公開日:
最終更新日:

「何年たっても輝く自分」を実現する企業

日常生活で接しやすいBtoC企業に対して、就活生にとっては馴染みのない企業も多いBtoB企業。しかし、魅力的な業務に携わり、豊かなキャリアを得られるBtoB企業はたくさんあります。そうした背景から、BtoB企業の知られざる魅力に触れていきたいという当連載。 今回は、スマートフォンなど家電製品から、産業用ロボットまで、あらゆる電子機器に活用される電子部品「コネクター」においてトップレベルの世界シェアを誇る、日本モレックス合同会社の皆さんにお話を伺いました!

日本モレックスとは、どんな会社なのか

<家電から産業用ロボットまで、あらゆる電気接続をサポート。世界に名だたる部品メーカー>

―まず、日本モレックスとは、どんな事業を行う会社なのでしょうか?

鈴木:弊社は、電子部品を中心に開発・提供をしているメーカーです。本社はアメリカのイリノイ州ライルにあり、弊社はその日本拠点です。

特に、「コネクター」と呼ばれる部品に強みを持っていて、世界でも有数のシェアを誇っています。

秋山:コネクターとは、電気接続をするための部品で、TVや掃除機のような一般家電や産業用のロボットまで、あらゆるものに必要とされ、導入されています。

皆さんが普段利用しているスマートフォンやPCにも欠かせない部品なので、知らず知らずに弊社の製品を身近に使っている人は多いんです。

米山:コネクターには多くの種類があり、モバイル向けの微細なものから、自動車やスーパーコンピューター用の巨大なものまであります。

弊社では、その中でも高度な技術を必要とする、小型部品を扱うことが多いですね。

日本の部品メーカーは、世界的にも、クオリティと信頼性が高いことで知られています。それを叶えるだけの確かな技術力があるんですよ。

浅葉:高いシェアを誇っているため、昔はコネクターのことを「モレックス」と呼ぶ企業もあったほどです。日本においても、有名企業はだいたい弊社のコネクターを使っています。

BtoB企業なので一般的な知名度は高くないかもしれませんが、弊社は業界のなかで高いブランドを誇っています。

鈴木照仁(すずき てるひと) Product Design, Manager

<抜群のチーム連携で、設計から製造まですべてをまかなう>

―みなさんの具体的な業務について教えてください。

鈴木:電子部品は、ざっくり言えば、①製品設計→②製造プロセス設計→③工場で実際に製造、という流れで作り上げられています。その各過程を、チームごとに担っている形です。

私と秋山さんは①の製品設計チームで、主な仕事は「こういった部品を作ろう」と設計することです。実際に顧客のニーズを聞いて「こういう部品はどうですか?」と、調整をしていくこともあります。マーケティング・セールス部門と一緒に動くことも多いですね。

米山:私は②の製造プロセス設計チームです。日本の部品メーカーは、信頼性/クオリティによって世界から支持を受けていますが、それを支えるのは製造技術。

クオリティの高いコネクターを製造するためには、どういった設備がいいか、どういう製造プロセスがいいのかなど、製品以外のさまざまな設計を行っています。

弊社は、コネクターのみならず、それを製造する設備も自社で作っているんですよ。

浅葉:そして私は⓷、工場での製造をマネジメントしています。

工場は「製造コストは抑えつつ、高品質のものを作る」必要があります。コストを下げるために、製造工程を外注することもできますが、品質が下がってしまうことも。ですから、モレックスでは自社で製造工程を全て持ち、高クオリティ/低コストを追求しています。

米山さんが設計した製造プロセスや設備を活用して、いかにいいものを安く作れるかを考えるのが私の仕事です。

<"ONE MOLEX"の考えが、業界随一のクオリティの秘訣>

―貴社ならではの特長や、他社との大きなちがいはどこにありますか?

鈴木: 「設計から完成まで、一貫して社内で製造していること」は弊社の特長で、その特長を活かして、多くのメーカー様に活用いただける部品を作り続けられていると思います。

材料や設備は、外部から調達したほうが安いことも多いんです。ただ、ほかの設備やプロセスと組み合わせたとき、ベストな動きをしないこともよくあるんですよね。

浅葉:社内ですべてをまかなうと、製造過程でさまざまな調整や融通を効かせられるぶん、総合的な完成度が高くなるんです。問題が発生しても、すぐに特定・修正できますし。

米山:そもそもモレックス本社の企業方針として、"ONE MOLEX"というものがありまして。所属部署やチームがちがっても、皆が同じゴールを目指して協力し合うという文化なんです。

秋山:シンプルな部品だからこそ、みなコネクター製造の過程をよく理解しています。そのうえで、たとえ自分の部署・チームの仕事でなくても、より良い製品を作るためなら積極的に関わっていくという風土がありますね。

鈴木:ほかのチーム・部署がすぐ近くにいて、いつでもコミュニケーションが取れる環境なんです。必要があれば、「このプロセスはもっとこうしたほうが良いのでは?」というようなことを、ざっくばらんに言い合っています。

米山:たとえそれが、自分の仕事をより難しくするものであっても、指摘しますよね(笑)。

重要なのは、「良いものを作り、顧客に満足してもらい、利益を生み出す」ことだけなんです。

同じ目標を共有しているので、自分本位な仕事をする人があまりおらず、常に助け合えています。

そういった意味でも、とてもはたらきやすい環境が築かれていると思いますし、その結果として、多くの企業様に信頼いただけるプロダクトを作り続けられていると感じますね。

米山征吾(よねやま せいご) Manufacturing Engineering, Director

日本モレックスではたらくメリット キャリア・待遇・ワークライフバランスの充実

<一般知名度以外は最強。BtoB企業だからこその魅力>

―貴社の事業が理解できたところで、今回の特集テーマでもある「BtoB企業の魅力」に触れていきたいと思います。

貴社はコネクターなどの開発を行うBtoB企業ですが、キャリアにおいて、BtoB企業ならではのメリットを感じたことはありますか?

米山:まず、就職活動において、BtoB企業は穴場だと思います。企業相手の仕事なので、一般的な知名度は高くありません。読者のみなさんも「モレックス」「コネクター」なんて知らなかった、という人も多いのでは(笑)

しかしBtoB企業は、財務体制が強固で安定しているなど、優良企業が多いんですよ。

モレックスで言えば、先ほども申し上げた通り、弊社のコネクターはあらゆる電化製品に使用されており、非常に高いシェアを誇っています。

浅葉さんが話していましたが、以前は「コネクター」のことを「モレックス」と呼ぶ人がいたようなことからも、弊社の製品がどれだけ流通しているかがわかると思います。

そうした安定した事業基盤を持っているのは、BtoB企業や部品メーカーの魅力だと思いますね。

秋山:安定/優良企業という観点で言えば、BtoB企業は比較的、景気や流行の影響を受けづらいということもありますね。

外部環境の変化などで、特定の業界が斜陽になるというケースは少なくありません。消費者が相手のB to C企業では、勤めている企業自体が斜陽になることもありますよね。

しかし弊社のような企業は、幅広い業界の企業と取引をしています。すると、ある業界が不景気の煽りを受けて、取引を続けるのが難しくなるというリスクを回避できるんですね。

米山:市場を相手にするBtoCでは、時にマーケットの読み違いも起こりますよね。一方、私たちは顧客のニーズを直接聞くことができます。欲しいものが明確なので、それを形にすれば、確実に喜んでもらえるんです。

鈴木:「何をしたら良いか・求められているのか」が分かるので、次へのアクションが明確ですね。ベストな製造量もあらかじめ把握できるから、生産ラインも準備しやすい。

弊社の場合、企業財政が安定しているので、市場の景気に左右され難く給与面でも恵まれやすいと感じます。

秋山:このように、BtoB企業ならではのメリットは数多いと思います。

一般的な知名度をそこまで気にしないなら、待遇ややりがいでは一級の企業が多く隠れています。弊社のみならず、BtoB企業全体に視野を広げて就活することをおすすめしたいです。

秋山茂(あきやま しげる) Product Design, Manager

<希望職種に必ず就ける、フレキシブルな人事>

―ではその中で、日本モレックスならではの魅力についてお聞きしていきたいです。みなさんは、どういった点に魅力を感じて入社されたのですか?

米山:モレックスの大きな魅力は「やりたい仕事に挑戦できる」ということではないでしょうか。

弊社では、職種別採用をおこなっているので、希望の職種に必ず就くことができます。私も、学生時代からエンジニアとして設計の仕事をしたかったので、その点が入社の大きな決め手でした。

鈴木:そうですね。私も元々、最新のCADシステムを使って図面を引くことができる、というところに大きな魅力を感じて入社しました。

そして、やりたい仕事ができるというのは、入社後でも変わりません。例えば、他にやりたいことができたりしても、きちんと会社が聞いてくれます。

社内公募という制度があって自ら異動希望を出すことができます。実際、多くの人が自らの希望で異動しているんですよ。

次のキャリアに「社内転職できる」というのは、とても魅力的ですよね。

浅葉:私もはじめはこの制度を使って、いろいろな部署を転々としました。その過程で、自分の強みを知ることができたのは本当に良かったですね。

いかにプロセスの無駄を省くかとか、コストの削減方法を精査することが得意なんだと、自分の能力を活かす仕事を知ることができました。これはひとつの部署にいただけでは知り得なかったと思います。

それこそ、就職活動を始めて、仕事に対して不安を感じる方も多いと思うんですよね。自分にはどんな仕事が合っているんだろう、入社先の仕事が合わなかったらどうしよう、と。

この会社なら、社内公募の制度を通じて色々なことにチャレンジすることもできます。そうして自分のキャリアを社内で築いていけるのは、弊社の良いところです。

米山: 会社に、勝手に配属や仕事を決められて、失敗したら嫌じゃないですか。でも、自分で希望したなら、もし失敗したとしても学べることがありますよね。

このように、社員ひとりひとりの希望やキャリアビジョンをきちんと尊重してくれ、フレキシブルに対応してくれるのは、弊社ならではの魅力だと思います。

鈴木:また「チャレンジ/挑戦」という社風は、マネジメントや育成にも浸透していると感じます。

秋山:仕事においては、「やらせる」ではなく「やれる環境をどう提供するか」が、マネージャーの意識として浸透していますよね。

詰め込み教育をして、細かい仕事の指示をして、という形ではありません。そうした仕事の仕方では、成功しても、失敗しても、そこから学びを得ることはできません。

任せた仕事は、まずは自分の頭で考えてみる。そして、困った時にはマネージャーのサポートを受ける。そして、自ら責任を持って意思決定をする。こうして自立していくことを推奨しています。

そうした教育方針だからこそ、自分の仕事に責任を持って、自分の意志で考えて仕事を進められる、本当のプロフェッショナルが育つのだと思います。

鈴木:こうした働き方を進めていくにつれて、成長を実感しているというメンバーがたくさんいます。

うちの部署の若手も、もともといつかは地元に戻りたいと考えていたそうですが、最近はできる仕事が増えて、仕事が楽しくて仕方がないと話してくれたのは、嬉しかったですね。

浅葉将之(あさば まさゆき) Plant Engineering, Senior Manager

<新入社員〜ベテラン社員まで、会社が挑戦をいつでも応援>

米山:こうした「個人のキャリア」や「挑戦」をサポートする社風なので、私たちのようなベテラン、マネージャークラスであっても、チャレンジをサポートしてくれることもこの会社の魅力だと思います。

鈴木:そうですね。これをやったらおしまい、ではなくて、次へ次へとチャレンジを促してくれる社風があります。

私は、2年前まで、2年半ほどアメリカに出向していました。海外拠点の同僚やお客様と関わって、仕事をしていく、それは未知の経験で、多くの苦労もしましたが、非常にダイナミックでやりがいを感じる仕事でした。

チャレンジを与え続けてくれる環境だと思いますね。

浅葉:そうしたチャレンジを促すと同時に、手厚いサポートも受けられる点も魅力です。私も海外と関わる中で、マネージャーのグローバル研修というプログラムを受けました。2年間のプログラムで、2週間の海外研修も4度あるんです。

正直、英語には全く自信がなくて、その研修も辛かったんですよね(笑) でも、将来のためにそういったチャンスを貰えているという実感から、ポジティブに頑張ることができました。

結果、もっと英語を話せるようになりたいと思い、プログラム終了後も1年ほどオンライン英会話を休まず続けていますね。これも、会社が支援してくれています。

鈴木:このように、仕事に必要なスキルの学習など、会社がサポートしてくれることも多いんです。若手のみならず、私たちのようなマネージャークラスでも同じくです。

配属希望もそうでしたが、いくつになってもできることを増やしてもらえるので、キャリアビジョンが広がりますよね。

米山:やりたい仕事ができる、自分たちの挑戦を会社が支援してくれる。そうした環境だからこそ、私たちもこの会社で20年以上、仕事を楽しんで来られているのだと思います。

就活生へのメッセージ

―ありがとうございました。世界有数のシェア、安定した財務基盤、やりたいことに挑戦できるキャリア、いろいろな魅力がある会社ということがよくわかりました。

最後に、読者の皆さんに向けて、メッセージをいただけますか。

浅葉:繰り返しになってしまう部分もありますが、私が長年この会社で楽しく働けてきたのは、「自分のやりたいことがやれて、満足な給与をもらえること」に尽きると思います。

就職先を選ぶ基準はそれぞれあると思いますが、この2つは本当に重要です。弊社では、それが叶う環境があります。もし、BtoB企業や弊社に少しでも興味を持てたら、就職先として心からおすすめしたいです。

秋山:本当にそうですね!弊社のやりがいについて補足するなら、製品を一から完成まで作り上げる喜びを感じられるのも魅力です。デザイン・設計したものが、実際に形になるのを見るのは、やっぱりワクワクします。

部品には特許もあるので、それを考えながら設計することもあります。ヒット・特許商品を作れたら、「自分の名を残せる」という喜びも大きいです。

ちなみに、コネクターはほんとうにいろいろな種類があるので、二十数年間はたらいてもまだ全種類は経験していないんです。全体の6〜7割くらいには携わったかなという感じ。

コネクター製造といってもずっと同じ作業ではなく、バリエーションが豊かなので飽きません。

鈴木:コネクターを通して、さまざまな製品に携われるのも、魅力のひとつですよね。

弊社は業界のなかでも力があるので、ホットな顧客と仕事ができるのも良いところだと思います。ひとつの会社に勤めながら、いろんな業界の仕事に関われるので、刺激があります。

そのなかで、やりたいことや挑戦したいことができたら、会社ができる範囲で叶えてくれる。 本当に良い会社だと実感する場面が、これまで何度もありました。

米山:私も、つねに次にやりたいことを追い続けているんです。弊社には、そうしたチャレンジを肯定して、サポートしてくれるさまざまな制度が整っています。

いくつになっても、成長し続けられる環境に身を置きたい人、安定した優良企業でやりがいある仕事をしたい人には、ぜひとも弊社を検討してほしいと思います。

二十数年はたらいて、いまでも心から、おすすめできる会社です。

―みなさん、ありがとうございました!

まとめ

部品メーカーとして、業界随一のシェアを誇る日本モレックス。

世界的にも、圧倒的なクオリティによって信頼されている企業ですが、それは高度な技術と"ONE MOLEX"の考えに基づいた強固なチームワークによって成り立っているようです。

具体的には、製品設計から、設備の製造、完成まですべてを一貫してひとつの会社で担うことで、他社がなし得ない、低コスト・高品質の製造を可能にしているとのことでした。

そんな日本モレックスには、「職種別採用で、希望職種に必ず就ける」「社員のチャレンジを会社がサポートしてくれる」など、はたらく上でさまざまなメリットがありました。

かつ、就活においては「BtoB企業ゆえに、優良企業なのに穴場である」というお話も。

たしかに、一般的な知名度はそこまで高くないかもしれませんが、働く環境としては最高だと感じる人も少なくないでしょう。本記事を読んで、日本モレックスに関心を持った人は、ぜひとも詳しく調べてみてください。