本インターンシップへの志望動機をご記入ください。(500文字)
乗り手を尊重した自動車開発に尽力する貴社の考え方に触れてみたいと思い志望しました。私は乗り物好きな親の影響で小さな時から車が好きでした。それから年を重ね自動車の様々な魅力に触れていく内に、いつしか自動車の魅力を後世まで残す一助となる仕事をしたいと考えるようになりました。CASE到来の影響を受け、現在自動車は移動手段としての価値に変わろうとしています。私はこの時代の中で魅力を伝え続けるためには、移動手段と捉える人々に対し乗る楽しさを実感させるなど感性に訴えかける要素を忘れないことが重要と考えています。その中で新型NSX開発秘話を拝見した際に、貴社は人間中心の思想のもと乗り手側の感性を最大限尊重し、人に対して突き詰めた自動車開発を日々行っている事を知りました。また貴社は現在でもF1を初めとした様々なモータースポーツに積極的に取り組んでおり、自動車を移動手段としては終わらせないという強い意志がある印象をその点から受けております。そんな貴社の開発方針や技術者の方々の思いについて、乗り手に近く魅力を伝えやすい部品の開発インターンを通して内側から学ぶことで、自身の思想と結び付けたいと思っています。
Hondaの製品や、製品以外の活動を通じた取り組みに対する想いを教えてください。(500文字)
貴社製品のNSXについて、私自身が幼少期の頃にNSXのカッコよさに魅了されたように、いつか私も子供心に突き刺さる車の開発に携わりたいという想いがあります。私がNSXを知ったきっかけは幼少期に父親と見たJGTCです。デザイン性にまず目を奪われ他のライバルを寄せ付けない速さにワクワクした記憶があります。このような子供がワクワクする車かどうかという指標は、車の魅力を残していく上で考慮すべき観点の一つであると私は考えています。加えて貴社は姿を消したNSXを、約10年の時をかけて復活させました。スポーツカーが受け入れ難くなった近年において高価なスポーツカーを復活させることは、車という存在から子供にワクワクを与えようとする意志をこれからも持ち続けていく証拠であるのだと私は感じております。私はこれまでのサークル活動や研究室生活において、共に研鑽する仲間のために色々な行動を起こしてきました。これからは同じ志を持つ技術者仲間のために、私を車好きな人間へと導いてくれた貴社の先人たちのために、自らが子供心に突き刺さる車の開発が携わり、そのような車を未来永劫生み出し続けていくことに従事したいと考えています。
Hondaのインターンシップを通じて自身がどうなりたいかを教えてください。(500文字)
私はこのインターンシップを通じて、世間の動向を一早く察知して変化に柔軟に対応できる技術者になりたいと思っています。変革期を迎える自動車業界の中で技術者として立ち向かっていくためには、世間がその時その時車に対して求めているものが何であるのか察知できる能力と、求めるものが急速に変化したとしても受け入れて即座に対応できる能力が必要不可欠であると私は考えています。しかし現時点での私にはその二つの能力両方ともが欠けていると感じております。特に変化に即座に対応できる能力については、自身の研究を進めていく中で新しい手法を試すことを躊躇う自分が存在している事実より濃く実感させられます。私がインターンシップに参加する一番の目的はこの二つの欠落した能力を身につけるために、既に能力をお持ちになっている貴社の技術者の方々と同じ環境で課題に取り組むことです。能力があるのが当たり前な環境で自身の未熟さを痛感することこそ、能力を身につけるのに一番の近道であると思っています。また、より早く身につけるためにも短い実習期間の中で今の自分の出せる最大限で課題に挑み、思考のコツを掴み取りたいです。
大学での研究テーマを記入してください。(100文字)
静電型MEMS振動発電素子の実用化に向けた研究
研究テーマの具体的な内容を記入してください。(500文字)
自身の研究室で開発している振動発電素子を、実験室内だけではなく実際の環境においても性能を確保できるか実証する研究をしています。近年、自動車を含め様々な分野においてIoTを活用したモニタリングシステムの普及が進んでおり、そのシステムにワイヤレスで電力を供給するものとして自立型の内部電源、中でも環境振動を利用した振動発電が注目されています。本研究室では振動発電の中でも、静電誘導を利用して発電する静電型MEMS振動発電素子の開発を行っています。しかし実験室の外で試験した例は少なく自立電源としての実用性に未だ確証を得ていません。そこで本研究では素子の実用性評価に焦点を当て、素子の設計から実環境での評価までを全て行なっています。具体的にまず対象となる素子評価先へ赴き素子の仕様決定に必要なデータとなる環境振動の採取及び振動解析を行います。続いて振動解析により決定した素子仕様を元に素子構造の設計、そして半導体エッチングプロセスによる製作を行います。そして実験室内での出力特性や充電特性の確認、素子の最終調節を経た後で素子評価先へ素子を運び実験室と同じように出力特性や充電特性の評価を行っています。
希望する実習コースに参加するにあたり、ご自身のどんな知識・スキルが役に立つと思うか記入してください。(500文字)
私は、四輪車において人の感性に刺激を与える要素を多く持つ駆動系、内外装の部品研究開発を体験できる3つのコースを希望しています。これらコースに参加するに当たり、機械系と電気系両方の技術的知識をもつ私の能力を活かすことができると思います。私は3年次まで機械系の中でも材料コースに在席しており、機械力学や材料力学に基づく構造計算やその計算を元にCAD上での設計、図面制作を行っていました。そして4年次からはメカトロニクス領域に進んだ関係で新たに回路設計や製作、半導体加工や電気的な実験などの電気系の技術的知識を身につけています。電動化が進む自動車において、駆動系や内外装の部品は機械系と電気系の融合が特に求められている部品です。私はその2つの領域で学んだ経験を活かし、新たな視点よりアイディアを発案したいと考えています。また自身のストイックさも活かすことが出来ると思います。私は自身の注力することに関して壁に直面した場合、出来るまで時間をかけて諦めず取り組む性格であります。もし他学生や社員の方々との実習の場面で行き詰まったとしても、あきらめずに考え続け課題の解決に尽力していきたいです。