あなたが専攻やゼミ、研究室で取り組んだ内容を教えてください。(400文字以内)
私は計量経済学ゼミにて因果推論を中心とする論理的思考力と、データの統計的分析能力を身に着けている。高校時代に、両親の収入とその子供の学力の関係性に興味を持った。今では経済格差と様々な格差の関連性を明らかにしたいと考え、因果推論を学んでいる。2年生の際、インゼミに向けて「名誉は生産性をあげるのか」というテーマで研究を行った。これは、多くの企業が導入している「表彰制度」に、社員の生産性を上げる効果があるのかを研究したものである。そこでデータが豊富であり、表彰制度と同じような効果を持つと考えられる、プロ野球のオールスターゲームを用いて検証し研究を行った。この研究からは、「名誉は生産性を上げるのか」というテーマに対する明確な結果が得られなかった。今後はこの研究で明確になった問題点を踏まえながら更なる研究をする所存である。
あなたが普段大切にしているコト(価値観や考え方を含む)とその理由を教えてください。(400文字以内)
私が大切にしていることは「相手の人となりや考え方を理解した上で接すること」である。 組織で活動する中で、他人の意見に触れることや意見が対立する現場に出くわすことが多い。元来、同じ環境で育った人間は一人も存在せず、正解や正義は異なると考えている。意見の対立を打開するために、互いの意見の共通項を見出すことが不可欠だと考えている。 この価値観を踏まえ、対立関係の是正を行った経験がある。重要視していることの違いから、スタッフと演者間に対立関係が存在していたが、目標としていることは互いに一致していたことに気づいた。そこで私は、相手が本質的に何を求めているのかを把握し、何をどのように伝えれば効果的であるのかを考え、発信することを意識して行動した。結果、スタッフ・演者間の関係は改善され、ライブミスの減少に繋がった。この経験から、相手の納得した決断には相手の気持ちを汲み取った行動が重要であると改めて認識した。
あなたがこれまで最も成長を実感したエピソードを教えてくださいどんな困難があり、どう乗り越えましたか?(400文字以内)
お笑いサークルのスタッフ長として、大学祭ライブを成功させた経験である。 1年間のサークル活動の集大成であり、多くのお客様が訪れる大学祭ライブにて、例年、お客様も気づくほどのミスが起きていた。 原因が「情報の共有不足」と「人材が十分に生かされていないこと」の2つであると考えた私は、以下のことを行った。 (1)私が過去四年分の反省を大学祭全体の流れ別にまとめ、大学祭の3日前に全体で共有。(2)大学祭前日に部長と協力し、全体での共有内容を再確認。(3)部員各々に適した役割を振り、責任感を持たせることで、ライブ運営をサークル全体で行う体制を整備。 結果、計600人以上のお客様が来場するライブを、ミスがなく閉めることが出来、大学祭の30以上もある企画の中から優秀賞に選ばれ、有終の美を飾ることが出来た。 この経験から、組織の課題解決には、自ら積極的に行動し、周囲を巻き込むことが不可欠であると学んだ。
あなたの性格や特徴で、今後自分で変えていきたいと思う部分とその理由を教えてください。(400文字以内)
私の弱みは「物事に対して、一人で取り組もうとしてしまう」点である。この弱みを変えたいと考えたきっかけは、大学2年生の際に行った大学祭ライブである。先輩が参加できない中、後輩に頼らず、ライブ運営を一人で管理をしようとしていた。しかし、一人では管理が行き届いていない所があり、お客様に気づかれてしまった程大きなミスに繋がってしまった。この経験を契機に、仕事を一人で抱え込むのではなく、周りを巻き込みながら協力しなければ、大きな目標が達成できないということを実感した。 その後のサークル活動でも、積極的に周りを巻き込むことを意識して活動していた。 その中で大学3年生の際に行った、サークル活動の集大成である大学祭ライブを、ついに成功させることができた。この経験のように、今後も一人で抱え込みすぎるのではなく、周りに頼ることを意識していきたいと考える。