JICAへの志望理由(400文字)
理由は二点ある。一点目は、相手国を主役とする協力ができるからだ。社会課題解決には当事者と問題を共有し、一体となって取り組む必要性がある。一方で、協力が支配と化す事は容易である。これは、○○さんと対話した際に痛感した。彼女は、先進国が途上国開発に関わる時、しばしば国際協力が最優先の目的でなくなると指摘した。現地の人が大切にする文化・思想・歴史・環境を資本主義体制の物差しで軽視してはならない。故に、国際協力において現場主義を最重要視する貴機構で、現場での成果を追求する働きがしたい。二点目は、日本と世界の信頼関係構築に貢献できるからだ。ネパールで住居支援をした際、支援から信頼関係が生まれることを実感した。ある少女が「いつか恩を返したい」と伝えてくれた時、自分の活動の意義が見出せた。信頼に基づく事業展開をする貴機構で、このような信頼関係を生む協力の輪を広げていきたい。
これまでに一番力を入れて取り組んだこと(400文字)
「国際社会で対等に渡り合うためのコミュニケーション能力向上」に力を入れて取り組んだ。過去のイタリア留学では、人種差別や偏見に対して自分の意見を相手に伝えられない悔しさを味わった。この経験から、非英語圏でも通用するコミュニケーション能力を身につけたいと考えた。そこで、大学のイタリア留学では「第三言語磨き上げ」と「積極的な国際交流」を目標とした。目標達成のために、イタリア語で授業を受ける留学コースで学び、世界中の学生と交流するためにイベントやバーに出向いた。学業面では、周りとの圧倒的な語学力と基礎知識量の差を埋めるための努力をした。三か国語での交流が可能となったことで、より多様な学生と出会い、意見交換ができた。この留学で、国際社会で対等に渡り合うには、語学力のみならず、異なる国の文化・歴史に関する知識と価値観の違いへの配慮が大切であると実感した。これからも国際社会で活躍できる様努力していく。
自己PR(400文字)
私は、自分に対して負けず嫌いである。具体的には、何事にも手を抜かない強さがある。これは、学業と課外活動を両立する中で強く感じる。学業面では、全ての授業に熱心に取り組み、優秀な学業成績を収めている。並行して二つのサークル活動にも励んだ。よさこいチームでは、週二日の正規練習と日本各地で開催されるお祭りやそれに伴う遠征ほぼ全てに参加した。ボランティアサークルでは、週に一度のミーティングと国内外のボランティア活動に参加した。学業と両立する上で時間を有効的に使い、全ての活動に同等の熱量を注いだ。何事にも手を抜かない姿勢は、周りから信頼を得ることに繋がっている。よさこいチームでは、停滞していたSNS上の広報活動を活発化させる役割を担った。海外ボランティアでは、チームを代表して現地コーディネーターとの調整役を務めた。社会人となっても全てに全力投球で挑み、日本と世界の信頼関係構築の一助となれる様努力する。