応募動機(400文字)
応募した理由は将来DXを活用したビジネスに携わりたいと考えているからだ。きっかけは引っ越しの経験にある。私は昨年父の転勤により2ヵ月で転居しなければならなくなった。時間がない中で物件探しから契約までの過程がアナログで非常に煩雑だと感じた。さらにその他の手続きも加わり引っ越しというものが非常に面倒で課題にあふれていると感じていた。しかしその後この課題がDXを活用したビジネスモデルによって改善されつつあることを知った。それは不動産×テクノロジーというコンセプトで、この煩雑な手続きをオンライン完結かつ一気通貫で一企業が請け負うといものだった。私はテクノロジーで自分の課題が解決されることに非常に感動した。将来自分のように何らかの課題を抱えている人々へ、テクノロジーによる解決で感動を与えたいと考えている。その中でも特に人の暮らしの基盤である「家」に関わる業界でその夢を実現したいと考えたため応募した。
学びたいこと(400文字)
学びたいことは2つある。1つ目は住宅業界の実態と課題である。住宅業界のイメージについては後述の通りである。しかしこれはあくまで想像に過ぎない。当日のプログラムや社員さんとの交流を通してそのイメージを確かめると共に、実態を知りたい。さらに業界が抱える課題を知ることがビジネス創造の始まりだと考えているため、貴社の課題抽出プロセスや現在認識している課題、今後出てくる課題等を伺い、知見を広げたい。2つ目はDXを活用したビジネスモデル創造のノウハウを学ぶことである。コロナと5Gの影響で急速なデジタル化が進むであろう日本において様々な業界で破壊的な変化が起こることは避けられない。特にアナログが目立つ業界は早急なテクノロジー化が求められる。その情勢の中で貴社はどのようにしてDXを活用したビジネスモデルを想像しようとしているのか学びたい。さらにそのモデルが今後社会に提供できる感動と価値を知りたい。
住宅業界のイメージを率直にお聞かせください。(800文字)
イメージは3つある。第一に住宅の設計・施工・販売を行うハウスメーカー的存在のイメージがある。設計の段階では建設事務所や工務店、建築家など競合相手が多いと感じる。施工段階では建設予定地の地域の工務店や建設会社と協力するなどステークホルダーの多さも顕著であると感じる。私の中では販売面に馴染みがあり特にオープンハウスの印象が強い。第二に市場規模が大きく、テクノロジー化でさらに成長する業界と考えている。規模的には不動産業界と同程度だと認識していて、近年PropTechが流行り始めていることからもテクノロジー化で飛躍的な成長が遂げられる業界であると考えている。コロナ禍で非対面式のビジネスモデルが必須となってくることを踏まえると数年のうちに業界に劇的な変化が生まれると予想している。しかし住宅業界の実態には詳しくないためどの部分がテクノロジー化で革新されていくのか不透明である。第三に顧客のニーズ多様化と業界の様々な課題が相まって画一的なビジネスモデルでは対応できないと考えている。例えばニーズの多様化では、収入の減少や都内への人口集中による戸建て住宅の需要低下、スマートハウス化、災害対応、少子高齢化に適応した住宅等が挙げられ個人のニーズを正確に抽出し対応することが求められる。また時代の変化で生まれた潜在的なニーズを掘り起こすことも今後重要になる。業界の課題としては、人材不足やテクノロジー化であろう。特に人材不足は住宅業界だけでなく、建築業界など「戸建て住宅」に関わる全てのステークホルダーの間で就業人数が減少している。そのため業界の魅力を改革する必要がある。テクノロジー化の実態はつかめていないが少なくとも販売に関して、オープンハウスではなく3Dモデリング等を使った非対面式のリアルな価値提供が必須である。