公開日:
最終更新日:

本田技研工業_自動車業界_通過エントリーシート (21卒夏インターン)

本田技研工業、21卒_夏インターンの通過エントリーシートです。

志望動機(500文字以内)

私は、「人々の役に立ち、社会を豊かにするモノづくり」をしたいと考えています。貴社は「科学技術で社会に貢献すること」を最大の使命として高い技術で顧客を満足させる商品の提供を目指して開発に全力で取り組んでおり、その姿勢に共感しました。そこで、研究開発の場や社員の方々の仕事に対する想いを知り、貴社で働くイメージを得たいと思い、本インターンシップを志望しました。 私はこの機会を通してやりたいことが2つあります。 1つ目は、貴社の研究開発について理解を深め、将来働くうえで必要なことを知りたいです。 企業の研究開発は、顧客のニーズに合わせて開発を行う点で大学との研究とは異なるので、今の自分が知らない視点での研究開発に挑戦してみたいと思いました。 2つ目は、貴社の人々と関わることで社員の方々の働く想いや、貴社の雰囲気を体感したいです。貴社は社員一人ひとりの想いを大事にしており、個人の意見を大事にしながら開発しているので、社員の方々はどのような意見を主張しているのか、想いをぶつけているのか聞いてみたいです。また、社員の方々と話す中で仕事にかける想いややりがいを伺い、貴社のことを深く知りたいです。

ホンダ製品や、製品以外の活動を通じた取り組みに対する想い(500文字以内)

私は、貴社のステップワゴンに思い入れがあります。現在は予定が合わず家族で車に乗ることはなくなりましたが、昔は習い事の送り迎えや家族で出かけるときなど、ほぼ毎日ステップワゴンに乗っていました。他愛もない話で盛り上がったり、出かけたところの感想をみんなで話したりと車内での思い出はたくさんあります。ステップワゴンの車内は、私にとって家族と時間を共有した大事な空間であり、過去を振り返るうえで欠かせないものになっています。 また、貴社の白い作業服に込められている想いに魅力を感じました。研究開発の場をきれいに保つのは容易なことではないと思いますが、この作業服に込められているようにきれいな環境で研究することで精度の高い研究ができると私の経験から感じております。私は現在まで2つの研究室に所属してきましたが、1つの研究室がきれいに整えられていました。研究室内の人々がきれいに保つ意識を常にしていて、とても研究がしやすく、気持ちよく研究が行える環境でした。 また、この作業服は全社員平等であることを示し、会社全体で良い製品を創ろうという意思が現れていて、目に見えてわかる意思表示が魅力的だと思っています。

ホンダのインターンシップを通じて自身がどうなりたいか(500文字以内)

私は貴社のインターンシップを通して、企業の研究開発から新たな知識を得ることで、知識の幅を広げたいです。そして、その知識を活かして、人と議論を行う際に、様々な角度から意見を展開して、活発な議論を行える発信力を身に付けたいです。 私は自分の意見を人に伝え、他の人と議論することが好きなので、人と議論する場を大切にしています。しかし、自分の知識不足で発言に困ってしまうことや、自分の伝えたいことをもっとうまく伝えたいと感じることが時折あります。貴社は高い技術を持って、顧客のニーズに合わせた商品の開発を行っており、今回のインターンシップでは、私の中にはない新しい視点で研究開発を行うことができると考えています。この機会を通して、新しい知識や物事の見方を身につけ、思考の幅や物事を考えるときの視野を広げたいです。また、貴社では「ワイガヤ」といった腹を割って議論をぶつける文化があるので、日常的に社員の方々は自分の意見を発信していると思います。そのような方々と実際に議論したり、議論を聞いたりして、自分が発言する際のヒントを得たいです。そして、その経験を活かして活発な議論を行い、より良い気付きをしたいです。

大学での研究テーマ(100文字以内)

研究テーマは、「溶質ナノクラスター分布の支配因子および強化機構解明」です。

研究テーマの具体的な内容(500文字以内)

研究テーマの具体的な内容は、強窒化物生成元素を添加した鉄合金を窒化処理して、その際に生成するクラスターの分布制御法の確立を行っています。今回は、強窒化物生成元素としてTiを用いています。理由としては、Tiが強窒化物生成元素の中で、最も安定な窒化物であるからです。 鉄鋼材料の窒化処理は、フェライト温度領域において表面より窒素を拡散させて、母相中にクラスターや窒化物が生成します。それにより、試料表面の強度が高くなり、疲労強度や耐摩耗性が向上します。窒化鉄はこれらの利点を活かして切削工具や大型機械のギアやクランク等に用いられています。表面硬化処理としては、浸炭処理の方が適用例が多くなっています。しかし、窒化処理の方が、熱処理温度が低く熱処理歪が小さいので、高精度な製品の作製が可能であり、更なる発展が注目されています。そこで、組織学的な観点から窒化処理で生じる析出物の制御をして、表面強化機構の解明を目指しています。 現在は、添加元素の量や窒化処理の温度、窒素ポテンシャルを変化させて試料を作製し、硬さ測定や引張試験を行い、機械的特性を調べています。また、組織観察を行い、窒化物の大きさの検討を行っています。

希望する実習コースに参加するにあたり、自身のどんな知識・スキルが役立つと思うか(500文字以内)

私が希望する実習コースは「先進製造技術開発」です。私は金属材料分野を専攻しているので、金属組織や接合、塑性加工や鋳造などの加工技術など様々な金属に関する知識を大学や大学院で勉強しています。そのため、今回の実習で扱う成形や接合に関する基礎知識があるので、これらの製造技術開発を学んだり研究開発に参加したりする中で、自分の持っている知識を活かして考えることができると思います。 また、私の研究分野は金属材料組織学や構造材料学に関するテーマです。金属の接合や成形を行う際に、金属組織を観察して接合や成形状態を考察することがあると思うので、組織学の知識も活かせると考えています。また、接合部分を評価する際に接合部の耐食性を評価することも考えられます。学部時代に、アルミニウム合金の腐食機構の解明を目指したので、耐食性の検討を行う機会があれば、この際に得た知識が活かせると考えられます。 また、役に立つスキルとしては、組織観察を光学顕微鏡や走査型電子顕微鏡を用いて行うことができることや、耐食性の評価を行うために電気化学計測を行うことができることが挙げられます。