ボスキャリ直前に確認すべき5つのポイント
今までの記事で事前準備や当日までの準備を解説してきました。 ボスキャリがどのような就活イベントか、わかってきましたか?
前回の記事「ボスキャリで内定を獲得するための戦略②」で、前日までにボストンに到着しておく方が良いという話がありました。 まだ読んでない方は、ぜひこちらを先に一読してください。
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今回は、ボストンに到着してから、当日までに確認しておきたいポイント、内定に近く当日の動き方を紹介します。 ボスキャリ成功のために、あと一歩頑張りましょう!
早速、当日までに確認すべき5つのポイントを見ていきましょう。
①会場までの行き方の確認
まず、ボストンに到着したら必ず行いたいことがあります。
それは、ボスキャリの会場「Boston Convention & Exhibition Center (BCEC)」までの行き方を確認することです。
当日道に迷ってしまうと、面接に遅れてしまったり、余計な体力や気力を使ってしまいます。 前日までに、会場まで一度足を運んで、電車の乗り方と駅からの道を確認しておくと良いでしょう。
②選考結果を得るのに必要!ボストンで使える電話番号を手に入れる
日本からボスキャリに参加する場合に準備する必要があるのが、アメリカで使える電話番号を手に入れることです。
日本のスマホをそのまま持っていくだけだと、電話とSMSが使えなくなってしまいます。
ボスキャリでは、面接結果が電話でかかってくる場合もあります。 アメリカで使えるSIMカードの購入、もしくは契約プランの変更を事前にしておくことをおすすめします。
③面接の間隔はしっかり調整する
事前応募をして選考に通過した場合、ボスキャリ開催前に面接の日時の調整があります。 ここで注意してほしいポイントが、面接と面接の間隔の調整です。
ボスキャリの会場はかなり広い上、会場にいる就活生の数も多く、スムーズに移動するのが難しいでしょう。 ですので、面接が連続して続く場合、最低でも15分は間隔を空けておくように、予定を組むようにすると良いでしょう。
④企業リストの作成、優先順位付け
ボスキャリ開催期間である3日間という限られた時間で、内定を目指すのであれば、企業リストの作成が重要です。
ボスキャリに参加する企業の中で、ウォークインでエントリーする企業、説明会を聞く企業を、ピックアップしておきましょう。
もし、説明会が被ってしまっている場合、どちらの企業を優先するか、事前に優先順位づけを行っておくとすぐに決断できます。
⑤ウォークインの資料の最終確認・印刷
最後に、当日のウォークインに備えて、レジュメや履歴書の最終確認を行いましょう。 誤字や脱字がないか、連絡先が間違っていないか、きちんと確認して印刷しましょう。
ボスキャリ当日の持ち物と服装
ボスキャリに参加する準備は整いましたか? 続いて、当日の持ち物と服装を説明していきます。
以下に持ち物リストを作ったので、確認しながら準備してみてください。
◆持ち物リスト
□CFNアプリ、もしくは印刷した入場チケット
□印刷した履歴書(日本語・英語)、レジュメ
□腕時計
□メモ帳・ペン
□USBメモリー
□軽食・飲み物
□現金
・CFNのスマホアプリ、もしくは印刷した入場チケット
会場チェックインのために、CFNのスマホアプリを入れておけば、入場チケットの印刷が必要ありません。 CFNのアプリからは、入場受付の他にも参加企業の情報チェック、セミナー・面接の予約確認が行えるので、イベント当日の行動を管理するのに役立ちます。
受付会場で時間を無駄にしないためにも、アプリは必ず事前にダウンロードしておきましょう。
・印刷した履歴書(日本語・英語)、レジュメ
履歴書やレジュメは、必要な枚数プラス10〜20枚ほど印刷しておくと突然のウォークインでのエントリーや、万が一の場合にも対応できます。
・会場内での時間確認用に、腕時計
ボスキャリ当日は、とにかく時間の管理がとても重要です。
スマホの時計を普段使っている人もいるかもしれませんが、企業の説明会中やディナー中は、時間を確認したくてもスマホを見るのはNGです。
ビジネスの場にふさわしい腕時計を持っていきましょう。
・メモ帳・ペン
企業の説明会での話をメモしたり、面接の連絡が来た時にその場ですぐにメモできるようにメモ帳とペンは必要です。
・USBメモリー
万が一、レジュメや履歴書が足りなかった場合に、すぐに印刷できるよう、PDF化したデータを入れたUSBメモリーを持参しておくと安心です。
・軽食・飲み物
ボスキャリの限られた時間を有効活用するためにも、昼食は準備しておき、パッと食べられるようにしておくと良いです。
以上が当日、絶対に持っていきたい持ち物リストです。
ボスキャリ当日の会場の状況は?
ボスキャリに持っていく持ち物はわかりましたか? とは言っても、まだ当日のイメージがわからないという方も多いかもしれません。
そこで次に説明するのは、ボスキャリ当日の会場の様子です。 当日の動きをイメージできるように、ボスキャリ当日の状況を詳しく見ていきましょう。
以下の5つのステップに分けて説明していきます。
・コートチェックでコートを預ける
・入場して、パンフレットを入手
・企業ブースを回り、その日の計画を
・昼食は、持参がGood!
・選考結果の連絡を待つ
◆到着は1時間〜30分前に!まずはコートチェック
11月のボストンは冬なので、ほとんどの就活生がコートを着て会場に向かうでしょう。 しかし、コートを手に持ったまま面接を受けるわけには行かないので、会場に到着したら、まずは着ているコートを預けましょう。
実は毎年、このコートチェックに長蛇の列ができるのです。 4000人ほどの就活生が一斉にコートを預けるので、かなりの時間がかかってしまいます。
「朝一の面接に間に合わなかった...」 「会場入りに一歩出遅れてしまった...」
そんな失敗をしないためにも、会場には余裕を持って、1時間前に到着しておくと良いでしょう。
コートチェックは、現金のみとなっているので、USドルを持っていくことをお忘れなく。
◆会場は迷路!入場したらボスキャリ攻略の鍵、パンフレットをゲットせよ!
無事、コートを預けて受付から入場ができたら、まずはパンフレットをもらいましょう。 入場する際に、スタッフに配られるか、付近のテーブルに置いてあります。
ここでもらうパンフレットは、「企業名リスト」と「会場マップ」の2つです。
ボスキャリの会場はとても広く、約200社の企業がブースを出しており、まるで迷路のようです。
会場マップを見ながら、まずは優先順位の高い企業から目星をつけて、効率的に回るルートを確保しましょう。
◆1日の計画に必要な情報を得るために、企業ブースを回ろう!
まず午前中は、企業ブースを回って情報を収集し、その日1日の計画を立てます。
大半の企業はブース前のホワイトボードや張り紙に、「本日の説明会開催予定」「ウォークイン受付の有無」が書かれています。
事前に作成したリストの中で優先順位が高い企業は、早めにブースを回りましょう。 このタイミングでウォークインの受付をしていたら、エントリーしておくことをおすすめします。
なぜなら、ウォークイン受付は人数に達成次第締め切られるからです。
特に外資系コンサルティング会社は、ボスキャリで人気が高く、1日目の午前中にはウォークインを締め切っている企業が多いです。
中には説明会後にウォークイン受付開始としている企業もあります。
ブースを回って集めた情報は「企業名リスト」のパンフレットにどんどん書き込んでいくと後からすぐに確認できます。
午前中には、どの企業の何時の説明会に参加するのか、その日1日の計画を立てておくと動きやすくなります。
◆お昼の混雑はタイムロス!ぜひ昼食を持っていこう!
慣れないスーツ姿で会場を回り、面接を受けていると体力を消耗しますよね。
しかし、ここでボスキャリの大きな壁は、昼食の取りづらさです。
会場近隣のカフェは人でごった返し、出店も買うまでに長蛇の列...さらには売り切れ、なんてことも。
せっかくの休憩時間なのに逆に疲れてしまう、面接の時間が迫ってしまって結局たべられない、なんて悲劇が起こらないよう、昼食は持参するのを強くおすすめします!
軽い軽食や、パッと食べられるチョコレートと共に、適度に休憩を取りながら、ベストパフォーマンスを出せるように休みましょう。
◆選考結果連絡の手段は3つ!
ウォークイン、事前応募の選考結果の連絡は、「電話」「メール」「掲示板」の3つの手段があります。
電話で連絡の場合は、その場で次の面接の時間を約束する流れになります。 他の企業の面接中に電話が鳴らないようマナーモードにしておき、着信があったらすぐにかけ直して確認することが必要です。
一番多いパターンが、メールでの結果連絡です。 気づいたらすぐに返信ができるよう、こまめにメールボックスを確認しておきましょう。
最後に、会場の掲示板に張り出されるというパターンです。 あまりない例ではありますが、企業と就活生の連絡手段の一つとして会場の掲示板が使われることもあります。
面接を受けて連絡がない、と思って諦める前に掲示板に張り出されていないか確認しましょう。
ボスキャリ当日のイメージは湧いてきましたか? 知らない人と知っている人では、ボスキャリ当日の充実度が大きく違うのではないでしょうか。
ボスキャリ開催3日間のスケジュール例
ボスキャリがどのようなイベントなのか理解が進んできたと思うので、実際の具体的なスケジュールを見ていきましょう。
ここから紹介するのは、実際にボスキャリに参加して内定を獲得したAさんの3日間のスケジュールです。 Aさんは、ボスキャリ開始の3ヶ月前から入念に準備し、事前応募で6社、ウォークインで13社の選考を受けました。
結果、ボスキャリ期間中に1社、ボスキャリ中に選考を受けて帰国後に2社の内定を獲得しました。
ぜひ一例として、参考にしてみてください。
◆1日目
8:00 会場到着、コートチェック
1日目は、開場の1時間前に到着しました。 すでに会場に到着している学生も多く、コートチェックに時間がかかったので、余裕をもって早めに到着していてよかったです。
9:00 会場イン、ブース回り、ウォークインエントリー7社
会場に入ったら、まずは事前に作った企業リストをもとに、ブースを回ります。 ウォークインをその場で受け付けている企業には、どんどんエントリーをしておきました。
興味のある企業のブースを回るだけで、1時間ほどかかりました。 この1時間でウォークインエントリーをしたのは合計8社です。
10:30 面接①(事前応募)
事前応募をしていた企業との30分ほどの面接です。
1日目の最初の面接は10:30からにしていたので、ウォークインエントリーのあと、少し時間に余裕がありました。
11:30 説明会①
第一志望の企業の説明会に参加しました。
12:00 ウォークインエントリー3社
事前にチェックしていなかった企業でも、ウォークインを受け付けていて、少しでも興味があればエントリーしました。
12:30 お昼休憩
事前に買っておいたサンドイッチを、会場の休憩スペースで食べます。 他にもお昼休憩をしている就活生が多くいるので、時間をずらした方が席を見つけやすかったかもしれません。
ちょうど休憩時間に、午前中にウォークインでエントリーした企業から連絡があり、その日の午後に面接予約が入りました。
13:00 面接②(事前応募)
14:00 説明会②
14:30 説明会③
15:30 面接③(ウォークイン)
16:30 面接④(事前応募)
17:00 終了
この日は面接4社、説明会3社を回りました。
気になる企業のウォークインを午前中に一斉にしていたので、いくつかの企業から返事がもらえ、面接に進むことができました。
◆2日目
8:00 会場到着、コートチェック
9:00 会場イン、ブース回り、ウォークインエントリー3社
1日目と比べてウォークインを受け付けている企業は少ないです。 興味のある企業がまだ受付をしていたら、早めにエントリーするのがベターです。
10:00 面接①(事前応募)
11:00 説明会①
12:00 面接②(ウォークイン)
12:30 お昼休憩
13:00 説明会②
14:00 面接③(事前応募)
14:30 休憩
15:00 説明会③
16:00 面接④(事前応募)
17:00 終了
18:00 ディナー → 後日内定
大まかなスケジュールは、1日目と変わりませんが、ウォークインを受け付けている企業がかなり減っていました。
この日は事前応募をして、面接をした企業からその場で、ディナーのお誘いをいただいたので、ボスキャリ終了後に行ってきました。
ディナーでは、社員さんが6人、学生が8人参加していました。
もしもディナーの誘いを複数社からいただいている場合は、どの企業とのディナーに行くか、選ばなくてはなりません。
◆3日目
9:30 会場到着
10:00 会場イン
10:30 面接①(ウォークイン)
11:30 説明会①
12:00 お昼休憩
13:00 説明会②
14:00 説明会③
15:00 終了
3日目は、ブースを閉じられている企業も多いです。 ウォークインはほとんど受け付けておらず、説明会がメインの日となりました。
説明会も午前中だけで締め切る企業もあるため、ここでもどの企業の説明会に行くか、優先順位を決めておくことが重要です。
人によっては、ボスキャリ期間に面接を受けて3日目にディナーに呼ばれる人もいます。
ボスキャリ参加のその後の連絡は…
ボスキャリは、最短3日間で内定が獲得できる特殊なイベントですが、実はその場で内定が全てではありません。
ボスキャリに参加して、内定に繋がるパターンは2つあります。
1つは、ボスキャリ開催期間中に選考に通過し、最終面接であるディナー後に、内定をもらえるケースです。
ウォークインで、このパターンは極めてまれです。 ほとんどの場合は事前応募で、ボスキャリ期間中に面接、ディナーを経て内定を獲得しています。
2つめは、ボスキャリで面接には通過したけど、後日日本で最終面接→内定というパターンです。
ボスキャリに参加してこのパターンで超大手企業の内定を獲得する人が、毎年多くいます。
ボスキャリ期間中にもらえる内定が全て、という訳ではないので、チャンスを掴むつもりで頑張ってみてください。
ボスキャリ当日の困った!もしこんなことが起きたら…
しっかり準備していても、海外の慣れない場所で、慣れないイベントに参加するというのは、ハプニングがあるかもしれません。
最後に、ボスキャリ当日に困ったことが起こった場合の、対策をお伝えしていきます。
◆レジュメがなくなってしまった場合
当日、予想以上の数のウォークインでレジュメがなくなってしまった場合、会場の「ビジネスセンター」にて、インターネットアクセス可能なパソコン、コピー機、プリンターを利用することができます。
しかし、当日はかなり混雑しているので、事前に多めの数を見積もって、予備のレジュメを用意することがベターです。
◆面接が被ってしまった
短いボスキャリの期間では、無事書類が通過して、面接の予約の時間を見てみたら、他の企業の面接時間と被っている、なんてこともありえます。
優先順位が高い企業の面接を優先し、もう一つの企業には謝罪の連絡を入れましょう。
直接ブースに出向くか、電話での連絡にて、行けなくなってしまった旨を伝えましょう。 無断で面接に行かないのは、時間を取ってくれている企業に失礼に当たるので、絶対にNGです!
ボスキャリ当日の動き方を攻略して、内定を目指そう!
ボスキャリの当日の持ち物、会場の様子や動き方を紹介してきました。 なかなか日本とは違うスタイルの就活イベントですが、どのようなイベントなのかお分りいただけたでしょうか?
ボスキャリ開催期間は、3日間という短い中で、濃い時間を過ごすことになるでしょう。
最後は体調を万全に整えて、自分の中のベストパフォーマンスで勝負をし、内定獲得に繋げていってもらえればと思います。
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