利用経験率No.1 のIT製品比較サイトを運営
-BtoBの商材を取り扱う会社は、なかなか就活生にはイメージしづらいですよね。まず、貴社がどんなことに取り組む企業なのか、教えていただけますか。
山宮:簡単にお話をすると、企業の営業活動をより効率的にする支援を行う会社だと考えてください。
企業の営業活動には非効率・無駄がたくさんあります。その中にはインターネットやAIの力を借りることで、効率化できる部分も少なくありません。
AIやツールで解決できる業務を削減し、より創造性の高い仕事に集中できる環境を作る。
その理念を元に「セールスクラウド事業」「オンラインメディア事業」の2つを軸として、主に企業の「営業活動」をサポートしています。
-その2事業は、具体的にはどのようなものなのでしょうか?
山宮:セールスクラウド事業については、主に「リストファインダー」というツールによって、企業の営業活動をサポートしています。
「リストファインダー」とは何かというと「このツールを導入すると、自社ホームページに来ている人の名前・企業名・滞在時間などが分かる」というサービスです。
このツールにどういう効果があるのかというと、「自社の商品に興味を持つ見込み顧客を探すことができる」ということ。
例えば、A企業のBさんという人は、ホームページに来て長い時間をかけて製品ページを見てくれている。C企業のDさんは、ホームページにアクセスしたけど、すぐに閲覧をやめてしまっている。そういった情報のリストを作成してくれます。
すると、Bさんは弊社の製品に興味を持っているから、実際に会って商品の詳細を説明するのが良いだろう、と判断ができるわけです。
これまでの営業活動は、新しい顧客を獲得するために、無鉄砲に飛び込み営業をしたり、リストの上から順番にひたすらテレアポをしたり、大きな苦労をして新規顧客を獲得していました。
しかし、このようにツールの力を借りることで、商品に興味を持っている人だけを洗い出し、より確率の高い、効率的な営業活動を行えるようになります。
-もう1つの事業は、どんなことをやっているのでしょうか?
山宮:オンラインメディア事業部では「ITトレンド」「Bizトレンド」というメディアを運営しています。
簡単に言うと、企業向けの「食べログ」「価格.com」のような比較サイトを運営していると考えてください。メディアに掲載するのは「会計システム」や「人事管理システム」など、企業の業務を効率化するIT製品が中心。
「IT製品をもっと販売したい」と考えているクライアント様に製品情報の掲載をいただき、「IT製品を導入したい」と検討されているユーザー様に我々のメディアで比較検討をしていただくことで、両者のマッチングを図る、というメディアです。
このサービスも、企業様に「営業活動にかける時間を削減する」という価値を提供しています。
多くのお客様が見ているメディアに、商品を掲載することで、より効率的に認知を獲得し、これまで電話や紹介に使っていた時間を削減できます。
また、業務を効率化するITツールは多岐に渡りますし、会社が10あれば10通りの規則や慣習があるので、どのシステムがベストなのかは、会社ごとに異なります。
そのため、ユーザー様にとっては「勤怠管理のシステムを導入したいんだけど、色んなツールがあって、一体どれを導入すべきか解らない」という課題が生まれてしまう。
弊社のサービスによって、その会社にとって必要十分なサービスを知ることができる、という価値も提供しています。
日本の働き方を変える」イノベーションのビジョン
-どちらの部署も、従来の法人営業を変えるサービスを提供しているということですね。
山宮:そうですね。冒頭にも申し上げましたが、私たちのビジョンは、業務活動の無駄や非効率をなくして、より創造的な社会を作りたいということ。
営業活動の本質は、顧客の課題を見つけて、それを解決するために最適な施策を提案するという部分だと思うんです。
しかし、そのために使っている時間は、仕事の時間の20%ぐらいと言われています。では、残りの80%は何をしているのかというと、電話を掛けたり、営業リストを作ったり、移動をしたり。
そういった部分を削減して、これまで80%使っていた時間を他のクリエイティブな仕事に充てる社会を作りたいんです。
残念ながら、日本は「新たな価値を生み出す仕事に注力できていない国」だと言われています。そして、「仕事の満足度ややりがいが一番低い国」だとも言われています。
実際に、長時間労働や過労死のニュースを耳にすることも少なくありません。業務に非効率や無駄があることによって、創造性の高い仕事が実現されないままになっている。
それを解決して、より良い世の中を作っていくのが我々のビジョンです。
今でこそ「企業の営業活動」を改善するサービスがメインとなっていますが、医療・農業など、その他様々な業務をもっと効率的に、便利にする仕事にも取り組んでいきたいと考えています。
-魅力的で、社会的意義のあるビジョンですね。
貢献意欲」「主体性」のある人が活躍できる社風
-そんなイノベーション社ですが、就活生にとって、1人の社会人として貴社でキャリアを歩む魅力とはどんなところにあるのでしょうか?
山宮:営業のキャリアについてお話をすると、クライアント企業のマーケターとして貢献するというやりがいを感じられる業務です。
例えば「リストファインダー」のデータを見て、このページで顧客が離脱をしているから、こういった改善をすれば見込み顧客が増えるでしょう、という提案をしたり。
あるいは「メディア」を通じて、こういったお客様からお問い合わせを頂いているけど、少しターゲット層とはズレていて、受注確率は低いかもしれません。もっとターゲットにあったお客様に見ていただくためにメディアではこんな訴求をしましょう、という提案をしたり。
そういったコンサルティングによってwebを通じて企業の販促活動を改善する、マーケティングのプロとして貢献していくことになります。
社会や他者に貢献したいという想いの強い方が活躍できる環境だと考えています。
-また、「働き方を変える姿勢」は社風にも表れているとお伺いしましたが、いかがでしょうか。
山宮:我々が一番大切にしているのは、「感動と成長を得られる世界に向けて、どのように自分らしくキャリアを築いていきたいか」を考える主体性です。
社員のキャリアに決められたルートはありません。その代わり、自らルートを描く社員の意志を応援します。
例えば、一概に営業といっても業務内容は多岐にわたります。
営業チームを束ねる力を高めるマネジャーを目指すキャリアももちろんですし、商材についてあらゆる知識を持ったスペシャリストを目指して、スキルアップを追求するというキャリアもあります。
そんな中で「マネジャーになってみたけど、スペシャリストの方が自分は活躍できる、貢献できる」と感じたら、キャリアチェンジも可能です。
-社員の意志を尊重してくれる風通しのよさを感じますね。
山宮:そうですね。「心からこういうことをやりたいんだ」という気持ちを持つ人を応援する会社です。
かくいう私も新卒では営業として入社したのですが、この会社の人事を変えたいと思い、役員陣に直談判をしまして。入社4年目の今では人事のマネジャー職を任されています。
他にも、営業からエンジニアへと転籍した社員もいます。
その社員は営業の仕事をしながらも、エンジニアとして会社・顧客に貢献をしたいと、独学で1年間プログラミングの勉強をしていました。
そんな風に、強い気持ち・行動を持って自分らしいキャリアを歩みたいという人、応援し活躍させる風土のある会社だと考えています。
-ありがとうございました。最後に、就活生へのメッセージをお願いします。
山宮:繰り返しになってしまう部分もありますが、他者への貢献意欲が強い方や、チームで物事を成し遂げることに対して強いこだわりのある方は、本当に活躍・成長できる環境だと思います。
また、弊社は昨年12月にマザーズ上場を果たし、新たなフェーズに入りました。
第二の創業期を担う人材として、自ら良いものを作りあげていくんだという主体性のある人材が今まで以上に活躍できる風土になっていくでしょう。
学生時代を通じて、本気になって目標の実現にこだわった経験のある人、熱い想いで人を動かした経験がある人。そのような人は、わが社でやりがいを持って働けるはずです。
弊社に少しでも興味を持って頂いた方は、ぜひ一度お会いできればなと思います。