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就活生に捧げる鉄道会社ランキング!ブランド、年収だけが重要なの?

日本の移動インフラとして絶対的な地位を築いているのが鉄道会社です。確固たる収益基盤を持った中で、様々な新規事業にチャレンジできることから、就活生から大きな人気があります。 今回は、難関業界である鉄道業界の主要企業をランキングすることを通して、企業ごとの得意事業や、今後の展望を探っていきます。

鉄道会社売上高ランキング!1位はやはり…?

大学生の中で人生で電車を使ったことがない人はいないですよね。それほど、鉄道会社は人々の生活に密接した存在です。

鉄道業界の会社は普段私たちが使っている電車を運用する「鉄道事業」だけでなく、主に鉄道沿線の不動産を扱う「不動産事業」や、SuicaやPASMOなどの決済ツールを扱う「金融・決済事業」など、ありとあらゆる事業を通して私たちの生活を支えています。

今回は、鉄道業界の企業を売上高や年収、従業員満足度でランキングします!

まずは、売上高でみる鉄道業界のランキングは以下の通りです。

業界動向サーチ「鉄道業界 売上高ランキング(2018 - 2019年)」より作成

圧倒的な1位はJR東日本(東日本旅客鉄道)です。総売上高は3兆円を超えており、東日本全域に鉄道網を敷く圧倒的な規模感を誇ります。

第2位はJR東海(東海旅客鉄道)です。総売上高1.8兆円の大部分を東海道新幹線で稼ぐとともに、現在はリニアモーターカーの開発にも力を入れています。

第3位はJR西日本(西日本旅客鉄道)です。JR東海とは異なり、新幹線が総売上高に占める比率は3割程度かつ、運輸業が占める割合も全体の6割程度です。

▼▼▼売上高上位三傑!JR各社の内定者ESを参考にして、内定を掴み取ろう。 JR東海(東海旅客鉄道)_ES(2020卒_本選考) JR東日本(東日本旅客鉄道)_ES(2020卒_本選考) JR西日本(西日本旅客鉄道)_ES(2020卒_本選考)

鉄道会社平均年収ランキング!私鉄の強さが目立つ

次に、平均年収別に見る鉄道業界の企業ランキングは以下の通りです。

年収ランキング「鉄道会社企業の平均年収ランキング1位~25位【2020年最新版】」より作成

先ほどとは打って変わり、鉄道業界の中でも私鉄三社が上位を占めています。

第1位は阪神阪急HDで920万円。阪急電鉄、阪神電気鉄道を抱えています。

鉄道事業が総売上高に占める割合は三分の一程度で、不動産事業も同じく三分の一程度の売上高を保っており、収益率の高い事業が売上高の大半を占めています。

第2位は相鉄HDで864万円。相模鉄道を運営しています。

第3位は京阪HDで838万円。京阪電気鉄道で有名です。

これら上位企業は全て、鉄道会社や周辺事業を統括する持ち株会社(ホールディングス)で働く社員の平均年収を表しているため、純粋に鉄道会社勤務の人々の年収を考えた場合は、上の表では6位にランクインしている小田急電鉄が最も高給であると考えられます。

▼▼▼高給を求める就活生へ。鉄道業界で高年収を実現できる企業はこちら↓ 阪急阪神ホールディングス(2020卒_夏インターン) 近畿日本鉄道_ES(2020卒_本選考) 西武鉄道_ES(2020卒_本選考)

従業員満足度で見る鉄道会社ランキング。1位は意外な企業に。

次は社員の口コミが数値化されるOpenworkに掲載されている鉄道業界の企業を、従業員満足度の観点からランキングしていきます。

Openwork「航空、鉄道、運輸業界 総合評価ランキング(2020年2月20日現在)」より作成

1位は遠州鉄道で3.58という結果となりました。遠州鉄道は静岡県を走る鉄道です。

待遇面の満足度だけを見ると2.7で低い数値となっていますが、法令遵守意識では4.4、風通しの良さや社員の相互尊重ではそれぞれ3.8、3.9など、働きやすい職場環境が魅力のようです。

浜松を中心として、地元に根付く大企業であり、満足度が高くなっています。

2位は阪神電気鉄道で総合数値は3.57でした。全体的にバランスが良く、特に法令遵守意識が4.3と高い数値です。

転勤がなく、かつ比較的高い給与であるため、3.57という高い数値を実現できたようです。

3位は阪急電鉄で3.47という数値でした。ある程度の配属リスクはありながらも、梅田を拠点とした大企業で、様々な事業に携われます。

数値としては法令遵守意識、社員の相互尊重がそれぞれ4.3、4.1と高い数値が出ています。

4位ではじめて首都圏の企業である東武鉄道がランクインします。1位は静岡県、2位と3位はどちらも大阪府の企業です。

旧国鉄企業では、九州旅客鉄道が9位にランクインするのが最上位で、総売上高や平均年収でランクインした東日本旅客鉄道や東海旅客鉄道はランキング外となりました。

業界におけるブランドや年収という観点では国民的に知られる超大企業が優勢ですが、実際に働いている現場社員の声を拾うことはとても大事であることがわかります。

▼▼▼鉄道業界で働きやすさを求める就活生へ。従業員満足度が高い企業はこちら↓ 阪急阪神ホールディングス(2020卒_夏インターン) 京王電鉄_ES(2020卒_本選考) 九州旅客鉄道(JR九州)_ES(2020卒_本選考) 西武鉄道_ES(2020卒_本選考)

鉄道会社を目指す就活生が考えるべきこと

これまで、売上高、平均年収、従業員満足度という三つの視点からランキング形式で鉄道業界の企業を見てきました。

鉄道業界を志望する多くの就活生は、JR各社に対して強い憧れを持つことが多いでしょう。業界内外でのネームバリューは勿論、豊富な福利厚生、比較的高年収であり、素晴らしい企業であることは間違いありません。

しかし、実際に社会人として働く際には、会社のブランドや年収だけでなく、法律を遵守しているか、同僚のモチベーションはどうなっているかといった労働環境も意識することが肝心です。

中々外から窺い知ることは難しい側面ですが、openworkやOB・OG訪問をうまくつかって、採用サイトでは知ることが出来ない生の情報を獲得する努力をしましょう。

鉄道業界に限らず、全ての業界に通じますが、就活の際に重要なのは、企業を選ぶ上で、自分の中の優先順位を定めることです。

お金がたくさん稼げること、社会貢献性が高いこと、人と接する機会が多いこと、専門性が身につくことなど、人それぞれ重視する点があるでしょう。

その中で、自分にとってベストな選択を取ることを忘れないでくださいね!

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