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ベネッセコーポレーション_人材・教育業界_通過エントリーシート (22卒)

ベネッセコーポレーション、22卒の通過エントリーシートです。

専門や研究テーマ(50文字)

小学校から大学生にかけた「人間における書字活動」について研究を行う予定である。

専門や研究テーマの概要(200文字)

鉛筆やペンを使って紙に文字を手書きする書字活動を専門としている。現在は4年生がデジタル機器偏重の学習におけるリスクを調査しており、この調査を踏まえてICT教育の高度化に対する書字活動の教育的有用性や活用すべき場面について考察している。卒業研究では、身体的視点と学習能力的視点の2点に着目して「書字活動とICT機器活用の組み合わせ方やバランス」について研究したいと考えている。

学生時代最も注力している取り組み、また誇りにしていること(200文字)

演劇サークルで劇の統括を行い、観客が思わず感想を共有したくなるような劇を作ることに注力した。その際、部員の劇のメッセージ性や登場人物への理解不足という課題を解決するために、描写のない感情や行動背景まで話し合い、実践を繰り返すことで共通認識を高めた。共通認識を表現するための練習を行った結果、アンケートに劇への感想を書いてくれた観客の割合を7%から29%に引き上げることができた。

頭を使って解決、達成したこと、それによって学んだこと(400文字)

お客様本人がDIYで家を作るマニュアルを作成したことである。所属ゼミでは社会参画の一環として、地域の建設会社による専門的なマニュアルを「誰でも」分かるように改善する活動に取り組んだ。文章を簡単に噛み砕こうとゼミ生達で試行錯誤したが、家づくりにおいて初心者の自分たちには作業の様子の想像すらできないと気づき、これを課題として解決すべきだと考えた。今回の制作において「初心者の視点」を持っていることは建設会社にない強みやだと捉え、自分たちにとっても理解促進に繋がる支援について教育学部の知見を活かしながら話し合い、動画などの視覚的支援と用語集などの基礎理解支援の2点に定めた。そして、その支援との併用を前提とした平易な説明文章を作成したことで、初心者のお客様にとって有用な付録のついたマニュアルに作り変えることができた。この経験から、当事者の目線に立ってニーズを把握することが課題解決において重要だと学んだ。

体を使って解決、達成したこと、それによって学んだこと(400文字)

演劇部の衣装・メイクのチーフとして、公演前の役者の準備時間を大幅に短縮させた。この部では、以前から衣装やメイクを探す時間のロスや紛失した時の経費の無駄が発生しているという問題があった。役者や会計もしていた自分はこの時間や経費がもったいないと感じ、解決のために自ら衣装とメイク道具の管理状態の向上と維持を図る行動を起こした。まず管理向上として不用品を処分し、場所や数をリストなどで可視化した。次に、これまでの問題と自分の行動を伝えて部員の意識改革を行った。その結果、部員達の役者は着替えやメイクをスムーズに行い、同部署員も補助がしやすくなり、使った後も元通りに片づけてくれるようになったため、効率的に準備や片づけを終えて練習時間に当てることができた。この経験から、現状のシステムに満足することなく新たな改革を続けることで組織全体の能力の向上に繋がることを学んだ。

ためになった授業内容と理由(800文字)

私が最もためになったと思う授業は大学で受講した「小学校生活科」である。この授業は、毎週課せられる授業の一場面に対して場面指導の計画をし、実践するという内容であった。この授業がためになったと思う理由は、人を表面上だけで判断するのではなくその裏にある背景や心理も考えた上でコミュニケーションを取るべきだと実践を通して改めて気づいたからである。これを実感したのは、お手伝いの理由として児童Aが「お小遣いがもらえるから」と発言した場面の指導をした時だった。これに対し、最初はお手伝いをお金のためでなく誰かのためという認識に変える指導にしていた。しかし、話し合いで班員に「お金が欲しくてお手伝いをするのは間違っているのか」と投げかけられたことで、自分が「人のためという考えがない児童Aはダメな子だ」と思い込んで指導をしていたと気付いた。自分と考えが異なる人にも理由や価値観があると心のどこかで分かっていたにも関わらずそれを蔑ろにしていたと客観的に知り、今後児童Aのような人を傷つけないように自分が変わらなければと思った。そこで、児童Aの発言の裏にある背景や心理も考慮して発言を否定することなく新しい考え方を提案するという方向性で指導実践の結果、他班から児童に寄り添った工夫や配慮がなされた授業だったという評価を得ることができた。授業後、人と関わる際に学んだことを活かして自分と異なる考えであっても一度理解し、受け入れることを意識してみた。その結果、「貴方にだから話したい」と相談してくれる場面が増え、今では聴く力や話を引き出す力は周囲から評価されるほどの強みとなった。この能力は普段の関わりや活動の様子から児童の課題を見つけ出し支援するという教育者の素質にも繋がっており、教育実習でも子どもの生活指導や学習指導をする時の軸となった。そのきっかけを与えてくれたこの授業は、自分にとって最もためになったと考える。

志望動機(400文字)

子どもたちが「一番やりたいこと」を見つけられる教育を実現するために貴社を希望する。私は様々な経験をさせてくれる父のおかげで知的好奇心を身につけ、将来への選択肢を増やし、教育という最善の夢を選ぶことができた。しかし、子どもの頃にやりたいことが見つけられず今も将来に悩む人や、やりたくても手遅れだと落ち込む人を何人も見た。私は知ることへの意欲向上とそれに伴った多様な経験の提供を通して現状を解決し、すべての子どもたちが自分の意思で夢を見つけられる社会を作りたい。そのためには一生を通して一人でも多くの子たちに可能性を伝え続けることが必要で、それは教師ではなく業界一位の影響力と生涯教育の制度が整った貴社でしか実現できない。自身の知的好奇心を活かして貴社の各年齢層における事業を分析し、その良さを連携させたキャリア教育の教材やサービスを企画開発することですべての子どもたちの「よく生きる」に貢献したい。