その業界について簡単に説明してください
俗にいう日系投資銀行は,日系証券会社(有名どころは野村・大和・三菱・日興・みずほの五大証券会社)の投資銀行部門を指す。投資銀行部門では,クライアントとなる大企業に巨額の資金調達やM&Aの提案・実行を行う。
その業界を志望した理由は?
ビジネスの継続・拡大に不可欠な巨額の資金を提供するという,インパクトのある仕事をしたい。若いうちから優秀な方々と仕事をし,高度な能力を身につけたい。自分のキャリアは自分で作りたいと考えたとき,部門限定の採用であれば,配属の不確実性を減らせる。
内定者や志望者に特徴はありますか?
優秀。あらゆる意味でお金への興味関心が高い。
一般的な選考のスケジュールを教えて下さい (インターンや本選考の日程など)
8月,12月,2月の三回にわたり一週間弱のインターンが行われる。本選考は3月頭から募集しており,順次内定が出る。
選考の特徴を教えてください(よく聞かれる質問や特徴的な選考ステップなど)
インターンの選考はES,WEBテスト,面接の代表的な選考スタイル。インターン参加後,評価が高ければ,複数回面談の機会を得られる。面談では業務や社員さんの理解を深められるため,本選考で有利になる。
1年間どのように過ごしてきたか覚えている範囲で教えてください
5月 6月 とりあえず夏インターンへ複数社応募する,金融業界に漠然と興味はあったが志望は固まっておらず,メーカー・コンサル・ベンチャーなど20社程度に応募。 7月 8月 金融業界(メガバンク,証券会社,信託銀行)を中心に幅広インターンに参加(10社程度)し,業界研究を進める。投資銀行への志望度は高くなかった。 9月 10月夏インターンに参加できなかった金融系企業を中心に,秋冬インターンに応募する5社程度 11月エンカレッジに登録,メンターに相談し自分の志望が具体的になる 12月複数社のインターンに参加。うち一つが日系投資銀行(内定先)のインターンで,これを機に投資銀行への興味が高まる 1月 2月 インターンに参加した企業(メガバンク,証券会社,信託銀行)の社員と個別面談の機会を得る。内定先の投資銀行部門の社員さんとは複数回面談した。この時点で投資銀行を第一志望に定めた。 3月 日系金融のエントリーが開始する。複数社にエントリー。上旬中旬に複数社と面接を行う。前述の投資銀行部門から内定をもらった3月中旬に就活を終える。
就活中に起こった印象的なエピソードを教えてください
インターンでお世話になった社員さん。以降,どのイベントに行っても毎回出くわす。
就活中を振り返ってやってみて良かったなと思うことはありますか?
夏インターン時に複数業界・複数企業を見ていたこと。各業界のビジネスモデル・部門ごとの業務内容の全体的なイメージを掴んだことで,秋以降に志望する企業を固める際の足掛かりを得ることができた。
就活中を振り返ってやっておけば良かったと思うことはありますか?
早い段階からの情報収集。多くの外資系投資銀行は,年内にエントリー締め切りを迎える。志望が定まらなかった&対策ができていなかったために受験すらできなかった。早い時期から企業の情報に触れ,対策をすることで,自分の選択肢を狭めることなく就活を進められると思う。
同じ業界を志す就活生にアドバイスをお願いします
投資銀行は例年人気が高く狭き門である。業務への適性に加え入念な対策が求められると思う。早期からの情報収集,しかるべき対策を行い志望する企業の内定を勝ち取ってほしい。