インターンシップとは?就活って何をすればいいの?
経団連や政府の動きによって、日本の就職活動のスケジュールは毎年変わっていますよね。その中で、2022年に卒業するいわゆる22卒の就活は、例年にも増して早期化すると言われています。
ところで、就活がどのような流れで進むか把握していますか?まずは、就活の流れについて解説します。
・就活の流れ 基本的な就活の流れとしては以下の通りです。
3年春~夏:夏インターン募集・選考・実施 3年夏~冬:秋・冬インターン募集・選考・実施 4年春:本選考募集 4年夏:本選考実施
・インターンシップとは 何度か登場している「インターンシップ(インターン)」というワードが聞きなれない方もいるでしょう。
インターンシップとは、簡単に言えば「就業体験ワーク」と言えます。業界、企業の説明や、実際の仕事風景を模したワークを行うこともありますし、実際に企業の営業に同行することもあります。
インターンシップにも大きく分けて二種類あり、「短期インターン」「長期インターン」があります。
短期インターンは、就職活動が始まる前に学生に対して企業での働き方を疑似体験してもらうことを目的とした1日から長くて2週間ほどのワークです。
長期インターンは、主にベンチャー企業を中心に、半年以上の長期にわたり、学生が社員と同様に実務を経験することができるものです。
就活でよく耳にするインターンと言えば、前者の「短期インターン」を指す場合が多く、このインターンへの参加が、学生にとっては企業理解を深めるだけでなく、本選考に有利になる可能性も秘めています。
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22卒のインターンシップは例年より前倒しになる?スケジュール
それでは22卒の就活ではインターンシップはどうなるのでしょうか。現時点では推測に過ぎませんが、夏インターン(サマーインターン)が大幅に前倒しになるとする見方が有力です。
具体的には以下の図のようなスケジュールが想定されています。
五輪の影響でサマーインターンシップがとても重要に
夏インターンが早期化すると言われる一番の原因は夏場に行われる東京オリンピック・パラリンピックです。
7月22日〜9月6日に五輪は開催されますが、通常であればこの期間は夏インターンの選考の実施、インターンの開催が行われるはずの時期なのです。
しかし、東京は五輪の影響もあり、交通機関の混乱や宿の確保が困難になることが見込まれています。
地方の企業は例年通りのスケジュール感でインターンシップを開催することが可能ですが、首都圏の企業がインターンを早める決断をした場合、芋づる式に地方企業もインターンを前倒しで開催する可能性は高いです。
夏インターンが前倒しになり、5月、6月に開催されるとなると一つの問題が発生します。21卒の就活生の本選考が重なってしまうのです。
21卒と22卒どちらの採用活動も重要ですが、同時期に活動が行われている場合は、採用目標人数などを満たすために21卒側の採用活動に力を注ぐ可能性が高いです。その場合、22卒の採用活動に対して人員を割くことが難しいケースが発生します。
インターンの開催や、開催回数は例年と変わらない代わりに募集人数を減らすなど、夏インターンへの参加が例年より難しくなることが見込まれます。
企業側としては、21卒の採用が完了する10月以降、秋冬インターンに力を注ぐ可能性もあります。その中で、夏インターン選考の狭き門を突破した学生は企業にとっても採用優先順位は高くなります。
22卒の就活では、夏インターンの選考を勝ち抜き、インターン本番で企業側にアピールできるかがとても重要になるでしょう。
外資とベンチャーはインターンシップが「内定」の鍵
重要と言われる夏インターンですが、特に、外資系企業とベンチャー企業では夏インターンの参加はほぼ必須と言えます。
なぜなら、インターンの参加が「内定」に直結する企業が多いからです。ベンチャー企業の場合は夏だけでなく、秋や冬、3月以降にもインターン、採用活動を継続する場合もありますが、外資系企業の場合はかなり早期に採用活動を終了するケースが大部分です。
特に、外資系企業の就活は選考難易度がとても高いです。参加者の大部分は東大京大一橋東工早慶といった最上位校の学生であり、選考形式もフェルミ推定や英語面接など、特殊な方式を採用している場合があります。
例えば、ITコンサルティングで有名な企業、アクセンチュアの選考フローは以下の通りです。
ES + Webテスト ↓ グループディスカッション ↓ 面接複数回(ケース面接含む) ↓ 内定
一次面接、もしくは二次面接ではケース面接と呼ばれる特殊な選考が行われます。
難関と呼ばれる外資系企業ですが、アクセンチュアの場合は近年採用人数を増やしており、MARCHレベルの大学からの採用も増えています。
外資系企業からの内定がどうしても欲しい、学歴レベルも高いとは言えない就活生は、夏インターンの参加が必須と言えるでしょう。
▼▼▼アクセンチュア内定者が語る、外資就活のリアルとは。
大手企業のインターンシップは参加が選考を有利に
それでは、大手企業の場合はどうでしょうか?基本的に、インターンに参加することが内定に直結する企業は稀です。
しかし、本選考が有利になることが多々あります。たとえば、ファーストリテイリングが開催している海外インターンシップ「GLOBAL STUDY PROGRAM」に参加することができた学生は、本選考の大部分がスキップされるようです。
ファーストリテイリングに限らず、多くの大企業では、インターンの参加までにES+適性検査、面接が課されることが多く、インターンに参加することが出来た時点で一定の評価をされています。
そのため、インターン参加者限定の少人数座談会や、本選考の一部がスキップされるといった優遇が存在しているのです。
大手企業は建前上、本選考を6月以降に行う企業が多いですが、裏側ではインターン参加者を筆頭に内々定を出すこともあります。そのため、大手企業で表向きの本選考開始が遅かったとしても、インターン選考には必ず挑戦するようにしましょう。
22卒就活生がインターンシップに参加するまでに必要なこと
それでは、インターンシップに参加までにはどのようなステップがあるのか、そしてどのような対策をするべきかを確認していきましょう。
インターンの選考フローは以下のような形が一般的です。
① エントリーシート(WEBテスト・書類選考) ② グループディスカッション ③ インターン参加面接(個人面接)
今回はエントリーシートの書き方に絞って解説していきます。②と③のグループディスカッション、個人面接については、関連記事を記事の最後に載せておくので、気になる方は確認してください!
インターンシップ選考の第一関門・ESを攻略しよう
それでは、インターンシップに参加するための第一関門であるES(エントリーシート)について詳しく見ていきます。
そもそもESとは何かについてまずは確認します。
ESとは、企業が数ある学生を選抜するために学生に課す、選考に使う書類の総称です。似ているものとして、履歴書が挙げられます。
しかし、履歴書は人事が学生のデータをまとめるために使う書類であり、履歴書の内容自体が選考の合否に直結することは考えにくいです。
大抵の場合、ESは複数の質問で構成されており、それらに対して数百字の文章で解答する形式となっています。
以下が、三井住友銀行が20卒を対象に行った、夏インターンの設問です(この章の最後に、このESの選考を通過した先輩内定者のESを掲載するので、気になる方は確認して見てください!)。
・学生時代に力を入れたことを教えてください。(200文字以内) ・インターンシップへの申し込み動機を教えてください。(200文字以内)
この二つの設問は、特にインターンのES選考で最も問われる問題です。 前者は就活生界隈では「ガクチカ(学生時代力を入れたこと)」と呼ばれており、企業は学生のそれまでの経験を知るために出題するケースが多いです。
この設問に答えるためには、今までの人生を棚卸しして、自分が取り組んだことに対して徹底的に深掘りをすることが求められます。
後者に関しては、当該企業への志望度がどのくらい高いのかを推し量るために出題します。
業界、企業に対してなぜ興味を持ったのか、そしてインターンで何を得たいのかを言語化しなければいけません。
→三井住友銀行の書類選考を通過した先輩内定者のESはこちら←
具体的なエントリーシートの書き方に関しては、以下の記事が参考になるので、ぜひチェックして見てください。
22卒就活はインターンシップの合否が、趨勢を決める
これまで、22卒の就活において、いかにインターンシップが重要かについてを確認してきました。
夏インターンが今年は早まる可能性があること。それによって、夏インターンに参加できるかが内定に大きな影響を与えることを把握して頂けたら幸いです。
早い段階で就活のスタートを切ることができれば、その分ライバル達に差をつけることができます。エンカレッジでは、同じ大学の先輩内定者が、エントリーシートの添削に始まり、自己分析や面接対策を一括サポートします!
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