あなたが学生時代にした最大のチャレンジは何ですか。(300文字以上500文字以内)
高校時代の男子バスケ部の活動で、「2年連続インターハイ出場」という目標を掲げたチームを副将として支えたことだ。上の代でインターハイに出場し、副将に指名されたが、試合に出場することはなかった。自分より上手い国体選手もいる中で、なぜ自分が副将に指名されたかを考えた時、求められているのは技術面での貢献ではないと考えた。技術の高さゆえ、プライドも高いレギュラーに任せっきりの他の同期や後輩を鼓舞すること、衝突するレギュラーの間に入り彼らを柔らかく繋ぎ、目標に向かって全員で取り組めるチームを作ることが私の役割だと考えた。そこで、自主練習は誰よりも最後まで残り、下手な自分が努力する姿を部員に認識させ、全体の士気を上げ続けた。また、目的の共通認識のため、顧問と共に練習メニューを作成し、毎日一人一人に紙で配布するなど、主将を支える存在として、手の回らないところを全て引き受け、チーム作りを行った。結果は県ベスト3に終わったが、顧問や後輩から「大沢がいなければこのチームは回らなかった」という言葉をいただいた。この経験から、置かれた環境で自分の役割を認識し、組織に最大限の貢献をすることの大切さを学んだ。
あなたが大切にしている信念は何ですか。 それを培ってきた経験をふまえて教えてください。(300文字以上500文字以内)
「人を動かすにはまず自分が動け」である。 この信念のもとに行動した経験として、3年間続けた居酒屋でのアルバイトをあげる。私は売上金管理や季節ごとのメニューの企画などにも携わっており、顧客により満足して頂くことが、売上やリピート率の向上につながると考えていた。そこで課題に感じたのは、スタッフが基本に忠実な接客に終始し、会話による付加価値を作れていないことだった。私はこの状況を変えたいと思ったが、立場は同じアルバイトであったので、熱意を伝えるために行動を起こした。具体的には、常に25種取り揃えている日本酒という当店の強みを生かし、それを求めるお客様との会話を作り出すために2つの施策を行った。①酒屋にヒアリングし、日本酒ごとの特徴を説明・分類した表を作り貼り出すこと②店長に働きかけ、スタッフで店の日本酒を試飲する機会を作ること。その結果、スタッフ毎にお勧めの商品ができ、顧客との新たな会話の創出や、リピーターの獲得に貢献することができた。また、店長は試飲会を定期開催してくれるようになり、私は次期バイトリーダーに指名された。就職後も、自分の想いを行動で示し、人を動かせる人間であり続けたい。
あなたは三菱地所でどのような仕事をし、何を成し遂げたいですか。そのように考える理由も併せて教えてください。(300文字以上500文字以内)
最先端の機能を備えたオフィスビルを中心とした開発をすることで、日本企業の成長を支えると共に、企業同士の関わりを創出し「イノベーションが起こるまち」を実現したい。私は、居酒屋でのアルバイトの経験から、自身が接客の土台を整え、スタッフがお客様と関わる中で会話という新たな付加価値を生み出す姿を日々応援してきた。そして「他者の能力を引き出し、さらなる活躍を支援したい」という思いは私のモチベーションの源泉となっている。この想いを、あらゆる事業領域から日本を支える貴社において実現したい。私は、インフラ面における圧倒的な基盤と、丸の内のエリア開発における100年を超える歴史で積み上げた実績と信頼が業界内における貴社の強みであると考える。この強みをもとに、日本のビジネスの中心である丸の内を時代に合わせて再構築し、国内外の成長企業を呼び込み、大企業とのリレーション形成を推進することでイノベーションの端緒となるまちを作っていきたい。私は、地方出身の身として地方創生にも興味がある。ゆくゆくは地方都市にも同様の開発を行い、日本各地の優れた企業の関わりを創造し、新たな取り組みを支援していきたいと考えている。