インターンシップに参加するメリットは膨大! 志望動機や例文をチェックすべき理由
●そもそもインターンシップとは?
インターンシップは、企業訪問をおこなって業務内容を学んだり、実際にはたらくことで職場の雰囲気を知るための、職業体験のことです。
期間は、1日単位から数週間、数ヶ月など会社ごとにまちまちです。 内容も、座学メインのものやチームを組んで課題解決をおこなうもの、業務に取り組むものなど、さまざまなものがあります。
多くの会社は、学生の休み期間(春・夏・冬休みなど)に合わせて、インターンを設定しています。
2022年3月卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象にしたマイナビの調査では、学生のインターンシップ参加率は79.8%にものぼるそうです。
●インターンシップに参加すると、就活が有利になる理由
ではなぜ、多くの就活生がインターンシップに参加しようとするのでしょうか。 理由は、大きく3つあります。
①志望業界・企業についての理解を深められる
その会社を訪れ、業務を経験することではじめて、雰囲気や仕事内容を深く理解することができます。本選考でも、インターンシップの経験をもとにした説得力の高い自己PRや志望動機を作りやすくなるでしょう。
また、はたらくことで、自分の適正はどこにあるのかを知ることもできます。 就活生・企業側どちらも、入社後のミスマッチを防ぐことができる、貴重な機会です。
②スキルや社会人との繋がりを得ることができる
仕事や社員の話を通して、自分がこれまで持っていなかったスキルや、新たな視点を獲得する機会にもなります。
さらに、志望企業の社員とのつながりもできます。インターンシップ終了後も、OBOG訪問やESの添削などをお願いできる可能性があります。
③本選考が優遇される企業もある
実績が評価された就活生には、優遇ルートを用意している会社も少なくありません。そのまま入社を誘う「インターンシップ採用」を設けているところもあります。 これらがなくとも、インターンシップに参加していると「志望度が高い」印象を与えられます。
また、「1回勝負の面接ではなく、はたらいている姿を見てもらうほうがアピールできる」と感じる就活生にとっても、魅力的な制度。
インターンに参加すべき理由が伝わったでしょうか? 以下では、インターン選考に通過するための、志望動機の書き方を具体的に見ていきます。
インターンシップ選考で評価される! 志望動機の書き方を例文で解説
●面接官が見ているポイントは? 志望動機を聞く理由
面接官は、なるべく本採用に結びつくような、優秀で志望度の高い人を、インターンシップに選びたいと考えています。また、インターンシップへの参加を通して何かを学んでほしいと思っています。
その点、志望動機にはほかの質問に比べて、志望度や人柄が如実に表れやすいです。業界・会社に合った能力・人物像かつ、強く志望している就活生を見極めるために、志望動機を重視する企業は多く、インターン選考を突破するうえでのカギとなるのです。
面接官が志望動機を見極めるうえで重視しているのは
・事前にきちんと下調べを(企業・業界・インターンの内容を把握)しているか ・目的を持って参加しようとしているか ・能力・人柄などが企業に適正があるものか ・オリジナリティがあるか ・熱意を感じられるか
です。これらの要素をクリアすると、「評価される志望動機」になります。
●刺さる志望動機を書くために、自己分析と企業・業界研究は必須!
先ほど挙げた要素を満たすためには、自己分析<自分はどんな能力があるのか、どんな人柄なのか>と業界・企業研究<どんな仕事なのか、インターンで何をするのか、どういった社風なのか>を徹底的に把握しておく必要があります。
自己分析と企業・業界研究をサボると、良い志望動機を作ることはできません。 必ず、自分の言葉で志望動機をつくるようにしましょう。そうすれば、自ずとオリジナリティや熱意は伝わってきます。反対に、どんなに良い志望動機でも他人のコピペをしただけでは、多くの就活生を見ている面接官にはすぐにバレてしまいます。
少し面倒だと思っても、手間をかけることで大きなチャンスにつながります。 また、いずれは本選考で同じことをしなければいけないので、早めに取り組んだほうが精度も高くなると考えましょう。
<基本的な自己分析の仕方>
■自分のこれまでの人生で、印象的な出来事を書き出す 出来事は、「いつ・だれと・どこで・何をしたか」を振り返ります。また、「それについてどう感じたのか」さらに「どうしてそう感じたのか」まで考えてみましょう。 共通項を見つけることで、自分の性格や行動の傾向が見えてくるはずです。
たとえば、いろいろな局面でリーダーを務めてきたのなら「皆をまとめることが多く、人を導くことに喜びを感じる」、つねに新しいことに挑戦してきたのなら「未知のものへの好奇心が強く、チャレンジ精神が旺盛」など。
ただ思い浮かべるだけでなく、書き出すことが重要。書くことで、一見関係ない要素にも繋がりを見出し、自分のなかでわかりやすく整理することができるようになります。
■親しい人に、他己分析をお願いする
両親や友人など近しい人に、「自分はどんな人だと思う?」と聞き、率直な意見をもらいましょう。そう感じた理由や具体的な出来事を聞くのも忘れずに。
自己分析と突き合わせることで、より精度が上がったり、意外な一面を見つけることができるはずです。
よりくわしい自己分析の仕方はこちらから見ることができます。
<基本的な業界・企業研究の仕方>
■企業HPやパンフレットなどで調べる
インターン募集の時期までには、説明会などをおこなっていない企業が多いですが、HPにアクセスすれば、多くの情報を収集することができます。昨年度の説明会パンフレットを掲載しているところも多いです。
インターンシップ選考のためには、とくに事業内容、採用情報、企業理念、インターンシップの内容は、必ず理解しておきましょう。面接で聞かれやすいです。
また、競合企業を調べて比較をすることも重要。そうすることで、志望企業の業界での立ち位置や特徴をより深く理解することができます。
■OBOG訪問をおこなう
可能なら、その業界・企業に務めている人に直接話を聞くのが、もっとも望ましいです。ネットには載っていない、くわしい業務内容やリアルな意見を聞くことができます。
また、インターンを募集する時期にはOBOG訪問をおこなっていない就活生が多いです。あえて早い時期からおこなうことで熱意をアピールすることもできるのです。
よりくわしい業界・企業研究の仕方はこちらから見ることができます。
●書き方のコツを覚えようーー志望動機の内容と構成はこれでバッチリ
自己分析と、企業・業界研究をきっちりおこなって、志望動機が固まってきたら次はどうESに書くのが効果的か見ていきましょう。
<入れるべき内容>
①なぜインターンシップに参加したいのか
インターンに参加したい理由を簡潔に表明します。
②この企業・業界を志望したきっかけ/自分のアピールポイント
参加理由について、より具体的に補足をおこないます。
とくに、なぜこの企業のこのインターンでなければならないのかを説明します。
志望度を図るために「なぜうちの会社なのか?」を問われることが多いからです。きちんと業界・企業研究をしていないとこの質問には答えられません。 逆に明確な答えを持っていると、志望度が高いと受け取ってもらいやすいです。
また、志望したきっかけとして自分の強みや実績にも簡単に触れられると良いです。
自分をインターンとして採用したときの企業側のメリットを提示してあげると、通過確率が高くなります。企業も優秀な人材に参加してほしいと思っているからです。
③インターンシップを通して学びたいこと
最後に、どんな目的を持って参加しているかを示します。 目的意識を持って参加している人は、なんとなく参加している人よりも学べることがずっと多いです。 会社側も、インターンを通して何らかの学びを得てほしいと思っているため、目的意識が高い人が評価されやすいです。
下の例文は、実際にインターンシップに受かった先輩の志望動機です。入れるべき内容がすべてうまく盛り込まれているので、参考にしてみてください ――――――――――――――――――――――
【21卒、北陸電力、夏期インターン】
私には、地球規模での低炭素社会の実現に貢献するという夢があり、貴社でこの夢を実現することができるのではないかと考え、志望しております。←①
貴社では、大規模な水力発電をはじめ、木質バイオマス発電や風力発電などの再生可能エネルギーを積極的に導入しており、上述の夢を持つ私は魅力を感じました。また、北陸地方では冬季は雪に見舞われる地域が多いにもかかわらず、停電の時間や回数が少ない点にも興味を持ちました。そこで、本インターンシップを通じて、貴社の電力の安定供給にかける思いを知りたいと考えました。←②
私は本インターンシップを通じて、再生可能エネルギーの導入における障壁や課題点を学びたいと考えます。火力発電では発電によって二酸化炭素が発生しますが、再生可能エネルギーなどの導入による発電電力量の変動に対して、供給量の調整を行うなど低炭素社会の実現に向けて重要な役割を果たします。私はこの点について興味を持ち、実際にどのような取り組みが行われているかを知りたいと考えました。 また、インターンシップのグループワークでは、私自身に足りない能力の把握に努め、今後の学生生活の指針に役立てたいと考えます。←③
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また、読みやすい志望動機を書く方法としては、以下の要素を押さえると良いでしょう。
<伝わる書き方のポイント>
■結論から伝える
結論を先に示し、次の文でその理由を具体的に説明する形にします。 情報の出し方がわかりやすいか、論理的な文章になっているか、できれば提出する前に誰かに読んでもらって意見をもらうと良いでしょう。
■短く、簡潔にする
一つの文はなるべく短くまとめます。一つの文が何行にも渡って続くと読みづらいです。
■5W1H(いつ・どこで・だれが・なぜ・どうした・どのように)や具体的数字を入れる
簡潔さを意識しつつ、エピソードなどを説明する際は、5W1Hと具体的数字を入れるようにすると客観性があがり、伝わりやすくなります。
■ていねいな字で、適切な分量を意識する
手書きのESの場合は、誤字や脱字がないように、下書きをしてから書くようにしましょう。 文字数の制限がない場合、枠の8割以上を埋めることを意識します。短すぎる志望動機は、熱意がないと取られてしまうこともあるからです。
最後に、反対に気をつけたい要素についても触れておきます。
<やってしまいがちな志望動機のNG要素>
■志望動機が抽象的すぎる
挙げがちなのが、「昔から■■業界に憧れていたため」「貴社が業界最大手なので」「□□の製品が好きなので」「社会貢献ができるため」などの志望動機です。 業界・企業研究をせずとも挙げられる理由だけでは、弱すぎます。
なぜ憧れたのか、なぜその業界・企業でなければならないのかを分析したうえで、インターンを通して何を実現したいのか、社会人としてどんな活躍をしたいのかに繋げるなど、「入れるべき内容」に示したもののように、もう一歩踏み込んだ目的意識を示すことが重要です。
■志望動機が自分本位すぎる
「年収が高い」「誰でも知っている有名な会社だから」「安定している仕事なので」「海外ではたらける」「成長できる制度がある」など、自分のメリットだけを挙げることは避けましょう。
企業としては、理念や社風に共感し、業務も意欲的におこなってくれる人材を求めているので、より条件の良い企業があればすぐに転職してしまうような人物の採用は見送ろうとします。
また、「本選考で有利になるから」「とにかくいろいろなインターンを受けて社会人としての経験を積みたかったから」などもNGです。
その会社への思い入れや熱意を提示し、自分の強みや目的意識を盛り込むことで、会社側にも採用したときのメリットがあることを示しましょう。
業界別! 人気企業のインターンシップに通過した、実際の志望動機例文をチェック
●IT業界×インターン志望動機ES例文
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【21卒、ソフトバンク、夏期インターン、600字程度】
私が貴社のインターンシップに参加したい理由は二つあります。 一つは「革命体感インターンシップ」という文言と、その内容に心惹かれたからです。 私は貴社の、IT事業に大きく社会貢献するだけでなく、その技術を使って少子高齢化などの地方が抱える問題を解決する姿勢に共感しました。 私は地方創生に興味があり、地方が抱える問題はその地域に実際に行ってみないと本質がわからないという確信があります。リアルな声を拾い現場で問題解決に当たれるという、机上の議論ではなく変化・革命を"体感"できるところに魅力を感じています。二つ目は少人数で問題解決に一週間当たるというインターンシップの形が自己の成長に大きく繋がると考えたからです。 今の私にはチームを組んで決められた時間内に問題解決に当たった経験がありません。インターンシップで出会う全国の初対面の学生と課題に対処することは、私にチームワークや社会の中で働くという体感を教えてくれると感じました。 また、貴社の社員からフィードバックを受けられる機会があり、今の自分に何が足りないか、どこまでなら自分の発想が試せるのかを知ることができます。 貴社は事業も幅広く、時代が変わる中で適応して新しい事業を産み出してきました。通信の面でも多様なニーズに応えていたりAI産業でも成長を感じます。その中で働く人と関わることができるほど有意義な経験はないと考えます。 ――――――――――――――――――――――
↑企業の具体的な施策・魅力を挙げることで、企業研究をきちんとしていることが伝わってきます。
●メーカー業界×インターン志望動機ES例文
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【21卒、東芝、夏期インターン、700字程度】
貴社のインターンシップに参加したい理由は大きく2点あります。 1点目は、貴社が世界の生活環境の向上に強い影響力を持っているからです。 父が貴社の社員であることもあり、小学生の頃から興味深く関心をもつ対象でした。幅広い分野で生活を支えていることを知り、父がその一員として世界に貢献していると感じ、私も世界中の人の生活を豊かにできる仕事をしたいと思うようになりました。 その中でも、社会の生活の基盤になっているエネルギー事業に興味があります。 発展途上国の人口増加と発達により世界のエネルギーの需要が増え続ける今、安全で効率的なエネルギーの供給が求められます。貴社は高性能な蒸気タービンや発電機の設計からサービス提供まで事業を一括して行える技術を持っているため、安全で効率的なエネルギー供給を追求できると考えました。 2点目は、セールスエンジニアという立場での職業体験ができるからです。2016年に実施された電力小売全面自由化と2020年に実施予定の送配電部門の法的分離によって、エネルギーの市場がさらに活性化されます。セールスエンジニアとして顧客の要望に対して貴社の技術を最大限発揮できるような方法を考えることは、人とのコミュニケーション力と技術者としての能力の両方を活かしたいと考える私の理想の職種です。 今回のインターンシップでは、セールスエンジニアとしての詳しい仕事内容や働くために必要なスキルを知ることを期待します。実際の業務内容や社内の雰囲気を体験し、貴社で必要とされる人材について知りたいです。大学院の2年間を働くための準備期間として有効に使うべく、働くために必要なことを分析、発見し、その能力や知識、コミュニケーション力をつけるために努力し成長したいと考えています。 ――――――――――――――――――――――
↑将来のビジョンが明確で、このインターンシップで得たいこともはっきりしているのがGOODです。
●製薬業界×インターン志望動機ES例文
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【21卒、中外製薬、秋期インターン、500字程度】
私が貴社のインターンシップに参加したい理由は、臨床開発における戦略立案から治験の実施、安全性モニタリングまでの一貫した業務に対し、貴社の海外企業との協力体制による開発パイプラインや開発スピードがいかに機能しているかを自ら見聞きしたいためです。 その中でライフサイクルマネジメント体制構築がどのように機能しているかは特に興味があります。加えて、医薬品開発で最重要視すべき患者への安全性に対してどのような取組がなされているかを知りたいと考えています。 実務実習や課外授業を通して画期的な医薬品創出だけでなく「全段階において安心安全な医薬品供給」に携わりたいと強く考えるようになったからこそ、それらを常にクリアし続け医薬品を世界に提供する貴社の取組を学びたいのです。 上記内容を学んだうえで私が得たいものは、これらの成功と成長を担う社員の臨床開発に対する心です。 常に革新的な医療を提供し続けている貴社を支える社員が自らの業務やプロジェクトに取り組む上での志や信念、どこにやりがいを見出しているかを直接聞きたいのです。それをもとに自身を振り返り相違点を見つけ出すことで、今後自分が世界に貢献できる人間になる礎にしたいと考えております。
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↑企業研究をしっかりしていることで、学びたい内容の具体的が非常に高くて◎。
●不動産業界×インターン志望動機ES例文
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【21卒、ミサワホーム、冬期インターン】
私は「住」を通じて、人々の生活を豊かにするという仕事に魅力を感じています。 本インターンシップの参加を志望した理由は、住宅業界で働く上で、今の自分に足りないものを学びたいと考えたからです。 具体的には、私が営業力に必要だと考える説得力のある説明をする為に、お客様のニーズを引き出すヒアリングの方法について学びたいと考えています。 その事を学ぶ為に、お客様へのアプローチのどのような点が難しいか、またどのような工夫をされているか等のお話を聞けたらと考えています。 また「営業力」を言語化するというプログラムは他のインターンシップでは見かけない内容であると感じました。 そして言語化はアウトプットするという事であり、アウトプットする事で思考の整理に繋がると考えています。 これは今後の将来必ず役に立つ経験であり、本インターンシップでしか学べない事であると考え、参加を志望しました。
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↑自己分析が客観的で、インターンシップについてもよく調べられているのがGOOD。
●エンタメ業界×インターン志望動機ES例文
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【21卒、オリエンタルランド、夏期インターン、250文字程度】
ゲストに最高の体験を提供する貴社の手法を学びたいと考え志望しました。 私は大学祭実行委員会の副実行委員長を勤めています。その活動の中で来場者の方のニーズを捉え、最大限楽しめる企画を考えることに尽力し、実際に大学の周囲に多数ある小学校の生徒をターゲットに子供向けの工作教室などに力を入れることで成果を出してきました。 この経験から将来は人々を幸福にするようなバリューを生み出す仕事に就きたいと考えており、貴社に魅力を感じています。ワークを通して最大限の価値を生み出す手法や考え方を学びたいです。
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↑短めの文字数のなかで、簡潔にまとめており◎。実際の面接では委員会での具体的な活動や、インターンシップの内容に触れて、魅力を感じている点をアピールしたそう。
●金融業界×インターン志望動機ES例文
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【21卒、野村證券、冬期インターン、400字程度】
投資銀行部門について理解を深め、自身の投資銀行員としての適性を図りたいと考えている。 所属する学習支援ボランティアの活動で小・中学生の教鞭をとる中で、より効果的な指導を行うために画一的な指導ではなく、個々に合わせた自作の教材や学習プランを提供することで学力向上に貢献し、やりがいを感じた。 この経験から将来は企業ごとにテーラーメイドの価値提供ができること、成長に貢献できる業務に就きたいと考え、投資銀行部門に興味を持った。中でも貴社投資銀行部門は証券業界のリーディングカンパニーとして国内最大の案件執行数を誇っていることから、企業への貢献度が最も高いと考え魅力を感じている。 インターンシップに参加することで投資銀行業務に対する理解を深めるとともに、貴社の高い案件組成能力や執行力を支える強み、貴社で働く人々の雰囲気を学びたいと考え、志望した。
――――――――――――――――――――――
↑簡潔ながら具体性も高く、非常に上手くまとまっており◎。ただ出来事を羅列するだけでなく、独自の解釈を入れたうえで志望動機に結びつけているのも素晴らしい。
おわりにーー先輩たちの志望動機の例文を参照して、いろいろなインターンシップに応募しよう
インターン選考を通過するための志望動機について、理解することができたでしょうか? 最後に、どんなインターンに参加しようか迷っている方向けに、先輩たちがインターン先を選んだ理由をご紹介します。
●インターンシップ先の企業の選び方
■志望業界、志望企業
「やはり、自分の行きたい業界・企業から優先して参加したほうがいい。本選考で話せる内容が増える(外資系メーカー勤務、Eさん)」
■インターンシップの内容
「座学系はパンフレットや説明会で聞く内容とたいして変わらないことが多かった。実務を経験できるインターンに参加するほうが、ためになった(IT勤務、Tさん)」
■本選考で有利になるか
「面接だけでは実力を発揮できるか不安だったので、インターン採用がある企業を選びました。企業や仕事内容に合うかを判断しつつ、自分をアピールできたので良かったです。早い時期に内定できたので心の余裕も生まれました(IT勤務、Sさん)」 「インターン優遇があるとは聞いていなかったが、インターン後に社員の方と和やかな雰囲気の個人面談を何度かおこない、内定が決まりました(メーカー勤務、Mさん)」
■ES・面接があるか
「早いうちに、ESや面接を体験して慣れておきたかったから(商社勤務、Hさん)」 「選考があって参加人数が限られるインターンシップのほうが、参加者のレベルも高く、企業側の期待やできることが多かったように思うので(広告代理店勤務、Tさん)」
選考があるからといって敬遠せず、自分の考え方に合うものや、気になる業界・企業のインターンシップはなるべく受けてみるようにしましょう。
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