所で「保守的」を挙げていると、アピールしたい人物像が曖昧になってしまいます。

書き方ポイント3:とにかく丁寧・正確に 誤字・脱字・書き漏らしがないかは、提出前に必ずチェックしましょう。 内容が良くても、書き方がマナー違反だったり、内容にミスがあると企業側の印象は悪くなってしまいます。

また、手書きの場合は、下書きをしたうえで清書します。 修正液や消せるペンはマナー違反と考える企業も多いため、書き損じがないようにしましょう。

枠の8割以上を埋めるように、下書き時点で文字のベストな大きさ・文字量を測っておきましょう。

●長め・短めの自己PRの書き方

ESの自己PRは、300〜400字程度のアピールを指定されることが多いです。 長め・短めの文字数を指定された場合の上手な書き方をお伝えします。

<長め(500字〜)の自己PRの書き方> エピソードの具体性を高めることで文字数を稼ぐと良いでしょう。 5W1Hや数字を入れるほか、そのとき感じたこと・考えたこと・学んだことを入れると、オリジナリティや人柄をアピールしやすいです。

例:毎朝5km走るのは辛いなと思いました。しかし、レギュラーになるために必要なのは精神・肉体面での鍛錬だと考え、半年間欠かさず続けました。

ーー長めの自己PR例

<短め(〜200字)の自己PRの書き方> 「①自分の特長②特長を発揮したエピソード③入社後にどう活かすか」の構成は守ってください。 どうしても難しい場合のみ、③を省いても良いです。 基本的には、エピソードの具体性を抑えることで、文字数を調整します。 面接で、ESに書ききれなかったことを補足すると良いでしょう。

例:
12日間で開発したアプリが1万DLを記録し、売上が前月比30%増となりました。この結果、インターンとしては初の授与となる「社内厚労賞」と賞金50万円をいただきました。
短期間で開発したアプリがヒットし、特別に表彰していただきました。

ーー短めの自己PR例

自己PR例文集に学ぶ、面接でのアピールポイント

では次に、面接における自己PRのアピール方法をお伝えします。

●基本的な内容は、ESと同じでOK!

「ESと面接で話す内容は、変えたほうがいいのか?」と不安に思う就活生も多いと思います。 ESと面接のアピールは、同じ構成・内容で大丈夫です。

企業側も、ESを元に面接をおこなっているため、違う回答をすると却って混乱を招いてしまいます。

ただし、ESの内容を一字一句再現する必要はありません。 同じニュアンスであれば、口頭でアピールしやすい表現に変えてOKです。 また、文章で書ききれなかったことがあれば、口頭で補足すると良いでしょう。

●面接における自己PRの上手なアピール方法

ポイント1:たくさん話せばいいわけではない 面接官から時間の指定がなければ、1分程度でアピールするようにします。 1分というのは、聞き手が最も集中して話を聞ける時間だからです。

これを文字に換算すると、300〜400字ほどが目安です。 これ以上詰め込むと、早口なアピールになって聞き取りづらくなってしまいます。

時間指定がある場合も、なるべく簡潔に伝えるほうが好印象を持たれます。 絶対に話したい要素(キーワードや数値など)を用意しておいて、それ以外は意識的に短く切り上げるようにしましょう。

ポイント2:自信を持って、明るくハキハキ話す アピールポイントに信憑性を持たせるためには、話し方も重要。 具体的には、以下のポイントを押さえると、好印象を与えやすいです。

・背筋を伸ばす。 ・面接官の目を見て話す。 ・笑顔を心がける。 ・普段よりも少し声を張り、ハキハキと話す。

本番でいきなり意識するのは難しいので、予行演習をするのがおすすめ。 家族や友人に見てもらうか、録画して確認すると良いです。 話している姿を客観的に見ることで、より良いアピール方法を習得することができます。

自己PR例文集に学ぶ、NGなアピール例文集

ここまでは、自己PRの良い例とその書き方・伝え方をお伝えしました。 最後に、多くの就活生がやってしまう、NGな自己PRアピールを紹介します。 同じ轍を踏まないよう、チェックしてください。

NGポイント①:役職・受賞歴などの事実しかアピールできていない

私の強みはリーダーシップです。私は吹奏楽部で部長を務めており、バラバラだったメンバーをまとめました。この結果、秋のコンクールで優勝することができました。

ーーNGアピール例

「まとめました」の一言だけでは、リーダーシップをどう発揮したのか伝わってきません。 また、勘違いしがちですが、役職や肩書き、受賞歴だけでは十分なアピールにはなりません。 どのように行動したかが重要なのです。 5W1Hや数字を盛り込むことで、エピソードの解像度をあげましょう。

私の強みはリーダーシップです。私が部長を務める吹奏楽部には80人のメンバーがいるのですが、アルバイトやゼミナールが忙しく、練習の予定が合いませんでした。そこで、私は一人一人に話を聞き、全員の予定が合う日を毎月組み、それぞれが自主練できるような課題を作って渡しました。これをきっかけに皆の熱意が上がり、練習の参加率がほぼ100%となりました。
この結果、これまで一度も入賞できなかった秋のコンクールで優勝することができました。

ーー改善アピール例

NGポイント②:アピールポイントが絞れていない

私の強みは積極性と粘り強く努力できる真面目なところです。
アルバイトでは、家電売り場での営業を3年間経験しました。
初めはまったく売り上げを出せなかったのですが、積極的に自分からお客さんに話しかけるようにしました。アルバイト同士の関係性の構築にも尽力し、「リーダーシップがあるね」と社員の方に褒められたこともあります。自分独自の営業方法を生み出した、分析力があることも取り柄です。
真面目に仕事をし、コツコツ努力を続けることで、フロアの売り上げ20%増に貢献しました。

ーーNGアピール例

アピールしたいことが多すぎるため、特長の詳細が伝わってきません。 また、人物像も把握しづらく、客観性に欠ける印象を与えてしまいます。 自己PRでは、アピールポイントは1つか2つに絞りましょう。

いろいろな特長を挙げるより、特長は絞って具体的にどう頑張ったのか・どう成果を出したのかをアピールする方が評価されやすいです。

私の長所は、粘り強く努力できるところです。
アルバイトでは、家電売り場での営業を3年間経験しました。
最初の半年間はまったく売り上げを出すことができませんでした。しかし、私は「絶対に月間売り上げ1位を出す!」と決め、社員の方28人に話を聞き、50冊以上の営業の本を読むことで、お客さんの反応を引き出す方法を探りました。
「商品比較ノート」を自作し、お客さんにお見せしつつ営業するという方法にたどり着きました。
その結果、お客さんから好反応をもらうことができるようになり、ついに月間売り上げ1位を達成できました。また、フロアの売り上げ20%増にも貢献できました。

ーー改善アピール例

NGポイント③:成果・すごさがアピールできていない

私の取り柄は責任感が強いことです。
私は塾講師のアルバイトをしており、8人の高校受験生を担当してきました。
アルバイトでは、4年間ずっと無遅刻・無欠勤を貫いています。
責任を持って授業を見ることで、わかりやすい授業を目指しています。

ーーNGアピール例

仕事をするうえで、無遅刻・無欠勤は当たり前のことです。 当たり前のことをアピールしても、取り柄として受け取ってはもらえません。 普通は困難・逆境な状況を、どう解決・達成したかアピールする必要があります。

また、成果がないため、エピソードに信憑性がありません。 自称しているだけに見えてしまうからです。 アピールする際は、具体的な成果を必ず入れるようにしましょう。

私の取り柄は責任感が強いことです。
私は塾講師のアルバイトをしており、6人の高校受験生を担当してきました。
6人全員が「勉強が大嫌い」で、教科書を見るのも嫌だという生徒も多かったです。
しかし、皆高校に進学したいという思いがあったため、責任を持って合格まで導こうと決意しました。
まず私は、教科書の内容をわかりやすくした自作の問題集を作りました。イラストやマンガを入れることで、親しめる工夫をしました。
また、アルバイト時間外にも勉強方法の本を20冊以上読み込み、少しでも勉強を楽しく思ってもらえるようにゲーム形式で出題などを行いました。
また、保護者の方と密に連絡を取り、自宅での勉強状況を把握できるようにしました。
その結果、8人ともにだんだん勉強に集中できるようになり、偏差値も大きく向上しました(一番変わった生徒は偏差値43→65になりました)。そうして、6人全員が無事志望校に合格することができました。

ーー改善アピール例

おわりに 自己PR例文集から、自分だけの自己PRを作ろう

自己PR例文集と、書き方・伝え方のノウハウをご紹介しました。 企業側が重視しているポイントを、理解できたでしょうか。

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