学生時代の取り組みの中で、あなたが自信を持ってやり遂げたと言えるエピソード その背景と、あなた自身が取った行動、その結果をできるだけ具体的に記述してください。 (400~600字)
服屋のアルバイトでプロの接客を身につけ、店の売上向上に貢献しました。アルバイトを始めたばかりの頃、店には売上の不振という課題がありました。ある日、この課題に対処しようと考え、自分なりに熱のこもった接客を行いました。しかしそれが空回りして、結局1日中1着も売れないという非常に悔しい経験をしました。この原因をお客様のニーズを引き出せていないことと分析し、同時に何としても接客を磨きたいと強く思いました。そこで私が行ったことは(1)その次の出勤日から約2ヶ月間、休憩中に似た客層の店をコツコツ20店回って上手な接客を体感する(2)販売心理学の本を読む、の2つです。(1)(2)で学んだ声の掛け方などをすぐに自分の接客に取り入れることを徹底しました。この間、お客様に煙たがられることも多々ありました。しかし施策を始めて約2ヶ月で会話からニ―ズを引き出すコツを掴み、お客様毎に様々な商品を薦められるようになりました。どのようなお客様に対しても会話からニーズを引き出せるようになったこと、さらに「販売」を「お客様の課題解決」と捉えられるようになったことは、売上の前年度月比10%向上の一助になったと考えています。また今年の2月、アルバイトを始めてまだ4か月目にして、店長から他の従業員のロールプレイング担当という役割を頂いたので、現在は、自分の持つ接客スキルを仲間に広め、店全体の接客スキル向上に注力しています。
富士通で挑戦したいこと(400~600字)
私は貴社で「ICTの活用によるお客様の付加価値創出の実現」に挑戦したいです。労働力不足が叫ばれる今、業務効率化による労働生産性の向上は急務だと考えています。例えば私のアルバイト先の服屋では、商品補充作業に販売員の労働時間の多くが奪われていて、かつその作業が販売員の経験則や勘を元に行われているという課題があります。この課題に対し、貴社の行動分析技術と物体認識・検出技術を組み合わせて活用することで、「どの商品をどこにどのくらい補充するべきか」をデータに基づき判断できるようになると考えました。膨大なデータを利用すべき業務をAIに任せることで生まれた時間で、販売員は接客を通じお客様に最適な商品を提案する等、店舗ならではの価値を提供できると思います。上記の課題はあくまで私の経験に基づく一例に過ぎず、小売以外のあらゆる業種も同様に、人間とAIが各々の得意分野を活かすべき場面は多く存在すると考えます。よって多様な業種のニーズに対し幅広いソリューションを提案できる「提案力」は、社会全体の労働生産性が向上していくために不可欠なことと考えました。貴社は、「提案力」に必要な世界レベルの「技術力」と、お客様と新しい価値を一緒に創り出す「共創」の姿勢を兼ね備えています。お客様にソリューションを提供する際、アルバイトで学んだ「営業=課題解決」という考え方を活かし、お客様・会社双方に必要とされる人材になりたいです。