挫折経験(400文字)
私は高校入学時に自分が天才ではないことに気付いた。 地元の公立小中学校に進学した私は、昔からバスケットをしていて、チーム内や地域でも上手な方で、中学校ではキャプテンを務めた。教師や友達からの評価も高く、栄華を極めた。 しかし、高校進学した途端に、自分よりバスケが上手い人が何十人といた。今まで他人の評価によって自信を保っていた私が、一転して全く周りから評価されない境遇になった。 この時、私は逃げた。他人のことを「認める」という意味の敗北宣言をして、本当はできるんだ、と思うだけで全てにおいて人に優ろうと思う気持ちはなくなった。代わりに、自分だけが勝てる領域はないか、と考え、その部の中で弱かった面を私が補填するように練習した。 現在は、高い壁を前に挑戦をしなかった高校生の自分を腹立たしく思い、やろうと思ったことを行動に移し、長期インターンやNPOでの活動などで自分の限界を引き上げるべく活動中である。