学生時代に力を入れたこと(600文字)
所属する体育会ハンドボール部での「組織風土改革」である。 弊部は前年度の2部リーグ降格を悔やみ、1部リーグ昇格を目指している。 私は2年生の頃、新チーム発足時、組織運営に関するプロジェクトのリーダーを務めたことを契機に、前年度のリーグ降格原因として、「伝統的なトップダウン型の組織風土」を挙げ、「下級生からの意見で溢れ、のびのびプレーしている風土」を目指した。 具体的な施策として、まず、意見共有の場であるミーティングを増設した。しかし、下級生の発言の消極性からトップダウンが生じ、その解決策に、匿名での意見発信を可能にした目安箱を設置したが、効果はあまり得られなかった。 そこで私は真の要因を探るため、下級生一人一人に寄り添ったヒアリングを実施した結果、消極性の原因として「上下関係の壁」を発見した。私は組織運営のリーダーとして、組織運営のメンバーを役割分担等で巻き込み、「学年混同の運動会」を企画、実行した。 この結果、上下関係の壁を壊し、下級生の意見発信が12人中2人から8人にまで伸びた。練習メニューの目的を全選手に共通認識させるため、一度練習を中断させてまで確認を促す選手の育成にも成功し、下級生からの溢れる意見、戦術等を採用し、新チームで挑む初めての公式戦を勝利で飾った。 この経験から、ターゲットに寄り添うことで真の要因を捉え、周囲を巻き込み、粘り強く取り組むことで成果が出るということを学んだ。
最近(3ヶ月以内)関心を持っている出来事・ニュースについて取り上げ、概要と関心を持っている理由、自分の意見(600文字)
「ハンドボール元日本代表、宮崎大輔逮捕」 概要は、ハンドボール元日本代表の宮崎大輔は、プライベートのシーンで、女性の髪を引っ張るなどをした疑いで逮捕された事件である。 宮崎は、日本代表ではエースとして活躍し、多様なメディアに取り上げられているハンドボール界の第一人者である。昨年春からは日本体育大学に再入学し、東京五輪代表入りを目指して大学生として挑戦をしている。 私が関心を持った理由は2点ある。 1点目は、ハンドボールに関するニュースだからだ。 日本でハンドボールは未だマイナースポーツであるため、認知度を高めようと取り組む人は多いはずだ。そんな中、今回大々的にメディアに報道されたことで、ネガティブなニュースではあるが、その反面少しの嬉しさを感じた。 2点目は、アスリートとしての自覚を再確認できたからである。 スポーツに一生懸命取り組むのはもちろん、プライベートも含め、アスリートらしく責任感のある行動をしなければならないと再確認できた。 私は、注目される選手は、夢や目標を持つ人に対しての支援になるような行動をしなければならないと考える。注目度が高くなれば高くなるほど、その分応援してくれる人も増えるため、その人たちへの恩返しをプレーという形で表すことが重要である。だからこそ私は、応援してくれる両親、中学・高校の監督、コーチに恩返しする気持ちを持って一生懸命ハンドボールに取り組んでいこうと考えている。