エントリーシート概要
年度:2020卒 選考:本選考 職種:総合職
あなたがこれまでに、自らの意志で挑戦した最も難しい課題や経験した困難を具体的にご記入ください。また、その課題や困難にどのように向き合い、その結果として何を得たのかについてもご記入ください。(500文字以内)
人をまとめ人を動かす、ということが私がこれまでに挑戦した最も難しい課題だと思う。私は学部時代に幹部としてテニスサークルを運営していたが、引退を迎えたときに残っていたのはやり切った達成感というよりは、何もできなかったという虚無感だった。私自身は協調性や責任感を持って係を幾つも掛け持ちするなど献身的に運営に携わったが、それでもチームは団体戦などにおいて目標としていた結果を一つも達成することができず、メンバーの仲も良くないまま若干崩壊気味な状況で引退を迎えてしまった。これに落胆した私は、大切なことは「自分が」どうだったかではなく「チームが」どうだったかであると感じ、チームとして戦うことの難しさと意義を感じたことから組織論を専攻することを決意した。学びの実践として大学院ではデザイン思考プロジェクトに参加して芸大生や社会人と協働し、作品が評価されてslush東京にも出展したことで、わずかながらも成長を実感することができた。こうした経験から私は、組織とは所属する一人一人のメンバーが作っていくものであり、一人一人と向き合って一人一人の幸せを追求することでしか組織は組織たり得ないのだということを学んだ。
京王電鉄を志望する理由と、入社後に実現したいことを教えてください。(500文字以内)
お客様に寄り添う思いやりに溢れた事業を展開している貴社で、誰もが貴社沿線に住んで良かったと思えるような街づくりをお客様とともに実現していきたい。私は学部時代に訪れた札幌で、街と自然との調和やスポーツチームを通した街全体の一体感などといった、街の生み出す温かさを感じ取り、街づくりに携わりたいと考えるようになった。そしてそのような温かい街づくりを東京において実現できるのは貴社しかいないと考えている。土地もない。お金もない。目立った観光地があるわけでもない。それでも人々から愛され、選ばれる沿線を作ってこれたのは、トリエ京王調布開業のために10回以上の説明会を重ねるなど、お客様のニーズをくみ取るためには如何なる妥協も許さない貴社の強い姿勢があったからだと思う。私はサークルの運営などを通してチームで結果を出すことの大切さを学び、デザイン思考プロジェクトを通してお客様も含めてチームだと捉えること、お客様の声にならないようなインサイトに耳を傾けることの大切さを学んだ。即ち貴社の持つ思いの大切さを学んだと感じている。この経験を活かして、生まれ育った貴社沿線の地をより一層魅力的な街にしていきたいと考える。
入社3年後のワークライフバランスについて、あなたが理想とする比率とそのように考える理由をお書きください。 【記入例】ワーク:ライフ=●:● 理由(200文字以内)
ワーク:ライフ=7:3 入社1~2年目で経験を積み、入社3年目ではその経験を少しでも後輩に還元できるようになっていたいと考えた。しかし自分に余裕がないと人に何かを与えることはできないと思う。心身ともに余裕を確保し、仲間のこと、後輩のことを思いやるにはプライベートの時間も必要であると考えるため、3割の時間をプライベートに充てることで自分も他人も幸せにできる余裕のある社会人を目指したい。
「これだけは!」と人に自慢できるものは何ですか。具体的なエピソードを交えて説明して下さい。(500文字以内)
「どんな環境にも適応する力」は誰にも負けない私の強みである。これは幼少期から親の教育方針で様々な環境を経験してきたことが大きく影響していると思う。礼儀作法と思考力が求められる将棋教室に通ったり、月一の自然と触れ合うイベントで見ず知らずの子供たちと遊んだり、敢えて中高一貫校ではなく公立の中学校に進学し、結果的に自分とは全く違う進路を選んだ人たちと共にバスケ部で都大会に出場したりした。また、画面ではなく人と向き合うようになってほしいという思いからゲーム機や携帯電話なども与えられなかった。適応できずに苦しんだこともあったが、その度に自分に足りないものを補って、バランス良く成長していったことが、現在の適応力の高さに繋がっていると思う。こうした経験は様々な人がいることを知り、自分だけが正しい、優れているなどということはいついかなる時でもあり得ないという思いに繋がっており、そうした思いはどのような環境においても必要なものであると思う。そしてこの強みは、貴社のジョブローテーションで様々な環境に適応し、協働し、人のために多面的なものの見方ができるようになるための重要な素質であると自負している。