大学時代に学業で力を入れたこと(400文字)
有機材料の特性研究に力を入れている。具体的には、スマートフォンや薄型TVに搭載されている有機ELディスプレイの材料でもある、有機材料の発光効率の改善と、その特性をより深く明らかにする新手法の開発研究を行なっている。私は学部の頃から世の中を変えるような最先端技術に興味を持っており、所属していた学科の分野内でもある有機EL分野に強く惹かれていた。そのため、授業は勿論、更に深い知識を得るために教材を購入し、自発的に勉学に励んだ結果、第一希望の有機EL分野の研究室に所属することができた。現在は、これまでに評価されていない材料特性の研究に励んでおり、教授や外部の専門家の方に積極的にコンタクトをとっている。これにより得た知見を元に、データの解釈や今後の展望を見つめ直している。また、同時に新手法の改善も行なっており、自ら組んだプログラムを適用することで、これまで手作業で進めていた過程の自動化に成功した。
ITに関する経験とIT業界を志望する理由(400文字)
私は「社会を最前線から変えるような仕事」がしたいという想いから、物理現象としての「最先端技術」に直接触れることができる学科に入り、さらに研究室の活動を通して情報技術としての「最先端技術」を扱うIT業界に興味を持った。そのきっかけとなったのが、それまで手作業で行われていた測定を、プログラムを用いて自動化する取組である。私が担当したこの取組は、測定結果をリアルタイムで観測する事を目的としており、実験装置の制御から測定、データのプロット、データのファイル出力までを一貫してプログラムで行う必要があった。その取組の中で、何度も測定とプログラミングを繰り返し、問題箇所を見つけてより正確なプログラムへと改善する事に、難しさだけではなく強いやりがいを感じ、IT業界を志すようになった。
最もリーダーシップを発揮したこと(400文字)
学生団体の冊子作製でリーダーを務めた経験である。 私の所属した学生団体では例年、約2000名の新入生を対象とした大学の魅力を伝える冊子を作成している。私は学部1,2年次に20人のチームでその冊子制作に携わった。冊子は約200ページにも及ぶ為、各メンバーが分担し、制作を進めるのだが、1年目の活動では、作業が追い付かず質の低いページを入稿するメンバーが多発した。そこで私は2年目に自らがリーダーに立候補し、進捗管理の徹底を通して紙面の充実を図った。しかし期限を守らないメンバーはなくならず、原因を明らかにするために一人ひとりとよく話をすることにした。すると、個々の活動への考えに違いがあることに気がついた。そこで均等な仕事の分担を辞め、個々の事情・能力を考慮し、仕事量や期限の調整を行った。これらにより全ページを高いクオリティで完成させ、新入生に対して行ったアンケートでも例年対比で高い評価を獲得した。