研究テーマ概要(200文字以内)
全国の高校生と親を対象とする調査を用い、親が子の進路選択にもたらす影響を調べています。まず、社会的属性(学歴・収入)や考え方(進学期待・学費負担感)によって親のタイプ分けを行います。さらに、各親タイプに対応する子どもがどのような進路選択をしているのか、進路決定理由や進路選択満足度などの変数から特徴を把握します。これらを通じて、親タイプ別の進路選択における課題とその解決策の提示を目指しています。
学生時代に力を入れたこと、または誇りにしていること(200文字以内)
混声合唱部の部長として、定期演奏会来場客数600名を達成するため、チケット販売に尽力しました。工夫した点は二点です。 一点目は、過去の販売記録から販売戦略を立てた点です。他の演奏会とシニアの客層が被ると考え、学生向けの販促に注力しました。二点目は、率先して「手売り」を行ったことです。自ら一般合唱団に訪問し、宣伝とチケット販売を行うことで、戦略面だけでなく行動面でも部員を引っ張ることができました。
志望動機(400文字以内)
「よく生きる」という理念に深く共感し、その実現に向け時間軸、空間軸共に広い領域を持つ貴社に唯一無二の魅力を感じています。特に参画したいのは、学校コンサルティング営業です。 社員交流会では、学力向上の側面から課題解決を行うとお聞きしました。一方で、教育改革の中、学校現場が抱える問題は複雑化しています。私は、教材や活用方法の提供に加えて、学校組織の機能改善などの根本的な課題解決に踏み込むことこそ、貴社の学校営業に期待される役割だと考えます。貴社の強みである、長年培われた信頼とデータを支えとし、そこに挑戦したいです。 また、公教育を変革することの最大の利点は「すべての子どもに届くこと」です。公教育はその役割から均等性や永続性が重視されますが、質向上が実現すれば大きなインパクトを与えられます。 以上の理由から、貴社の学校コンサルティング営業において学校教育変革の一翼を担いたいと考え、志望いたします。
・これまでに受けた授業で、自分のためになったと思う授業内容とその理由(800文字以内)
高校の数学の授業が、自分が最も成長実感があり、今後に生きる学びを得られた授業です。その理由はティーチングとコーチングの観点から説明できます。 ティーチングについては、すべての学習内容において、①理解→実践→定着の流れと②双方向のコミュニケーションが徹底されていた点が特徴的です。特に、「理解」の段階で隣の席の人に解法を説明する時間が多く取られました。頭では分かったつもりでも、相手に教える中で、理解が曖昧だった部分が見えてきます。自分の言葉で説明できるようになり、本当の意味で理解することによって、知識を使いこなせるようになるのです。このような授業設計によって、「わかる!」「できる!」と思える機会が増え、苦手意識の解消や成績向上に繋がりました。 コーチングについては、生徒の可能性を心から信じ、諦めずにコミットし続ける先生の姿勢に支えられました。対集団においては、他校との模試結果比較や入試の傾向のデータを元に学校独自の戦略を伝えつつ、熱い言葉で叱咤激励して下さいました。一方で、対個人においては、各生徒のモチベーションの源泉を丁寧に観察し、それぞれの自己実現に寄り添ったアドバイスをしていました。対集団でも、対個人でも生徒のやる気を高めていたのは「信じて期待してくれている」「自分を見てくれている」という感覚です。これは、人が何かに挑戦する際に前向きになるために重要な要素であり、それを感じられる機会が多くある授業は非常に貴重なものであると感じます。 私はこの授業から数学の知識だけでなく、「人を教え、育てるコツ」を学びました。教師という職業でなくても、人に何かを教え成長させなくてはならない場面は多くあります。そこでは、やはりティーチングとコーチング両面のアプローチが肝要です。この授業での気づきを糧に、相手を信じて期待しながら、確実に能力を伸ばしていくことのできる人材になりたいと考えます。
学生時代に最大限頭を使って解決、もしくは達成したことと、そこから学んだこと(400文字以内)
「教育学実習」という社会調査の授業で、1年かけて調査設計・実行・分析を行い調査報告書を仕上げたことです。 「読書とストレス耐性の関係」というテーマを設定し、全国300人の若者に質問紙調査を行いました。しかし、ほとんどの人が読書をしていないという課題が見つかり、有意な結果を得られずに悩みました。その中で、先生からデータが語っていることを素直に読みなさいとの助言をいただきました。これがきっかけとなり、若者の読書量が少ないことも一つの現実であると捉え、別のアプローチから「読む本のジャンルによってストレス耐性が異なる」という有意な結果を見出すことができました。 この経験で、私は社会事象の複雑に絡み合った原因を見抜く難しさを体感しました。また、地道かつ丁寧にデータと向き合うことや多様な視点からフィードバックをもらう重要性など、社会においても通用する学びが得られました。
学生時代に最大限体を使って解決、もしくは達成したことと、そこから学んだこと(400文字以内)
高校2年時に、演劇部の大会で主役を務め、5年ぶりの関東大会出場を果たしました。 前年の大会で自分の台詞を飛ばしてしまった挫折経験から、原因を「失敗を恐れ、アウトプットの回数が足りなかったこと」だと分析しました。そこで、2年時には自分の演技を他の人に見てもらう機会を増やすことに注力しました。県合同合宿やワークショップに積極的に参加する中で、発声とアドリブ力という自分の苦手分野が明確になっていき、「前回は〇〇だったから、次は△△しよう」と考える習慣が生まれました。また、部員にも何度もアドバイスをもらい、相談し続けました。その結果、主役に抜擢され、県大会優勝を掴み取ることができました。 この経験から私は、「まず動き、やってみること」が成長スピードを上げ、成果を出す鍵となることを学びました。