関西電力で実現したいことを教えて下さい。(500文字)
関西電力で実現したいことは、御社が進める海外への電力供給事業で、特にインフラ整備が万全でない開発途上国で安定した電力を供給することです。 震度6強の大阪府北部地震が起こった際、当時私は留学でカナダにいました。北摂で生まれ育った私にとって、家族や友人が暮らす場所が大地震の震源地であるという事実を知り、愛する人達を一気に失うのではないかと感じたあの日の恐怖は未だに忘れられません。しかし、幸いにもすぐに実家や友人と連絡も取れ、多少の被害はあったものの、電気も止まることなく日常生活にすぐに戻れると聞き安堵しました。この時、フィリピンに滞在していた際に現地の友人から聞いたある話を思い出しました。それは、台風などの災害が多いフィリピンでは停電は珍しいものではなく、家族の安否も確認できないまま数十時間にも渡る停電の中過ごさなければいけないというものでした。この話を思い出し、日本のインフラ水準が高いことに感謝したと同時に、生まれた場所の違いでこんなにも生活水準が異なってしまうことに疑問を感じました。だから私は、災害のような非常事態においても、誰もが安心して暮らせるような世界を必ず実現したいです。
これまでの人生を振り返り、あなたの企業を選ぶ際の考え方を教えてください。(500文字)
企業選びで重視することは「三方良しの観点と新しい世界を創造するチャレンジ精神を持ち、それらを実現する泥臭さ」があるかです。これは私の人生で常に自分の原動力となるのが「誰かを笑顔にできるか」「新しいことに挑戦する自分にワクワクするか」だからです。そしてその成功には「泥臭く徹底的にやり抜く」ことが必須だと考えています。例えば留学中にカナダ人と日本人を繋ぐ交流イベントを主催した際、せっかく留学をしているにも拘らず、日本人だけで行動するコミュニティーが根強く、そこから抜け出せない日本人留学生のジレンマと、親日で日本人と関わりたいと願いながらも、日本人コミュニティーに飛び込むのは怖いと感じるカナダ人を目の当たりにし、「バックグラウンドに拘らず、誰もが友達になれる環境」を目指しました。当初は六人程でイベントの規模拡大に伸び悩みましたが、諦めずにイベント内容や広報を工夫し続けることで、最終的に50人規模に成長できました。この経験を通して人を動かす難しさや熱意を伝える大切さを学び、社会に出てからも「誰かのために新しいことに挑戦し、やり遂げる環境」が自分の生きがいとなり、自己成長の場になると考えます。