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新卒採用で内定に近づく!「自己PR」の上手なアピール方法と例文まとめ

この記事では自己PRのポイントを解説していきます。 就活の自己PRは「自分が何を強みにし、何を頑張ってきて、どんな考えを持っているか、それを企業にどう生かせるか」を伝えるものです。 アピール方法一つで好印象になるか、悪い印象になってしまうかが変わるので、履歴書でも面接でも、大変重要な項目です。 本記事では例文と共に自己PRの上手なアピール方法を見ていきましょう!

就活で使える自己PRのポイントを解説します

自己PRは同じエピソードでもアピールの仕方一つで採用担当者に上手く伝わるか伝わらないかが決まります。 先輩内定者にインタビューすると「就活を始めたばかりの頃は自己PRで何をアピールすればいいのか分からなかった」「自己PRでは何が評価されるのか漠然としていて難しかった」という声をよく聞きます。

サークル活動やアルバイトでの経験など、今あなたの頭に浮かんでいる自己PRの内容は、もしかすると評価ポイントを外している可能性もあります。

この記事では採用担当者に好印象を持ってもらいやすい自己PRのポイントを例文と共に解説していきます。 例文も沢山あるので「自己PRで何を話して良いか分からない」という人は例文を参考にすると良いでしょう! 

また、自己紹介と自己PRの違いが分からないという方はリンクの「最強の自己紹介10選」も参考にしてみてください。

新卒採用の自己PRでは何をアピールすればいい?

この記事では具体的に自己PRで伝えるべき内容を解説していきます。 企業が自己PRを通して知りたいことを理解すれば、上手な自己PRが作れます。

<自己PRとは何のこと? 伝えるべき内容は> 就活における自己PRとは「自分の強みを具体的なエピソードと共に企業にアピールするもの」です。 強みとは「自分が会社に入って会社に貢献できる資質」のことです。

チャレンジ精神、社交性、粘り強さなど、人によって様々です。 自己分析の段階で自分の強みを整理しましょう。

そして、自己PRではその強みと共に「具体的なエピソード」を伝えます。

例えば、「私の強みはチャレンジ精神です」とだけ言われるより、「私の強みはチャレンジ精神です。大学2年生の頃バックパッカーに挑戦しました」のほうが「チャレンジ精神」という強みに説得力が増すからです。

<企業が自己PRを通して知りたいことは?> 自己PRとは企業が「この学生は自分の会社に合っているか。会社にどのように貢献してくれるか」を見極めるための設問です。

自己PRで上手くアピールするためには、「その企業が求める人材に合っているか」「アピールする自分の強みには、その強みを裏付けるエピソードがあるか」がポイントです。

なぜなら、どんなに素晴らしい経験をし、その強みを自己PRのなかでアピールしても、「うちの社風、企業理念に合わない」と思われればミスマッチと判断されます。

また、自己PRのなかで強みだけをアピールされても、それを裏付ける具体的なエピソードがなければ、「自分の会社に合わせて強みを用意してきた」と思われかねません。

つまり、上手な自己PRは、志望する企業について調べている業界研究と、自分のアピールポイントを整理しておく自己分析の段階があって成り立つものです。

OBOG訪問や説明会を通して企業を知ること 自己分析を通して自分の強みとそれを裏付けるエピソードを整理すること が重要になってきます。

アピールする「強み」とそれを裏付ける「エピソード」は企業や業界によって変えることもあります。 サークルや部活、アルバイトのなかで、リーダーシップを発揮した経験もあれば、粘り強くコツコツと取り組んだ経験もあるでしょう。 自己PRでは企業や業界に合わせて、「その会社とマッチするようにアピールの方法を変える」こともあります。

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新卒採用で企業に評価される自己PRの基本ポイント

<評価される自己PRを作るためにやるべき4つのこと> 就活において、良い自己PRとは企業の求める人物像にマッチしていることと、具体的エピソードと共に簡潔に伝えられることです。 そのためには、自己分析・業界研究をしっかりやることと簡潔に伝えられるようにエピソードを整理することが必要です。

ここではそのための4つのポイントを紹介していきます。 このポイントを抑えれば、周りと差がつく上手な自己PRになるでしょう! 

●自己分析をしっかりすること サークルやアルバイトでの経験から自分の「強み」を整理しましょう。 自己PRにおける強みは大抵1~3個ぐらいです。

●企業の求める人物像にマッチしていること 前述したように採用担当者は自己PRから「うちの会社とマッチしているか、どのように貢献してくれるか」を見ています。 自己PRでは「〇〇という強みがある、具体的には~というエピソードがある、これを御社で生かしたい」というように「私の強みを御社で生かして働きたいです」とアピールする必要があります。

●「強み」を裏付ける具体的なエピソードを用意すること 「私の強みはリーダーシップを発揮すること」が自己分析をして見えて来た自分の強みだとします。 今度はリーダーシップを発揮した具体的なエピソードを2~3個用意しましょう。 サークル活動、ゼミでのこと、アルバイトのことなどです。

履歴書や、面接時に「自己PRをしてください」と言われた際、強みを裏付けるエピソードは1つ言うものです。具体的に書くと1つのエピソードだけで十分だからです。

ですが面接の際、「履歴書に書かれたエピソードの他に、リーダーシップを発揮した経験はある?」と聞かれる場合があります。 そのときのために、強みを裏付けるエピソードは2~3個用意しておくと良いでしょう。

●内容は簡潔にすること 自己PRに限らず、全てに言えることですが内容が簡潔で分かりやすいものである必要があります。 まず、面接官から「自己PRをしてください」と言われたら、 強みは1つにエピソードも1つ。 ただそのエピソードの内容は分かりやすく、具体的に言うようにしましょう! 

<NGな自己PRは?> ここでは学生がやってしまいがちなNGな自己PRを見ていきます。

×強みがいくつもある 「あれもできます、これもできます、こんな強みもあります」といくつも自己PRされては、「自分の考えを整理できていない」と思われかねません。

×エピソードが長すぎる 自己PRは一分程度、字数では300字程度が目安です。 エピソードにあれもこれも盛り込み過ぎないようにしましょう。

×エピソードが大学受験や高校生以前の話 自己分析の段階で、「自分が一番頑張ったことは大学受験だ、コツコツと課題をこなし、3年前から目指した大学に入ったことだ、これを自己PRのなかでアピールしよう」と思う人もいるかもしれません。 しかし、「私の強みは粘り強くコツコツ取り組むことです。大学受験では...」と言われても、採用担当者はもっと最近の、大学に入ってからのエピソードを聞きたいと思います。実際に人生のなかで一番頑張ったことが受験であっても、自己PRでは大学に入ってからのエピソードを話すようにしましょう。 なぜなら大学では何も頑張らなかったのかと思われかねないからです。

ですが、「小学生の頃から続けているピアノを今でも続けている」というように大学に入っても継続して続けていることであれば自己PRにおける良いアピールポイントになります。

×企業の求める人物像と強みが合っていない 例えば事務職などの「周りをサポートすること」が求められる職種で「リーダーシップが私の強みです」と自己PRでアピールしてしまうと、「どうして総合職を受けなかったの?」と思われかねません。 企業、職種の求める人物像と自己PRは合わせるようにしましょう。

<自己PRの伝え方のノウハウ> ここでは就活において、分かりやすく自己PRするための順序を例文と共に見ていきます。

―――――――――――――――――――――― <Aさんの自己PR例文> 私の強みはサブリーダーとして組織全体をサポートすることです。←ポイント①

大学1年の頃からテニスサークルに所属し、3年の頃はサークルのサブリーダーになりました。30人いるサークルのメンバーに曜日練や合宿、飲み会などのイベントを楽しんで参加してもらうため、7人の幹部は月2回の会議で意見を出し合い、企画を決めていきます。リーダーが会議を企画し、全体を引っ張るなか、私は会議する場所やオンラインミーティングを設営したり、サークル全体に連絡をしたり、合宿や飲み会の場所を抑えたり、お金の管理をしています。←ポイント②

地道で細々とした作業でも、組織全体が纏まるようにサポートすることにやりがいを感じます。御社の事務職として営業を支え、組織が効率よく一つのゴールに向かうようなサポートをしていきたいです。←ポイント③

――――――――――――――――――――――

ポイント① 冒頭で強みを述べる

自己PRではまず例文のように冒頭の1文で強みを述べます。 採用担当者は「Aさんのアピールポイントは○○だ! 」とすぐに頭に入ってきて、これからこの強みを裏付けるエピソードが続くと思います。

ポイント② 強みを裏付けるエピソードを述べる

次に、強みを裏付けるエピソードを述べます。 Aさんの例文のように30人規模のサークル、月2で会議などのように自己PRのなかでは具体的な数字を入れるとイメージしやすいです。 「組織全体をサポートする」といっても具体的に何をしているのかも伝えます。 例文では会議の設営、全体への連絡、場所の確保などがあたります。

ポイント③ 企業・仕事への適性・活かし方を伝える

最後に、ポイント①の強みを繰り返しつつ、それを企業でどう生かすかを伝えます。

ES・履歴書で気をつけたい! 新卒採用の自己PRの書き方

ここではES・履歴書に実際に落とし込んだときに気を付けるべき自己PRの書き方を解説していきます。 下記例文も参考にしてみてください。

●文字量 普段使っている自己PRでは、枠をはみ出してしまう場合、文字量を調整し、枠内に収まるようにしましょう。 盛沢山な内容を書きたいがゆえに文字を小さくしすぎないように。

●手書きの場合は丁寧な字で いくら内容が良くても雑な字では悪い印象になります。 丁寧に書くことを心がけましょう。

●読みやすいレイアウトに 履歴書に枠があり、自由に書いて良い形式であれば、下記例文のように、自分の強み・一番アピールしたいところに下線を引いたり、他の字より太字にするなど、採用担当者の印象に残りやすい自己PRになるように工夫しましょう。

履歴書の自己PR例文

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新卒採用ではここが大事! 面接で企業に評価される自己PRの話し方

ここでは面接時に自己PRするときに意識すべき話し方を解説していきます。

●明るくハキハキと 自己PRに限らず面接では明るくハキハキと話すことが好印象です。

●「自己紹介をしてください」と言われ自己PRをしないこと 自己紹介と自己PRは異なります。 自己紹介は、名前、大学・学部、サークルやゼミ、学生時代に何をしてきたか、意気込みを簡単に言う場面です。 自分の強みやアピールする場面ではなく、自己PRより短くなります。 自己紹介をしてくださいと言われているのに意気込んで自己PRをしないようにしましょう。

先輩たちの例文から学ぶ! ケース別・新卒採用の自己PR集

ここでは自己PRの具体的な例文をケース別に解説していきます。 下記の自己PR例文はどれも前述したポイントに沿って上手く纏められているものです。 自分と近いアピールポイント、エピソードがある人は是非参考にしてみてください! 

【新卒の自己PR】■部活×粘り強さをアピールする例文

―――――――――――――――――――――― 私の強みは諦めずに何度も挑戦し続けることです。 私は体育会陸上部に所属しています。大学1年生の頃から▲▲の大会で優勝することを目標に掲げ、毎日○時間練習に励んできました。先輩や同級生が大会で活躍していくなか、悔しさをバネに、部活動以外の時間も近所の公園で走り込みをしました。大学3年の頃に足を痛め、優勝は叶いませんでしたが、~という自己ベストの記録を更新しました。諦めない精神を貴社の営業の仕事で生かしていきたいです。

―――――――――――――――――――――― 評価されるポイント 強みを最初にアピールすることで採用担当者の頭に入ってきやすい自己PRです。 この例文のように何時間練習したのか、何という大会なのか、数字や固有名詞を書くことで話に具体性が増します。 最後にはその強みを企業でどのように生かしたいかが明記されており、良い自己PRといえます。

■趣味×チャレンジ精神をアピールする自己PR例文

――――――――――――――――――――――

私の強みは失敗を恐れないチャレンジ精神です。 大学1年生の夏休みに東南アジアのバックパックに挑戦しました。 日本を出たことのなかった私を家族や友人は心配しましたが、見たことのない価値観や文化に触れたいという想いから挑戦しました。危険なことがあったり、心細い想いをしたこともありましたが、現地の学生に助けられ、言葉や文化の壁を乗り越えて意志疎通ができたことの喜びを味わいました。英語を話す機会のなかった私が、英語が話せるようになって帰国したことで家族や友人を驚かせました。 難しいと思われることも挑戦するチャレンジ精神を貴社で生かしていきたいです。

―――――――――――――――――――――― 評価されるポイント この例文でも最初に強みをアピールし、最後のまとめにも強みを繰り返し伝えると同時に「強みを企業で生かしていきたい」という意気込みを伝え、良い構成となっています。 「バックパックに挑戦した」という経験であっても、「日本を出たことのなかった自分が周りに心配をされながらも意志を貫いて挑戦した」というアピールの仕方をすることで、「チャレンジ精神」という強みを際立たせます。

【新卒の自己PR】■サークル×負けず嫌いをアピールする自己PR例文

――――――――――――――――――――――

私の強みは負けず嫌いなところです。 大学1年生の頃からテニスサークルに所属していますが、なかなかレギュラーに選ばれませんでした。高校や中学校でテニス部だった同級生が多く、50人のサークルの上位10人でなければレギュラー合宿や試合に参加できず、応援席で何度も悔しい想いをしました。悔しさをバネに、私は毎晩近所の公園で素振りをしたり、壁打ちをしたり、練習に励みました。結果、大学2年生の冬にレギュラーに選ばれました。大学からテニスを始めたメンバーがレギュラーに選抜されることは数年ぶりだと言われ、とても嬉しかったです。成果が出るまで取り組む、負けず嫌いな強みを、貴社の営業職で生かしていきたいです。

―――――――――――――――――――――― 評価されるポイント 強み→エピソード→まとめの順にうまく構成されています。 この例文では、何人中何人がレギュラーになるのか、レギュラーになるためにどのような練習をしたのか、未経験でレギュラーになることがどれほど大変なことなのか、が具体的に書かれていて良い自己PRとなっています。 企業の採用担当者は、「レギュラーになった」「優勝した」などの結果を見つつも、「どんな練習をしたのか、どれだけ困難だったのか、どんな気持ちで取り組んだのか」という「過程」を見て、その学生の人となりを知ろうとします。具体的なエピソードのなかでは「過程」を伝えることで強みをアピールするようにしましょう。

【新卒の自己PR】■アルバイト×気配りをアピールする自己PR例文

――――――――――――――――――――――

私の強みは周囲に気配りするところです。 大学2年の頃から週4日、居酒屋でアルバイトをしています。80人程座席のある大きな居酒屋ですが、ある日決まった夫婦のお客様が月に2回ほど来ていることに気づきました。私はお酒を持っていきながら、「いつもありがとうございます」と声を掛けたところ、「覚えていてくれたんだね、ありがとう」と言われ、嬉しかったです。料理を運んでくるだけでなく、一人一人のお客様に気を配り、一言お声かけするやりとりをすること、お客様のことを覚えていることで常連のお客様が増え、店はより活気あふれる場所になりました。気配りする自分の強みをサービス業である貴社で生かしていきたいです。

―――――――――――――――――――――― 評価されるポイント 強みと具体的なエピソードが上手くアピールされています。 この例文のエピソードのように、自己PRのなかでは具体的な会話のやり取りを盛り込むことで採用担当者もイメージがしやすくなります。 またこの「気配り」という強みは受けている企業の業種であるサービス業にとてもマッチしているのも、この自己PRが良く評価される点です。

【新卒の自己PR】■アルバイト×計画性をアピールする自己PR例文

――――――――――――――――――――――

私の強みは計画性を持って物事に取り組むところです。 大学1年生の頃から塾講師のアルバイトをしています。ある日、小学4年生の生徒の保護者から成績に伸び悩んでいる、半年後までに90点以上を取りたいと相談を受けました。私は生徒の苦手分野、得意分野を分析し、3か月後までに苦手分野でまず80点以上を取ることを目標とし、それを目指して宿題の量を調整するなど、工夫をしました。結果、その生徒の頑張りもあり、相談を受けてから5か月後には苦手分野でも90点を取れるようになり、保護者から感謝されました。 計画をたて、いつまでにどこまでやるかと目標を決め、それに向かって取り組む力を貴社で役立てていきたいです。

―――――――――――――――――――――― 評価されるポイント 具体的なエピソードと共に計画性という強みをアピールした自己PRです。 この例文でも最後に強みとそれを企業で生かしたいという想いが伝わり、良い構成となっています。 自分が頑張ったから結果を成し遂げた、という言い方でなく、「生徒の頑張りもあった」と加えることで謙虚さが伝わり、好印象な自己PRとなります。

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【新卒の自己PR】自己PRは企業へのアピールチャンス

自己PRは自分の人となりを企業に知ってもらうという意味で大変重要な役割があります。 同じ強み、同じエピソードでも構成や伝え方を工夫するだけで企業の採用担当者から受ける印象はがらっと変わります。

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