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早期内定のススメ #2 – 大手志望の内定者が語る早期内定のメリット –

◆11月になり冬インターシップを控えている就活生の皆さん、早期内定は視野に入れているでしょうか。就活解禁前は早期内定を通して学べることがたくさんあるんです。今回は、年内にコンサル業界のベンチャー企業から内定をもらった有名私立大学4年生の山下さん(仮名)に、早期内定のメリットについて語ってもらいました。

早期内定のメリット

ーまず、山下さんの就活の軸を教えてください。

山下さん(以下、山下):私は去年の8、9月にOB訪問にて話を聞いてもらい、自己分析をする中で①人やモノの可能性を見出すこと、②それを共に作っていくことをやりたいこととしていました。業界としては主にコンサル、広告、商社など幅広く就職活動を行っていました。

ーその軸に変化はありましたか?

山下:今までは自分に合う場所・適性がある領域を考えていましたが、同時に自分がどうある状態が理想なのかも重要だと感じ始め、やりたいことだけではなく環境・人のことも考え始めました。そして「自分自身を120%出し、フラットに受け入れられる環境」、「多様なバックグランドを持つ人や環境に触れられること」も重視するようになりました。

ー興味を持った業界はどのように選択肢を狭めていったんですか?

山下:自分で決断しやり切れる人になるスキルやマインドが身につくか、それがいつ、そして自分ができるのか?という観点で考えていきました。会社に依存する形だと、ずっと他人軸でやり続けなきゃいけない、会社の信用を常に背負い続けなければいけない。どこまでいっても会社の中でしか仕事ができない可能性が高いと考え、絞っていきましたね。

自分自身がどうなるか、を考えていくより、会社はこうだから自分はこうできるという枠に嵌った考え方になるのが嫌だと感じたので。

また最終的には自分で事業をまわしたり、独立して何かやりたいと思ったので商社や広告代理店は自身のイメージとはズレると感じ、選択肢から消しました。

同時に最初から色々整っている会社だからこそ、そこに甘んじてしまう自分もいることに気づき、最終的には自分がありたい姿になるための環境にふさわしいと感じた人材会社を選びました。

ー早期内定は、どういう企業からもらったんですか?

山下:100人くらいの規模の中小企業向けのコンサルティングをしている会社で、経営コンサル全般ができる会社でした。同時に自分で形を作り切る力も、コンサルティングだけではなく社内の新規事業を立ち上げなどで養える環境でした。最後の最後まで選択肢に入っていましたね。

ーなぜ迷っていたんですか?

山下:自身が受け入れられているのではなく、自身の提案が受け入れられているというように感じ、もっと人間味がほしいなと思っていて、コンサル業界は視野に入れないでおこうと思っていたものの、この企業は、人・環境の面では良かったんです。

また上記の通り、求めている条件にも合っていて、コンサルティングだけでなく事業立ち上げに関われることも魅力的でした。

とはいえ、実力をつけることと同時に、繋がりや社会的な信用といった観点も一定程度必要と考えていた自分には、そこに飛び込むことに対して正直恐れがありました。また、人の日常に影響を与えている実感をもっと感じたい!と思ったため、この企業ではそこには遠すぎると感じ、最終的には残念ながら選択肢から消えました。

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ー早期内定してよかったことは何ですか?

山下:良かった点は3つあり、1つ目が、選択肢を絞れたことです。本選考前にベンチャー企業の選考を受けることでいい意味で選択肢を絞ることができ、本選考では、たくさんの企業を受けることはなく、効率的に時間を使えることができたと思います。また個人的に大手の選考よりハードだったので、本選考に役に立てることができました。

2つ目は早期内定が大手の本選考で評価されることが多かったことです。広告代理店や商社などの面接においても他の大手の選考よりも優先して聞かれ、評価されることが多くありました。

3つ目はその会社の人事の方がメンターとしてつき、逐一色んな相談をしたり、OB訪問で聞けないような話を具体的に聴ける機会が得られたことです。コンサルタントとして、ベンチャーの人事としてなど、様々な観点から意見をもらうこともでき、早期内定をした人の特権を感じました。

個人的に月2回ペースで人事の方と飲んでいましたよ(笑)

ー今振り返って早期内定もらえた要因は何だと思いますか?

山下:私の場合は3つ要点がありまして。

1.自分自身について整理できていたこと。

8、9月のOB訪問を通して早期から自分のことを整理していて、自分はこうであろうということを早期からほかの人と比べると整理していたのが、大きく評価されたポイントかと思います。

2.おごらない、見栄を張らないこと。

早期内定には限らないけれど、できないことはできないと言い、質問がわからなかったら、それ以上はわからないですと言い切る。 等身大の自分自身を見せる、そういうスタンスが評価されたと思います。

3.首を突っ込みまくったこと。

「大手志望だからベンチャーは受けない」 「業界を絞っているのでそれ以外は受けない」は最終的には必要だと思う。ただ選考練習をする、自分の知らない世界を知りにいく、ということはとても重要で、とにかくインターン面白そうとか、そういうのでも興味を持つ点が少しでもあれば挑戦したことが結果に繋がったと思っています。結局受けないと内定はもらえないですし、簡単にもらえるほどベンチャーの選考は甘くないです。

ー最後に19卒に向けてアドバイスをお願いします!

山下:大手志望と思って大手だけを受けて受かる人はほとんどいないんじゃないかな。過度な自信を持つのはとても危険です。練習しないで試合にでることと同義。時間はあるのに勿体ないので、経験を積むことと視野を広げたほうがいいです。

またベンチャーの選考に挑み、厳しい現実を体感することが肝要です。挑戦することでハードルを感じ、自分の立ち位置が明確になる、そしてその現実と向き合うことになると思います。本選考とインターンは見られているところが全然違うので、そのためにも必ず受けて!というレベルですね。

ーいかがでしたでしょうか。山下さんは早期からOB訪問を通して自己分析を行い、早期からブラッシュアップのスピードがとても速かったですね。アクション数は自身のブラッシュアップスピード向上につながることが多いので、是非就活アクションをしていきましょう!

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