進研アドのミッションは、「高等教育機関の発展を通して、若者に多様な未来を」です。あなたが実現したい「高等教育機関の発展」「若者の多様な未来」と、その実現に必要だと思うことは何ですか。ご自由にお書きください。(400文字)
私が実現したい高等教育機関の発展とは、全ての大学が独自の魅力を持って、その大学に合った学生が集まることです。現状、学生は大学の偏差値や名前のブランドによって受験する大学を決めていることが多いと感じています。しかし私は大学を偏差値や名前だけではなく、教育カリキュラムや制度なども理解したうえで選択すべきだと考えています。そのためには、全ての大学のそれぞれの魅力を見つけ出し、それを学生に認識してもらうためにホームページや配布資料などの広告からアプローチしていく必要があります。特に、大学の学費が高いことによって進学を諦めてしまう学生をなくすために、大学独自の奨学金制度にクローズアップしたいです。そして、若者の多様な未来として、経済状況に関係なくその人が行きたいと思った大学に行けることを目指します。進学の選択肢を増やし、より自分に合った大学を見つけることで、将来の夢の実現可能性が高まるからです。
あなたがこれまでに見た広告の中で、単純な好き嫌いではなく、すぐれた広告だと思うものをひとつ挙げ、なぜすぐれた広告だと思うかを説明してください。(400文字)
2017年から2020年にテレビCMで放送された日清カップヌードルの「HUNGRY DAYS アオハルかよ。」です。理由は三つあります。一つ目は、商品に興味がない人でも見てしまう広告であることです。国民的アニメのサザエさんやワンピースを題材にしたことで、商品には興味がなくてもその作品のファンである新たな層にアプローチでき、新規顧客の獲得が期待できます。二つ目は再視聴性です。短い時間に様々なこだわりが詰められているため、視聴者にもう一度見たいと思わせます。三つ目はブランディングです。シリーズ化することで、次は何のアニメだろう、と視聴者が広告への期待を高め付加価値が生まれます。この広告は日清食品史上最多動画再生回数を記録しており、さらに、カップヌードルの売上はこの広告が放送されている期間の2019年に3年連続の記録更新をしています。効果の面でも十分な結果を出した広告だと言えます。
あなたがこれまで在学中に「おもしろい」と感じた講義・授業について、その魅力を知らない人にも伝わるようわかりやすく教えてください。(200文字)
テレビ番組の制作に関する講義です。元テレビ局員の教授や、現役のプロデューサー、技術職の方から直接、専門知識や番組企画書の作り方を教わることができます。普段あまり聞くことができない裏話や秘話を伺える点が魅力です。また、講義の最後には一人一つ企画書を作ります。私は「リモート」をテーマに番組を企画し、企画意図やスポンサーなど実践的な部分まで考えました。他の受講生の企画も見ることができ、面白いです。
あなたの人生に大きな影響を与えたもの(人物・できごとなど)をひとつ挙げ、なぜ大きな影響を受けたのかと、その影響によって自分自身がどう変わったかを教えてください。(400文字)
高校2年生の時に、所属する吹奏楽部で定期演奏会の実行委員長を務めたことです。約60名という大人数のグループをまとめるリーダーになる経験は初めてで、私にとって大きな影響を及ぼしました。初めは緊張や不安から上手く指示が出せず、他のメンバーにフォローしてもらっている状況でした。私は指示出しが上手くいかない原因を考えたところ、大人数をまとめるには全員に指示や目標の共通認識をしてもらい、「自分事」として捉えてもらうことが必要なのだと気づきました。そこで私は、指示を出す際に一緒に意図やゴールも伝えるようにしました。それを理解してもらうことによって、全体の共通認識を高められると考えたからです。結果、以前よりもスムーズに指示が通り、部の一体感も強まって、演奏会を成功させることができました。このように大人数をまとめるリーダー経験ができたことから、私は「周りを巻き込む力」を身につけることができました。