インターンの評価を左右する最終プレゼン
企業が開催する、新規事業立案形式やコンペ形式のインターンにおいて、多くの場合最終日のコンテンツとなるのが、"最終プレゼン"という、企画内容を審査員やメンターの方々に発表して、優秀賞や採用・不採用を決めるイベントとなります。
そして、この"最終プレゼン"をいかに成功させるかで、同じレベルの議論をしたとしてもあなたの評価は大きく変わってくる可能性があり、裏を返せば、最終プレゼンを成功させることで、就活生のインターン評価はうなぎ上りとなる可能性があるのです。
なぜ、最終プレゼン1つでそこまで個人の評価が大きく変わるのか。 その理由は、インターンに全日参加するわけではない審査員の方々にとって、この最終プレゼンは個人・チームの成果を判断するための唯一の材料であり、ここでの印象が全体の印象に直結するという側面にあります。
だからこそインターン全体において、プレゼンに向けてチームの企画内容を分かりやすく発表するということは、議論の中身と同じくらい重要だと言えるのです。
今回はそんな最終プレゼンを成功させるために、資料をまとめるためのコツやスライド作成・デザインの基本・パワーポイントの使い方などをいくつかご紹介します。
インターン参加が決まって、これから活躍のために準備をしていこうとお考えの就活生の方は、ぜひこの記事を読んで、インターン本番で素晴らしい評価を勝ち取ってみてください!
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インターンでプレゼンにこだわることは小手先ではない!
「インターンにおいては、最終プレゼンの質を高めることが重要である!」という趣旨のアドバイスをすると、
「そんなもの小手先のテクニックであって、インターンで一番大事なのは議論する内容だ!」
とお考えになる就活生の方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、最終プレゼンのクオリティを高めるためのコツは、本当に"小手先"だと言えるでしょうか?
例えば、一社会人として上司から「何か社内で新しい事業案を企画してほしい。」というお題をもらったとします。
あなたは、チームの同僚と一生懸命議論を尽くし、紆余曲折を経ながら一つの企画案を思いつきました。 しかし、議論が紛糾するあまりプレゼン資料作成の時間がなく、上司への提案はA4用紙1枚で臨むこととなります。 結果的に、上司に企画の良さを分かってもらえず、企業での出世チャンスを逃したと言ったら、問題点は明らかに「最終プレゼンのためにもっと時間をかけるべきだった。」ということになりますよね。
いくら内容が良かろうと、実際に表に出てくる部分は最後のプレゼン資料やパワーポイント・発表であり、"良い内容"と"良い伝え方"があってこそ、本当の成果に繋がるのです。
だからこそ、本当にインターンで良い成果を残したいと考えている就活生の方は、議論や企画立案のプロセスに全力を注ぎつつも、最終発表の資料作成やプレゼン内容に対しても高い意識で臨む必要があります。
ぜひ、以下の3つのコツでインターン前の準備を進めてみてください。
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プレゼン成功のコツ①スライドタイトルを先に作って議論してみよう!
最初のプレゼンを成功させるためのコツは、スライドタイトルを先に作ってしまって議論する、という方法です。
「普通、議論をし終わってから、プレゼン内容を資料にまとめるものじゃないの?」
と思う方も多いとは思いますが、時間が限られているインターンや、発表まで残り時間が少ない場合には、この方法は非常に有効となります。
なぜなら、自由なフォーマットで議論をしてしまうと、最終プレゼンに必要のない部分にまで時間をかけてしまう場合がありますが、先にスライドタイトルを作っておけば、そのスライドに書くべき内容にだけ議論を集中させることができて、効率的に時間を使えるからです。
例として、企業の新規事業企画をするインターンの際には
・市場規模/環境 ・顧客課題/ニーズ ・ソリューション ・商品詳細 ・必要なリソース/予算 ・考えられる課題
などのタイトルを付けたスライドを6枚だけ用意して、そのスライドに必要な内容にはどのようなものがあるのかを議論します。
もちろん、議論の中でスライド枚数が増減したり、言葉のニュアンスが多少変わってきたりするケースはあるかと思いますが、インターンの評価項目として必要な情報をスライドに落とし込んでおけば、効率的に議論が行えて、最短でプレゼン資料を完成させることができるでしょう。
議論が紛糾するあまり、求められている内容について発表できないということは、インターン全体の評価点を下げる非常にもったいないことですので、ぜひこの方法を使ってクオリティの高い最終発表を行ってみてください!
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プレゼン成功のコツ②スライド作成はこれだけ覚えておけばOK!
最終プレゼンを行う際、おそらく多くのインターンではパワーポイントに発表内容を落とし込み、全体の前でプレゼンをすることになるかと思います。
口頭よりも視認性が高く、様々な情報を詰め込むことのできるパワーポイントは、上手く使えば最終発表のクオリティをぐんと高めてくれますが、一方で発表を邪魔してしまったり、全く何の足しにもならないケースも存在するので注意が必要です。
そんなパワーポイントのスライド作成の基本については、以下の要素を覚えておきましょう。
◾️1スライドに、1メッセージを心がける!
人は一度に多くの情報を目にすると、聞こうとする姿勢をシャットアウトしてしまい、それ以降情報が入りにくくなってしまいます。 文字がぎっしり詰まっている論文や資料を見ると、読む気が無くなってしまうという経験は、皆さんもしたことがあるのではないでしょうか。
スライドについてもこれと同じことが言えます。 つまり、1つのスライドにたくさんの情報量を詰め込みすぎるのはやめて、最低でも1つのメッセージに留めた方が良いのです。
また1スライド1メッセージを心がけることで、発表者側も「このスライドでは、これを言えば良い。」ということが明確になり、プレゼンがしやすくなるのではないでしょうか。
◾️左から右、上から下の流れを守る!
まずは、以下のプレゼンスライド例2つ見てみてください。
この2つの例は少し極端かもしれませんが、どちらのスライドの方が情報が入ってきやすいかは一目瞭然かと思います。
人間の脳は、左から右、もしくは上から下の流れで文章を読むことに慣れており、それと逆行するデザインや文章は、自然と頭に入ってきづらくなってしまうのです。
したがって、プレゼンのスライド内で流れ・順序を作る際には、左から右か、上から下の順番を守るように気をつけてください。
◾️使う色は黒を入れて3色まで!
パワーポイントでスライドを作る際に、どうしても華やかにしたいと考えて、たくさんの色を使って資料作成をしてしまう就活生をよく見かけます。
しかし、あなたがデザインを勉強しているプロでない限り、むやみに資料内で使う色を増やす行為は極力避けて、以下のような黒を含めた3色程度に抑えた方が良いでしょう。
色を使うということは、その文章や要素を目立たせるという効果を与えます。 しかし、全ての要素に色を使ってしまうと全ての要素が目立ってしまい、結果的に「スライドの中で何が重要なのか」が分かりづらく、オーディエンスからも分かりづらいプレゼンになってしまうのです。
使う色は黒を含めて全部で3色というルールを守って、色を重要な要素にだけ使うような発表資料を作成すれば、きっと審査員に刺さるプレゼンができるでしょう!
プレゼン成功のコツ③デザインはいかに使えるツールを知っているかで決まる!
最後のコツは、プレゼン資料のデザインを良くするツールを知っておくこと、というものです。
短時間で最後の発表資料を作成しなければいけないインターンでは、より簡単にデザイン性が高い資料を作れるということが、全体の見栄えや印象に大きく関わり、最終的な評価にも密接に関わってくるのです。
以下に、いくつか使えるサイトをご紹介しますので、インターン前に自分が使えそうなものをいくつかリストアップしてみてください。
スライドカーニバル
デザイン性の高いパワーポイントテンプレートが数十種類掲載されている無料サイトになります。 デザインにこだわっているあまり、少し使いにくいテンプレートもあるので注意が必要ですが、上手く使うことでプレゼン資料のクオリティが大きく飛躍するはずです。
Canva
ロゴや表紙、スライドのいくつかを作成するためのデザイン編集ツールとなります。 プレゼン資料に関しても作成することは出来るのですが、パワーポイント形式での出力ができないため、表紙やLPなど一枚で大きなインパクトを与えたい時に使うと良いかもしれませんね。
アイコンまとめ
パワーポイント用に使えるアイコンをまとめたサイトになります。 人や建物、お金などの動きをアイコンを使って表すと、プレゼン資料のクオリティがグッと上がりますので、ぜひ有効活用してみてください。
プレゼンを成功させるための話し方
質の高いプレゼン資料ができたら、後はプレゼンを成功させるための話し方・話術で自分たちの発表内容を伝えるのみです。
話術や話し方についてコツやポイントをまとめていたら、それこそ本が1冊書けてしまうくらいのボリュームがありますが、ここで伝えたいのは1点です。
それは、 「自分たちが作成した発表資料を信じて、聞いている人の目を見ながら話すこと」 です。
おそらく、これまでの資料作成のコツを抑えたことで、インターンにおいてあなたのチームのプレゼン資料は非常に完成度の高いものとなったでしょう。
そこで、企業の方を前にする発表本番では、資料が伝わることを信じて、スライドを見ずに前を向いて一人一人の目を見ながら堂々と発表を行いましょう。
質の高い発表資料と自信に溢れたプレゼンをすれば、きっと審査員やメンターの方々の評価は得られるはずです。
内容に最後まで自信を持ち、インターンの締めくくりとなる最終プレゼンを成功させてみてくださいね。
プレゼンを成功させるためのまとめ
以上が、インターンにおいて非常に重要となるプレゼンを成功させるためのポイント紹介となります。
まずは、インターン全体の中で最終プレゼンや、発表資料が占める重要度の大きさについてご理解いただけたでしょうか。
いくらインターンの前半でレベルの高い議論をしたとしても、そのアウトプットである発表資料・プレゼンができていなければ、評価もそれに応じて下がってしまうことは当然のことなのです。
そして次に、プレゼン資料のクオリティを高めて、プレゼン全体を成功させるためのポイントについて、
・スライドタイトルから議論を始めること ・パワーポイント資料作成の基礎を知っておくこと ・プレゼンに使えるツール・サイトを知っておくこと
の3つが分かったと思います。
インターンに参加する前に、プレゼンの重要性とその成功のコツが理解できたあなたは、きっとインターン本番でも大きな成果をあげられるはずです。
ぜひ自分の力を最後まで出し切り、優れた内容とプレゼンで高い評価を勝ち取って就活を有利に進めてください!
【en-courage限定公開】 先輩内定者のガクチカを見本にして書いてみよう!